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セリフ/【家畜に神はいないッ!】

Last-modified: 2018-06-07 (木) 16:55:06




FFT Edit

FFTの登場人物でも、それどころかシリーズを通して1、2を争うDQNだろうアルガスの名暴言。
平民出身の女テロリスト・ミルウーダの「神の前では何人たりとも平等のはず」との発言を受けてこう言い放った。

彼が、平民=家畜という、いくら貴族とはいえ余りにもDQN過ぎる発想をするに至った背景には、
自身の没落貴族の生まれという事実も関係していると思われる。

アルガスより遥かに名門の生まれのラムザも、平民出身のディリータも、
この発言にはドン引きしたようで、アルガスと袂を分かつきっかけとなった。
ミルウーダも、この言葉には文字通り「絶句」してしまった(発言直後に「!」と表示されただけ)。

  • ここまで極端ではないもののゴルターナ公も軍議で民衆の事を指し
    「甘くすればつけあがるのが奴らだ。我々が戦っているのは民のためでもある!」
    と発言しており、為政者側としては比較的一般的な認識のようだ。
    ・・・自分の行動が内戦の発端になったくせに(炊きつけられたとは言え)それが「民のためでもある」
    とは恐れ入る。
    • まあ、ゴルターナ側の視点から見ればラーグ公の妹であるルーヴェリア王妃が他の王族を追放し、五十年戦争で疲弊したゼルテニア、ランベリーの貴族達を無視して独裁やっているようにしか見えないので、まるっきり間違いとも言い切れないが……
  • 今(現代)から考えるとかなりDQNなセリフだが(また、それを意図したセリフだと思われるが)現実世界でも結構最近まで存在した(そして残念な事にまだ世界の一部ではまだ存在している)思想でもある。
    さすがに最近ではここまでストレートな表現を聞く事は少なくなったが、少し前であれば「黒人は(白人と同じような)人間じゃないから奴隷が向いている」「奴隷には市民権など無くて当然」「キリスト教に改宗していない蛮族には文明とキリスト教を広めるのが文明社会の責務である」等と当然のように論じられていた。
    貴族制、に限らず「生まれながら自分の方が優れている」と思っている人間の傲慢さが良く現れているセリフだと言えるだろう。
  • この考え方を良く表している有名な歴史の実例が十字軍だ。
    貴族をキリスト教信者(十字軍)、平民を侵略された異教の人々に置き換えるとちょうど同じ図式となる。
    キリストを信じない異教徒は人間ではないどころか、なるべく多く異教徒を殺したものがより天国に近付けると考えていたのだから恐れ入る。
    • まあその行為の代償がISの憎しみの増長という何とも救いようのない結果を生み出したわけだが。これでキリストを信仰するやつの気が知れんと言ってみる、まあどちらも過激派連中だからどっちもどっちではあるけど。
    • 別に十字軍に限らず、自分が、自分たちが『正義』だと思い込んでいる連中はろくでもないことを平然とやらかす。第二次大戦に枢軸にしろ連合にしろ正義の名の下、悪魔的所業をどれだけやらかしたことか。正義の盲信者は正義に背く敵の事情など微塵も考慮しない。
    • 某海賊漫画の新世代の魚人達の所業もそうで、幼いころから刷り込まれた正義というのは恐ろしいものである。
    • この手の傲慢さは宗教、種族、国など様々なものに依って立つが、その根っこにあるのはたいてい選民思想である。「自分達は正しい、選ばれた人間である」と信じている、あるいは信じる振りをしているからこそ、それ以外の人間に非道を働ける。相手にも相手の考えがあることを忘れず、こうした傲慢さと無縁であり続けたいものだ。
      アルガスの、彼特有の上昇志向が、現在でも(貴族としては)十分惨めな思いをしているのだから、これ以上落ちてしまったなら人間らしい生活など想像も出来ない、という強迫観念を植え付け、こんなことを言い出すようにしてしまったのだろう。時期的にラムザをきっかけに超名門のベオルブ家につてが出来たことで「家の再興」という目標が現実的になってきて浮かれ始めたが故の事件というか。

  • アメリカで人種差別(ジム・クロウ法)が撤廃されそうになった時に一番激烈に反対したのは南部のプア・ホワイト(要は白人層の最底辺)の人達だった。彼らは人種差別法がなくなって今まで見下していた黒人達が自分等と同格になる事が何よりも脅威であり、許せなかったのだ。
    「自分達の方が生まれからして上だ」と言う事をある意味存在意義にしてしまっている人間の場合、それが否定されそうになったり挑戦されたりすると過剰なまでの反応を示してしまったりする事がままある。
    アルガスの極端なまでの平民蔑視・否定も似たようなものだと思う。
  • ジークデン砦でザルバッグが退場する時に「あとは任せたぞ、アルガス」と言っているので意外とお家再興は近かったのかもしれない。なんで自分の騎士団の人材を差し置いてアルガスに後事を託す事にしたのかは良く分からないが。
  • かつては牧羊犬(貴族)だったが祖父の行いで羊(平民)同然となった彼。牧羊犬に戻ろうとしていたら運よく羊飼い(べオルブ家)と知り合いになったが結局羊のままで死ぬことに。アルガスは皮肉にも自分自身で家畜は救う神はいないことを証明した。しかし家畜を救う神はいなかったが家畜を救う悪魔ならば居た。

上記やり取りの纏め画像
この後、ディリータの迷い⇒暴走へと至る。

  • 以下舌戦全文。こうして見ると該当のセリフ以外にも結構酷い発言をしている。

    剣士ミルウーダ
    「貴族がなんだというんだ! 私たちは貴族の家畜じゃない!
     私たちは人間だわ! 貴方たちと同じ人間よッ!
     私たちと貴方たちの間にどんな差があるっていうの!? 生まれた家が違うだけじゃないの!
     ひもじい思いをしたことがある? 数ヶ月間も豆だけのスープで暮らしたことがあるの?
     なぜ私たちが飢えなければならない? それは貴方たち貴族が奪うからだ! 生きる権利のすべてを奪うからだッ!」
     
    剣士アルガス
    「同じ人間だと? フン、汚らわしいッ!
     生まれた瞬間からおまえたちはオレたち貴族に尽くさねばならない!
     生まれた瞬間からおまえたちはオレたち貴族の家畜なんだッ!!」
     
    剣士ミルウーダ
    「誰が決めたッ!? そんな理不尽なこと、誰が決めたッ!」
     
    剣士アルガス
    「それは天の意志だ!」
     
    剣士ミルウーダ
    「天の意志? 神がそのようなことを宣うものか!
     神の前では何人たりとも平等のはず! 神はそのようなことをお許しにはならない! なるはずがないッ!」
     
    剣士アルガス
    「家畜に神はいないッ!!」
     
    剣士ミルウーダ
      「!!!!」
     
    剣士ディリータ
    「ラムザ、 彼女は本当に僕らの敵なのか…?」

  • 勢いで押し切ってはいるが、よくよく観察すると
    「天の意志=家畜は貴族に尽くす存在」→「家畜に神はいない」と、どうも矛盾している。
    • 神の前では平等(前提)→平等ではない→家畜の前に神は不在。
    • テロリストとは交渉しないという意味合いも含んでいる気がする
      • 別にアルガスは家畜の神の不在を証明したいわけではない。家畜に神はいない→平等ではない(平等でなくとも良い)と言いたいだけだろう。
  • この論戦を見る限り、アルガスは世の中が全然平等じゃない現実を知っている。
    それだから己の身分に与えられた義務に殉じ続ける事を神の意思と考えているようだ。
    だからその義務を嫌だからと放棄する奴ら(ラムザ・ディリータ・骸旅団etc)は腹立たしくて仕方ないんだろ。
    アルガスだって、好き好んで没落貴族の子として義務に殉じているわけではないのだから。

1周目では聞き逃してしまった・・・

  • これに限らず、戦闘中の台詞は発言するまでにターンの経過や特定キャラのHP状況が条件になっているので、瞬殺できる戦力があっても様子を見ながら戦おう。
  • 違うんです。アルガスくんが瞬殺されてしまったんです。
  • 戦闘後の会話だったはず。JP稼ぎのためにゲストキャラはPTアタックで黙らせる俺が見てるんだからちょっとおかしくない? 確認求む。
  • アルガスとミルウーダが生存かつミルウーダのHPが適度に減少している事が発生条件 記憶違いだと思われる

この戦闘の後、さすがのアルガスの発言に引いたディリータがミルウーダは敵とは思えないという発言をして、ラムザが戸惑った後にアルガスが「チッ、どいつもこいつも…」と発する。

  • 貴族からは疎んじられ、平民からは裏切り者の一族と白い目でみられてきたアルガスからしたらラムザとディリータはまともに自分を見てくれる数少ない人たちだったんだろう。
    だからこそ(アルガスというか貴族の価値観では)どう考えても悪でしかないミルウーダを庇おうとするラムザとディリータに苛立ったのだろう。
    実際、ディリータに対する露骨な嫌悪が出始めるのはここからである。
    (一応、貴族であるラムザに対しては説得しようとしたりしてたが)
    • なんか、切ないな。

だから何だ?的なネタであるが
『家畜に神はいない』
家畜とは神に「食っていいよ、そのためにわざわざ創り出した生き物だから」と言われた存在であり、自然界のその他の生き物とは一線を画す。
ヒンズー教は牛を神聖な生き物と見なし、これの捕食を禁じるが、「牛は神様の乗り物だから人間風情が傷つけてはならない」から禁じているのであり、牛そのものを神と見ている訳ではない。現に乳製品の消費には積極的ですらある。

  • 上記の通り、キリスト教の世界観においては全てのものを神が作ったことになっているので、貴族だろうが家畜だろうが、草木や石ころに至るまで神はいる、と言える。
    アルガス自身が言っている通り、平民が貴族に従わねばならないと信じられている事の根拠は「神がそう作ったから」であるのに、平民が神のものであるという事を否定してしまっては、それが根底から覆ってしまう。
    生暖かく見守ってあげましょう。
  • (家畜達をその境遇から救ってくれる)神などいない、ということでは。
  • ギルガメシュ叙事詩に「家畜の守護神」エンキドゥが登場するが、出自を鑑みた後世の解釈による神格化であり、メソポタミア神話には含まれていない。

家畜どころか草木や石ころに至るまで神はいる。だからアルガスの発言はおかしいとのことだが実はそうでもない。
>家畜とは神に「食っていいよ、そのためにわざわざ創り出した生き物だから」と言われた存在であり
ということは、つまり神は家畜を守るということはしないということ。
平民=家畜であるアルガスにとって、平民を守る、貴族と同等に扱うなどと仰る神などいるはずがないということになる。
つまり「家畜(平民)に(その存在を守ろうとする)神はいない!」というわけである。
もっとも、お互いヒートアップしたこの流れでアルガスがそこまで意識して発言したかとなると疑わしいが。

  • 貴族とは同じに扱われないからこそ、彼らはそれでも自分達を見てくれているものとして、神に自分達を賭けたのかもしれない。
    自分達は貴族達の食い物ではないのだと…
  • 素直に文脈を解釈すれば「家畜は神の被造物ではない」ではなく、「家畜に許諾を問う神など居ない」の意味だと言う事は分かる筈。特に矛盾はしていない。

とまあ神だの天だの引っ張り出してまで一同(とプレイヤー)の神経逆撫でしまくったアルガスだが、その末路は天の摂理から逸脱したバケモノに変えられ『ヒトとしての死』すら否定される…という余りにも皮肉なものであった。

  • だが、アルガスも周りから思いっきり神経逆撫でされまくってる。
    ・幼少期から祖父の失態のせいで貴族から疎まれ、平民からは白い目で見られてる。
    ・侯爵のお忍び訪問の護衛を命じられたが、骸旅団によって護衛は自分を除いて全滅。
    ・ラムザやディリータとそれなりに打ち解ける。
    が、自分以外の侯爵の護衛を皆殺しにした骸旅団の女幹部をラムザとディリータが庇う。
    ・自分の妹のために完全にラムザの侍従という身分を弁えていない行動をディリータがしようとしてる。
    ・おまけにラムザがそれに乗っかろうとしてるので、冷水を浴びせるつもりで当たり前の事実を告げる。
    するとディリータには殴られ、ラムザからは「失せろ!」とブチ切れられる。
    こう考えるとあくまで貴族の常識人であるアルガスがラムザとディリータに愛想を尽かすのも当然だと思うが……
    いや、それでもラムザを説得しようとしてるからディリータはともかく、ラムザににはまだ愛想を尽かしていないのか。
    • アルガスの幼少期は相当しんどかったと思う。
      最初三人で戦うときに「命がかかっているのによくそんなこといえるな」ってディリータに言った台詞からも滲んでる。
      貴族を恨んでる平民にぼこぼこにされたり…………とか、必要以上に攻撃されていたのかも。
      焦りと不安であんな性格になっていた以上、護衛団でも打ち解けてはなかったと思うし。
      思春期の不安定で誰かの手を握りたい時期ずっと孤独だったのでは?と想像している。
      ティータの件についてディリータに全然うまく言えてなかったのはアルガスが100%悪いけど、それ以外はなんというかどっこいどっこいじゃないかなと。許される発言ではないけど。
    • かと言って民衆から慕われているエルムドアを骸旅団は襲い、自分以外の護衛を皆殺しにされているアルガスからすれば『犯罪者の分際でなに偉そうなこと言ってやがる?』でしかない。
      • 環境は愚行の言い訳にはならない。家柄を云々するならば、たかが一没落貴族がベオルブ家の末男に逆らうなど論外だし、そもそも貴族の任務は臣民の統治である以上、社会環境と民意を理解しないのは決定的な欠点であろう。ディリータやラムザが既に為政者・リーダーとしての才覚を発揮しているのは対照的である。
      • ラムザも盗賊にむかって「働けば殺されずに済んだだろうに」とか言ってるから社会環境と民意を理解しないだろう。だって五十年戦争の影響で仕事がないから彼らは盗賊になっているのである。
        それに比べたらアルガスの方がよっぽど当時の社会環境や貴族の論理を理解している。

統治者としてはラムザよりはアルガスの方がまだ遥かに優秀だろうね。
ラムザは駆け引きもできず終章まで踊らされ続け、目先の目的に釣られて躊躇もなく仲間を死地に連れてゆく。
為政者としてこれだったらあっという間に周りを巻き込んで滅んでしまう。治世なら仁君かもしれないけど。

  • ラムザは序盤と比べれば終盤は人間としてかなり成長できている。
    ウィーグラフとの舌戦や、ゲルモニーク聖典と聖石の取り引きを見れば駆け引きも達者になっていることは分かるだろう。まあ後者は相手が一枚上手だった訳だが。
    異端者でありながらディリータと会うべく教会に向かい、戦争を止めること、ルカヴィと戦うことを決意したりと踊らされているとは程遠い。
    後半は妹を追っている印象ばかりあるが、水門を開けて獅子戦争の全面衝突を回避したり、妹を人質にとられても聖石を渡さなかったりと、目先の目的に釣られてるとは言い難い。
    死地に連れていくのもプレイヤーが除名で死地に連れていかないという選択肢もとれる関係で語られていないだけで、ラムザが躊躇いもなく仲間を死地に連れて行くというのは偏見が過ぎると言わざるを得ない。
    またロードオブヴァーミリオンで語られたラムザの後日譚では、戦争で家や仕事を失くした人々のため戦っているラムザだが、獅子戦争での仲間はラムザのもとを去っていないどころか更に仲間を増やしていることが示唆されている。統治者の事はともかく、人の上に立つ者としては持っているものが違うだろう。
  • 終盤の人間的に成長したラムザ君にはもちろんのこと、すべてを捨てて逃げ出した第1章時点のラムザ君にさえついてきた仲間たちなら躊躇い無く死地にまでついていくに違いない!
    ……はい、そこ、システム的メタな都合とか言わない。

アルガスにとって重視するポイントは身分を弁えているかどうかである。
実際、ディリータがラムザの従者として態度を弁えていた時はアルガスはディリータに嫌悪感を見せていない。
ラムザに敵対的行動をしたとはいえ、(当時の)常識に沿わない行動をするラムザにもけっこう問題がある。
それにアルガスがラムザと戦った理由はザルバックの命令が大本だし、戦闘中も当時の常識論を聞かせて説得しようとしているから、ベオルブ家の末男に逆らっているとは言い難い。
というか、貴族という階級がどういう義務の下に成立してるか自覚してる時点で為政者として次第点は貰えるだろう。貴い血統ゆえに平民を支配できるのだと自惚れてる訳ではないのだから。


この場合の「神」とは、やはり聖アジョラの事を指すのだろうか。

  • グレバドス教の教義がどういうものかによるだろうが、オープニングでオヴェリアが拝んでる神様だろう。
  • アジョラは教祖で、神はファーラムだな。

ミルウーダとの言い合い。
昔はアルガスェ…………ってなったけど、今思い返して見ると、差別思想に一番苦しんでたのってアルガスなのかな?って思えてきた。
中途半端な立場でその思想に板挟みになってたから余計に。

  • 色々と追い込まれてて、体制にしがみついてる状態だからな。
    味方を売った騎士の孫と貴族からも平民からも蔑まされている。
    そういう悩みを誰かに相談したくても、そんな環境で信頼できる友人なんかできるわけもなく……
    骸旅団討伐作戦に参加することなく、ラムザやディリータともっと交友を深められればまた違った結末もあったのではないかと思うと哀れだよなぁ。
  • 骸旅団の革命が上手くいったとして、一番救われるのはアルガスのような「(凋落した)貴族ゆえに(隆盛を保っている)貴族から排斥され蔑まれる」層だろうからな。正に上のほうにあるプア・ホワイトだし。
  • いや、アルガスのような「味方を見捨てた不名誉ゆえに没落した貴族」とか下手したら隆盛を保っている貴族より革命の熱狂に酔いしれた平民達の攻撃対象になりそうな気がするんだが……
  • せめて何人かの理解人がいれば…、と言うには対人関係で騒動を起こしすぎている。

家畜に神はいない
わ!

  • それなんてバルガスwww

FF14 Edit

敵として立ちはだかるルカヴィ化したアルガスが戦闘中に言い放つセリフ。なんとボイス付き。
このセリフと共に、狐鶏鼠を使用する。

  • これ以外にも「逃げ惑え羊どもよ!」「家畜は所詮家畜ぞ」「神罰を受けよ!」などと、このセリフを連想させる言葉が多い。