アルター王国

Last-modified: 2024-12-18 (水) 22:06:41

概要

白亜の城を中心に、城壁に囲まれた正に西洋ファンタジーの街並み

 

中央大陸西部、西方三国の一つ。
中世ヨーロッパを彷彿とさせる西洋風の街並みが特徴的な“騎士の国”。
北側のドライフ皇国、南側のレジェンダリア、東側の大陸中央部のカルディナと国境を接する。
取得できるジョブの幅が広く、また王都には最も進入が簡単な神造ダンジョンの<墓標迷宮>を擁するなど、総じて“初心者向け”の国家とされている。
 
現在ドライフ皇国とは戦争状態にあり、第一次騎鋼戦争の時、所属している四人の<超級>が一人も戦争に参加せず、<SUBM>である【三極竜 グローリア】の来襲事件で大きなダメージを受けていたこともあって、レイが<Infinite Dendrogram>を始める半年(現実時間で二ヶ月)ほど前に、二人の<超級>*1と大勢の<マスター>を主戦力とするドライフ皇国軍に王国軍が蹂躙されたことで滅亡の危機に瀕しているが、最近所属の<超級>が五人に増え、彼らが事実上戦争参加を表明したことでドライフ皇国から講和の話が持ち上がった。
しかし、それは罠であり、レイによって阻止されたが、宣戦布告として王都で【盗賊王】による大規模テロが行われた。
その後、再びドライフ皇国から正式に宣戦布告を受けた。
<UBM>への挑戦権を賭けた“トーナメント”の間に新たな<超級>が誕生し、カルディナから【殲滅王】が“トーナメント”に参加したことで、事実上所属<超級>が七人になった。
 
遂に、第二次騎鋼戦争、通称<トライ・フラッグ>が開戦された。

超級(スペリオル)

【獅星赤心 コル・レオニス】
 <マスター>:フィガロ
【戦神艦 バルドル】
 <マスター>:シュウ・スターリング
【??? カグヤ】
 <マスター>:扶桑月夜
【??? エデン】
 <マスター>:レイレイ
【幽閉天使 サンダルフォン】
 <マスター>:ハンニャ
【??? ネイリング】
 <マスター>:フォルテスラ
【七星転身 セプテントリオン】
 <マスター>:アルベルト・シュバルツカイザー

ランキング

決闘ランキング

 一位:“無限連鎖”【超闘士】フィガロ
 二位:“断頭台”【抜刀神】カシミヤ
 三位:“化猫屋敷”【猫神】トム・キャット
 四位:“黒鴉”【堕天騎士】ジュリエット
 五位:“骨喰”【伏姫】狼桜
 六位:“仮面騎兵”【疾風騎兵】マスクド・ライザー
 七位:“炎怒”【強力士】ビシュマル
 八位:“流浪金海”【大海賊】チェルシー


 十一位:“偽装白鳥”【魔剣聖】ハインダック
 十三位:“夜蜘蛛” 【闇姫】曼殊沙華死音
 十四位:“漸増巨人”【重騎士】ロードウェル
 二十四位:【剣聖】グレート・ジェノサイド・マックス
 三十位:“彗星圏”【疾風騎兵】ラング

クランランキング

 一位:<月世(げっせい)の会>
  クランオーナー:“月世界”【女教皇】扶桑月夜
 二位:<デス・ピリオド>
  クランオーナー:“不屈”【聖騎士】レイ・スターリング
 三位:<K&R>
  クランオーナー:“断頭台”【抜刀神】カシミヤ
 四位:<ウェルキン・アライアンス>
  クランオーナー:【嵐王】ケイデンス
 五位:<Wiki編纂部・アルター王国支部>
  クランオーナー:【氷王】アット・ウィキ


 八位:<AETL>連合
  クランオーナー:【聖騎士】パトリオット
 十三位:<暗黒舞踏会>
  クランオーナー:“夜蜘蛛” 【闇姫】曼殊沙華死音
 二十七位:<リリアーナFC>
  クランオーナー:???

討伐ランキング

 一位:元“正体不明”【破壊王】シュウ・スターリング
 二位:【傾国】キャサリン金剛
 三位:【嵐王】ケイデンス


 五位:【飛将軍】リーフ
 十三位:“夜蜘蛛” 【闇姫】曼殊沙華死音
 ?位:【暗殺王】月影永仕郎
 ?位:“酒池肉林”【毒手拳】レイレイ
 三十位:【光王】エフ

地名

アルテア

アルター王国の首都。通称“王都”。
街全体を囲む円形の城壁は東西南北に門が設置され、四方の門から街の中心部へ向かって真っ直ぐ大きな石畳の道が敷設されている。
中心部はさらに城壁で区切られ、その内部には王城と貴族街が存在する。
 
かつて、侵略国家アドラスターの首都“業都”と呼ばれ、【覇王】無き後は、戦争の中心点となり、その後先代【邪神】の棲家となっていた。
先代【邪神】が【聖剣王】アズライトに討伐され、今に至っている。

<イースター平原>

アルテアの東に位置する平原地。初心者用狩場の一つ。
王都封鎖事件の際には、王国三位のPKクラン<K&R>がここを封鎖した。

<ノズ森林>

アルテアの北に位置する森林地帯。初心者用狩場の一つ。
王都封鎖事件の際には、<超級殺し>がここを封鎖した。
【破壊王】により焼失、管理AI13号(チェシャ)により復旧の下地が作られた。

<サウダ山道>

アルテアの南に位置する山道。初心者用狩場の一つ。
王都封鎖事件の際には、PKクラン<凶城>がここを封鎖した。

<ウェズ海道>

アルテアの西に位置する海道。初心者用狩場の一つ。
王都封鎖事件の際には、盗賊クラン<ゴブリンストリート>がここを封鎖し、四ヶ所の中で唯一ティアンにも被害が発生した。

ギデオン

アルター王国第二の都市。ギデオン伯爵統治領。通称“決闘都市”。
王都アルテアから約200㎞離れた場所に位置している。
“決闘都市”の名の通り決闘が盛んで西方三国最大規模の闘技場施設*2が存在する。
他国からも観光客が多数訪れるため、市内は非常に賑やかで活気に溢れている。
歴史的経緯から現在も呪われた武具が大量に保管されていて、レイが解呪を行っている。

ギデオンの伯爵がとっておきのメインイベントとして【超闘士】と【尸解仙】による<超級激突>を企画したが、その後二人が決闘を何度も行っている他、都市内外で幾度となく*3<超級激突>が勃発している。
また、<超級>*4や<UBM>*5のせいで壊滅の危機に何度も瀕している。

<ネクス平原>

ギデオンの北、<サウダ山道>の南に位置する平原地。
小鬼(ゴブリン)が多く生息し、【大瘴鬼 ガルドランダ】率いる小鬼の群れが道行くティアン達を襲っていた。

<クルエラ山岳地帯>

ギデオンの東に位置する山岳地帯。
アルター王国とカルディナの国境地帯の一つであり、決闘都市ギデオンとカルディナの都市を繋ぐ交易路の一つでもある。
『強盗の名所』とも呼ばれる。
古くから山賊団の根城となっており、過去には<ゴブリンストリート>が活動していた他、ゴゥズメイズ山賊団がアジトとしていた廃棄砦もこの山中に存在する。
フランクリンの騒動後、カルディナに帰国する【地神】により、百を越える山賊が全て“土葬”された。

旧ブリティス伯爵領

アルター王国西方、ギデオンと<西海>の間に存在する王族の直轄地。領内に港町がある。
元々はブリティス伯爵が治めていたが、第一次騎鋼戦争の際に雇っていた兵が【魔将軍】が率いる悪魔達に死体もほとんど残らず殺され、兵を集める資金と死者の遺族に対する弔慰金に多額の金を支払い*6、その後に発生した流行り病を領内に押し留めるために残る財産全てを使い破産。領地を王家に返上した。

<ジャンド草原>

ギデオンの西に位置する草原地帯。
“フランクリンのゲーム”において、【大教授】が放ったスーサイドシリーズとの決戦の舞台となった。

旧<ジャンド草原>

ギデオンの西に位置する地帯。
【大教授】が放ったスーサイドシリーズを殲滅した【破壊王】の攻撃により草原としての名称は消滅した。

<サウダーデ森林>

ギデオン南西部に位置する森林地帯。
元々は亜竜級以下のモンスターしかいない比較的安全な場所だったが、“フランクリンのゲーム”以降、強力なモンスターが移動して来たことで生態系が変化し、純竜級のモンスターが生息する危険地帯となっている。

<ファドル山道>

アルテアの北、トルネ村との間に位置する山道。
リューイ達母子がシジマ・イチロウと初めて出会った場所。

トルネ村

アルテアの北に位置する村。風星の村。
規模は王都やギデオンよりもずっと小さく、広い土地に四百軒前後の家がまばらに立っている。
農業用の大きな風車小屋が建ち並ぶその景色は、どことなく十五、六世紀頃のオランダの風景画を思わせるものとなっている。
また、村には“コクテン様”という昔話が伝わっており、王国北部の村々ではその故事になぞらえた“風星祭”という祭りが毎年行われている。
 
【地神】によって各地に仕掛けられた魔法の影響で、地下に封じられていた“コクテン様”、古代伝説級<UBM>である【黒天空亡 モノクローム】が復活し、村を襲ったが【女教皇】や滞在していた<マスター>達のおかげでティアンの死傷者は出なかった。
 
その後の“風星祭”には、風車だけでなく、“コクテン様を倒した流星の風車を持つ英雄”を模した人形が飾られるようになるとか。

ホロロ村

港町キオーラの近くにある村。

カルチェラタン

アルター王国北東に位置するカルチェラタン伯爵領に存在する街。
カルチェラタン伯爵夫人が治めており、街の中は石畳で舗装された道路と町のいたるところに草木と花々が植えられ“人と自然の調和”という雰囲気の美しい景観となっている。
最近郊外で<遺跡>が発見され、【量産型煌玉馬・セカンドモデル】の生産ができるようになり、その機能を発揮するための【煌騎兵】や【操縦士】【整備士】などのドライフ皇国特有の機械系の生産ジョブに就くことができる。
町はずれにシャーリーの祖父が始めた“天地風”の温泉旅館がある。
また、二つしかない人間が交通可能な皇国との国境である平野を挟み、ドライフ皇国のバルバロス辺境伯領と隣接している。

旧ルニングス公爵領

アルター王国北西に位置するルニングス公爵が治めていた地域。
穏やか尚且つ温暖な気候の土地柄であり、王国にいくつかある穀倉地帯の一つだった。
二つしかない人間が交通可能なドライフ皇国との国境である山道を挟みドライフ皇国のエルドーナ領と隣接しており、深い交友があった模様。
 
【三極竜 グローリア】が襲来し、当時領内に存在していた人間(ティアン)非人間範疇生物(モンスター)、植物すらも根絶やしにされた。
特に領の中心部にある都市ルニングスは、青々とした草原の中心にあったことからかつては草原都市ルニングスと呼ばれていたが、事件後草木の一本残さず死滅した枯野となったことから絶滅都市と呼ばれている。
【グローリア】事件後はあらゆる死骸に怨念が宿り、数多のアンデッドが徘徊していたため、戦争前に<月世の会>の聖職者達がアンデットを浄化し、死体も処理したものの、移住を希望する者はおらず、文字通りのゴーストタウンとして放置されている。
 
第一次騎鋼戦争の際、この地よりドライフ皇国が侵攻し、現在はドライフ皇国が実効支配しているが、セーブポイントはアルター王国に帰属したまま。
ドライフ皇国に近い西側は整備と開拓が進んでおり、皇国の穀倉地帯としての復活を果たしつつある。

<境界山脈>

アルター王国北部とドライフ皇国南部の国境地帯に広がる険しい山脈。
最大の山である<天蓋山>をはじめ、山々には【天竜王】の系譜に連なる天竜種の【竜王】らが住まい、その山中には多くの純竜が生息している。

“招かれざる客”となれば最後、生きては出られない世界とされ、ティアンはまず立ち入らない秘境。
稀にいる腕自慢のティアンの武芸者や近年増加した<マスター>が<天蓋山>を目指して<境界山脈>に入ることもあるが、純竜が跳梁跋扈する環境ゆえにほとんどは【天竜王】に出会うことすらなく死に絶え、稀に出会えた者も一瞬で塵となる。

山脈に住まう天竜種のドラゴン達は侵入者に対しては厳しいが、それ以外の者には寛容であり、<厳冬山脈>の地竜種のドラゴン達のように野に降りて他の生物を狩ることも、東西の国境を行き来する人々に手を出すこともないため、“境界”を越えることのない多くの人々にとっては危険性の低い隣人達である模様。

<時竜王霊廟>が存在している。

<天蓋山>

<イレギュラー>である【天竜王 ドラグへイヴン】が住まう<境界山脈>最大の山。
中央大陸北部の<厳冬山脈>や大陸の東西南北に広がる<四海>と並ぶ、三大竜王の生息地の一つ。
この山には天竜種のドラゴン達も一切近寄らず、【天竜王】とその第一子である神話級<UBM>【輝竜王 ドラグフレア】の二体のドラゴンしか棲んでいない。

かつて起きた【地竜王】の事件を教訓にし、無断で侵入すること自体がアルター王国では即極刑となる重罪とされている。
そのため、【犯罪王】が“監獄”に送られる前は幾度も侵入していた。

<雷竜山>

<境界山脈>の西端に位置する、国境に程近い山。
【天竜王】の第三子である神話級<UBM>、【雷竜王 ドラグヴォルト】が治めていた天竜種のドラゴン達の住処。
南はアルター王国ルニングス公爵領に面し、<SUBM>である【三極竜 グローリア】の襲来が初めて確認された場所でもある。

クレーミル

アルター王国の地方都市。通称“城塞都市”。王国の北西にある国境と王都の丁度中間地点に存在する。
西方中央が幾つもの国々に分かれて争っていた数百年前に、隣国との戦争のため建造された城砦を基礎とし、外周部には都市全域をカバーして余りあるほどの強大な防御結界が設置されている。
当時は西方中央屈指の城砦だったが、初代国王となる【聖剣王】アズライトの単独突入によって結界を両断され、そのまま城主を討ち取られている。
 
その後、国境線から遠退いたことで戦略的価値こそ失われたが、初代国王の建国伝説に縁ある土地として観光名所になっていた。
【グローリア】事件の際には、王国北西の国境と王都の丁度中間に位置する防衛拠点として選ばれ、迎撃作戦の要として使用されたが、【三極竜 グローリア】の極光ブレスによって消し飛ばされ、都市の土台のみが残った。
現在はセーブポイントとしての機能も失われ、事件の死者を悼む慰霊碑だけが存在している。

ニッサ辺境伯領

アルター王国南西に位置するニッサ辺境伯が治めている土地。通称<自然都市>。
広大な森林と山岳を持ち、山岳に沿った道でレジェンダリアと古くから交易をおこなっている地域であり、三強時代の頃から、この地方はレジェンダリアとの窓口だったため、レジェンダリアとの仲が良好。

<スリーブ山>

ニッサ辺境伯領南部に位置する土地。
近くには神話級<UBM>である【磨刃超獣 キル・キル・バ】の縄張りもあった。
 
<トライ・フラッグス>において<王国支部>と<皇国支部>の戦闘の場に選ばれ、【氷王】率いる<王国支部>が【キル・キル・バ】をMPKで【扇動王】率いる<皇国支部>にぶつけたため、【扇動王】が<厳冬山脈>から【凍竜王 ドラグフリーズ】を呼び込み、【凍竜王】と【キル・キル・バ】が激突した。
その後、【鮮血帝】や古代伝説級<UBM>となった【群狼大王 ロボータ】に強化された伝説級<UBM>【烈火迅狼 バーストライカ】とその他配下が介入し、【鮮血帝】の最大威力の一撃で山が砕かれ、【凍竜王】の《竜神装》によって残った部分全体が爆発した後、全て凍結し、溶けることのない巨大な青い花のような氷像となった。

キオーラ伯爵領

アルター王国西に位置する港湾地帯、キオーラ伯爵が治めている土地。通称<港湾都市>。
グランバロアの貿易船団との仲が良好。

国境地帯・荒野

講和会議の舞台であった旧ルニングス公爵領から10キロ以上離れたアルター王国とドライフ皇国の国境地帯。
元々は山岳地帯であったが、【破壊王】と【怪獣女王 レヴィアタン】の戦闘により、複数の山が崩壊し、土塊と岩の荒野へと変貌した。

<ノヴェスト峡谷>

大地に幾つもの亀裂が走っており、それぞれが幅一キロメートル、長さ数キロメートル、深さ数百メートルをほこる。
この地形は自然に生じたものではなく、先々期文明末期に起きた戦乱で生じた傷であるとも言われている。
<アルター王国三巨頭>と【三極竜 グローリア】が雌雄を決した地。
戦闘によって地形は破壊され、【グローリア】の《絶死結界》で生態系までも完全に失われ、人もモンスターも寄り付かなくなった土地。
第一次騎鋼戦争直前に【破壊王】と【犯罪王】の決戦の地として利用され、二人の激突によりすり鉢状のクレーターのみが残り峡谷としては完全に破壊された。

国境地帯・山林

ギデオンから南に煌玉馬を全力で飛ばして一時間ほどの距離にある場所。
アルター王国の領土の中でも最南端で、昔はレジェンダリアとの緩衝地帯だった。
古代伝説級<UBM>である【螺神盤 スピンドル】の生息地だったが、当時【破壊者】だったシュウ・スターリングと【犯罪王】が討伐したことによってアルター王国に吸収された。
管理AI6号(レドキング)によって空間操作され、隠されているため、外からは見つけることも触れることもできないが、実は“監獄”が存在している場所でもある。
付近には【怠惰魔王】縄張りが存在している。

アジャニ伯爵領

アルター王国東端、故小国家メイヘムに最も近い領地。
<DIN>の支部もあり、支部で飼っている亜竜級の怪鳥は高度6000メートルほどまで飛べるとか。

<フィガロ山>

フィガロとイライジャの戦闘の際、フィガロの《終極(オーヴァー・ドライブ)》によって引き起こされた地殻変動と噴火現象、そして地中大爆発による地形の隆起により生じた山。

施設・ダンジョン

<デス・ピリオド>の本拠地

ギデオンの第八闘技場。治安の悪い八番街の闘技場で、諸々の事情による決闘興行の不況によって、維持が大変になった*7ギデオン伯爵が<デス・ピリオド>に売ることにした。
とりあえず、レイが1年間賃貸し、お金が貯まったら買い取る模様。
賃貸だと年間5億リル、購入だと150億リル。

王城

王都アルテアにあるアルター王国の王宮。
初代国王【聖剣王】の仲間であった【大棟梁】が建設した。
内部には幾つもの仕掛けが施されていて、その中には防犯のための仕掛けだけではなく、居住のための仕掛けも多い*8
 
防犯の仕掛けも強力なものであり、忍び込むにはそれに適した超級職や特典武具が必要であるが、なぜか何処かの天災児は普通に侵入できる……
 
ドライフ皇国の仕掛けたテロによってあちこち壊れてしまい、機密保持の点からティアンのみで修繕する必要があるが【グローリア】事件で魔法職等のティアンの人数が激減したこともあり、修繕はあまり進んでいない。

薔薇園

王城屋内の中庭にある薔薇園。
城の外面に当てられた日の光を反射させて屋内に届けているため、城の中心部付近にありながら外と変わらない明るさと温かさをもっている。
建国王の時代から、王族はこの薔薇園で親しい者とお茶会をするのが慣わし。

闘技場

ギデオンにある闘技場で、大闘技場と12の闘技場の全部で13の闘技場が存在する。

大闘技場

ギデオン中央にある闘技場で、西方三国最大の規模を誇る。
決闘ランキング上位者の試合の多くが行われる。

第一闘技場

一番街にある一般的な決闘が行われるオーソドックスな闘技場。

第三闘技場

三番街にある水上戦設備がある闘技場。

第八闘技場

治安の悪い八番街の闘技場で、<デス・ピリオド>の本拠地。

<天上三ツ星亭>

アルテアにある、<マスター>のダルシャンが経営するレストラン。<マスター>による経営のため営業は不定期。
料理人系統の超級職【天上料理人】であるダルシャンがオーナーシェフとして料理・調理しているので腕前と味は三ツ星級。
また、食材を持ち寄れば調理してくれる。

<旧レーヴ果樹園>

アルテア南門近くに位置する廃棄された果樹園。
色々あって昆虫型のモンスターが住み着くようになった結果、魔窟と化した自然ダンジョンの一種。
アルター王国の王都にある初心者<マスター>のスタート地点に程近い場所にあるせいで、初心者用だと勘違いした初心者<マスター>が真っ先にぶっ殺されるトラップダンジョンとして名高い。別名“初心者殺し”。

<墓標迷宮>

王都の墓地区画の地下に存在する大迷宮(ダンジョン)。神造ダンジョンの一つ。
管理AIが<終焉(ゲームオーバー)>の本体を隠すために作り上げたダンジョンのため、他の神造ダンジョンと違い完全新規作成で難易度も高い。*9
【聖剣王】パーティが先代【邪神】を討伐した後に作られた。

五階層ごとに趣や生息モンスターの異なる地下ダンジョンであり、深く潜れば潜るほど強力なモンスターが出現する。
最下層が何階層かは不明*10で、深層には神話級量産悪魔【ゼロオーバー】に匹敵するボスモンスターが結構な頻度で出現したり、極稀にではあるが、【魔将軍】による“強化済み”【ゼロオーバー】に匹敵するボスモンスターなども出現したりする。また、<UBM>が棲息*11していることもあり、過去にはボス(番犬)として神話級<UBM>である【滅竜王 ドラグフィン】が徘徊していた。
 
条件をクリアしなければ入れないダンジョンで『<墓標迷宮>を管理している国に所属』かつ『【墓標迷宮探索許可証】(相場10万リル)を所持』か『管理権限を預かっている者の入場許可*12』のどちらかをクリアしなければ管理AIが物理的にブロックし、入ることができない。
ただし、あくまで物理的な入場制限のため【絶影】の奥義のように「物質をすり抜けられるタイプ」や【サンダルフォン】のように「空間配置を変えてすり抜けるタイプ」などは条件を満たさずとも入ることが可能。

 
<階層構成>
1~5階層:アンデッド系
6~10階層:植物系
11~15階層:獣系
15~20階層:鬼系
21~25階層:スライム系
26~30階層:???
31~35階層:???
36~40階層:???
41~45階層:ドラゴン系
46~:不明

<時竜王霊廟>

<境界山脈>の中にあるダンジョンで、【天竜王 ドラグヘイヴン】の妻であった【時竜王】の墓であり、世界にとって、最も特殊な自然発生型ダンジョン*13。内部での時間の経過速度が速くなっている*14
【天竜王】は管理AI(“化身”)に『絶対に<マスター>を入れるな』『モンスターの強化に使うな』『入れるくらいならば破壊しろ』と厳命されている模様。
 
「ティアンを入れるな」とは言われていないため、【天竜王】はメイヘム唯一の生き残りであるティアンのマールを連れ込んだ。

魔王商店 中央大陸支店

ギデオン四番街にあるモンスター専門の店。
天・地・海の大量の純竜や亜竜*15を販売していたり、かつて【天竜王】の娘*16を売っていたりと謎が多い。
探しても絶対に見つからないと噂されており、【強欲魔王】が見込んだ人物かその人物から紹介されないと入ることができない。

魔王骨董品店 中央大陸支店

様々なレアアイテムを取り揃えているが、なぜかいつも店の客は少ない。
他の支店にある商品の取り寄せも可能。
探しても絶対に見つからないと噂されており、【強欲魔王】が見込んだ人物かその人物から紹介されないと入ることができない。

<メイド喫茶 ラブリィラヴィ>

ギデオンにあるビシュマル行きつけのメイド喫茶。

<カフェ水蜜糖>

ギデオンにある飲食店。ガーベラはここのドーナツをまた食べたいらしい

<ターミナル・クラウド>

アルター王国上空2000メートルの場所に浮かぶ、【嵐王】が自身の特典武具を利用して作った<ウェルキン・アライアンス>の空中重要拠点。
【浮気不雲 クラウダスト】で土台を作り、その上に建物を建てている。
【富賃艦 カロン】の必殺スキルによる攻撃を受けて消滅したが、オーナーであるケイデンスにとっては魔王転職用ダンジョンである<優越の天空城>の攻略を達成するためのものであり、<トライ・フラッグス>の直前にその目的が達成され、第二の目的である宣伝効果も十分であるため、特に重要なものではなくなっていた。

<遺跡>

<???>

アルター王国の北端、カルチェラタン伯爵領の山中にて新たに発見された<遺跡>。
正体は名工フラグマンによって作られた、煌玉兵の自動生産プラント。
内部では対“化身”用決戦兵器三号【アクラ・ヴァスター】が建造されていた。
後に【量産型煌玉馬・セカンドモデル】の設計図が発見された。

その他

<アルター王国三巨頭>

アルター王国に所属する<超級>の内【超闘士】【女教皇】【破壊王】三人の<超級>を指す二つ名。
<SUBM>である【三極竜 グローリア】討伐後に呼ばれ始めた。
 
実際には【三極竜 グローリア】を討伐したのは、上記の三人に加え、【犯罪王】の計四人の<超級>だったが、一般的には最後の(コア)のことは知られていないため、三巨頭となっている。*17

聖剣姫(セイクリッド・プリンセス)/聖剣王(キング・オブ・セイクリッド)

アルター王国の特殊超級職。前衛攻撃職の役割(ロール)を持つ。
初代国王アズライトの血筋に数代に一度現れる【元始聖剣 アルター】に選ばれた存在。適性によって強さなどが異なる模様。*18
現在の適性者は第一王女のアルティミア・A・アルター。

【元始聖剣 アルター】を使うことに特化していて、ステータス上昇は少なく、固有スキルは全て【アルター】の運用に関連するもの。パッシブスキル《聖剣の継承者》により【アルター】装備時は全ステータスが十倍になる。
 
更に、絶対切断の【元始聖剣 アルター】と、短距離ではあるが、音速の十倍近い速度で移動可能な黄金之雷霆(ゴルド・サンダー)の組み合わせは反則級で、『【聖剣】と【黄金之雷霆】が共にあるとき、唯の一度として敗北はない』という伝説が生まれた。
 
ちなみにアルター王国の王族は、適性に関係なく藍色の髪を持って産まれたものは初代国王であるアズライトの名をミドルネームに受け継ぐことになっている。

【元始聖剣 アルター】

初代国王アズライトが振るったとされる、建国伝説の最強剣*19
アルター王国の最秘宝にして、原初に<鍛冶屋(スミス)>が創り、選んだ最高傑作であり、規格外の遺物。
剣にして<イレギュラー>であり、国名の由来となった国宝でもある。

【ゴーレム・ベルクロス】

初代国王アズライトの仲間だった【巨像王】が造った神話級金属(ヒヒイロカネ)製のゴーレム。アズライトパーティー最強のタンクであった。
建国以降は【巨像王】の子孫のフィンドル侯爵家が代々管理しており、王城が攻められたときのみ使用を許可されているアルター王国最強の魔法兵器にして王城最後の番人。
STRとENDに特化しているため、速度は速くない。
【イグニス・イデア】の魔法によって融解した。

近衛騎士団

メンバー全員が【聖騎士】達で構成されたアルター王国が誇る最強部隊。
しかし第一次騎鋼戦争で、騎士団長の【天騎士】ラングレイ・グランドリアを始め、副団長などの合計レベル500カンストの騎士達が全滅し、生き残った騎士団員もその多くが辞職してしまったため、最もレベルが高いのがリリアーナになってしまった。
騎士団長は代々【天騎士】が就くため、現在は騎士団長が居らず、トップは副団長のリリアーナである。

現在、カルチェラタンで発見された<遺跡>で量産されている【量産型煌玉馬・セカンドモデル】が配備されつつあり、【煌騎兵】のジョブに就く者が多くなっている。

国教

正式な名称すら存在しない宗教*20
理念は『縁の下の力持ち』であり、人々に与えられるジョブやジョブスキルを信仰し、自分達もその力で人々を助けることを旨としている。
その穏やかな教義は広く信仰されている。
歴史は古く、先々期文明以前から存在する模様。

あまりにも穏やかだったため、代々受け継いできた司祭系統超級職を<月世の会>に奪われてしまったが、奪われた当人達は『誰が超級職に就こうと人々のために使われるならば良い』と許している。

【三極竜 グローリア】との戦いで枢機卿を始めとする多くの人材を失った。

ギデオン忍軍

マリーが天地で隠密系統のジョブを取得した忍びの里にいた、合計レベル500カンストの忍者集団。
現在のアルター王国で最強の部隊。
天地での内乱で仕えていた主家が滅び、マリーの伝手でギデオン伯爵に雇われることになった。
王国へはマリーも知らない特別なルートを使い1週間もせずにやって来た。

ギデオンの呪いの武具

ギデオンに存在する大量の呪われた武具は、元々は【覇王】の本拠地である業都に集められた大量の武具である。
【覇王】が封印された後、戦国時代に業都を占領した者が使おうとしたが、宝物庫は厳重すぎて誰も開けられなかった。しかし、最後に業都を占拠した先代【邪神】は宝物庫を開くことができ、それを利用していた。
先代【邪神】の死亡後武具は残ったものの、【邪神】が使用したためか戦乱の時代のためか、ほとんどは呪われてしまっていたため、【聖剣王】アズライト・アルターが、昔からギデオンに存在する戦いの末に呪われた武具を収納する特殊な保管室に移した。
【グローリア】事件の際に受けた影響もあり解呪作業が滞っていたが、ほとんどの呪いが怨念が元となっていたため、レイの【紫怨走甲 ゴゥズメイズ】によって解呪作業が進められている。*21

アズライト

黄河帝国には皇族男児以外は“龍”の名を名乗ることを禁止する法律等があるが、アルター王国では王族で藍色の髪を持って産まれたものにミドルネームとして名付ける以外、特に慣わしや禁止事項等がないため、一般の市井の人々は、ただの牧童から王に成り上がった初代国王アズライト・アルターにあやかって「アズライト」と子供に名付けることが多々ある*22
そのため、名前としては然程珍しくない模様。

王国のPK事情(王国最強のPKの遷移)

開始当初は群雄割拠。というかドングリの背比べ。

エルドリッジが最強と目される。
ガードナー獣戦士理論が隆盛していたがそれでも一歩抜きんでていた。

ゼクスが【犯罪王】のレベル上昇に伴って今の戦闘スタイルを確立。
エルドリッジも破り王国最強のPKになる。
相性が悪いバルバロイにもエルドリッジは敗れたが、バルバロイも【犯罪王】に敗れた

ゼクス収監。一時的な群雄割拠。
誰が最強という断定もされない時期。

カシミヤが天地から移住し、バルバロイを破り、最強のPKとされる。


*1 【獣王】と【魔将軍】の二人、当時【大教授】はまだ準<超級>だった
*2 12の闘技場と中央闘技場
*3 【破壊王】VS【大教授】、【破壊王】VSガーベラ、【破壊王】VS【獣王】(未遂)、【狂王】VS【超闘士】など
*4 【大教授】【狂王】【獣王】
*5 【鎧竜王】【外竜王】【蒼■■返】
*6 出陣する息子のために多数の兵を集めており、かなりの額が必要だった。
*7 ギデオン伯爵家の財産だとかなりの期間このままでも問題ないが、それでも何十年もずっと維持し続けるのは難しい
*8 その一つが薔薇園である
*9 言ってしまうと、クリアさせる気もない
*10 【氷王】が率いる<Wiki編纂部・アルター王国支部>の攻略組は41~45階層のドラゴンの領域の門番で行き詰まっている模様
*11 自然発生した個体や、サービス開始前に回収したのを放流したもの
*12 現在はジョブに【聖騎士】がある者が許可されている
*13 【時竜王】が死んだ拍子に造られた
*14 作者曰く「精神と時の部屋」
*15 【強欲魔王】が捕まえてきた
*16 【傾国】のテイムモンスターであるルビエラ
*17 【超闘士】【女教皇】はデスペナルティ、【破壊王】は【気絶】していて、討伐MVP発表アナウンスを聞いておらず、【犯罪王】も吹聴していない、さらに【犯罪王】の超級武具が未だに一度も使用されていないため
*18 初代に匹敵する適性を持つアルティミアは生まれた時から就いていた
*19 現存する武器の中では<超級エンブリオ>や超級武具をも超える、最強の存在
*20 ジョブ教、クリスタル教などの俗称はある
*21 総数がいくつかは不明だがレイは2500個以上解呪している
*22 貴族は王族に配慮して避ける