関連項目:セリフ/【いつか帰るところに帰るために】
FF9
FF9のタイトルで流れるBGM。
静かな音色だが、何か訴えるような独特な雰囲気が特徴。
他、色々な場所(ジタンの故郷に関係のある場所)でアレンジされて流れる。
- 以下、その一例
- こうした曲が流れる場所や場面は、
ジタンやその故郷であるテラに関連した重要なイベントに関するものでもある。
そして厳密な意味でジタンの故郷とされる場所のBGMには、この曲のメロディが使われていない。
漠然とではあるが、自分の故郷について知りたがっていたジタンが旅を続ける中で行き着いた場所は、ジタンにとって本当の意味で「いつか帰るところ」と呼べる場所ではなかった、という伏線をBGMのアレンジの中に仕込むというセンスには脱帽を禁じ得ない。 - ロマンシングサガ3やサガフロンティア2でもメインテーマのフレーズが各曲で使用されている例がある。
音がアルトリコーダーのみというのもまた印象的。
FF9のメインテーマその2といったところ。
この曲も名前はサントラを買って初めてわかるよな、その名前もまさに9を象徴するものだと思う。
似たようなニュアンスの曲名「はるかなる故郷」とはまた違った印象を受ける。
あちらはギターを中心とした懐かしさや哀愁を感じさせるメロディなのに対し、こちらはリコーダー二重奏だけというシンプルさだが、どこか悲しげながらも不思議と心を和ませてくれるようなメロディが印象的。
- メロディ・オブリガート・ベースの三重奏では?
- いやいや、四重奏です。オブリガートは2パートありますよ。
- ニ短調だが調号のB♭にはメロディ以外のパートも含めすべて♮がついている。
…どういう効果かは謎だが。- 中世ヨーロッパで用いられていたドリア旋法と思われます。
植松氏は当初、古楽団「ロバハウス」に演奏を依頼していたが叶わなかった。しかしその縁があり『クリスタルクロニクル』の収録につながる。
そして「BRA★BRA 3」ではロバハウス監修の古楽アレンジが実現した。
DFFでのジタンのセリフに「消えるんじゃない、帰るんだ。約束の場所に」というものがあり、闘いが終わっても皆は消滅するのではなく本来の場所に帰還するという、この言葉をモチーフにした感慨深いセリフが出てくる。
ジタンの故郷「テラ」に関連した施設、「ウイユヴェール」、「刻まれた過去」「イプセンの古城」「テラ」はこの音楽のアレンジが流れるが実際テラはジタンの「いつか帰るところ」ではなかったというのが面白い。
- 題名からしてよくできていると思う。
FF15
レガリアのカーステレオで放送される曲として聞くことができる。
- 余談だが、王都を撮影してくるクエストのタイトルも「いつか帰るところ」である。
その後の展開を考えると色々感慨深いものもある。
DDFF
アレンジされて登場。
ジタンがひずみに入った時に流れる。
- 「イプセンの古城」に非常に近いアレンジ。
最終盤のクジャのセリフにも出てくる。
状況が状況だけに泣ける。
「神に見捨てられた地」のBGMにもなっている。
10層エンドレスで流れ続けるので、ひずみを開放する頃にはFF9ファンならずともメロディーを覚えてしまっているだろう。
TFF
原曲が収録。DMSのOP曲としてプレイできる。
TFFCC
原曲が収録されており、今作ではFMSとしてプレイできる。
その他
「まほろば」に二種類のアレンジが収録されている。