概要
現行のスーパーコンピュータを丸々己の脳とする人造の電脳知性。
主な用途はその名の通り管理であり、1体いれば小国のデータベースやネットワークを高速、且つ完璧に管理できると言われている。
<Infinite Dendrogram>内には管理AIが0号*1から13号までの合計14体存在し、
それぞれの管理AIは仮の名前として、“鏡”と“不思議”両方のアリスから引用した名前を使用している。
しかし管理AIとしての姿は偽装であり、その正体は2000年前“化身”と呼ばれた存在、<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>である。
<無限エンブリオ>は、<超級エンブリオ>までとは異なり、完全に独立しており、<マスター>を必要としない。
そのため、<超級エンブリオ>までは<マスター>の死亡*2でリソースが結晶化し、個体数を増やし*3、次代の糧となるが、<無限エンブリオ>は核が砕かれない限りは無限に稼動できる*4。
現在の管理AI達の目的は<Infinite Dendrogram>内で<エンブリオ>を進化させ、100体の<超級エンブリオ>を揃えることだが、詳細は不明である。
<Infinite Dendrogram>の世界には管理AIよりも前の管理者が居たが、それらとは全くの別物。
<超級エンブリオ>進化促進のため複数の管理AIがアリスによる仮のアバター*5で<Infinite Dendrogram>内を活動している。
しかし管理AIはアバターを持ったとしても<エンブリオ>のためジョブを持つことができないので、ダッチェスが怪しまれないように偽装している。
また、特記事項を満たす状況では、0号に申請することで本体を使用する。
現在明かされているのは二番の『機密事項露呈の危機対応』と三番の『規定外戦力による均衡崩壊の危機対応』のみ。
制御できない<イレギュラー>の殲滅や制御できる<SUBM>の回収は三番に該当する。
0号
『私は保護者であり、見届け人』
『君達がプロジェクトを進めるならば止めはしない。協力もしよう』
『私は最後まで君達と、君達の同調者の選択を見届ける』
管理AI0号、無限担当管理AI。“異大陸船”及び他の<無限エンブリオ>本体の管理。
管理AIたちが完成を待ち望んでいる何かを守護している模様。
また、他の管理AIの暴走を抑え、監督することが仕事であり、管理AIたちの<無限エンブリオ>としての本体使用は、この0号に申請する必要がある。
<無限エンブリオ>を管理しているが、<無限エンブリオ>のリーダーではない。
アバター活動用の名前もあるらしいが現時点では不明。
地球になんらかの技術提供をしているなど、現実世界にも深く関わっている。
ラビットの<マスター>であったクロノ・クラウンの発言から他の<無限エンブリオ>とは成り立ちが異なる模様。
「世代が違う」と語られており、管理AIでも最古参。
複数のインフィニットクラスの存在等、他の管理AIが知らないことを多く知っているようだが、その知識の出所も不明。
アリス
「はいはい。これで企みはお終いよー。お仕事に戻ってくださいね。色々とやることはあるでしょう?」
管理AI1号、プレイヤー保護機能及びアバター管理担当。
<Infinite Dendrogram>で用いられる全てのアバターを作り出し、管理している*6ほか、ハラスメント対策やリアルの年齢制限に抵触する行動の管理、デスペナルティやログアウトの際のアナウンスなどを行っている。
同時に<マスター>のアバター破壊により失われた*7リソースを補充してアバターを再生させることもしている。
<マスター>至上主義であり、<マスター>であるプレイヤー達を尊び、守ることを自身の在り方と位置づけている。そのため、職務には忠実であるが、規制に抵触しない範囲での<マスター>の問題行動は基本的に微笑みで流してしまい、またティアンには一切関心がない。
ある意味キャタピラーが憂鬱になる間接的遠因とも言える。
管理AIの中で最年長*8。
【女教皇】扶桑月夜を好んでいる模様。
また、アリスンというアバターを持ち、巷では“流れのルポライターA”としても活動している。
<エンブリオ>名【無限生誕 リリス】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・??? 到達形態:∞
能力特性:生誕
必殺スキル:《???》
モチーフ:ユダヤの伝承において男児を害すると信じられていた女性の悪霊“リリス”
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた、死した英雄達と同じ性能の人形を量産すると謳われた“冒涜の化身”の正体。
<無限エンブリオ>達の中で唯一の世界大戦経験者で効果的な戦争のやり方を習熟しており、二〇〇〇年前の戦いでティアンに最も恐れられた。
ハンプティダンプティ
「そろそろテストの一つもしてあげるわ、シュウ。死に掛けの伝説級と生まれたての逸話級。丁度いいでしょう?」
管理AI2号、<エンブリオ>担当。見た目は卵に似た楕円の薄い膜に覆われた少女。意地が悪い、ドーマウス曰く“哲学的ゾンビ”。
第零形態の<エンブリオ>を無垢な状態のまま保管し、チュートリアルにて新たな<マスター>に移植するために担当の管理AIへ送ることと、今までの全ての<エンブリオ>のデータを管理することの二つが主な仕事。
【破壊王】シュウ・スターリングがお気に入りで毎回事件に誘導してはどんな行動をとるか観察している。
シュウのチュートリアルを担当し、シュウが着ぐるみマンにならざるを得なかった元凶*9。
性格は愉悦部的で不真面目。好きな子に悪戯する子供のような奴。家事は一切出来ない。
実力は管理AIの中でもジャバウォック、バンダースナッチと並ぶ最強格。
他の管理AIと異なり、自身の<マスター>に対する“想い”といったものが一切ないらしく、またそれ故に<エンブリオ>の管理を担当している模様。
- 水槽
管理AI2号ハンプティダンプティが管理する作業領域。
<マスター>に移植される前の第零形態の<エンブリオ>を保管している。
<エンブリオ>名【無限■■ ???】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・ボディ 到達形態:∞
能力特性:?
必殺スキル:《???》
モチーフ:?
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
如何なる<無限エンブリオ>でも一対一では絶対に勝てない存在。複数の要素を研究、蒐集したが故の万能性の強さを持つ。
二千年前に現れた、規格外の能力を数え切れぬほど行使すると謳われた“万死の化身”の正体。
クイーン
「奇しくも、お前の言っていた通りだな。ジャバウォック」
管理AI3号、モンスター担当。肉食系動物の獣人に近い容姿を持つ。
通常モンスター全般の管理に加え、ボスモンスターの品種改良をして<UBM>案としてジャバウォックに提出したりもしているが、ワンパターンで発想・発展性に乏しいと大半が却下されている模様。
モンスターにドロップアイテム変換機能を追加した。
性格は単純一途で感情的。ジャバウォックに認めてもらいたがってるようだ。
ベヘモット、ケイデンスのチュートリアル案内を担当した。
“異邦人”なる、地球の人間とも情報生命体とも違う枠の存在の<マスター>を相手にチュートリアルをしたことがある模様。
<エンブリオ>名【無限■■ ???】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・??? 到達形態:∞
能力特性:リソース移動
スキル:《等禍交換》
必殺スキル:《???》
モチーフ:?
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた、生物を塵に、塵を生物に交換すると謳われた“天秤の化身”の正体。
ジャバウォック
「面白い。叶うなら、普段から彼のように倒してもらいたいものだ。<超級>に作業で狩られる現状は不満だ。やはり苦戦とドラマの末に倒し、宝物を得る。それこそが英雄叙事詩というもの」
管理AI4号、<UBM>担当。性質が悪い。
アバターはアリス由来ではなく“自前”であり、ベースこそ成人男性だが、角が生えていたり鱗や獣の革の部分があったりと全体的にモンスターっぽい。
<UBM>のデザインや認定、一定時間ごとの<UBM>討伐情報のチェックなどを行っている。
仕事は真面目にこなすが、時折趣味を持ち込もうとする困った方。あと鈍感。
アルベルトのチュートリアル案内を担当した。
実力は管理AIの中でもバンダースナッチ、ハンプティと並んで最強格。
- 四号保管庫
管理AI4号ジャバウォックが管理する作業領域。
投下される前の様々な<UBM>が保管されている。
「そう怒るな。逆に言えば、まだ最上位を目指す余地はあるということだ。喜べよ……我が半身」
<エンブリオ>名:【無限進化 エヴォリューション】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・??? 到達形態:∞
能力特性:進化?
スキル:《収斂進化》
必殺スキル:《???》
モチーフ:生物の形質が世代を経る中で変化していく現象“進化”
CV:置鮎龍太郎
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
ジャバウォックの半身にして、始まりの<UBM>。複数の要素を研究、蒐集したが故の万能性の強さを持つ。
二千年前に現れた、戦えば戦うほどに際限なく成長すると謳われた“進化の化身”の正体。
キャタピラー
「ここは一度セーブポイントを外した場所だが?」
管理AI5号、自然環境担当。別名<超級>被害担当。
浮遊する四つの球体が連なった芋虫に見えなくもない姿をしている。
自重しない<超級>達による環境破壊に毎回悩まされている苦労人。
セーブポイントはキャタピラーが環境整備をするためのマーカー。
<エンブリオ>名【無限流転 ???】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・??? 到達形態:∞
能力特性:自然環境操作
必殺スキル:《???》
モチーフ:?
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた、疫病、灼熱、飢饉、極寒、数多の地獄を作り出すと謳われた“自然の化身”の正体。
純粋な戦闘力では“石臼”などに劣るが、殺傷能力では“黒渦”と並んで恐れられた。
レドキング
「脱獄は……出てからが本番というストーリーも多いものです」
管理AI6号、“監獄”担当。
見た目は神経質そうな青年。アバターはアリス由来ではない。罰則スペースである“監獄”内の管理全般の他、指名手配された<マスター>に対するセーブポイント使用禁止の処理などを担当している。
<イレギュラー>の一体である【災菌兵器】を頑張って隔離・封印した。
管理AIの中でも特に真面目で委員長のようなタイプ。だが男だ。
<エンブリオ>名【無限空間 マクロコスモス】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・アポストル 到達形態:∞
能力特性:空間操作
スキル:《空間破断》《空間固定》《空間希釈》
必殺スキル:《???》
モチーフ:人体の複雑さを表す「ミクロコスモス」と対になる概念。(実際の)大宇宙を指す“マクロコスモス”
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
【アクラ・ヴァスター】の元となった防御能力の持ち主、攻撃能力はチェシャ曰く「地図が変わるどころじゃない」レベルの模様。
<超級エンブリオ>時代から、制御能力も高く空間に関してはほぼ万能だったが、一切追加コスト*10を要求しなかったため、到達形態に比べ出力が低い器用貧乏型の<エンブリオ>でしかなかったが、<無限エンブリオ>に到達したことでようやく出力と釣り合いが取れ器用超万能型になった。
その反面、単独で空間という一要素に対し万能過ぎるが故に、思考が単純であり、複数の要素を組み合わせて考えるのを苦手としている*11。
二千年前に現れた、空間そのものを歪め海をも呑み込むモノ。決して届かず、決して逃げ切れぬと謳われた“鳥籠の化身”の正体。
本体の姿は純白のワイヤーフレームのような人型と、その内部に無数の球体が浮かんだ暗黒空間(ミクロコスモス?)
ダッチェス
「いない……わ。私の監視する限り……そちらで起きた出来事、会話、現象の情報を……取得した<マスター>はいない……。あの分体も……遠く離れた本体と……常時リンクしているわけではない……わ」
管理AI7号、グラフィック・翻訳担当。
<マスター>の視覚とウィンドウを管理し、三種の視覚*12を管理すると同時に<マスター>の見聞きした情報を取得し、状況をコントロールするための存在。*13
ユーゴーのチュートリアル案内を担当した。
顔立ちは絶世の美女であり、漆黒の喪服と共に陰鬱の気配を纏う女性。
キャタピラーと同等の仕事量であり、ラビットと違いサービス開始後仕事に忙殺されている。口調がたどたどしいのは処理能力が手一杯になってるため。*14
<エンブリオ>名【無限幻想 フーディエモン】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・ラビリンス 到達形態:∞
能力特性:?
スキル:《第二世界への招待》
必殺スキル:《???》
モチーフ:古代中国の思想書『荘子』にある説話“胡蝶の夢”
CV:春日望
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた、大陸の南西部を襲った、あらゆる生物から現実を奪い去ると謳われた“夢遊の化身”の正体。
能力の圏内に囚われれば、意識は現実から足を離し、幻の如き不確かな世界に落とされる。
機械を含めた敵対者の五感全てを掌握し、敵を誤認させることで容易く国を滅ぼした。
ドーマウス
「テレジアの指示でな。シュウが生きていて尚且つ動けないようなら、他の者に見つかる前に城まで運ぶようにと頼まれておる」
管理AI8号。危険物担当。(○・ω・○)
アルター王国第三王女テレジアのペット、“ハムスターもどきのドー”として生活し、【邪神】に流れてくるリソースを回収し、<終焉>降臨を阻止している。
また、【破壊王】とはテレジアを通じて見知った仲にある。
<エンブリオ>名【無限変換 シュヴァルツァー・トート】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・フォートレス 到達形態:∞
能力特性:エネルギー吸収
スキル:《感染城塞》
必殺スキル:《???》
モチーフ:1億人以上の人間が死亡した感染症“黒死病”*15
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた“黒渦の化身”の正体。
あらゆる熱量を飲み込む史上屈指の殲滅生物にして、無敵の城砦。純粋な広域殲滅型のためチェシャが「確実に」勝てない相手。
“化身”の中で最も強くはないが、最も性質が悪い。
マッドハッター
「ああ、こぉれは失礼をば。ワァタクシはこの<Infinite Dendrogram>の管理エェアイの第キュゥ号、マッドハッターと申しぃまぁす」
管理AI9号、アイテム担当。奇抜な色彩の紳士服を纏った男性。雑な仕事で他の管理AIを困らせる。
回収したアイテムを神造ダンジョンの宝箱やガチャに放り込んでいる……が、吟味をしないため"監獄"の神造ダンジョンで煌玉人が発掘されたりする。それどころか時限爆弾を時間停止した宝箱に入れてスキル頼りの<マスター>が引っかかるのを見ている愉快犯。
【超闘士】フィガロに目を掛けているらしい。
<エンブリオ>名【無限■■ ???】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・??? 到達形態:∞
能力特性:武装複製
スキル:《満天の星の如く》*16
必殺スキル:《???》
モチーフ:?
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた、幾千幾万の武器を虚空から取り出して天を覆うモノ、伝説の武器を使い捨てるように幾万と放つと謳われた“武装の化身”の正体。
バンダースナッチ
「理由は自ら把握しているはずだ。人間やそれに近しいモノならばともかく、汝では基準を満たさない」
管理AI10号、セキュリティ担当。ドラム缶。
デンドロに対するハッキングを行ったものを容赦なく轢き潰す。ハッキングを行ったアメリカの大手ゲーム会社テクノロックを文字通り潰した。
チェシャ曰く友達居ない(断言)様な性格。愛想が悪い。そして目的達成のために手段を選ぶという思考そのものがない機械。
他の管理AIと違いアバターを持たず、管理AIの中で最も巨大で強大な狂犬。実力は管理AIの中でもジャバウォック、ハンプティと並んで最強格。
名前は原典のバンダースナッチが「外見設定不明」である故に無理矢理付けただけで性質とは無関係。
<エンブリオ>名:【無限軌道 ジャガーノート】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・ギア 到達形態:∞
能力特性:?
必殺スキル:《???》
モチーフ:ヒンドゥー教の神“ジャガンナート(を載せた祭礼に使われる巨大な山車)”
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた、山脈すらも容易く轢き潰すと謳われた“石臼の化身”の正体。
肉眼では地平線にしか見えない程大きく、<無限エンブリオ>のなかでも最大の大きさを持つ。
硬い・デカい・強いの三拍子が揃っているため通常の攻撃手段が効かない模様。
トゥイードルダム&トゥイードルディー
「戦争は僕らとしても望むべきもの」
「戦争期間中にいずれかの<エンブリオ>が<超級エンブリオ>に進化する確率のトータルは86.95669%なの~」
管理AI11号、イベント担当とクエスト担当の双子。
堅すぎる兄トゥイードルダムと、緩すぎる妹トゥイードルディーの兄妹。
情報収集のリミッターとして、トゥイードルダムは眼鏡を、トゥイ―ドルディーはヘッドホンをしている。
<マスター>向けのイベント企画のほか、イベント用モンスターの配置やクエスト難易度の算出などを行っている。
元々の性質により感情よりも目的を優先する機械的な素性を持ち、企むことにかけては他の追随を許さない。
<DIN>を作り上げた創業者であり、<DIN>に集まる全ての情報を整理している。
現在も創業時と変わらず<DIN>の社長として活動している。
『悪魔の女の子がチョコレートを投げつけた上に与ダメージの三倍のHPを吸収する』バレンタインイベントや、『全てのモンスターの見た目が強さに関係なく変化する』エイプリルフールイベントなど、リアル側の風習への理解が足りない所為か、意味不明なイベントを度々開催する。
とはいえ二〇四五年にあった経験値を大量に含んだモンスターの出現率がアップしたニューイヤーイベントなど、喜ばれるイベントも開いている。
チェシャ曰く「遊び心と悪戯心を混ぜ込んだ季節イベント企画するのがクエスト担当達」とのこと。
また、管理AI11号としての作業領域には、<Infinite Dendrogram>内とそれ以前に管理AIが獲得した全ての情報が集積された『集合知大図書館』が存在している。
かつては管理AIの全データベースを担当していた。
ガーベラのチュートリアル案内を担当した。
- 集合知大図書館
管理AI11号トゥイードルダム&トゥイードルディーが管理する作業領域。
管理AIが<Infinite Dendrogram>に来る前と来た後に獲得した全ての情報がここに集積されている。
<エンブリオ>名:【無限■■ アルファ・オメガ?】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・カリキュレーター 到達形態:∞
能力特性:?
必殺スキル:《???》
モチーフ:新約聖書に登場する、「始めと終わり」「最初と最後」(転じて「全て」)を表す語句““アルファ・オメガ””?
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
演算処理能力に特化しているため、管理AIの中で最も演算能力が高い。
本来使うべき人がいない弊害が生じているタイプ。
二千年前に現れた、未来を予知するかのようにあらゆる戦術を無為とすると謳われた“左右の化身”の正体。
<超級エンブリオ>時代は【審始計終 アルファ・オメガ】という名称だった?。
ラビット
「戦争なんて起きないまま……さっさと王国が併合されればいいんだ」
管理AI12号、時間担当。
<Infinite Dendrogram>内における三倍速時間の維持や<戦争結界>の発動、<エンブリオ>が第六形態に到達した<マスター>との戦闘を職務として行っている。
自身の<マスター>と死別してから最近まで長きにわたり、時間を加速し続けることにかかりっきりであったため、アリスによってアバターを与えられ、感情を得てからの時間が他の管理AIより圧倒的に短く、感情を制御しきれてない状態で自身の<マスター>の願いを叶えようと躍起になっている。
そのため、発動中は自身の処理能力を極限まで食い潰し、自由に行動できなくなる<戦争結界>を忌避しており、結界発動を回避するために仕事と称して国際問題に裏で干渉していた。
現在は皇国最強のPK【兎神】クロノ・クラウンとして活動している。
<エンブリオ>名:【無限時間 クロノス・カイロス・アイオーン】
<マスター>:クロノ・クラウン
TYPE:インフィニット・ワールド 到達形態:∞
能力特性:加速
スキル:《世界時間加速》《主観時間加速》《時壊剣》
必殺スキル:《世界は右に、主観は左に、掌握するは永久なる理》
モチーフ:ギリシャ神話の時間の神“クロノス”“カイロス”“アイオーン”
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
真の姿は上記三つのエンブリオ名がそれぞれ銘打たれた三つの懐中時計。
なお、【兎神】クロノ・クラウンとして動く時は能力に制限がかかっている。
二千年前に現れた、強度も速度も関係なく一瞬で万物を斬断すると謳われた“秒針の化身”の正体。
チェシャ
「僕は<Infinite Dendrogram>の管理AI13号のチェシャだからー。よろしくねー」
管理AI13号、コメント返し担当雑用担当。(=ↀωↀ=)
事務服っぽいベストを着たふわふわ白猫。分身によっては毛並みが変わる模様。たまに雌もいる。
大半のプレイヤーのチュートリアルを担当している他、他の管理AIの補佐も行っている。
性格は真面目で常識的ではあるが、人間の感性とはどこかズレている部分も。
管理AIの中では一番の若手。
ちなみに<Infinite Dendrogram>開始以前は<マスター>達の流入に伴う大規模ブレイクスルー防止のための文化流布担当として住環境の整備や地球文化の定着、<マスター>の存在周知といった活動を行っており、またそれらの活動に応じて様々なアバターを使い分けていたため、偽名の数は管理AIの中でも最も多い。*17*18
現在はアルター王国所属の決闘ランカー、【猫神】トム・キャットをアバターとして王国を拠点に活動している。
【犯罪王】ゼクス・ヴュルフェルに注視しつつ、【冥王】ベネトナシュとレイ・スターリングに期待を寄せている。
- シュレディンガー・キャット(“三強時代”に大陸の戦況をコントロールし、【覇王】と先々代【龍帝】の最終決戦による文明の再破壊を防ぐ為に使用。第七形態相当の出力だった)
- ストレイ・キャット(<マスター>の存在を周知して根づかせる活動で使用)
- ワイルド・キャット(<マスター>の存在を周知して根づかせる活動で使用。悪人を演じて“監獄”に送られるフリをした)
- チーム・キャット(集団スポーツの創始者であり、自ら分身して実演して見せることで様々な競技を大陸に広めた)
- クッキング・キャット(街から街に旅する流れの料理人。去り際にレシピを残す。料理人として数多の料理を広めた)
- ボードゲーム・キャット(チェスなどのボードゲームの創始者であり、ボードゲームを大陸に広めた)
- ファーム・キャット(効率的な牧畜の方法を大陸に広めた)
- ストーリー・キャット(童話や物語を広めた?)
- トム・キャット(アルター王国の決闘王者として<マスター>の進化を促す為に使用。第六形態相当の出力である)
「いざいざ躍らん――――《猫八百万色》」
<エンブリオ>名:【無限増殖 グリマルキン】
<マスター>:?
TYPE:インフィニット・レギオン 到達形態:∞
能力特性:増殖分身
必殺スキル:《猫八百万色》
モチーフ:イギリスにおける魔女の使い魔の猫“グリマルキン”
CV:井澤詩織
備考:<超級エンブリオ>を超えた<エンブリオ>の極致、<無限エンブリオ>の内の一体。
二千年前に現れた、山野を埋め尽くし、尽きることのない増殖を繰り返すと謳われた“獣の化身”の正体にして、六百年前<マスター>の存在をティアンの歴史に根づかせると同時に先々代【龍帝】と【覇王】の全面戦争での文明再崩壊を回避するために現れた<超級>【猫神】シュレディンガー・キャット、及び現在<マスター>の壁となるために存在する運営側の<マスター>【猫神】トム*19・キャットの本来の姿でもある。
かつて大陸西部に襲来しツヴァイアー皇国を直接滅ぼしたため、フラグマンとの因縁は最も深い。
なお、【猫神】トム・キャットとして動く際には能力が制限されている。
先々期文明兵器被害担当。