全般
複数のステータス異常を治療する魔法で、ナ系魔法の最上位にあたる。
主に白魔法に分類される。
英語っぽくない名称だがそれもそのはず。由来は
「えいきゅう」
「ステータスを」
「なおす」
の頭文字を取ったもの。
長年上記の説では?とプレイヤー間では囁かれていたが、後年になって時田貴司氏よりそれが正しかったことが言及された。
- こうして見ると、ドラクエに存在しても遜色無いネーミングである。
昔はこの系統にも色々な魔法があった(バスナ、ストナ、ポイゾナなど)。
が、徐々にエスナに統合されていくことに。
- 統合には弊害もある。エスナは消費MPが高い。
例えば、FF4では全体にサイレスをかけてくるドリームエビルに対し、エスナを一人一人にかけなければならない。
三人沈黙すれば、実に60(=20x3)ものMPが必要となる。
作品にもよるが全部を治せるわけではないので注意(ゾンビ化、死の宣告など)。
FF2以外はたいてい混乱等の一時変化も治るが、命名理由が永久変化であるためか、
永久変化の登場しない派生シリーズでは、クリア(FFCC)やヒール(聖剣伝説)が採用されている。
※これらは要はバスナなのだが、マイナーすぎたためか採用されていない。
あらゆる状態異常を治療する効果は、FF1においてはケアルガに内包されていた(石化は治せない)。
FF2
シリーズ初登場。白魔法に分類される。エスナの本で覚えられる。
永久ステータス異常を治療でき、レベルが上がると治療できる異常が増えていく。
本作のみ、6まで上げれば死亡状態を治すことも可能。エスナで死亡を治した場合HPは1になる。
治療できる熟練度は以下の通り
治療アイテムの価格が基本的に高いので、石化が治せる5まで上げておきたい。
ブラインやブレイクなどの敵の魔法は回避率では防げないうえ、FC版は魔法防御を上げるのが困難なので、この魔法は必須である。
店でレイズと同時期に出てくるが、とりあえずレイズはミンウに任せて先にエスナを購入し、レベルを最低2、できれば3まで上げておこう。
- 入手直後から「もうもく」「もうどく」もちのモンスターのオンパレードである。
移動中の場合、全体化して使用した場合は熟練度-1として計算される。
戦闘中に使用した場合はステータス系魔法同様の命中判定が行われており、成功回数が所定数に満たないとそのステータス異常を解除できない。
そのため、熟練度7以上にする意味が出てくることになる。
レイズの記事にも記載されているが、魔法を全体化すると戦闘不能のキャラクターをスキップして判定を行うため、絶対に成功しない。
実はこれ、石化の場合も同じことが言える。エスナも全体化すると絶対に石化を回復できない。
リメイク版では言うまでもなく改善されているが、それでも全体化してしかも5ヒット以上させるには相当な魔法レベルと精神の値が必要になる。
他のFF同様全体がけできない単体専用と割り切った方が楽である。
状態異常を受ける敵と戦う機会は限られているという点と、
最終的に耐性を付けて回避率を高めれば不要になるという点を踏まえると、
苦労して熟練度を上げる価値があるのかどうかは微妙なところではある。とりあえず目薬や毒消しの代わりに覚えさせておく分には有効。
- FC版に限っては永久ステータス変化を受けると熟練度やステータス上昇が起こらないため戦闘中に治しておきたい。
レベルを上げる価値はある。
FF2(GBA版以降)
治療アイテムの価格が安くなり、所持数制限もなくなったため、熟練度を上げる意味があまりなくなった。
それでも序盤は暗闇や猛毒になりやすいため、熟練度1でも十分役立つ機会はある。
- しかし、アイテム制限がなくなったのと、ステータス異常回復系のアイテムが値下げされたから、相対的に価値が落ちたとも思われる。
FF2(ピクセルリマスター版)
必中、もしくはかなりの成功率のテコ入れがあったようで、上記の条件を満たしていれば戦闘中でも必ず成功する。
FF3
クラス7の白魔法として登場。全ての状態異常を治療する。
他の状態異常治療魔法と違って、如何なる状況でも単体にしかかけることが出来ない。
基本命中率は戦闘時が60%、移動時が100%となっている。
ドーガの村、インビンシブルで20000ギルで購入できる。
本作では小人状態にならないと侵入できない場所があり、そこにいる間はミニマムでは元に戻れない。
だがこの魔法を使うと元に戻ることが可能。チェックミスかも。
よく上記の話が出るのだが、この魔法を最短で入手してもその時期はノーチラス強化後である。
またノーチラス強化の際に訪れる魔法陣の洞窟が最後の小人ダンジョンであるため、有効的に活用する場所は無い。
トーザスの村で遊ぶくらいなので過度な期待はしないように。
- エスナの効果のアイテムは無かったりする。アイテム変化でも白魔法エスナの習得が要求される。
- L7が使用可能になるレベルは24。大きくなるまでもなく、普通にファイアで消し炭にしてしまえる。
レベル7にはケアルガがあるためその分のMPを温存したいし、状態異常の回復アイテムなら各種持ち歩いておいた方が結果的に白魔道師のMP節約にもなる。
その為覚える頃には使われる事が少ない不遇の魔法でもある。
- 習得できる時期には状態異常にかかる機会もほとんどないので、アイテム抜きにしても使われない。
アイテム変化で使用時期を前倒しできるが、仮にバグ技を使ったとしても魔法は高レベルから低レベルへと変化していく為、ノーチラス強化前では戦闘用アイテムから変化させていく必要があり面倒。普通に黒魔で突っ込んだ方が楽。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
重量(詠唱時間)は7。
FF4
白魔法として登場。消費MP20、命中率80%、待ち時間2。
パラディンセシルはレベル24、ローザはレベル18、ポロムはレベル20で修得し
テラは試練の山、フースーヤは初期修得している。
スロウ・ヘイスト・マヒ・眠り・混乱・石化・蛙・沈黙・小人・暗闇・毒・徐々に石化・豚・呪い状態を解除する効果。
セシルも習得可能なため、彼の覚える魔法としては使い勝手が良い部類に入る。
スロウ状態になったらこれを使って立て直そう。
- バーサクやストップ、スリップなどは解除不可。こういう点はディスペルなどで補おう。
- ポイゾナ・ブライナ・ストナは廃止されており、エスナが比較的低ランクの魔法になっている。
- ラストダンジョンたる月の地下渓谷(前半)に登場するスカルドラゴンは、物理攻撃に毒の追加効果を持つ。
毒状態だけを解除する手段としてはMPコストがかなり重いので、毒消し(か杖)を持っておいた方が良い。
杖には白魔法エスナの不完全版が込められていて、治せるのは毒のみ。
- おそらく杖に込められているのはポイゾナと思われる
ミスリルの杖にも白魔法エスナの不完全版が込められていて、
一時的変化(麻痺・眠り・混乱・バーサク)だけ回復できる。
(基礎知識編より)
なにげにミスリルの杖に込められた不完全版エスナは、完全版エスナを上回る点がある。
失敗から新しい良い物が発明される事は往々にあることだが、
ミスリルの村の豚と蛙と小人達は劣化エスナじゃない新魔法を発明したことに気付いてるんだろうか。
- おそらくミスリルの杖に込められているのはバスナと思われる
豚や蛙の状態でも使うことができる。ただ戦闘中は白魔法コマンドが選択不可になるので、移動中限定。
FF4(GBA版)
スロウ・ヘイスト状態を解除しない。
FF4(DS版)
消費MP15、命中率100%に向上し、バーサク状態を解除できるようになった。
GBA版同様スロウ・ヘイスト解除もしないので、ディスペル等で行おう。
他、まほうぜんたいかと組み合わせて使う事も出来る。
子供リディアもレベル10で修得可能になったが、パラディンセシルはレベル35と修得が遅くなった。
FF5
レベル4の白魔法として登場。消費MP10。
カルナック城の宝箱で拾え、リックスの村・ルゴルの村・バル城・ケルブの村・サーゲイト城・ムーアの村の魔法屋で3000ギルで購入可能。
第1世界でも入手可能な唯一のレベル4魔法。
カルナックで入手しなかったとしても、カルナック~リックスの間で受ける状態異常はアイテム等で代用できたり時間経過で治ったり(デスクロー等の麻痺や沈黙)するので、なくてもさほど困らない。
必須に近いのはリックスに行けるようになった後の対老化ミサイル。
- カルナック城では入り口付近西側の宝箱に入っている。
石化・カエル状態・猛毒・暗闇・小人状態・老化・睡眠・マヒ・混乱・沈黙を治す。
ディスペル(プロテス・シェル・リフレク・スロウ・ヘイスト・ストップ・バーサク・レビテト・リジェネ・分身を解除)との重複はなし。
戦闘中に使用したときのエフェクトが超かっこいい。当然、移動中の使用だと「ポロロン」という例の味気ない音が鳴るだけなので、なるべく戦闘中に使用して鑑賞するのも一興。
敵の使用者はカロフィステリただ一人。
FF6
悪性状態異常の回復魔法。消費MP15。
ユニコーン(×3)、セラフィム(×4)、ラクシュミ(×20)、アレクサンダー(×15)と中盤以降多数の魔石から習得することが可能。
万能薬と違いカッパ状態やバーサク状態は治せないものの、習得速度や消費MPを考えるとそれなりに優秀。
逆説的にカッパ装備やバーサクを活用したい際にも使用可能。狂信者の塔での盗み等で。
- 崩壊前に入手できる魔石では修得スピードが標準的だが、崩壊後の物だと取り急ぎで修得しろと言わんかの如き猛スピードで覚えられる。
戦闘不能、ゾンビ化、カッパ化、バーサク、誘惑、愛の宣告、死の宣告、リフレク、凍結以外の
悪性状態異常は治せるので、かなり助かる。
- こう表現すると、あまり頼りになら無さそうに見える(誘惑・愛の宣告・凍結は耐性無視というか、どのステータス変化耐性にも当てはまらないので実質論外だが)。
また、リフレクは悪性状態異常の線引きにするには微妙なところ。
どうでもいいことだが、敵を対象に選べない。ポイゾナも同様。
またリフレクを貫通するので、敵にかけることは難しい。
キャンサーで暴れても使用可能。
他、コイツやキュアローター等を操っても使えるが、この場合も対象はこちら側のみ。
FF7
「ちりょう」マテリアのレベル2(AP12000)で習得できる。消費MP15。
しかし今作では怒り、悲しい以外のステータス異常は戦闘後自動で治ってしまうため出番は少ない。
- 治療するよりも予防する方が有効なため、
出番は少なく、その少ない出番はホワイトウインドに奪われがち。 - ちりょうのマテリアの入手時期(最速でカーム来訪時)に比して習得に必要なAPが多いので、活用できる時期が遅くなるのも難点。
CCFF7
マテリア『エスナ』を装備すると使用可能になる魔法。
消費MP12。毒・カーズ状態を解除する効果がある。
エスナ発動時にグロッキー・沈黙・ストップ状態になった時は、それらも解除される。
マテリアはST防御系・ランク1で、調査課支援室にて3000ギルで売っているほか、マテリアルームにいる研究員に精神の魔晄石を渡すと精製してもらえる。
沈黙状態では使用できないうえ、詠唱中に攻撃を受けると中断してしまう。
そのため、戦闘中のステータス異常の治療は、同じ効果の万能薬でやったほうがいい。
(マテリア欄の節約にもなる。)
FF8
サポート魔法として登場。
死の宣告以外の不利なステータス異常を全て治療する。
魔石のかけら・万能薬から5個、竜の牙から20個、救急セットから100個精製できる。
調達も容易な上、解除できる異常数も多いのでパフォーマンスは良好。
ジャンクションした時の性能はさほど高くない。
特徴としては即死とゾンビ以外のST異常防御が全て上昇するが、上昇値は1個につき0.2%。
- 初めて侵入する場所なら、まだどのような状態異常が仕掛けられるか解らないので保険としては有用か?
- イメージ的に内訳が生命魔法と混同し易い。
- 中期以降と登場が遅かった過去作と異なり、序盤からドローできる。ポイゾナなどがなくなり、ステータス異常の魔法治療はこれに一本化された。
- 元々ドローポイント自体数えるほどしかない上、モンスターからは終始ドロー相手には困らない。
モンスターからはGIM52A(Lv30~)、ビッグス(1回目)、ナムタル・ウトク、バイセージ、グランデアーロ、シュメルケ、GIM47N、オイルシッパー、ノーグ、メズマライズ、パラ・トルーパー、イデア(2回目)、アバドン、プロパゲーター、グラナトゥム、支援兵器L型、リノア、キマイラブレイン、アリニュメン、ヘリックス、以上からドロー可能。
戦略性の関係か、主にボス相手に幅広く手に入る。
モンスター側ではバイセージ、ゴーマニ、プリヌラ、アバドン、クアール、風神(2回目)、『魔女(1)』が使用する。
モンスター側に特定のST状態を発生させないと使用しないので、見たことがないというプレイヤーも多いかもしれない。例を挙げるとゴーマニや『魔女(1)』は沈黙状態に、クアールは暗闇状態に反応してエスナを使用する。
FF9
エーコとベアトリクスが使用できる『白魔法』『W白魔法』『聖白魔法』として登場。
エーコは「妖精のファイフ」「セイレーンのふえ」「天使のふえ」「ラバーコンシャス」で使用・修得可能。
ベアトリクスは初期から修得している。
石化、猛毒、ストップといった全滅に関わる致命的なステータス異常に悉く効かないため
使い勝手は良くない。
状態異常耐性アビリティでカバーしきれないバーサクやウィルス、迷惑、ゾンビにも効かない。
何のためにあるんだ。
今ひとつ使い勝手が悪いものの、それでも必要という非常に困った魔法。
これとデスペルはエーコが習得するため、終盤はダガーが窓際に追いやられるケースが多発する。
- 迷惑やウイルスが治せないのは共通だが、万能薬が安易に手に入るため、
これでエーコがダガーより優位になるとは考えにくい。致命的なステータスはアビリティでガードできるし。 - この魔法の微妙っぷりはダガーとの差をこれ以上広げないためかもしれない…。
FF10
ユウナ「浄化の光、異常回復」
ユウナエリアの序盤で習得可能な白魔法。動作時間は3で消費MPは5。ユウナが初めて使うと、上記のセリフが聞ける。
本作では戦闘終了後にすべてのステータス異常が解除されるものの、FF10のステータス異常は凶悪な効果が多いため、使用する機会は多い。
ゾンビ、カーズ、各種ブレイクは解除出来ない。カーズや各種ブレイクを解除するにはデスペルが必要。
効果的には珍しく万能薬の方が上回っている(万能薬はゾンビも治療可能)。本作ではアイテムコマンドの動作時間が2と短いため、どちらかというと治療アイテムの節約に向いているかもしれない。
敵では聖地のガーディアンが一部の状態異常を治療する際に使用する。
効果が発生しなかった場合はMISSと表示される。ゾンビやカーズ、各種ブレイクが治らなくて「あれ?」と思った人もいるかもしれない。
FF10-2
ドレスフィア「白魔導士」のコマンドアビリティ「白魔法」で使用できる魔法の一つ。
味方1名のほとんどの状態異常を治療する。
濃いピンク色の光が、足元から頭上へ瞬時に駆け巡る。
この魔法を覚えると、「デスペル」が派生する。
ドレスフィア「ギャンブラー」のコマンドアビリティ「ギャンブル」で使用できる技。
「マジックスロット」で、白魔導士の絵柄を2つ揃えると発動する魔法でもある。
FF11
白魔道士が使用可能な白魔法。回復魔法に分類される。
「白魔道士自身が受けているステータス異常や弱体魔法を解除。
効果対象は白魔道士自身を中心とした範囲内のパーティーメンバー。
ジョブアビリティ「ハートオブミゼリ」効果中は治療できるステータス等にボーナスを得る。」
効果・使用用途が他作品とはまったく異なり、使いこなすには慣れが必要。
他者の状態異常を自身に移し替える魔法「サクリファイス」とセットで運用したり、わざと前に出て状態異常を前衛と一緒に受ける…といったひと手間が必要である。
しかし複数人の状態異常をまとめて治療できる利便性は高く、白魔道士の売りの1つでもある。
一時期、次のような効果だった時期がある。
「対象の状態異常(ナ系魔法に対応する物)をまとめて治療する。ジョブアビリティ「ハートオブミゼリ」効果中は性能が強化される。」
従来のサクリファイスによるひと手間を省き、シンプルな状態異常治療魔法として作り直された。
ただし、その利便性と引き換えに消費MPが高く、再使用可能時間も2分と長い、ヤグルシュ等による効果範囲の拡大の対象外といった制約を負っている。
しかし、ヤグルシュ無しでの範囲状態異常治療魔法が無くなったこと、再使用可能時間が長すぎて取り回しが悪すぎること、サクリファイスが同時に大幅に仕様変更(弱体化)したため公式フォーラムは紛糾、結果2か月でエスナとサクリファイスは元の効果に戻されることになった。
詳細はこちら→エスナ
FF12
白魔法。消費MP24。
『白魔法4』(IZJS版では『白魔法7』)のライセンス習得で使用可能。
石化、ストップ、死の宣告、ウイルス、スロウ、オイル以外の状態異常を解除。
ベリアス撃破後にラバナスタに入荷される。
ガンビットでは範囲状態異常を持つ敵が相手だとエスナばかり行う。
こういうときは戦闘終了後に使うよう設定したほうがいい。
- そこいらのザコでも猛毒などの軽い状態異常は仕掛けてくる。
こうしたもの全てにエスナを使っているとMPはあっという間になくなる。
アイテムでの治療も混ぜ、エスナの条件文もドンアクなどの重い状態異常を中心に組むのがいい。- 盾役や魔法キャラのくらやみ、物理キャラの沈黙を放置するといった戦術も大事。
ガンビットによって、状態異常そのものよりも治療の効率のほうが影響が大きい。
- 盾役や魔法キャラのくらやみ、物理キャラの沈黙を放置するといった戦術も大事。
上位魔法にエスナガが存在。
FF13
味方がかかっているあらゆるステータス異常を解除可能。
今作では戦闘終了後にHP含めステータスが完全回復するので、
永久状態異常という概念は存在しないのだが、バスナではなくエスナである。
ゲージを2つ消費し、味方単体の一番最初にかかった状態異常を1種のみ解除してくれる。
コストの割に効果が低いため、多数の状態異常をかけてくる相手には力不足になりがち。
後半は状態異常回復アイテムと併用する方が安全。
ヒーラーがATBコスト2で使用するほか、シヴァ・スティリアもATBコスト1で使用する。
FF13-2
ヒーラー時およびヒーラーロールのモンスターが使用可能。
ATBコスト2で、味方単体にかけられた最新2つの状態異常を解除する。
前作では完全にアイテムに立場を食われていたが「2つを解除」という改善により使い易くなった。
FF14
ヒーラーがレベル10で習得する魔法。味方一人の解除可能なデバフを一つ除去する。
そのほか、禁断の地エウレカには全ジョブが使用可能な「ロゴス・エスナ」というアクションが実装されている。
FFT
天駆ける風、力の根源へと我を導き そを与えたまえ! エスナ!
白魔道士の白魔法。算術でも使用できる。
石化・暗闇・混乱・沈黙・バーサク・カエル・毒・睡眠・ドンムブ・ドンアクを解除。
致命的な状態は回復できるので、覚えておいた方がいい。
予防する事を優先した方がいいのも事実。
モンクの気孔術でも十分だったりする。
そもそもFFTのAIはダメージ優先なので、滅多にST異常魔法は使わない……
消費MPが18と、やや敷居が高い(ケアルガ16、アレイズ20)。Faithが低いと失敗することもあるのも問題。
気孔術は段差に弱く自分中心範囲だが、離れた場所から範囲回復ができるという利点がなくもない。
詠唱速度は結構早い(3単位時間で詠唱が完了する)ので、ルカヴィ戦で一人くらいはこれを使えると安心。
- FFTのAIによる使用頻度がこの魔法の有用性と何か関係あるのか? というツッコミはさておき
エスナを算術で唱える場合は、エスナの方が圧倒的に有用。
ものまね士でドーピングする際、トード一斉掃射で被弾したものまね士のカエルを治療するのに非常に便利。- 敵のステータス異常の使用頻度が低ければ必然、回復手段であるこの魔法の使用頻度も下がるって意味だと思うけど。あと算術で使用でも命中率の問題は変わらないので必中の気功術と比較では圧倒的とまでは言えないよ。
詠唱文中の「そを与えたまえ」がいまひとつ理解できないのは私だけでしょうか?
- この「そ」は「それ」の古い表現であり、漢字で書くと「其」。
「其を与えたまえ」を現代的な言葉で訳すなら、「それを与えなさい」という表現になる。
ひらがな表記なのが意味をわかりにくくさせていると思われる。- くどく説明するなら、「それ」は「根源にある力」のことだろう。
- 「そ」には天からの祝福とかそういった意味を持つ漢字もあるから、そっちのほうかも知れない。
FFTA
白魔道士が「浄化の杖」で覚える「白魔法」のアビリティ。悪性ステータスを回復する。
ストップ・スロウ・死の宣告・チャーム以外を回復する。
FFTA2
白魔道士が「浄化の杖」、導士が「ウルタンアノズ」で覚える「白魔法」「大魔法」の魔法。
基本はFFTAと同じ。オイル、カエル、くらやみ、石化、ちんもく、毒、ドンアク、ドンムブ、眠りを回復する。
上位にリフレッシュ、白魔道士では不可だがエスナガがある。
治せないのはバーサク、死の宣告、チャーム、スロウ、混乱、もの忘れ、ストップ。
スピードブレイクや各種ダウン系(攻撃ダウンなど)も治せない。
これらはリフレッシュやエスナガなら治療可能。
FFUSA
白魔法として登場。
ステータス異常の治療ができるが、戦闘中なら超強力なレイズで事足りるため出番が少ない魔法。
しかし、戦闘中に敵に対して使うと小悪魔が敵を突っつき、
逆にステータス異常を1つ与えてしまうという変わった効果を発揮する。
でも効果は完全にランダムなのでやはり使い勝手はあまり良くない。
- 味方に掛ける方が「永久 ステータス なおし」なら、
敵に掛ける方は言わば「永久 ステータス なすりつけ」・・・だろうか?
まあ、そもそも本作は戦闘後まで永続しないステータス異常の方が多いのだが。
敵と味方で効果が異なるのは、戦闘システムの基盤となっているGBサガ3の影響であり
ポイズンの効果でも引っかかりそうである。
- 元ネタのGBサガ3ではスリプルやポイズンなど個別のステータス魔法がこの逆転効果に対応していた。
ただし、GBサガ3のエスナ自体には敵をステータス異常にする効果は無く、
この逆転効果はサガ3でいう「ダミアン」の魔法に相当する。
移動中の状態異常はレイズでは治療できないので、この時なら使う価値が……
と思いきや、ヒールポーションがいくらでも楽に手に入るのでこっちで事足りてしまう。
主人公用のは凍った滝壺のボス付近の宝箱から手に入る。
パートナーではフェイが最初から、カレンは再加入時に覚えている。
- 滝壺はボスを倒して奥の出口から外に出てしまうと二度と入れなくなるので、うっかり取り逃してしまうと今後エスナは入手不可になる。
もっとも、宝箱はわかりやすい場所にあるため見落とすことはまず無いだろう。 - 取り逃しても一応アイテム変化でエスナを作れなくはない。
デュラハンと戦う際には意外と役に立つ。ステータス攻撃魔法として。
ザッシュとカレンの二人でエスナを掛けまくってチクチク攻めよう。
味方のエスナを敵に使うと効果が反転してしまうため、敵の状態異常をこちらから能動的に治癒する方法は無い。
(ケアルやレイズと違い、アンデッドか否かは無関係)
一部の敵が自主的に「エスナ」を使うことがあり、敵が使うバージョンのみ敵に対して治癒効果がある。
該当するのはスフィンクス・ブラッドサッカー・ヴァンパイア・マンティコア。
もっとも、味方が敵を状態異常にできる機会はエスナか爪武器、仲間の飛び道具ぐらいであり、
青龍の爪までグレードアップした後は、意図的にこちらがエスナを使いでもしない限りは見ることはないだろう。
光の4戦士
白魔法。味方単体の状態異常を回復する。消費AP2。
しぼう・動物以外を回復する。
回復対象の優先順位がちょっと微妙なため
(たとえば石化したのと毒のと居ると、毒のを回復したりする事がある)
複数人が状態異常時のエスナは、あまり期待できない。
この辺はアイテムを使えということだろう。
- リボンや光の盾を全員装備してるとさらに微妙な立ち位置に。
リボン自体簡単かつ無限に取得できてしまうし……。 - 複数キャラがステータス異常を起こすような敵相手には、「いのる」と併用するのが常とう手段。
リボンはまあ、他のアクセサリが付けられなくなるので。個人的には白魔1人にリボンつけとけばいいかなと。- 「いのる」はエスナを全体化できない。
敵はラスボスのカオス(第1形態)しか使わない。
まひ、暗闇、毒、ステータスダウンしか回復できない上に、まひ以外は戦況を変えられる程の影響はないので無駄行動な気がする。
FFL
レベル7の白魔法。
今作では登場がかなり遅く、黄昏の章でやっと登場する。
FF2のように永久ステータス異常のみを治すワケではなく、
普通に今まで通り戦闘不能以外のあらゆるステータス異常を治療。
暗闇、沈黙などはアイテムで治すしかなかった上、この魔法もなかなか登場しなかったのでありがたみが良くわかる。特にモルボル戦。
FF零式
死亡状態以外の不利なステータス異常を解除する防御系統魔法。
魔導院で「防御魔法学初級二」の授業を受けると解放される。
初期消費MPは70、使用に必要な防御魔力は10/30/50。
数々の状態異常を治療するために開発された魔法。 前線に出ることは滅多にないが、どの中隊にもエスナ装備者が数名は配属されており、 状況に応じて治療を行う。
FF零式には、味方に発生する不利な永久ステータス異常は存在しないが、
FF13同様バスナではなくエスナとなっている。
MP効率を上限まで強化すれば一回につきMP1で使用出来るが、大抵の場合は万能薬で事足りるので、わざわざこれをセットする必要は殆どない。
そもそもケアル系やアボイドのほうが重要度が高い。
この魔法の特筆すべき点は、万能薬などでは解除不可能なキルサイト状態を解除できることだろう。
ラストダンジョンで、攻撃でキルサイト効果を付加してくるルルサスの戦士への対抗策にはうってつけ。
これを装備していれば時間経過で状態異常が消えるまで逃げ続けるはめにならずに済む。
ただしエスナでは、エイトの背水の陣やクイーンのヤヌスの眼鏡発動時に起こるキルサイト状態を解除するのは不可能。
ちなみに溜める事で「エスナ」→「エスナラ」→「エスナガ」になるが
大抵のキャラは初期状態で防御魔力が50を超しているので、入手する頃にはすぐにガ系まで利用できる。
FFEX
白魔法の1つ。範囲内の味方の状態異常を解除する。
デフォルトでは自分が対象だが、下画面で味方をロックすれば対象の味方を中心に発動できる。
PFF
ガウのプレミアムスキルで「キャンサー」を選択した時に、時々使う魔法。
味方全体の状態異常を全て回復する。
ブリーナのプレミアムスキルの「エスナダンス」で使える。
「ダンス」の技は順ぐり発動のため、原作よりは狙って使える。
以下はエスナ効果がある技。
- スロットの「ミシディアうさぎ」(ランダム)
- レナの「飛竜」
- サンタレナの「メリー・クリスマス!?」
- モグの「しんりんよく」(ランダム)
- セルフィの「フルケア」
- パンネロ(FF12RW)の「ファイナルダンス」
- セラの「シンクロドライブ」(祈りメメント)
- イグニスの「ギャザリング」
- アデルの「エクリプス」
FFRK
レア3の白魔法アビリティ。味方単体の状態異常を回復させる魔法。初期回数は2。
生成に必要なオーブ(中)は白5個、風3個、聖3個。
回復できる状態異常は毒、沈黙、麻痺、暗闇、睡眠、混乱、バーサク、石化。
ボキャル、ポイゾナ、ブラナ、ストナの上位互換である。
効果自体は良いのだが、1人にセットできるアビリティ枠が2つしかなく、1枠はケアル系で埋まってしまうため、なかなか持っていくことが難しい。
レア5の白魔法アビリティのウルトラキュアーが特大回復+エスナ効果のため、そちらを用意できるようになれば悩みから解放される=エスナが必要なくなるだろう。
クエストの対象でもあった。
FFBE
Lv4の白魔法。味方1体の毒、暗闇、睡眠、沈黙、麻痺、混乱を回復する。消費MP8。
DFFOO
ユウナの初期アビリティ。使用回数は11回。
味方全員の弱点効果を全て回復し、味方全員に付与された強化効果を1回のみ1ACTION延長する。
味方全員に自身の初期BRVに依存した量のBRVを加算。
行動負荷が低い。
総ACTION数に加算されない。
バーストモード中召喚中及びおよびフレンドサポートの残りACTIONは消費される。
相性効果を持つ武器は「アストラルロッド【X】」。
その他
サガシリーズにもGBサガ3とDSサガ2・3に登場している。
DSサガ3では独自のラ系魔法として「エスラ」(否エスナラ)も登場している。
KHシリーズではBbSとRe:Codedに登場。後者ではHPも少し回復する。
少しと言っても魔力をブーストしておくとケアル涙目な回復量になる。
- 詳細はKH辞典の技・魔法/【エスナ】の項を参照。