映像作品/【魔銃】

Last-modified: 2021-11-25 (木) 05:45:38

アイテム/【魔ガン】

FF:U

「マガン」と読む。
黒き風が持つ黄金色の巨大な銃。風の右手とくっついていて普段は封印されている。
封印が解凍されると三連装式の銃に変わり、
「ソイル」と呼ばれる弾を三種類込めて撃ち出すと、そのソイルの色に合わせた召喚獣が出現する。


モンスターだけでなく四凱将も軽く追い払う程の威力を誇っていたが、
4話で白い雲と対峙した際、魔銃が反応せず、解凍できない事態が発生。
以後も度々、目の前に敵がいるにも関わらず魔銃が一時的に動かなくなる原因不明の事態がしばしば起こるようになる。
 
なお、風はその性格上、魔銃が動かなくなっても「動かない……」とつぶやく程度。
そのため他の一行はそもそも風の魔銃が動かなくなることを知らず、
風は「横で人が襲われていても関心もないひどい奴」的な扱いを何度かされることになる。
 
22話でも同様の事態が起こるが、再会したモーグリの力で魔銃を直してもらう。
これでようやく元通り……と思いきや、再度白い雲と対峙した際にまた魔銃は使用不能に。
再度モーグリがコンディションを確認するが、「やっぱり壊れたまま」であり、「今までどうして動いてたんだ?」という状況であった。
この辺りの謎は、アニメ最終話で明かされることになる。


風が「俺の心臓だ」などと話す通り、風自身の分身であるため基本的に他の人間は撃つことができない。
ピストが風の魔銃を奪って撃とうとした際には魔銃が暴走し大爆発を起こした。
この魔銃を誰かが撃てるとき、それは風とその人との間に確かな信頼が生じたときだと言えるだろう。

  • なお、解凍シーンで見える黒い心臓は、本当に風の心臓である。
    本作の召喚獣はソイルと召喚者の血液を混合させることで生じるエネルギー体である。

解凍シーンがカッコいいことで有名だが、実は凍結中の魔銃の中の風の腕は骨のみ。
魔銃解凍時のみ、腕が再生されるという設定がある。
逆説的に、黒き風の腕が再生されなければ魔銃は撃てないということでもある。


ピストに奪われた際はなぜか色がピンク色に。
それはまだいいとして、異界文字で「KAZENOMAGAN」(カゼノマガン=風の魔銃)と書いてあるという小ネタがある。
解読した視聴者から多数のツッコミが入った。
アニメ総監督の前田氏曰く「小学校に入ったら、『持ち物には名前を書こう』と習うじゃないですか(笑)」

  • あのときピンク色だったのは、モンスター『サンドガム』を用いて奪ったためと目される。
    細かいことを言うと、実はソイルの弾丸の形状にも細かい差異が存在する。

召喚獣を喚び出す際は、三つの銃口から放たれたソイルの弾丸が軌跡を描きながら、
絡み合うように螺旋を描いて一つに収束していく。
これは螺旋運動こそがソイルの力を引き出すという設定に加え、
当時の最新作では召喚獣と螺旋が深く関係していたことへのオマージュと思われる。