キャラクター/【バクー】

Last-modified: 2022-01-30 (日) 19:49:11

FF9

盗賊団タンタラスの首領にして、ジタンの育て親。
外見は太った猫か猪のような亜人種。
部下にブランクシナマーカスルビィゼネロ、ベネロ、ゲネロなどがいる。
「はみ出し者が独り立ちできるまで受け入れる」という方針であり、
一人で飯が食えるようになった者はタンタラスから旅立っていくため、メンバーは常時入れ替わっている。


性格は豪快かつ奔放で、良くも悪くも細かいことは気にせず、何事もノリで進めるという傾向がある。
少々乱暴なのが玉に瑕ではあるものの、何よりもまずは仲間たちのことを案じる良き親分であり、団員たちからの信頼は厚い。

  • 「ガハハハ」という口癖が某企業無能社員を思い出させるが、貫禄はこちらの方が段違いに上。
  • キャラデザインはドラゴンボールの牛魔王(初期)と天空の城ラピュタの技師長ハラ・モトロを
    足して2で割ったような印象。
  • 見た目は巨漢となったFF4のシドのようであり、ヒゲとゴーグルを身に帯びている。
    • DISC2でのジタンの回想、DISC3冒頭のアレクサンドリアでのラブレター騒動、DISC4での記憶の場所突入時など物語の折々に登場し、ジタンやプレイヤーの良き「親代わり」として存在感を示す所はシドに良く似ている。

年齢は44歳。アルティマニアの年表によれば1755年5月に誕生したとある。
7歳のときに戦災孤児となり、16歳の時にタンタラスを結成。
「飛空艇革命」を起こし、当時の戦争を終結に導いた先代のリンドブルム大公(=シド8世)に心服する。
タンタラス結成後の21歳のときにシド8世と親交を持ち、表では劇の上演・小物の販売などを行い、
裏では盗賊団という二つの顔を使い分けながら、シド一門に尽くすように情報を提供している。
(シドと親交があるのはバクーのみで、団員たちは盗賊行為がシドの認可のもとに行われていることは知らないらしい)


ちなみに上記の記事で亜人種と説明されているが、アルティマニアの表記は「人間」となっている。
まあ彼以外にも、トットやゼネロ&ベネロ兄弟なども「人間」と表記されているが。

  • FF9では一定の文化と交流があれば「人間」とみなされるようだ。
    見た目が亜人種(?)が大量に居るのはクリスタルの不完全な融合が関係しているとのこと。
    テラ接近前は普通の人間がメインの星であったことをうかがわせる。

くしゃみは「ヘブション!」

  • 「ヘブション!」=バクーという印象が刷り込まれるほど、彼は作中でよくくしゃみをする。
    ある意味口癖のようなものか。

彼のドジのおかげである二人がカップルになる。

  • パーティーに若手が多いFF9でもシドに次ぐ「良き大人」枠の方。
    何だかんだ、随所で活躍をしてる。
  • その「ある二人」が急接近する夜の船着き場に登場したのは、なくした手紙を捜していたからか?

オープニングで演じる劇「君の小鳥になりたい」ではレア王を演じている。


エンディングの劇中でもレア王を演じている彼だが、最期のムービーでは何故か観客席側のエーコの後ろに普通の格好で立っている。
出番が終わってわざわざ着替えて移動したのだろうか?


必殺技は「スーパートルネードタンタラスデコピンの刑」。
ストーリー中では仕事をしないでまんまるカステラを食べすぎたがお仕置きされました。


4対1でも息を切らしていないことや、ジタンとの一騎打ちでの様子から、かなりの実力の持ち主であることが伺える。
ただ、その割にはバトル中にずっこけたり、つまづいて頭をぶつけたりと間抜けな行動が目立つが。
まぁそこはバクーなりの優しさ…なのかもしれない…。


黒魔道士の村に初めて訪れた際に宿屋でジタンがダガーに聞かせる昔話にも登場する。
その昔話は「とある男の物語」と称したジタン自身の過去の回想で、記憶に残る青い光を頼りに「いつか帰るところ」を探すため世界中を旅したというもの。
家出に近い状態だったらしく、結局自分の帰るべき場所を見つけられなかったジタンは自身が拾われ育ったバクーのもとへ帰ってきたのだが、バクーは帰って来たジタンをいきなり殴りつけた。
気の済むまま殴った後にニカッと笑い、何も言わずジタンを受け入れ、その時ジタンは「いつか帰るところ」が何なのか気付くに至った……というエピソードである。
親の在り方に厳しい現代では、この回想のバクーの帰って来て早々にジタンを殴りつけた点が批難されそうだが、「育ての親として」「一人の人間として」の言動なら然もあらん行為であろう。いつも大雑把なバクーでも今回ばかりは相当心配したと見える。最後にニカッと笑ったのも「よく帰ってきてくれた」の意味なんだろうがそれを言葉にしなかったのも彼が育ての親でありいつかジタンが見つけたいと思っている本当の親ではなく、しかしこの上なくジタンのことを気遣っていて、またいつか帰るところを探したくなっても再び縛り付けることをしないスタンスから出せる不器用で最良な親愛の示し方なのだろう。
このバクーの「理由は二の次」な在り方が「誰かを助けるのに理由はいらない」ジタンの信条に繋がったと思うと納得する。
最後の笑みで安心を分かち合えたバクーとジタンは血の繋がっていない関係でありがら真に親子に等しい関係と言える。


「うりゃ」「とぉ」などというセリフそのまんまの特技を使う。

FF1(GBA版以降)

シーフつけられる名前として登場。