MOD機体/イギリス現代機

Last-modified: 2018-12-20 (木) 08:07:31

本ページは、イギリス製MOD機体のうち朝鮮戦争以降に計画・設計・製造された現代機(ジェット機のほかプロペラ機も含む)のみのページです。
それより古い機体はMOD機体/イギリスに分けてあります。

イギリス空軍

ホーカー ハンター

ホーカー ハンター(Hawker Hunter)は、ホーカー社がイギリス空軍向けに開発した初期の亜音速ジェット戦闘機である。
1954年にイギリス軍で実戦配備され、イギリス軍においては1970年まで現役であった。
また輸出先ではチリでは1980年代まで現役、スイスでは1990年代後半まで現役(1964年から1994年までは曲技飛行隊のパトルイユ・スイスでも用いられた)、レバノンでも少数機がほそぼそと2014年まで現役であった。

当初はイギリス空軍最初の実用ジェット戦闘機・グロスター ミーティアの後継機である純粋な戦闘機として採用されたが、
すぐに時代は超音速機・捜索誘導レーダーと組み合わせた空対空ミサイルへと移り変わり、測距レーダーと機関砲しか空対空武装がなく亜音速機のハンターは地上攻撃を主任務とする戦闘爆撃機にその役割が転換された。
ハンターの機体構造や強度・操縦の性格は戦闘爆撃機に適しており、当初は燃料消費量に比してタンクが小さく行動半径が小さすぎ
た欠点も、ハードポイントの強化で大型増槽を携行可能になって解消され、長い期間、重宝されることとなった。

イギリス空軍のほか、ベルギー・オランダ・スイス・デンマーク・スウェーデン・インド・シンガポール・サウジアラビア・イラク・クウェート・ヨルダン・チリ・ペルーなど各国に輸出された。
インドとパキスタンの間の戦争、第三次~第四次中東戦争、その他各国の内戦などで実戦経験あり。
空対空ミサイルを使用している敵機との交戦では大きな損害を出すことも多かった。

輸出先の独自改良で、一部の国の機体はAIM-9 サイドワインダー 空対空ミサイルやAGM-65 マーベリック 空対地ミサイルを運用可能になっている。うちAIM-9のみ本MODに導入されている。

IL-2 1946向けMODでは、F.1、F.4、F.6、FGA.9の4タイプがセットでB.A.T. - JTWに収録されている。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.4mや4.10.1mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: 現時点ではなし(将来的にも予定はないらしい)
動作に必要な他MOD: (B.A.T. - JTWに入っている)
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはYP-80の流用(バックミラー追加)で実機とまったく異なる。

Hawker Hunter F.1

Hunter_F1_ss.jpg
イギリス空軍向け初期生産型。エンジンはエイヴォン113。
機関砲以外一切の武装無し、増槽携行も無し。

固定武装:ADEN 30mm機関砲4門 600発
ミサイル:無し
ロケット弾:無し
爆弾:無し
その他:無し

Hawker Hunter F.4

イギリス空軍向け3つめの生産型(Mk.3は試験機のみであった)。
エンジンはエイヴォン115、主翼内に燃料タンクが増設された。

固定武装:ADEN 30mm機関砲4門 600発
ミサイル:AIM-9B
ロケット弾:25ポンドロケット弾、60ポンドロケット弾、SNEB
爆弾:500ポンド爆弾、ナパーム弾
その他:100ガロン増槽

Hawker Hunter F.6

主翼改良、ハードポイント増設。戦闘爆撃機としての機能強化。

固定武装:ADEN 30mm機関砲4門 600発
ミサイル:AIM-9B
ロケット弾:25ポンドロケット弾、60ポンドロケット弾、SNEB、SURA
爆弾:500ポンド爆弾、ナパーム弾
その他:100ガロン増槽

Hawker Hunter FGA.9

Hunter_FGA9_ss.jpg
ハードポイント強化。戦闘爆撃機としての機能強化。

固定武装:ADEN 30mm機関砲4門 600発
ミサイル:AIM-9B
ロケット弾:25ポンドロケット弾、60ポンドロケット弾、SNEB、SURA
爆弾:500ポンド爆弾、1000ポンド爆弾、ナパーム弾
その他:100ガロン増槽、230ガロン増槽

イングリッシュ・エレクトリック キャンベラ

イングリッシュ・エレクトリック キャンベラ(English Electric Canberra)は、同社が開発した双発三座
のジェット爆撃機である。
1945年から開発に着手し、最初の試作機A.1は1949年5月に初飛行した。
ジェット機ではあるが、面積の広い直線翼を採用し、最高速度は平凡(高度12,000mでマッハ0.88)だが
低空から高空まで高い運動性を発揮した。
当初の目的であった高高度爆撃機型のほか、低空支援爆撃機・偵察機・練習機などの派生型も生まれ、
イギリス空軍では2006年まで現役であった。
またオーストラリア・ニュージーランド・インド・南アフリカ・アルゼンチンなどにも輸出された。

 

またA-26の後継機を欲していたアメリカ空軍の目にもとまり、仕様を少し変更しマーチン社でライセンス
生産されたものがB-57として採用された。

B-57などライセンス生産分を含め1,300機以上が造られた。

 

IL-2 1946向けMODでは、B.Mk2、B(I).Mk6、B(I).Mk8、B-57Bの4タイプがセットでB.A.T. - JTWに収録されている。

対応本体バージョン: 4.12.2m (4.13.4mや4.10.1mは未定)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: 現時点ではなし(将来的にも予定はないらしい)
動作に必要な他MOD: (B.A.T. - JTWに入っている)
完成公開版
スクラッチで外形再現度はかなり高い。
コックピットはそれなりに再現されているように見える。

E.E. Canberra B.Mk.2

EE_CanberraB_Mk2.jpg
最初に量産されたイギリス空軍向け高高度爆撃機型。エンジンはエイヴォン101。
1951年から配備開始となり422機を生産。

操縦室は前列少し左に寄ってパイロットが座り、その後方に横並びで航法士と爆撃手が座っている。
(航法士は外から見えづらいようだ)

機首に爆撃照準器があり、爆撃前に爆撃手はパイロットの右側を通って移動するらしい。
IL-2 1946のMODとしてはこの移動は再現されておらずずっとパイロットの右後ろに座ったままでいる。

この時点の実機では主翼下にハードポイントは用意されておらず、爆弾は胴体内前後2つの爆弾倉に
懸架されていたそうだが、本MODでは主翼下ハードポイントにSNEB無誘導ロケット弾ポッドを装備可能
になっている。

E.E. Canberra B(I).Mk.6

低空侵攻を行う阻止攻撃機型(Interdictor)。エンジンはエイヴォン109。
後部爆弾倉が改造され、4x 20mm Hispano Vの機関砲パックを装備可能とした。

また実機でも主翼下ハードポイントが追加されSNEB無誘導ロケット弾ポッドなどが装備可能となった。

E.E. Canberra B(I).Mk.8

より低空侵攻に向いた仕様とするため、パイロットと航法士の2名乗務とした阻止攻撃機型。
コックピットのキャノピーをパイロット1人分サイズの涙滴型にし左にオフセット配置とした。
航法士はパイロットの右下胴体内に着座していたようだ。
機首の爆撃手窓は廃止されずに残っていたが爆撃手は乗っておらず爆撃照準はパイロットが行った。

Martin B-57B

B57B_ss.jpg
アメリカ空軍がA-26 インベーダーの後継機として導入した、マーチン社でライセンス生産された攻撃機型。
機首の爆撃手席は完全に廃止され、タンデム複座のコックピットとなった。
12.7 mm 機銃8挺装備、エンジンはアームストロング・シドレー社サファイアのライセンス版であるカーチス・
ライトJ65。

主翼下のハードポイントも強化され、ロケット弾ポッドのほか1箇所あたり1000lbsまでの爆弾を搭載できた。

イギリス海軍

ホーカー シーホーク

ホーカー シーホーク(Hawker Sea Hawk)は、ホーカー社がイギリス海軍の空母で運用できるよう開発した
単発ジェット艦上戦闘機である。
1947年に試作型が初飛行、最初の量産型は1953年から部隊配備され、第二次中東戦争などに投入された。
イギリス海軍では1960年末に退役した。
西ドイツ海軍、オランダ海軍、インド海軍にも輸出され、西ドイツでは(空母を保有しておらず)陸上
基地からの運用のみだったが、オランダとインドはイギリス製の軽空母を保有していたので、その艦上機
として運用されて(も?)いたらしい。
インドの機体はパキスタンとの戦争に参加しており、軽空母ヴィクラントから発進してパキスタン沿海部
を攻撃した。
F.2以降の生産はアームストロング・ホイットワース社に移行して行われた。

WWII後すぐに開発された機体であり、ジェット戦闘機とは言っても主翼は直線翼であり、亜音速でしか
飛行できない。またレーダーの装備やミサイルの運用能力も持っていなかった。
ジェットエンジンは単発で胴体中央部に位置しているが、吸気口・排気口がともに左右に分配されて
主翼付け根部分に開口しているのが特徴。

実機では増槽が装備できるようになって戦闘攻撃機としての能力が増強されたり、新型エンジンの搭載
で性能向上したりといった改良型が存在するが、IL-2 1946向けに公開されたベース機MODがどのサブ
タイプをモデライズしたものかは不明。増槽が用意されてないし、わりと初期型っぽいけど。

別途、改造MODとしてSeahawk FGA 100/101化を行うMODも配布されている。
これは西ドイツ機で垂直尾翼形状変更やアンテナ追加が行われたモデルらしい。
ただしベース機と併存できず、ベース機を乗っ取って置き換える形での登場になる。

対応本体バージョン: 4.09m以降すべて?(F9F2が動くゲームなら動きそう)
収録済MODパック: B.A.T. - JTW
単体配布場所: SAS - Jets (ベース機とFGA 100/101とで別トピック配布)
動作に必要な他MOD: ベース機はたぶん特になし、FGA 100/101はベース機MODを先に導入しておく
完成公開版
F9F2をベースに改造しているそうだが、外形再現度はわりと高いように見える。
コックピットはF9F2の流用だろうか?おそらく実機とまったく異なっていそう。

Hawker SeaHawk

SeaHawk_FGA4_ss.jpg
イギリス海軍向け艦上戦闘機型。

固定武装:Hispano MkV 20mm機関砲4門 800発
ミサイル:無し
ロケット弾:20x HVAR
爆弾:2x 500ポンド爆弾
その他:無し

SeaHawk FGA 100/101

ドイツ海軍の陸上基地で運用された戦闘攻撃機型。
MODとしては外見が変更されただけで、搭載武装などは変更が加えられていない。
(実機のFGA 100/101特有の兵装は再現されていない)

武装

機関砲・機関銃

通常爆弾

誘導爆弾

魚雷