FF8
「リノア……。俺たちの方法って、こうなんだ。戦うことでしか、自分も仲間も守れないんだ。
それでもよければ、俺たちと一緒にいてくれ。みんなも望んでいるはずだ。」
スコールは幼少時にエルオーネを失った時から、
大切な人を失うことを異常なほど恐れるようになった。
そのため彼は、いつか失うことになるような仲間なら
初めからいないほうがいいという歪んだ考えにたどり着く。
しかし未来の保証ができないのは誰だって同じだということをリノアから教わり、
かつて引き離された仲間たちがこの場に集結してる現状を受け、
仲間と共に戦う決意を固める。
同時に部外者だったリノアを仲間と認め、彼女を仲間に誘った。
序盤のスコールは仲間を作ろうとしないどころか、
歩み寄ってくる人も突き放すような男だった。
しかし、この場面ではリノアを自分から仲間に誘っている。
これは劇的な変化だろう。スコールは決してDisc3で豹変したわけではないのだ。