MOD機体/ドイツ

Last-modified: 2019-12-03 (火) 02:03:24

本ページは、ドイツ製MOD機体のうち朝鮮戦争より前に計画・設計・製造された「1946本来の時代まで」のみのページです。

実戦投入は行われなかったが、ナチス・ドイツではグラーフ・ツェッペリンなどの海軍が運用する航空母艦に搭載される航空機は空軍が飛ばす予定にしていた。
(B.A.T.の飛行機リストでは艦載機はKriegsmarineに整理されている)

逆に水上機・飛行艇は正確にはドイツ海軍の航空兵力だったものも多いが、このページでは分離しないでおく。

ドイツ空軍

ブロームウントフォス BV 141

ブロームウントフォス(Blohm und Voss) BV141は、Fw189と競合した「良好な視界を持つ偵察機」として提案・
開発された機体である。
非常に珍しい左右非対称な機体形状をしている。

もともとのドイツ航空省の要求項目は単発であった(にもかかわらずFw189は双発で回答した)、カタログ
スペックではBV141が優れていたといった点はあったが、試作時点ではBV141の搭載エンジンが非力すぎた、
油圧系統の信頼性が低かった、量産機が採用したBW801エンジンがまた信頼性が低かったといった理由で
制式採用されたのはFw189となり、BV141は先行量産機10機と量産型10機しか生産されなかった。
なお奇異な見た目ながら安定性に問題はなく操縦性は素直だったとも言われる。

対応本体バージョン: 4.09m , 4.10.1m , 4.11.1m , 4.12.2m , (おそらく4.13.4mも可)
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: SAS - German_Singles
動作に必要な他MOD: (Auto)DiffFM対応環境、4.09m向けは同じトピック内に別DLリンクを用意
外見はFw189やSea Furyなどの3D素材をフランケンしつつスクラッチもある混在。
実機コックピット前頭部は本MODのように角ばっておらず砲弾型の丸い形状。
コックピット内部はFw189の流用?

BV 141

BV141_ss.jpg

固定武装: MG17 7.92mm機銃 (前方、キャビン上方)、MG15 7.92mm連装機銃(腹部後方)
爆弾: 2x SC70
ロケット弾: 無
魚雷: 無
その他: 無

ブロームウントフォス BV 222

BV222は、6発エンジンの巨大輸送飛行艇である。
そのサイズは二式大艇やショート サンダーランドよりも二回りほど大きい。
もともとはルフトハンザ航空が大西洋横断民間旅客輸送用として発注した機体であったが、WWII開戦に
伴い軍事輸送用に転用されることとなった。
実戦配備時には2ストローク対向ピストンディーゼルエンジンであるユモ207Cを装備していたことも
珍しい点である。これは燃料が軽油となることで潜水艦から洋上補給を受けられるメリットを狙った
とのこと(どれだけ実戦で洋上補給が行われたかは定かではない)。

量産機数は13機であるが、ドイツ~ノルウェー間、ドイツ~フランス~スペイン間、イタリア~
北アフリカ間などで貴重な輸送力を担った。
あくまでも輸送に徹し、爆撃や機雷投下などの任務に流用はされなかったようだ。

対応本体バージョン: 4.12.2m , (4.10.1mベースのUP3 SAS版アップデートには独自に移植収録済)
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: SAS - Seaplanes
動作に必要な他MOD: 特になし
外見・コックピットともにスクラッチ(機銃座内部は一部流用)。

BV 222 C

BV222C_ss.jpg
量産されたのがC型である。
翼端補助フロートは引き上げられて主翼下面に沿うようになっており、MODでも脚の上げ下ろしキーで
動作する。

固定武装: MG131、MG151
爆弾: 無
ロケット弾: 無
魚雷: 無
その他: 92x パラシュート降下兵、12x 貨物

MODではいったん着水してエンジンを切ってしまうと、次にエンジンを再始動できないバグがあるかも。
水上スタートではエンジン始動できるのだが。

ドルニエ Do 17

Do17はもともと高速郵便機として開発された機体を爆撃機に転用したもので、細長くスマートな見た目から
「空飛ぶ鉛筆」の異名を与えられた。

前期型はスペイン内戦で活躍したが、前述の特徴が災いして爆弾搭載量が少なく拡張性もなく、WWII開戦
時には旧式化していたが、夜間爆撃などでほそぼそと終戦まで使用が継続された。

対応本体バージョン: 4.09m , 4.10.1m , 4.11.1m , 4.12.2m , (おそらく4.13.4mも可)
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: SAS - Twins
動作に必要な他MOD: (Auto)DiffFM対応環境、4.09m向けは同じトピック内に別DLリンクを用意かつDo217コンバージョン導入必須
外見はスクラッチ、コックピットは流用しつつ手直し?

Do 17 Z-0

Do17Z_ss.jpg
ドイツ国内向け最終量産Z型の最初の1938年型。
エンジンが非力なブラモ323A-1(900hp)。

固定武装: MG15 7.92mm機銃各所
爆弾: 20x SC50、4x SC250、2x SC500またはSD500、1x SC1000
ロケット弾: 無
魚雷: 無
その他: 無

Do 17 Z-2

エンジンをブラモ323P(1,000hp)に強化した1939年型。

MODの搭載兵装はZ-0と共通。

フィーゼラー Fi 167

Fi167はフィーゼラー社が開発した艦上複葉雷撃機である。
グラーフ・ツェッペリンの建造と合わせて新規開発が求められた艦上機において、重い魚雷を抱えて発艦
しなければならない雷撃機は複葉でないと低速揚力が足りないと考えられ、既に陸上機は単葉引込脚が
当然になっていた時代に固定脚の複葉機が誕生することとなった。

1940年には12機が完成していたが肝心の空母の建造が中断されており、それ以上の量産は行われなかった。
1942年にグラーフ・ツェッペリンの建造が再開されたが、爆撃機・雷撃機はJu87の艦上機型Cで行うこと
となったのでFi167は本来の用途を失うこととなった。

9機のFi167は1944年9月にクロアチア独立国に売却され、そこで高いSTOL性能と搭載能力を買われて
孤立した前線への弾薬補給物資輸送を終戦まで担った。

対応本体バージョン: 4.12.2m , 4.13.4m
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: SAS - German_Singles
動作に必要な他MOD: 特になし
外見はスクラッチ、コックピットは流用?

Fi 167

Fi167_ss.jpg

固定武装: MG15、MG17
爆弾: 1x SC250またはSC500 + 4x SC50
ロケット弾: 無
魚雷: 無
その他: 無

実機では魚雷LoadoutもあっておかしくないはずだがMODで再現されていない。

ハインケル He 115

He115はハインケル社が開発した双発双フロートの水上雷撃機である。
アイスランドやイギリスからソ連に向けて北極海経由の支援物資を送っていた連合国の輸送船団を
ノルウェー・トロムソから発進して魚雷攻撃を行った作戦従事が雷撃機としての本領発揮であった。
しかしイギリスが護衛空母を派遣する、ソ連が長距離進出可能な重戦闘機によるエアカバーを始める
といったことで被害が増大するとこの任務から外れることとなった。
ドイツでは哨戒や機雷投下といった任務に就いた。

またドイツがノルウェーに侵攻する以前にノルウェー海軍が購入し配備されていた機体は、侵攻
してきたドイツ軍に対する防衛戦に投入されることとなった。
ドイツ軍がノルウェー軍の機材を鹵獲し利用する、逆にノルウェー側がドイツ軍の機材を鹵獲し
利用するといったことも起こった。
また中立国であったスウェーデンも購入していた。

対応本体バージョン: 4.09m , 4.12.2m
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: SAS - Seaplanes
動作に必要な他MOD: 特になし
4.09m向けは別トピック配布。
外見はスクラッチ、コックピットは一部流用?

He 115 B1

He115B_ss.jpg
ドイツ軍向けの搭載量増大量産型である。

固定武装: MG15、MG151
爆弾: 3x SC250、2x SD500
ロケット弾: 無
魚雷: 1x F5B、1x F5B Heavy、1x LTF5A、1x LTF5B
その他: 無

ユンカース Ju 187

固定脚で陳腐化していた急降下爆撃機Ju87を新設計とし、引込脚を持ち雷撃も可能とした機体。
設計案は実際に存在したが、試作も含め実機の製作に至らなかった。
「1946」枠にあたる機種。

後方防御機銃の射界を得るため、飛行中は垂直尾翼が下方に移動する珍しい構造を予定していた。
実装してみると強度やラダー動作の信頼性など問題いっぱい出てきそうですけど…(汗)
本MODでは脚の出し入れに連動して垂直尾翼単体が根元で左右軸の周囲を回転して上下に動くように
なっているが、この挙動が設計案どおりかどうかは不明。
胴体後端ごと前後軸まわりを180度回転するかのような別解釈もあるようで?

対応本体バージョン: 4.12.2m
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: SAS - German_Singles
動作に必要な他MOD: (Auto)DiffFM対応環境
外見はスクラッチ。コックピットは流用?

Ju 187 A

Ju187A_ss.jpg

固定武装: MG131 13mm機銃
爆弾: 1x SC250, 1x SC500またはAB500 (+ 4x SC50またはSC70), 3x SC250またはAB250, 1x SC1000またはAB1000
ロケット弾: 無
魚雷: 1x 45-12
その他: 2x 37mmガンポッド

ユンカース Ju 188

WWII開戦時にドイツ空軍の主力爆撃機であったJu88は、空力に劣る段付き機首、胴体内爆弾倉が小さく爆弾を機外
搭載すると空気抵抗増大による飛行速度低下が著しい、高高度性能の欠如といった欠点があり、連合国側の戦闘機
に対し劣勢となってきた。
そこで滑らかな卵型のガラス風防の与圧コックピットや離床2,465hpを発揮する液冷24気筒のユモ222エンジン、
拡大された爆弾倉等の根本的改善を図ったJu288の開発が進められた。しかしユモ222エンジンの実用化があまりに
遅れ、DB606エンジンに換装することとなる等によりJu288の開発は完了せずJu88の後継機に困ることとなった。
ドルニエ社では性能の高いDo217を開発できていたが、政治的判断でドイツ空軍はユンカース社を優遇していた。
やむなくJu88後期型の胴体に卵型コックピット(与圧なし)と左右1mずつ延長拡大した主翼などを組み合わせた
のがJu188である。

Ju188ではユモ213エンジンでもBMW801エンジンでも取り付けられる互換性が求められており、爆撃機型のうち
ユモ213搭載がA型、BMW801搭載型がE型の呼称となった。

偵察機型約570機を含め全体で1,076機が生産されたが、爆撃機としては温存されがちであったと言われる。

対応本体バージョン: 4.09m , 4.10.1m , 4.11.1m , 4.12.2m , (おそらく4.13.4mも可)
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: SAS - Twins
動作に必要な他MOD: (Auto)DiffFM対応環境、4.09m向けは同じトピック内に別DLリンクを用意
外見はスクラッチ。コックピットはパイロットと爆撃手はスクラッチで銃座はAI専用っぽい。

Ju 188 A-2

Ju188A2_ss.jpg
ユモ213エンジンにMW50エタノール噴射装置を取り付けた量産A改良型。
爆弾倉が小さいことによって生じる不都合などJu88の欠点を一部受け継いだままである。

固定武装: MG131 13mm機銃 (前方、キャビン上方・後方)、MG81Z 7.92mm連装機銃(腹部ゴンドラ)
爆弾: 28または18x SC50 (+ 2または4x SC250)、10x SC50 (+ 2または4x SC250 + 追加燃料900kg)、4または6x SC250、2x SC500、2x AB500、1x SC1000 (+ 1x SC250またはSC500)、2x SC1000 (+ 2x SC500)、2x AB1000、2x SC1800、1x SC2000
ロケット弾: 無
魚雷: 2x LT350
その他: Strafer 28x SC50 + 4x SC250

ユンカース Ju 388

Ju188はあくまでも即席の中継ぎ改良型でしかなかったため、排気タービン過給器付きBMW801Jエンジンと
与圧キャビンを備え防御銃座は遠隔操作される尾部のFA銃塔のみにするなど根本的な性能向上を行ったのが
Ju388である。
開発が順調だった偵察機L型が37機、その次の爆撃機K型が15機ほど生産されたのみで終戦となった。

対応本体バージョン: 4.10.1m , 4.12.2m (4.12.2mでは爆撃照準器のフリーズ対処パッチが別途必要)
収録済MODパック: B.A.T.- WAW
単体配布場所: il2freemodding
動作に必要な他MOD: (Auto)DiffFM対応環境
外見はスクラッチ。コックピットはパイロットと爆撃手はスクラッチで銃座はAI専用っぽい。

Ju 388

Ju388_ss.jpg
MODにはサブタイプ指定がないが、爆撃量産型であるとするとK-1となるはず。

固定武装: MG131Z 連装13mm機銃 (尾部遠隔操縦FA銃塔)
爆弾: 12x SC250、6x SC500、3x SC1000、1x SC1800、1x SC250
ロケット弾: 無
魚雷: 無
その他: 無

武装