概要
無数の工場から立ち上る黒煙が雲となって空を塞ぎ、地には鋼鉄の都市
中央大陸北西部、西方三国の一つ。
アルター王国の北側に位置し、現在は戦争状態にある。
「我々こそは文明の継承者である」との看板を掲げ、科学技術や先々期文明についての研究が盛んに行われており、中でも機械技術の分野が発達している、“機械の国”。
<SUBM>が確認された国の一つであり、史上初の<SUBM>、【一騎当千 グレイテスト・ワン】が来襲しているが、人的被害が無かったことから、<マスター>が離れないように、一般には<SUBM>の来襲を隠している。
数年前からツヴァイアー皇国時代にフラグマンが施した土壌再生ナノマシンの耐用期間が過ぎ、それが原因で耕作地が枯れはじめ、今では全体の三割もの耕作地が使えなくなり、さらにカルディナからの侵攻の危機に瀕している*1。国中の生産職ティアンが必死に食料作って<エンブリオ>使った土壌改善をして尚も国中が餓えている。
アルター王国との講和を利用して罠を仕掛けたが、レイ・スターリングに見破られたため、アルター王国への宣戦布告として、王都アルテアに大規模テロを仕掛けた。
<超級>
【魔獣工場 パンデモニウム】
<マスター>:Mr.フランクリン
【怪獣女王 レヴィアタン】
<マスター>:ベヘモット
【技巧改竄 ルンペルシュティルツヒェン】
<マスター>:ローガン・ゴッドハルト
【雷神器 トール】
<マスター>:マードック・マルチネス
【楽園遊偽 ティル・ナ・ノーグ】
<マスター>:スプレンディダ
【鴻大霊釜 ケリドウェン】
<マスター>:ヒカル
【填雌刻喰 ニーズヘッグ】
<マスター>:カタ・ルーカン・エウアンジェリオン
ランキング
決闘ランキング
一位:“矛盾数式”【魔将軍】ローガン・ゴッドハルト
二位:???
三位:???
五位:虎櫻
?位:“死闘英雄”【硬拳士】イライジャ*2
?位:ロッシ
クランランキング
一位:<叡智の三角>
クランオーナー:“最弱最悪”【大教授】Mr.フランクリン
二位:<フルメタルウルヴス>
クランオーナー:【魔砲王】ヘルダイン・ロックザッパー
三位:<ロウ・オブ・ザ・ジャングル>
クランオーナー:“悪食”【喰王】カタ・ルーカン・エウアンジェリオン
四位:<Wiki編纂部・ドライフ皇国支部>
クランオーナー:【扇動王】パレード・W・デッド
五位:<地雷クラフト>
クランオーナー:【発破王】アンダースタンド
?位:<迷宮マニファクチュア>
クランオーナー:ダーガス
討伐ランキング
一位:“物理最強”【獣王】ベヘモット
二位:“悪食”【喰王】カタ・ルーカン・エウアンジェリオン
三位:【魔砲王】ヘルダイン・ロックザッパー
五位:“不夜嬢”【流姫】ジュバ
地名
ヴァンデルヘイム
ドライフ皇国の首都。通称“皇都”。
十九世紀の欧州の様な比較的近代的な都市でありながら、皇王宮に代表される機械仕掛けの超科学を持つという、二つの側面を併せ持つ。
また、郊外には<叡智の三角>の本拠地や皇国軍の軍事施設などが存在する。
バルバロス辺境伯領
ドライフ皇国南東に位置する領地。
二つしかない人間が交通可能な王国との国境である平野を挟みアルター王国のカルチェラタン伯爵領と隣接している。
また、領内には決闘施設が存在している。
神話級金属とミカル鉱石の鉱床が皇国内で唯一ある場所でもある。
エルドーナ領
ドライフ皇国南西に位置する領地。
二つしかない人間が交通可能な王国との国境である山道を挟みアルター王国のルニングス公爵領と隣接している。
<厳冬山脈>
ドライフ皇国北東部・カルディナ北部・黄河帝国北西部の大陸の北方に跨がる未踏地域。
ドライフ皇国の法律で地竜の領域まで侵入することは禁じられている。*3
詳細は該当項目を参照。
<スターヴ・ランチ>
<厳冬山脈>内の五つの山にそれぞれ存在した人間の村。<厳冬山脈>にあるとは思えないほど暖かで実りのある環境が特徴。
その実態は【地竜王】が忌み仔である【餓竜公 スターヴ・ランチ】を秘匿・封印すると同時に地竜の食料を生産可能な人間牧場である。
【恐竜王】【鎮竜王】【豊竜王】ら三体の【竜王】によって管理されており、彼らの能力で村の環境を維持すると同時に【餓竜公】を封印していた。
まず【餓竜公】は竜王たちの力をもってしても完全封印できず、好物である人間を生贄に捧げないと覚醒に近づく。
そのため各牧場でウルファリアと呼ばれるジョブをカンストさせる才能を持った子供を育て、リソースで満たし三年に一度捧げることで封印を最大効率で維持が可能。
そして【餓竜公】から溢れた余剰リソースは大量の【餓竜】として放出され地竜たちの貴重な食糧となる。
地竜に大きなリターンがあるが、ウルファリア以外の村人は楽園で天寿を全うできるという地竜なりの配慮がなされたシステムであった。
しかし【喰王】が村を管理をしていた三竜王を討伐したことによってシステムは完全崩壊し、本来の<厳冬山脈>の環境に適応できず滅亡した。
<境界山脈>
ドライフ皇国南部とアルター王国北部の国境地帯に広がる険しい山脈。
詳細は該当項目を参照。
<バーラ平原>
ドライフ皇国北部に位置する平原。
かつては<バーラ湿原>という名前だったが環境悪化により乾いた荒野と化し、現在の地名に変わった。
【魔将軍】に倒されるまでは伝説級<UBM>【魔穿怪蟲 シェルストロ】が生息していた。
<遺跡>
<地下都市グランベル>
ドライフ皇国の礎となった<遺跡>。詳細不明。
過去の時点で既に【器神】の手によって“駄目”にされた模様。
<???>
ドライフ皇国北東の辺境に位置する<遺跡>。
付近の地域に【一騎当千 グレイテスト・ワン】が投下され【獣王】と【冥王】と戦い、その余波で一度埋まってしまった。
オリジナル煌玉馬の一騎【翡翠之大嵐】が出土した。
施設・ダンジョン
【皇玉座 ドライフ・エンペルスタンド】
皇都ヴァンデルヘイムにある皇王宮、その最奥部。常にどこかの部品が動き続ける、歯車の城。
兵器であると同時に皇王の居城であるため、重臣の執務室などの居住空間も存在する。
名工フラグマンが製造したドライフ皇国の中心にして最強兵器であり、完成直後に<イレギュラー>に認定された。
【四禁砲弾】と呼ばれる煌玉竜の主砲の効果を改良して砲弾に封じた四種の超兵器を搭載し、その一つである【超重砲弾】は半径1キロメートルを超重力によって圧縮消滅させる威力を持つ。
現存する兵器の中で、射程*4と火力に関しては、他の兵器よりも圧倒的に勝っているが、「ほとんど移動することができない」「先々期文明崩壊後は弾薬を再生産することができないため、在庫*5を使い切らないよう、自由に砲撃を行うことができない」という二つの大きな問題を抱えているため、機動性・持続性・汎用性まで含めた総合性能では【テトラ・グラマトン】【七光要塞】【新式大和】【グランバロア号】と同格とされている。
【四禁砲弾】以外にも、本来の目的からセキュリティ機構が備わっており、全ての部屋にトラップルームとしての機構が組み込まれている。
先の後継者戦争でクラウディアが他の皇族を護衛ごと抹殺するのに一部使用した。
<パレス・ノクターン>
元は大貴族の経営していた店であり、欲求を満たすための複合娯楽施設だった。
現在は皇国三位クラン<ロウ・オブ・ザ・ジャングル>に貸与されている。
<淫魔の宮>
ドライフ皇国の<厳冬山脈>にある【色欲魔王】就職用の神造ダンジョン。
スキルと容姿、行動の全面で【魅了】してくる淫魔に、人の心理の裏を突き、掛かれば命を捥ぎ取る類の罠の数々、そうした精神を圧迫する仕掛けの中で、出される問いの正解を見極めなければ死亡する。
初見殺しではなく、戦闘能力とは異なる能力が必要とされるため、<マスター>が増えた後も誰も攻略できなかった。
戦争開始前にルーク・ホームズによって攻略された。
<マスター>の場合、精神保護機能があるため、年齢*6によって攻略難度が多少変わるが、本質である罠と問いに変化はないため、超高難易度であることに変わりはない。
該当年齢未満の場合は、性的な攻撃等をしてこなくなる*7。
その他
【機皇】
ドライフ皇国の特殊超級職。兵器開発・火力支援の役割を持つ。
クラウディア・L・ドライフのメインジョブの一つ。
先々期文明崩壊で、一度“血統”が途絶えてしまいロストジョブとなったが、現在のドライフ皇族の“血統”に適合し、復活した。
【機皇】の就職用クリスタルは通常のものと違い、【機皇】の死亡と同時に適正のある者全てに天啓のように告知する機能があり、その中で最初に就職用クリスタルに触れた者が就職できる。
具体的なスキル・ステータス傾向等は詳細不明。
特務兵
ドライフ特殊任務兵士団。
ドライフ皇国軍最強部隊であり、戦闘系超級職の者、または合計レベル500カンストし、オリジナルスキルを編み出した者や特典武具所有者のみが集められていた。
基本的には皇王の命で動くがメンバーは第一皇子派と第二皇子派が混在し、一枚岩ではなかった為足の引っ張り合いでの死傷者も発生したことがある。
しかし、現在の皇王クラウディアに肩入れしていた【無将軍】以外のメンバーは政変の影響で全員死亡している。
<特務兵所属の超級職>
【無将軍】ギフテッド・バルバロス
【潜伏王】カルドニス(故人)
モルド・マシーネ
ドライフ皇国建国と同時に出現し、現代までドライフ皇国最強戦士の名前として襲名されている。