設定/【盗賊団タンタラス】

Last-modified: 2023-09-08 (金) 18:29:13

FF9

ジタンの属する盗賊団。
表向きは劇団であり、劇場艇プリマビスタで飛び回っている。
なおリンドブルムの王シドの直属であるため行動は義賊的なものだと思われる。
中世の劇団は、大手貴族や軍人の後ろ盾があって成り立っていた物が多く、タンタラスはシドの援助を受けていたと見られる。
団長はバクーで、アジトはリンドブルムの劇場街にある。宝箱の中身は遠慮せず貰っておこう。
ゲームの進行にも関わってくることが多い。ブランクマーカスのように、一時的に操作できるキャラもいる。

  • 宝箱から手に入るギルの額がショボイ、誰かから小銭をスるといったみみっちいこともやっている模様。
    • ↑の前者はトレノの雑居区を歩くモブ、後者は4本腕の男のことを言っているのだろうが彼らはタンタラスの団員ではない。全く無関係の人間である。

メンバーはバクー、ブランク、マーカス、シナ、ジタン、ルビィゲネロ・ゼネロ・ベネロ

  • あと音楽隊のラヴ・レイダースの方々も
  • 何故か独特の口調で話すキャラが多い。演技中は当然ながら普通の口調になっているが。

音楽隊の方々は序盤しか出てこないが、盗賊団かつ劇団である以上、彼らも大切な仲間である。
プリマビスタが墜落した際、団員を励まそうととある曲を演奏する。
こういったことには慣れているのだろう。


元開発スタッフ曰くネーミングはハワイに関する言葉に由来するらしい。
恐らくFF9の制作拠点となったホノルルに実在する「タンタラスの丘」が元ネタ。
Disc1の序盤ではガーネット姫を救出するためにタンタラスの脱退試験を受けたジタンが、森の主を倒し石化したブランクと他のタンタラスの仲間を残した(ように見える)魔の森を後にしフィールドマップを出ると初めて「あの丘を越えて」が流れる。

  • FF9の劇中では何かと"丘"に纏わる物々は「試練」「乗り越えるべきもの」を示唆する要因に絡められている。
    本作のラスボス・死への恐怖と絶望の記憶が具現化した存在が現れる場所の名も「絶望の丘」という。
    この「絶望の丘」、原点回帰ということもありネーミングの元ネタはFF6から来ているが、そちらの物語でも死と恐怖が蔓延していく世界に絶望し"丘"から身を投げたメインキャラに、やはり"鳥"の存在が生きる希望を与える。
  • そう考えるとDisc1~3までのフィールドであの丘を越えてなのも困難を乗り越えていく、という意味合いがあるのかも。

Disc3に入りダガーが即位しガーネット女王として新誕生し、自分は用済みの立場を弁えふてくされているジタンをメンバー総出で心配しつつ励ますが、ジタンを鳥に喩えたりする言い回しがとても演劇団員らしい。彼らは辛い境遇に立たされるとそうやって励まし合って生きてきたのだろう。幼くして天涯孤独で故郷自分が何者でどんな種族なのかさえも思い出せず、バクーに拾われて団員入りしたジタンの人格形成にすごく納得できる。ジタンの一見おちゃらけていながら人生の分岐点には自他共に真剣になる生き方は、タンタラスの一員として生きてる間に陽の当たる世界(アレクサンドリア等)と社会の裏の世界(トレノ等)で生きる人々の事情をすでに知っているからだろう。
一見冷たいが気持ちの裏でジタンを気遣うブランク兄キはこんな良いことまで言う。

この山を越えないと、ヤツはだめなのさ……。
悩んで苦しんで、そして強い翼を作って、高い山を越えないとヤツはだめなのさ……。

ジタンは孤児だったため成り行きで団員入りした、というのは察することができるが、他のメンバーはどういった経緯で団員になったのかは説明が無い。
一応ルビィはすべすべオイル入手時のやり取りから実家との交友はあるようなので何かしらの理由で親を亡くした理由がなければ孤児ではない。魔法の指先のテキストではしっかりと女盗賊と書かれているが両親がそれを知っているかは不明。

FF1(GBA版以降)

追加ダンジョンのソウルオブカオスに名前だけでてくる。
ここではFF9のタンタラスを指していると思われる。


「劇団タンタラス」の名前が登場。『君の小鳥になりたい』のコーネリア姫役をしたいと言う踊り子がいる。

FF12

地味~に12にも。
アルケイディスの人気劇団タンタラスとして名前だけだが登場。
9と同じく、チケットも取れないくらいの人気振り。
こっちの“タンタラス”も、裏で盗賊(空賊?)稼業をしているのだろうか。

  • 12に登場の空賊はほぼ全てが堅気の空輸業者(荒くれではあるが)。
    明確に盗賊行為を行っているのはバルフレアのみ(後にヴァンも?)。
    • バッガモナン一味も一応盗賊集団じゃなかったか?

FFRK

ジタンマーカスのジョブが「タンタラスの一員」となっている。