セリフ/【自分、自分て言いながら、自分のねえ奴だな……】

Last-modified: 2020-08-05 (水) 18:23:33

FF9

トレノで白金の針を探す最中に再会したスタイナーバクー
その会話の中で飛び出した、スタイナーに対するバクーの痛烈な一言。
スタイナーがそれまで、上からの命令のみを機械的に遵守し、
自分自身が判断を下すことから逃げてきたことを、
バクーは見事に見抜いていたようだ。


もっとも軍隊という組織において「自らの意思で是非を決定する」兵士など危険分子以外の何物でもない。
バクーにしても団員が「タンタラスなど犯罪者集団でしかないじゃないか、通報する!」などと動き出しては看過できないだろう。
主要キャラなればこそのフォローであろう。

  • この場合、そういう話ではなく彼の人間性のことだろう。
    • そういう話。ストーリー的には人間性という意味でも騎士としても自分の無さを両方指摘されているというのが正しい。バクー自身は単に彼の人間性を指摘しただけだが、それは彼がどこか迷っているのでないのかという気遣いである(悪く言えばおせっかい)。
  • 仮にスタイナーがブラネから「ブルメシアを滅ぼしてまいれ」とか命令されたら、本当にブルメシアの国民や兵士を切り捨てまくってたのだろうか?根は純真なスタイナーだけに苦悩するとおもうけど、やっぱり忠誠を誓った女王様からの命令だから、容赦なくやっちまうのかな?
    • 多分やると思う。確か劇中で命令に疑問を覚えつつも「なにかお考えがあるに違いない」「自分のような一介の騎士が、陛下のお考えに異を感じてはならない」みたいな独白をしていた覚えがある。
    • こうなるとセシルと同じ十字架を負うことになる。というかまんまベアトリクスか。
      そう言えばスタイナーは暗黒剣が使えたっけ。
  • 一応隊長なのでそこそこに判断力など求められる事はあるだろう、特に有事の際は。

その自分があるが何をやっているかといえば盗賊まがいの無頼漢。

  • バクーは団員共々、公王直属の密命を承る立場である。
    決して一般的なゴロツキと一括りにできない存在なのだが。
  • 上でも言われているがこの場合の自分とはそう言う意味ではなく、自分で考えて行動しろと言うこと。
    命令を「与えてくれる」人によりすがって、何をするにもその人の責任にするやつはどの世界でも嫌われる。
    ブラネに従ってやったなら、それはブラネに従うという判断をしたスタイナーの責任であり、
    なぜ従うのかという理由が「きっと何かお考えがある」なんて曖昧なものでは、自分がないと言われても仕方がない。
  • ちなみに命令を聞かずに自分を出しすぎちゃった結果、きつーいオシオキを受けた団員が存在する。