レジェンダリア

Last-modified: 2024-04-14 (日) 19:11:21

概要

深き森の中、世界樹の麓に作られたエルフと妖精、亜人達の住まう秘境の花園

 

中央大陸南西部、西方三国の内の一つ。
アルター王国の南側に位置し、王国とは同盟関係にある。
所属可能な七大国家の中で最もファンタジー色の強い国であり、妖精や獣人、巨人族や小人族などの亜人種、果ては吸血鬼まで多種多様な人間範疇生物(ティアン)が住んでいる、“妖精郷”*1
エルフや吸血鬼といった長命な種族が多いため、他国に比べて長寿のティアンが多く存在するのも特徴。
<神造ダンジョン>の数も多く、七か国で最大の三つ*2が存在している。
また、自然界に漂う魔力の濃度が可視化するほどに高く、その豊富な自然魔力を資源として利用したマジックアイテムの生産等が盛んであり、国家的にも黄河帝国と双璧を成す高度な魔法技術を擁する。
さらに、自然魔力により変質した特異極まる地形や後述する“特有の自然現象”の存在により土地そのものが天然の要塞と化しており、他国にとってレジェンダリアの地へ攻め込むことは自殺行為を意味する模様。
“三強時代”でも侵略国家アドラスターと同盟を結ぶことで、なんとか独立を保っていた。
  
<Infinite Dendrogram>サービス開始初期には最も多くの<マスター>が集まったが、レジェンダリアには個々の部族による禁足地などが多く、知らずに入った<マスター>が問答無用で襲われたり、指名手配されたりしたため、指名手配された犯罪者<マスター>の数も最も多く、結果的に所属<超級>の人数が三人なのに対し、指名手配された犯罪者<超級>の人数が六人と、レジェンダリア内にいるのにレジェンダリアに所属していない<超級>の方が多く混沌としている。
 
元々象徴(アイドル)としての国家元首【妖精女王】と、実務を行う首相という二人のトップが存在する立憲君主制で、それぞれの部族が集まった部族連合国家*3だが、現在はその国家以外にも、三人の【魔王】と他の犯罪者<超級>三人の、計六人の<超級>で構成される同盟(カルテル)デザイア(欲望)>が自身の縄張りに住む部族を従えた小国家を形成しており、それによって政治的にドロドロな内部抗争が繰り広げられており、さらに現首相の暗殺により実質的な政変の真っ只中にある。
“監獄”を脱獄した【犯罪王】一党*4のせいで表も裏も勢力図が変わり続けている。

 

なお、なぜか所属<マスター>には変態が多いらしく、作中のキャラが揃って「あの国には変態ばかり」「あの国の変態と比べれば、自分(の変態性)なんてたいしたことはない」「あの国の変態と比べないで」と語るほど。*5
※まともな<マスター>が5割に対し、4割は変態で、さらに残り1割はその変態性を隠しもしていない、とのこと。
因みにナチュラル脳筋の脱ぎ魔ことフィガロもここの出身である。

超級(スペリオル)

【???】
 <マスター>:バルク・ボルカン
【順逆時在 ネバーランド】
 <マスター>:LS・エルゴ・スム
【???】
 <マスター>:マイア・ソウティス

ランキング

決闘ランキング

 一位:【超力士】バルク・ボルカン
 二位:???
 三位:???


 四位:“決闘者”【召喚姫】天空院翼神子

クランランキング

 一位:<YLNT(いえすろりしょたのーたっち)倶楽部>
  クランオーナー:“児童機会”【呪術王】LS・エルゴ・スム
 二位:???
 三位:???


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  クランオーナー:“決闘者”【召喚姫】天空院翼神子

討伐ランキング

 一位:【妖精女王】???(ティアン)
 二位:???
 三位:???


 ?位:“決闘者”【召喚姫】天空院翼神子

地名

アムニール

レジェンダリアの首都。通称“霊都”。
レジェンダリアの<イレギュラー>である【アムニール】に合わせて作られている。
自然魔力の要に築かれたレジェンダリアの行政の中心地であり、同国の闘技場施設などが存在する。

<南西境界海域>

大陸南西部、レジェンダリアに面することから<レジェンダリア海>とも称される海域。
名前の通り<南海>と<西海>の境界に位置し、およそ600年前に行われた<四海走破>において撃破されるまでは古代伝説級<UBM>の【亡霊戦艦 アヴァン・ドーラ】が猛威を振るっていた。
また<四海>を回遊する【海竜王】が大きく迂回する、即ち“最も大陸沿岸部から遠ざかる”ポイントの一つでもある。

<スロウス・ヴィレッジ>

【怠惰魔王】ZZZが支配し、王として君臨する街。旧<羊毛種族の集落>。
レジェンダリアの北端に位置し、アルター王国との国境付近にある。
戦闘能力が低い羊毛種族の代わりに【怠惰魔王】の【スラル】が周囲のモンスター等を狩り、治安維持を行っている。

<常夜の地>

かつて吸血氏族が暮らしていた昼が存在しない常に夜の土地。
百数十年前に近隣の地で行われた、地脈利用特殊魔法兵器開発実験が失敗し、通称『六門事件』と呼ばれる災厄に発展して当時の【鮮血帝】や吸血氏族の命と共に滅んだ。

<迷いの森>

かつては邪妖精が縄張りにし、現在は【蔵書王】ISBNが支配する森。
その森に自生する木々は魔力に伝播する毒性を持ち、方向感覚を狂わせ、スキルの使用にまで干渉する。

<重力の井戸>

重力変動が最低でも100G以上、場合によっては5000Gほどかかる特殊環境マップ。
生息モンスターもこの環境に適応していて普通に強い。
亜人たちも生息地に選ばないほどの魔境。

施設・ダンジョン

<飢餓の山脈>

レジェンダリアにある【暴食魔王】*6就職用の神造ダンジョン。
肉体への過酷な試練を課してくるダンジョンだった。
ディス・サティスファクタリィが攻略済み。

<悋気の水底>

レジェンダリアにある【嫉妬魔王】*7就職用の神造ダンジョン。
肉体への過酷な試練を課してくるダンジョンだった。
ジーが攻略済み。

<安寧の流刑地>

レジェンダリアにある【怠惰魔王】就職用の神造ダンジョン。
肉体への過酷な試練を課してくるダンジョンだった。
ZZZ(ズィー・ゼー・ゾー)が攻略済み。

その他

【アムニール】

レジェンダリアの<イレギュラー>。霊都アムニールの由来となった世界最大の巨木。
世界で二番目に巨大なモンスターであり、神への信仰が廃れた中央大陸においても未だに根強い信仰を集めるレジェンダリアの“守護神”。
植物型のモンスター故にレジェンダリアの地から出ることこそ出来ぬものの、レジェンダリアの地においては世界最強の広域殲滅型モンスターとして知られ、【妖精女王】と共に国防の要を担っている。
また、自らを信仰するレジェンダリアの民には、時折その対価として自らの枝を下げ渡すとも伝承され、そうして下賜された“枝”は国宝として扱われるほか、最上級の木材として、極稀に市場に流れた場合には天文学的な値段を叩き出す模様。

【アムニール】の枝

レジェンダリアの国宝。
【アムニール】から下げ渡された枝で、最上級の木材。
“三強時代”に【覇王】の命による<四海走破>において、レジェンダリアへの進軍を後回しにする対価として受け取った【アムニール】の枝をマストに使った船が五隻建造された。

魔力の伝導率が非常に高く、魔力で動かす<マジンギア>などの兵器作成にうってつけの素材。
ただし基本的に禁輸品に指定されており、レジェンダリア所属の<超級>や優秀な職人にしか渡されない。

妖精女王(ティターニア)

レジェンダリアの特殊超級職。後衛魔法職の役割(ロール)を持つ。
空位になった場合、妖精種の中でも真妖精と呼ばれる存在がこのジョブについた状態で産まれてくる。
立憲君主制のレジェンダリアにおける象徴(アイドル)としての国家元首。
レジェンダリアの地に限れば世界最強の広域殲滅型ティアン。
国土の自然魔力を自らの物として行使可能で、精霊術師系統と同様、精霊を召喚して戦う。
その他詳細不明。
【機皇】曰く、現在の【妖精女王】は衰えている模様。

真妖精

妖精種の分類の一つ。
種族としての分類ではなく、妖精種の中でも基礎ステータスが高く、特別広いジョブ適性に加え、ステータスに上昇補正がかかり、寿命が普通の妖精種の10倍以上である人達のことで、勝手に自分達で真妖精と呼称している。
半ば特権階級のように他種族や普通の妖精種を見下す者も多い。
因みに真妖精と真妖精の間からでも生まれることは稀で、逆に普通の妖精種の両親からでも同じ確率で生まれてくるため、妖精種でれば誰がなってもおかしくない。そのため、まだ妖精種全体への影響が少なく、古龍人ほど血統に固執していない。

<アクシデントサークル>

レジェンダリアの国土を漂う自然魔力が、一定の濃度を上回ったときに時折発生するレジェンダリア特有の自然“魔法”現象。
レジェンダリアの街や村々には自然魔力を吸収、あるいは拡散する設備があるため発生しないが、街の外では度々発生し、被害が出ることもある。
フィガロはこれによって発動した転移魔法*8に巻き込まれ、アルター王国領へと飛ばされた。

妖精工房

詳細不明。
ビースリーの所有する魔法馬車は、ここで創られた新型魔法馬車の試作品であるとのこと。

<魔法ベッド>

花弁や雲などの形をしたメルヘンなベッド。
変態三傑も勿論このベッドで就寝する。

レジェンダリアの家具

レジェンダリアの自然魔力の影響なのか作成された家具が“生きている”模様。

三人の【魔王】

神造ダンジョンを攻略し【魔王】となった者たちのうち、<デザイア>に所属している三人のことを指す。
彼らは、自らの縄張り(・・・)趣味(・・)以外に興味を示さず、レジェンダリア内の自身が過ごしやすい領域に居を構え、そこに暮らす部族を従え、王として君臨していたり、レジェンダリア内を放浪していたりする。
そして、自身の縄張りの中で、時折迷い込むティアンや<マスター>、モンスターを獲物とし、互いに争うことも協力することもない。
【嫉妬魔王】は縄張りの拡張にも手を出しており、他の指名手配<超級>の縄張り以外を狙ってレジェンダリア内部のみで陣取りゲームを行っている。

レジェンダリア所属の亜人種

  • エルフ・ハイエルフ
    議会の中でもトップに位置する権力を持つ種族。
    いわゆる長命種であり、通常の人間の何倍もの寿命を持つ。
    殺害されるまではハイエルフの族長がレジェンダリアの首相を務めていた。
    【蔵書王】に【アムニール】に関する知識を狙われていた。
  • 妖精
    議会の中でもトップに位置する権力を持つ種族。
    サイズはまちまちだが、手のひらサイズの大きさが多い。背中には羽が生えていて、先天的に羽による飛行能力を持つ。
    本来(合計レベル0)のステータスは身体の大きさ相応に低いが、前衛近接職と後衛魔法職のどちらのジョブにも高い適性を持っている*9ため、(身体が小さいことで)攻撃が当たり難く、サイズに見合わない高いSTR・ENDや魔法による高火力を持つことができる優良種族。
    身体が小さいゆえに必要食糧も少なく、レジェンダリアでは妖精用の装備も普通に流通しているため、結果的にサイズによるメリットはあってもデメリットはないに等しく、巨人種族を絶滅に追い込んだ。
  • ドライアド
    種族としての詳細は不明。
    【蔵書王】に【アムニール】に関する知識を狙われていた。
  • 吸血氏族
    百数十年前まではレジェンダリアにおいて『妖精郷の夜を担う』とまで言われるほどの権勢を有していたが、『六門事件』により当時の【鮮血帝】をはじめとする多くの吸血氏族が死に、住処だった<常夜の地>が失われたために没落した。
    食糧がなくても血を吸うだけで生きられる性質を持つが、日中だと能力が低下する性質も持つ。
    現在は<デザイア>所属の<超級>であり氏族の王でもある【鮮血帝】に従っている。
  • 羊毛種族
    頭部に巻き角を持ち、手足と背中に羊のような体毛を生やす。
    体毛、中でも特に若い女性の綿毛は最上級の衣服や寝具の素材として重宝され、他種族から狙われていた。
    家畜にも近い立場を良しとしなかったために、議会にも参加せず中央を離れ、レジェンダリアの北端にひっそりと移り住み隠れ潜んでいたが、現在では<デザイア>所属の<超級>【怠惰魔王】と出会い、彼の配下になる見返りに種族全体の守護と畑仕事の手伝いをしてもらっている。
    戦闘適正が低く、服飾系の生産職と【生贄】への適性が高い。
  • 邪妖精
    他者の命を玩ぶことを好むことで知られている種族。
    現在は<デザイア>所属の<超級>【蔵書王】の実力差と恐怖によって支配されている模様。
  • 鳥人族
    種族としての詳細は不明。
    鳥人族の長は代々、神造ダンジョンである<優越の天空城>の巡回パターンを秘伝として伝えている。

*1 ただし巨人族は種族間闘争によりほぼ滅ぼされている
*2 <飢餓の山脈>、<悋気の水底>、<安寧の流刑地>
*3 実際にはそれぞれの部族間で抗争が絶えず、部族によっては脱落したり、追放されたりすることも多い
*4 【犯罪王】、【疫病王】、ガーベラ、【金剛石之抹殺者】
*5 管理AI曰く「何故かああなって居た」との事なので特にテコ入れされた訳ではないらしい
*6 推定
*7 推定
*8 人間が意図的に使用するのはかなり厳しいが、自然現象としては結構な頻度で発生する
*9 人間範疇生物(<マスター>・ティアン)は、先天的なステータスよりも、ジョブに就くことによって上昇するステータスの方が遥かに大きいため、身体の大きさに関わらず、ジョブに就けば高いステータスを発揮できる。