フェンサー/立ち回り

Last-modified: 2011-04-25 (月) 13:59:42
フェンサー

基本的な概要とスキル構成

 フェンサーは敵の防御系スキルを無視した攻撃スキルに加え、高い機動力をもつ移動型スキル、緊急回避スキルをもった対人特化職です。
 実装初期は凶悪とまでいわれる圧倒的な対人性能を誇りましたが、度重なる調整で弱体化し、現在はエンダーペインを持たない遊撃型の前衛に落ち着いています。

 対人に特化した優秀なスキルを多く持つ反面、それぞれのスキルに少なからずくせがあり、使い所を間違えば攻撃職として全く機能しないという側面も持ち合わせています。
 また、前衛職としてはエンダーペインによるのけぞり無効がない事からも弾幕地帯での活動が難しく、他の職を豊富に経験した後にプレイするのが理想的な上級者向けの職種といえます。

 基本的な行動方針はもちろん敵への攻撃であり、スタンした敵への攻撃、瀕死で前線から下がる敵への追撃、少し離れた所にいる体力が減った遠距離職への切り込みなど、うまく立ち回れば多彩で華麗な動きをする事が可能な非常にアクティブな職種ともいえます。

 対人に特化した反面、非常に建築物に対しての対応力がなく、建築物へは殆どダメージを与える事ができないため、オベリスクの破壊活動などには向きません。
 また、主力となる攻撃スキルはほとんど単体の敵をターゲットとする非範囲スキルである為、敵建築物の近くで攻撃を行うと建築物に攻撃が吸収されてしまうという欠点も持ちます。
 敵が敵スカフォードに肉薄するだけでほぼ全ての攻撃スキルがスカフォードに吸収されてしまい、かつ対建築能力の低さから破壊にも時間がかかり対処ができなくなるという明確な弱点も存在します。
 アロータワー、オベリスクなどターゲット可能な敵建築物全てにこれが適用される為、建築物付近での戦闘には注意を払わねばなりません。


【スキル構成】
 フェンサーにはフィニッシュスラスト、ペネトレイトスラスト、イレイスマジックの三種類を取得するまでの三つのスキルラインがあり、最終的に前述のスキルのうち二つまでがレベル3で取得可能で、残る一つのラインの二つ目のスキルまでを残りのスキルポイントで取得する形になります。
 これにより、大雑把にわけてしまえばこれら最終スキル三つのうち、どのスキルを選んでいるかでタイプが若干変化します。

  • フィニペネ型(フィニッシュスラスト、ペネトレイトスラストをレベル3まで取得)
  • フィニイレ型(フィニッシュスラスト、イレイスマジックをレベル3まで取得)
  • ペネイレ型(ペネトレイトスラスト、イレイスマジックをレベル3まで取得)
  • トリコ型(上記3スキルをレベル3、レベル2、レベル1で任意に取得)

  • フィニペネ型は、フェンサーの華形ともいえる突進スキルのペネトレイトスラストとフィニッシュスラストを兼ね備え、離れた所にいる敵にも急速接近して重い一撃を与える事が可能な型です。
  • フィニイレ型は、魔法を一度だけ無効化するイレイスマジックにより、物理に強いウォーリアーに対して、魔法に強い前衛として前線で立ちまわる型です。
  • ペネイレ型は特殊なタイプで、高威力・高判定のフィニッシュスラストを切るかわりに、イレイスマジックの対魔法力とペネトレイトスラストの機動力で敵を撹乱し、ソーサラーに対する安全性も高めた搦手的な型です。
  • トリコ型は全てのスキルを取得し、好みによりレベル調整をした型です。人により差はありますが、いずれにせよ最終スキル三種のうち二つを不完全な形で取得する為、器用貧乏にもなりかねない、ペネイレ同様に玄人向けの型です。

立ち回り

フィニッシュスラストを撃ち込め!

 基本的な前線での活動は、前述したようにウォーリアー同様に敵への攻撃であり、フェンサーとしても当然スタンしている敵への追撃を任される場合があります。
 フィニッシュスラストは発生が非常に速い事からスタンした敵に即座に打撃を与える事が可能で、発生までが1テンポ遅れるウォーリアーのヘビースマッシュなどと違い、敵の妨害を受け難いという利点を持ちます。
 スタンした敵の近くにいれば一撃目のあとにもう一度フィニを入れる事も難しくなく、単独でも相当数のダメージを与える事ができます。
 ただし、フィニッシュスラスト以外の攻撃スキルは手数が勝負であるため、周りに味方がいるならば攻撃が被ってしまうため絶対に撃ち込んではいけません
 例え攻撃が被っても撃墜ができる程度の体力しか敵に残っていなくとも、味方の一撃に被せてまで敵を倒す行為はハイエナと呼ばれ忌み嫌われるというのもある他、総合的にみても素早くフィニッシュをいれたら次の標的を探す方が理想的です。

エンダーペインを無効化し、敵ウォーリアーに対抗せよ!

 前線では攻撃の起点であり前衛職に恐れられる片手ウォーリアー
 エンダーペインの仰け反り無効と高い防御力で接近し、シールドバッシュによるスタンやアーススタンプによる鈍足で味方の攻撃の起点をつくる、味方としては頼もしく、敵としては非常に厄介な存在です。
 しかしフェンサーにはエンダーペインを無効化して敵を仰け反らせるフラッシュスティンガー敵を強制的に転倒させ追撃を入れる事が可能なダウンドライブ防御力上昇スキルをもつ敵に特効を持つフィニッシュスラストなど、片手ウォーリアーに対して有効な攻撃手段を多く兼ね備えています。
 不用意に接近してくる片手に対する牽制が可能であり、体力が減っていれば一気に瀕死まで追い込む事もできるフェンサーは、経験したことのある片手ヲリにとっては天敵の一つで、必要に迫られなければ近づきたくない存在なのです。

 特に強制的に仰け反りを加えて行動不能にするフラッシュスティンガーは普段のけぞる事のないウォーリアー達にとっては厄介なスキルであり、味方の片手ヲリと協力すれば、フラッシュスティンガーの仰け反りにバッシュを加えるという連携も可能です。
 このフラッシュスティンガーとダウンドライブは、タイミングを合わせれば突進技であるストライクスマッシュ、ドラゴンテイル、スラムアタックなどの攻撃に対してもエンダーペイン無効が働き、突撃してきたウォーリアーを撃ち落とす事が可能です。
 鳴り物入りで斬り込んでくるウォーリアーへの対処はフェンサーの役割の一つです。味方ウォーリアーと共に動き、片手ヲリと共に迎撃役として活動するのもフェンサーの仕事なのです。

 この他にストライクダウンというカウンタースキルがありますが、非常にプレイヤースキル(主に反射能力、状況判断力、読みなど)に依存するスキルである為、この項では取り扱いません。

ペネトレイトスラストで瀕死で逃げる敵を撃墜せよ!

 フェンサーには高速での移動能力を備えるペネトレイトスラストのスキルラインがあり、通常の歩行を上回る移動速度で敵に肉薄し、攻撃を加える事が可能です。
 特にレベル3まで取得したペネトレイトスラストはフェンサー唯一の範囲スキルであり、発動中はエンダーペインが付与され、その移動力も合わさり高い追撃能力を誇ります。
 ペネトレイトスラスト単体では最大射程の狙撃スキルをもつ弓スカウトや速い発生の遠距離魔法をもつ雷ソーサラーなどには追撃をゆずるものの、ペネトレイトの射程圏内ならばペネの後に追撃をすることも可能なのが利点です。
 特にエンダーペインをもたない敵に対してはペネトレイト命中時に転倒しなかった時点で追撃を加える事が可能となり、ペネトレイトスラスト→フィニッシュスラストのコンボはフェンサーの華形ともいえる高い追撃能力をもっています。
 しかし、それでもエンダーペインをもつウォーリアーには反撃を許し、また自分自身もエンダーペインを持たないため、迂闊に追いかけると孤立してピンチになる事も多々あります。
 ペネトレイト等での追撃を行う場合、周囲の状況をよく確認して行うようにしましょう。

回避スキルで危険地帯から退避せよ!

 ペネトレイトスラストのスキルラインにあるクイックムーヴ、タンブルはFEZにおける唯一無二の回避スキルです。
 特にタンブルは発生と同時にバックステップを行い、着地までの無敵判定により一瞬で敵と距離を取ることができます。
 立ち回りの中で危険な位置にいる事を察知した際、これらのスキルで即座に脱出し、味方の前線付近、もしくはその後ろまで後退し、態勢を立て直す事が可能なのもフェンサーならではの要素です。
 スタンから攻撃を受けるという絶体絶命の状況からでも、これらの回避スキル、移動スキルなどを駆使すれば辛くも生き延びる事が出来るため、ぜひとも有効活用しましょう。
 ただし、体力があるのにこれらのスキルで逃げる事は禁物です。特に前線でこの行為を行うと敵の前進を促進させ、味方の士気を下げる結果になる為、何らかの理由がない限りは非推奨の行為です(明らかに自分が狙われており、大ダメージをうける危険があるならばこの限りではない)。
 むしろ、フェンサーが高い脱出能力をもつ以上、片手ヲリと共に最後尾にたち、味方の撤退を補助する事が重要です。