概要
FF14やFF16などで用いらている世界の概念。
それぞれ内容は異なるが、大まかに言うと大地や生物が持つ生命エネルギーのこと。
元々Aetherが、古代ギリシャの哲学者アリストテレスが提唱した四大元素の別の「天界を構成する第五元素」という概念のことで、そちらの意味合いに近い。
他作品でいうとFF7の魔晄やFF12のミストのような概念である。
FF14
外部関連項目→エーテル学
全ての生物に宿り、魔法の原動力にもなる生命エネルギーのこと。人は生命力、魂、記憶のエーテルで構成される。
大地や大気にも存在し環境エーテルとも呼ばれる。何らかの原因で地表で結晶化したものがクリスタルである。
環境エーテルは地脈・風脈・水脈といった流れを成し、星の中心にある星海を根源として世界中を循環している。
(テレポやデジョンはこの流れを活用している)
生命もまた星海に溶ける魂が地表へと出ては生まれ、死しては星海へ還るとされる。
そして根源である中心にはマザークリスタルが存在する。
FF16
魔法の発現時に使われる大地の生命力のことで、魔法の効果が大きければ大きいほど消費量も多い。
大地からエーテルが失われると、土は黒くなり、草木は枯れ果て、魔法も使えなくなり、黒の一帯と呼ばれる人も魔物も住めない土地になってしまう。
魔法の発現には肉体とエーテルが必要とされる。
ヴァリスゼアの人々は、クリスタルを使って大地からエーテルを吸収して魔法を使う。
例外としてベアラーやドミナントはクリスタルを用いずに魔法を使用できる。
ドミナントは自身も大量のエーテルを持っているので、体への負担が大きいものの黒の一帯でも顕現が可能。
一方で、バランスが崩れ濃度が高まると、エーテル溜まりと呼ばれる青い霧が発生し、長く浴びつづけるとアカシアと呼ばれる自我を失った存在になってしまう。
ただしベアラーやドミナントやチョコボはエーテル耐性が普通の人よりも高いとされ、多少は長く浴びても問題はない。とはいえ長居すればアカシア化はする。
そんな生命に必要不可欠なエーテルを生み出していたのが、ヴァリスゼア各地に鎮座する巨大なマザークリスタルである・・・というのが世界の常識とされていた。
- 発売前のインタビューでは「マザークリスタルが油田、エーテルが石油のようなもの」と。
マザークリスタルがエーテルを作り、大地がエーテルに満ち、小型のクリスタルを媒介に大地のエーテルを吸収して魔法を発現するという流れである。
これに異を唱えたのがシドである。クリスタルはマザークリスタルから採掘されるもの。つまりマザークリスタルもただの大きなクリスタルであり、役割は同様にエーテルを吸収するだけのもの。
本当の油田は大地のほうであり、マザークリスタルはずっとエーテルを吸い続けていて、しかもさらにそこからどこかに流れている。このままではいずれ大地のエーテルが枯れてしまうので、マザークリスタルを破壊しよう。
というのが本編の流れである。多少強引にまとめたが、シドの調査によれば事実ということらしい。
真実はその通りで、ヴァリスゼアの膨大なエーテルを必要としたアルテマは、まず幻想の塔を作りヴァリスゼアのエーテルの流れを調査し、適切な場所にマザークリスタルを作ってエーテルを吸収し、方舟のオリジンへと送った。
ファストトラベルの目印である各地のオベリスクも、アルテマが作ったものであり、地下のエーテルの通り道を作り効率よくマザークリスタルへと流していた。マザークリスタル破壊後はオリジンへ送る役割に変わっている。
エーテルは生物の成長にも影響を与える。魔物も同様で、長い年月を経て魔法を使える種も現れた。
アルティマニアによれば、かつてアルテマが作り出した原初の人に与えたエーテル媒介因子が、交配によって強くでたのがベアラーやドミナント、その果てがミュトスとのこと。
またアルテマの眷属は、外敵から守るためにアルテマによってつくられたエーテルの集合体である。
アルテマはあくまで魔法を使って色々生み出してるだけで、エーテルそのものを作り出す能力はない。
魔法を使うほどエーテルは消費され続けいずれは黒になる。いわば大魔法使いのようなアルテマが創世しようとした黒の生じない真あるべき世界とは一体どんな世界だったのだろうか。