映像作品/【ピスト=シャーズ11世】

Last-modified: 2016-12-29 (木) 16:47:21

FF:U

ガウディウム四凱将の一人で、海の生物を従える水の魔人。声は子安武人
人のような鮫のようなヒトデのような奇妙な造形をしていて、
目が人間でいう胸のところに、口が後頭部に存在する化け物。
高慢で伯爵以外の他人には常に人を食ったような挑発的なセリフを吐くが、
その実は策略に長けており、相手の攻撃を分析、対策を練って時には逆用することで
相手の手を封じ込める知性や道具を用いた狡猾な戦いを得意とする。
実際たちをもう一歩のところまで追いつめたことも数度あり、四凱将の中でも高い実力を誇る。
更に体が液状であるため攻撃を受けバラバラになっても凝集して復活可能で、フングス同様にほぼ不死身。
しかし液体であることを逆に利用され、のミストの材料となり本編最終回目前にあっけない最期を迎える。
 
何だかんだで風を追い詰めたことのある強敵であり、魔銃の奪取・召喚獣の暴走など有効策が多い。
中でも彼の作った次元の牢獄・海パズルは後半の主な舞台でもあり、彼らを掌の上でもてあそんだ。
しかし、データにない事態には非常に弱く、そう言った点での処理能力に難がある。
また雲を意識しすぎたことが裏目に出ているが、それを治せないプライドの高さも弱点。


見た目もさることながら子安氏によるハイテンションな怪演が強烈であり、
FF:Uにおけるギャグキャラとしての高い地位を確立している。
特に初登場回におけるピストが風の魔銃を奪い発射しようとするシーンでの
ハイテンションでどぎつい色のソイルを装填する風の魔銃発射シーンのパロディが秀逸で、
この作品における名(迷)シーンの筆頭に挙げることができる。
ベースコンセプトを手掛けた河津氏も「男性キャラで最高」と称賛するほど。


魔銃を使ったときの口上。

冴え渡る知性の煌めき『マーベラスオレンジ』!
限り無き探究への欲望『マニアックパープル』!!
完全勝利への誓い『ウルトラショッキングピンク』!!!

これで究極の召喚獣を呼び出そうとしたが失敗に終わった…。

  • なお、その際の召喚獣これにそっくりであったが厳密には召喚獣ではないらしい。

 
また、魔剣士の操る一刀獣がリヴァイアサンをモデルとしていることを思い出せてくれる人でもある。
通常は白色なのであまりリヴァイアサンっぽくないのだが(一応天野絵だと白いが)、
ピストをミスト化してし召喚した「潔白のラプソディ」はエメラルドグリーンの一刀獣となる。
これがFF7のそれによく似ており、水の魔人であるピストならではのお遊びと言える。
他にもブルーフェニックスの件などもあり、敵キャラでは何気に召喚獣と縁があるキャラだったり。


ゲーム『アンリミテッド:サガ』で子安氏が起用されたのも、この役で河津氏の目に留まったからであるという話もある。
なお、当時のアニメ公式ホームページによるピストについての子安氏のコメントは
「(多くのシーンで口が映らないので)口パクを合わせなくていいから楽でいい」(要約)とのこと。……まあそうでしょうね。
セリフには氏のアドリブも多かれ少なかれ含まれているのかもしれない。