FF零式
零式での候補生とは、アギト(救世主)候補生のことを指す。
ペリシティリウム朱雀が、魔導院を建てた目的でもある。
魔法力を持つ者(朱雀クリスタルの加護を受ける者)が試験を経て「候補生」となる。
魔法力を持つだけでは候補生になれず「訓練生」となる。
魔法力は20歳を過ぎると衰退し始めるため、歳を過ぎた候補生は他の役職についたりして一線を退く。
組分けは候補生の能力ごとに分けられる。
戦争があれば候補生は朱雀の重要な戦力になるが、本来の目的は前述の通りであり、元々は軍とは関わりない。
ちなみに描写があまり無いが、寮生活らしい。
いくら候補生でも、魔導院でも重要機密事項であるファントマについては基本知らない。
はずなのだが、一部の候補生は知っているため要検証。
- 魔物の峡谷で話すと分かるのだが、実はアカネは魔法局ファントマ部門に関わりのある人間である。
このほかにも、ファントマについて話してくる人のほとんどはそれに絡んでいる人達。
魔法局は魔導院の外でも「外局」という特別な部署を持っている上に、局長のアレシアが謎の多い人物なため、機密情報は多い。
しかしそれら部署に何ら関係のないはずのクオンは、ファントマについて独自に調べた様子。
アギト候補生を育成している…のだが、実際アギトになりたがってる人は数えるほどである。
「候補生になる」ことの時点で十分「出来た能力」を持っているためであり、その後の生活が約束されているのも一因かもしれない。
もっともレポート提出やら試験があるので、やっている事は普通の学園とそう変わらない。
- 実際、候補生になればエリート街道まっしぐらだといって娘を候補生にした親もいる。
しかし戦いに参加するとなると危険だからといって帰郷させようとする辺り、親心というものか。 - 候補生は、本来なら軍事行動には参加しない決まりなのだが、
物語中は朱雀にとっての非常事態なために兵力として投入されている。
死の危険が目前にあるというのに、基本的に戦争参加に反対する人は少ない。(恐怖を覚える人は少々いる)
アギト候補生として朱雀を救うことは義務だからと認識しているのか、それともクリスタルが死んだ人の記憶を消し去ってしまうため恐怖感が少ないからかもしれない。
0組をクラスゼロ、2組をクラスセカンド、3組をクラスサードと呼んでいる。
- ちなみにもちろん、1組はクラスファーストである。
- 4組以降はクラスフォー、クラスファイブと続いていく。
- ↑正しくはクラス“フォース”、クラス“フィフス” 英語での順番の数え方です。
- 作中では「ゼロ」や「ファースト」といったように、「クラス」は省略することもあるようだ。
発言しているときの状況から考えるに、「クラス」をつけないと砕けた言い方になる模様。作戦通達時などはきちんと「クラス◯◯」と正式名称で呼ぶ。
「魔法」に関しては候補生や訓練生が秀でた存在だが、朱雀兵も魔法を用いる。
軍事部門と魔導院は基本的に切り離された関係にあるが、朱雀兵士も朱雀クリスタルの力で魔法を使用しているので、魔導院関係者でなくても使える様だ。
そもそも朱雀の軍隊は魔導師達を中心に編成されているため、朱雀軍と魔法は切っても切れない関係にある。
朱雀クリスタルから供給される魔力さえあれば、一応誰でも魔法を用いることができるらしい。
勿論そうやって魔法を使えるのは、朱雀の民でなければならない。
朱雀の民かどうかをどのように規定しているのか、詳しいところは分からない。(朱雀民と玄武民のハーフであるリィドや、元々野生のモンスターであった朱雀トンベリも魔法を使える。さらに言えば白虎辺境出身であるマキナやレムも魔法は使える。おそらく血縁や地域によってはどのクリスタルの力が使えるのかが決まり、産まれた地域や血縁によっては両方のクリスタルの力を使えるのか忠誠を誓う国家=クリスタルで使えるクリスタルの力が異なる2つの可能性が考えられる。)
- 朱雀軍の構成は、魔法を用いる魔導士団と、軍神を呼び出す独立召喚連隊で出来ている。
独立召喚連隊の人数は少ないものの、軍神自体が非常に強力で3~6体いるだけで戦況を覆せるし、
召喚自体が命を奉げる行為なため、それほど人員を割く必要もない。
魔法はとても強力なため、白虎の魔導アーマーや蒼龍のモンスターにも対抗可能である。 - 国によって攻撃方法に明確な差別化が図られている珍しいパターンだろう。
ちなみにモンスターも魔法は使えないので、遠距離攻撃はブレスや体液による攻撃が多い。
モンスターが体液攻撃を多用するのは、なんとなくT3Bを思い浮かべた。
『大戦末期の朱雀軍』によれば、本編の開戦直前の時点で、候補生は1471人いた。
0組が14人だけなので、ほかのクラスは平均120人以上いた計算になる。
しかし激化する戦況に候補生たちが立て続けに投入されたことで1000人以上が戦死し、大戦末期には361人まで減少。
いわゆる仲良しグループが一人だけになってしまった様子などは、戦争の罪深さを感じさせる。
候補生と訓練生の恋愛は続かないらしい。
大抵は訓練生の方が負い目を感じて別れてしまうから、らしいが
リフレにそのカップルが居て、候補生の彼女が訓練生の彼を守ると明言していたりする。
なんか聞いていてほほえましい。
魔法力は20歳を過ぎると衰退し始める
この設定によってJRPG批判としてよくある、
「なんでこんなガキンチョが戦わねばならないのか」という意見になんとか対応できている。
- 普通は、戦闘を行うなら成人の方が圧倒的に向いているしな。
より現実的な軍隊である白虎、その他蒼龍や玄武も兵士の殆どが大人である。
その為か白虎兵が、朱雀の兵士達に対して憐れみの言葉を投げかける場面も。
「お前達みたいな子どもを戦闘に出すなんて、朱雀は酷い国だ」という人もいる。
敵兵ながら、この発言には一理あると思ってしまった。 - FF8のバラムガーデンも20歳までだったな。
あっちはG.F.行使に伴う記憶障害が原因っぽいから余計にタチが悪いが。 - ファンタジー世界で人対人の戦争をしている限り、絶えず戦力である人は消耗するので、
10代~20代が戦うのは至極当然と言える。戦国時代は15前後で成人して30頃には大体死んでたんだし。
戦争は大人の仕事と言ってられるのは、兵士の命を守れる(白虎的な)現代戦になってからの話なんだけどな。
本当にリアリティを求めるなら7までのFFくらいの年齢層が近いんじゃないかな。
確かにJRPGは少々若すぎるとは思うけど、洋ゲーも大概にオッサンすぎる。- 実際白虎軍は成人軍人が多く、作中でも0組を見て「自分の子どもより若い」と漏らす人がいる。
それだけに若くして軍事行動に参加される朱雀の若者達に同情する者もいるが、こういったものは「認識の違い」と言えるだろう。
朱雀からしてみれば国を守る力を持つ者は「魔法を使える若者達」であり、「兵器が力」である白虎とは根本的に軍事力の仕組みが異なる訳である。
- 実際白虎軍は成人軍人が多く、作中でも0組を見て「自分の子どもより若い」と漏らす人がいる。