レポート/【ゼアノートレポート】

Last-modified: 2020-01-05 (日) 21:06:58

BbS

マスター・ゼアノートマスター・エラクゥスに宛てた手紙から始まる文書。
これまでのレポートとは違い、書き残した人物が最初から判明し、何かを企んでいることが分かっている為か、その思想や目的、行動の裏にあった出来事を補完する内容が主になっている。
このレポートを全部入手して3人のシナリオをクリアすることがBbSの真エンディング「ラストエピソード」の解放条件となっている。
宝箱に入っていたり、アリーナモードで手に入る物もあるので、取り逃がしに注意。


 

ゼアノートレター

此度のマスター承認の知らせ、誠に感謝している。
先代マスターから正統後継者としてその座を
まかされ、その重責の下、次代のマスターの育成、
苦労も多かった事であろう。
 
お主には、かつて意見の対立によって怪我まで
負わせ、数年前の強引な願いも聞き入れてもらった
ままであったな。
まともな謝罪も礼もできずにいるこの愚かな
兄弟子を、何も責める事なく、こうして承認式に
招いてくれ、是非、直接祝福を伝えに参加させて
もらおうと思う。
 
やはり、我らが師の後継者選びに間違いはなかった。
代々、我らは光の監視者として、世界を影ながら
見守るという皮肉な立場ではあるが、お主のその
慈愛の心、そして光への忠誠心には感服するばかりだ。
 
世界を巡る身となり、この光の世界に潜む闇も多く
見てきたが、最近、闇の動向が激しくなったように思う。
イェン・シッドからすでに聞いているかもしれんが、
アンヴァース…、負の感情から溢れだす、
生命に精通しない者。
その魔物たちの気配を世界各地で感じ始めているのだ。
 
そして、闇の気配に関して今回の承認に
一つ心配事がある。
数年前にその地を訪れた際見かけた、
テラという弟子の事だ。
テラは確かに大きな力をその身に秘めておるが、
その心の内に眠る闇を感じたのだ。
余計な世話かもしれぬが、このままテラを
マスターとして承認するには不安が残る。
そこで、承認試験を行ってはどうだろうか?
お主の目によってそれを最終判断してもらいたい。
 
それでは、久しぶりの再会を楽しみにしている。


マスター・ゼアノートマスター・エラクゥスに宛てた手紙。

ストーリーをクリアしたものから見れば、この時点でゼアノートの計画が実行されようとしていることが読み取れる。

ゼアノートレポート1

故郷を後にし、随分時が経ったが、
これまで様々な世界を巡り、多くの知識を得た。
ここにその一部と、我が歩みを記しておく。
 
思い起こせば、我が運命の変換は、
たどり着いた場所で師と、兄弟と呼べる存在を得た事。
新たな故郷を得た時からだ。
 
そしてキーブレード。
元々、何のために誰がもたらしたものなのか?
キーブレード使いとしての修行を積む中では、
光の監視者として、世界を影ながら見守る
ためのものという教えであった。
だが、本当にそれだけのものなのか?
己の探究心から、任務以外では禁じられていたが、
時折、世界を巡って、新たな知識を得ていった。


どうやら元々師の言いつけよりも探求心を優先してしまう人物であったことが分かる。
 
ここで語られている「新たな故郷」は長らく旅立ちの地の事だと思われていたが、実際には恐らくこちらのことであろう。

  • しかし、レポート11では旅立ちの地のことを第2の故郷としている。

ゼアノートレポート2

師の教えで、世界の行き来の際、
闇から身を守る鎧をまとうよう言われていたが、
異空の回廊を通る際に、我が身に流れ込む力の
存在に気づいてから、鎧をまとう事をやめてしまった。
闇に身を喰われると言うが、闇さえもコントロールする
力を持てば、闇は恐れるものではないのだ。
 
世界は広く、そして無数に存在する。
異空と呼ばれる宇宙空間のような海に、
互いに干渉する事なく、個々の世界が
点在しているのだ。
 
それらの世界には、それぞれに秩序があり、
我らのように、世界の全体像を知る事はない。
そして、我らもそれを外の世界に知らせてはいけない。


マスター・ゼアノートが闇の力を使うようになった経緯が記されている。

それ以下の項はKHIの時点ですでに判明していた世界に関する基礎知識。

  • 当時のドナルドや一部のディズニー世界の住人はこのルールを特に重視していた。
    • IIではこの辺りが置いておかれ気味になっていたのだが、IIIでは妙に強調されている。

ゼアノートレポート3

古の時、現在のように世界に隔たりがなかった頃、
今のように、世界それぞれが光の壁で覆われておらず、
物理的な干渉から守られた状態ではなかった。
 
その頃、世界は光で溢れており、
キーブレードを使う者も多く存在していたらしい。
だが、隔たりのない世界同士で、光の奪い合いが始まったのだ。
 
彼らはキーブレードの本来の使い方を知ってしまった。
キングダムハーツと呼ばれる、大いなる光の心を我がものにしようと、
キーブレード使いたちは争いを始めてしまったのだ。
 
キングダムハーツとは、いわば心の集合体。
人の心と同じく、世界も心を持つ。
その世界の心の在り処は、本来は見えておらず、
各世界に隠された、扉の奥にその世界の心はある。
その各世界の心を一つに集める事で、
キングダムハーツは完成する。


後の時間軸ではこの「キングダムハーツの完成」が、ゼアノートに連なる人物達の目標となっていく。
ただし、「各世界の心を一つに集める事」で完成するのは、世界の心のキングダムハーツである。

ゼアノートレポート4

そして完成したキングダムハーツの扉を開くことは、
新世界の創造へとつながるとされている。
それは人間の領域を超える事。
つまり、扉を開いた者も、人ならざる者へと
生まれ変わることを意味する。
 
光と闇は表裏一体、闇なき光はあらず。
キーブレード使いによる、キングダムハーツを巡る
大戦は、光を守ろうとする者、闇に加担する者、
光と闇を調和させようとする者、単なる私欲によって
力を得ようとする者、様々な思惑と、
争いに参加していなかった世界も巻き込み、
全ての世界が闇に覆われてしまった。
 
古のキーブレード戦争は、こうして幕を閉じ、
未だ、キングダムハーツの扉を開いた者はいない。
 
その後、わずかに残った心の光から今の世界が誕生し、
再び争いが起こる事のないよう、世界はそれぞれの
壁に覆われたのだ。


ここで言う「キングダムハーツの扉を開く」とは真のキングダムハーツにχブレードを使うことであり、同じく「キングダムハーツの扉」と呼ばれる闇の扉とは異なるが、この約十年後にまさか自分がその闇の扉を開くことになるとは、予想していなかったようである。

ゼアノートレポート5

今現在、我らキーブレード使いと闇に身を堕とした
存在のみが、回廊を使い、世界の狭間を移動できる。
 
我らキーブレード使いの使命は、
世界の隔たりを越え、世界に干渉する闇の存在から、
再び世界を消失する事のないよう、監視し、
守ることである。
 
そんなキーブレード使いも、今やわずかとなり、
我ら以外に数名が確認される程度ではあるが、
この広い世界のどこに散らばっているかも知れない。

我らの存在する、この光の世界の他に、
闇の世界、そして光と闇をつなぐ、狭間の世界が
あるのだ。
中でも闇の世界は禁断の地。
まだそこに足を踏み入れ戻った者はいないと聞く。


世界の構成と、現在(『3D』時点)では登場していないものの、この世界の何処かにソラ達以外にもキーブレード使いが存在している可能性を示唆したレポートである。

ゼアノートレポート6

キーブレードには3系統ある。
我々が使用する、光の世界のキーブレードと、
闇の世界のキーブレード、人の心のキーブレードである。
 
闇の世界のキーブレードは、闇の世界に存在するとされ、
我々の使用する、光の世界のキーブレードと対となるもので、
どちらの世界の側から使用するものかという違いでしかない。
 
そして、3つ目の鍵、人の心のキーブレードは、
キーブレード戦争によって、世界が再編された時に誕生したもので、
この鍵がなければ、キングダムハーツに近付けないようになっている。
心に闇を持たない、7つの純粋な光の心を集める事で、
人の心のキーブレードが完成し、
キングダムハーツへの扉が開かれるのだ。
 
そしてもしもキングダムハーツの扉を開く事ができれば、
すべての世界、すべての人を掌握する事も可能であると言える。


このレポートで、KHIで出てきたキーブレードの正体が明かされた。ここであのキーブレードが出るのか?!と驚いたプレイヤーは多いことだろう。

ゼアノートレポート7

キーブレードに秘められし最大の謎、
キーブレード…、その3系統とは別のキーブレード。
呼び名は同じだが、その表記の仕方はχブレード。
そしてキーブレードとは似て非なるもの。
 
キーブレードはキングダムハーツの存在に合わせ、
人が生み出したとされるもの。
しかしχブレードは、キングダムハーツの存在と
共にあるもの。
 
χブレードは、純粋な光の心と、純粋な闇の心、
その二つの心が均等な力で交差したときにうまれる。
そして、その時同時に出現するキングダムハーツこそ、
人為的に集められたキングダムハーツではなく、
すべての世界の心が集約された
キングダムハーツである。
すなわち、古のキーブレード戦争は、これによって
起きたものと思われる。
 
であれば、世界を隔てる壁ができた現在であろうが、
χブレードさえあれば、全世界の心を集約した
キングダムハーツが完成し、キーブレード戦争が
再現されるといえよう。

ゼアノートレポート8

兄弟弟子であるエラクゥスは、光を絶対のものとして
考えているが、光は闇があってこその光。
我は光と闇の均衡こそが、世界を保つ
バランスであると考える。
しかし、闇を排除しすぎた現在、世界のバランスは
崩れている。
現状の光の秩序を一旦崩し、闇の台頭によって、
世界を再編する必要がある。
 
エラクゥスと意見の対立の後、世界を流浪した。
少年時代に故郷を離れて以来、ようやく自由を
手に入れたのかもしれない。
しかし、既にキーブレードマスターとなった自分には、
もはやこれといった目的もなく、正統後継者ではない
自分に残された使命は、後進の育成くらいしかなかった。
 
本来、キーブレードマスターとなった者は弟子を取り、
キーブレード使いとしての教えを説き、
次代へつないでいかなければならない。
だが、我が故郷を捨ててここまで歩んだ道の最後を
それで迎えていいのだろうか?
いや、いまだ自分の目で確かめたいことも多いまま、
静かに最後を迎えてしまっていいのか?
気づけばこの肉体もすっかり老いていた。

ゼアノートレポート9

我らキーブレードマスターは特別な術を持つ。
それは自らであろうが、他者であろうが心を
取り出す事ができるのだ。
そしてこれを繰り返しさえすれば、永遠に現世に
留まる事が可能である。
 
少年の頃、夢見た世界の果て。
未だ何者もたどり着いていない世界。
そう、それは誰もまだ見ぬ世界。
キングダムハーツの扉を開き、新世界を創造し、
光と闇が均衡する世界を完成させるのだ。
 
多くの知識を得、新たな目的も生まれ、
残されたのはこの老いた肉体。
次に為すべき事は器を探す事だった。
 
そしてヴェントゥスと出会い、弟子とした。
彼との出会いは運命的であり、その資質も感じたが、
あまりにも優し過ぎた。
脆弱なヴェントゥスを器として使えないと判断し、
もう一つの目的のために使う事にした。
 
ヴェントゥスの心から闇を取り出し、二つに分けるのだ。
これで純粋な光の心と、純粋な闇の心が完成する。


あの爺が運命的出会いというとは、いったいどんな出会い方をしたのかすごく興味が湧く。

あと、意外と見落としがちだが、冒頭の行為に近い行為をやった実例が存在することを忘れてはならない。

ゼアノートレポート10

やはりヴェントゥスの体では心を取り出す事に
耐えられず、純粋な闇の心を持つヴァニタスを
生み出す事には成功したが、ヴェントゥスは
眠ったままとなった。
 
純粋な光の心、ヴェントゥス。
純粋な闇の心、ヴァニタス。
この二人を育て、いずれこの二つの心を交差させれば、
χブレードが完成する。
 
しかし、ヴァニタスの闇の心が強大過ぎたのだ。
ヴェントゥスの心は壊れ、光の心は消えかけていた。
せめて安らかな場所で眠らせてやるため、
脳裏に浮かんだ場所は、我が故郷であった。
 
そして自然と足が向き、気づけばあの時旅立ちを
決意した海辺に立っていた。
故郷を出て一度も戻った事はなかったが、
本当に何一つ変わっていない、
まるで時が止まったかのような静かな場所。
ここならヴェントゥスも静かに眠れるであろうと
思っていたが、眠るヴェントゥスが
キーブレードをかかげたのだ。
光の心はまだ消えてはいなかった。


冒頭のシーン。ヴェントゥスが無事だった理由はエンディングにて明かされた。

その才覚と野心から我々には理解しがたい言動の多いゼアノートだが、安らかな場所を探した結果が故郷というのは珍しく人間味のある発想である。
やはり物足りない場所とは感じているようだが、いつもよりネガティブさが弱めな言い方である。

ゼアノートレポート11

ヴェントゥスとヴァニタス、今はまだ光と闇の
バランスが合わず、二人を同じ場所で
育てる事はできない。
ヴァニタスの闇が、ヴェントゥスを蝕むのだ。
 
光の心を育てるのに適した場所はただ一つ、
それは光を絶対なものと考えるエラクゥスの元であった。
 
エラクゥスは我との対立を気にする事もなく、
再会を喜び、ヴェントゥスのことも快く受け入れてくれた。
後はヴェントゥスがエラクゥスの元で、
その心を強く成長させるのを待てば良い。
 
久しぶりの第二の故郷ではあったが、
既にエラクゥスも二人の弟子を育てていた。
そしてその一人テラの中に潜むものを感じたのだ。
テラはその優しさゆえに力を求めている。
力への執着はやがて心に闇を生む。
 
我が器は決まった。


ちょっとしたホラー映画のような締めくくりである。

ゼアノートレポート12

時は満ちた。
エラクゥスから弟子のマスター承認の知らせが
届いたのだ。
テラとアクア…。
あの二人を外の世界へと誘うのは容易な事。
しかし、肝心のヴェントゥスをどうするか…。
 
ヴァニタスはヴェントゥスの心を感じる事ができる。
そのヴァニタスによれば、ヴェントゥスの鍵を握るのは
テラの存在。
ヴェントゥスが修行を始めて間もない頃、
テラが使っていた木剣を譲り受けて以来、
テラを本当の兄のように慕っているらしい。
つまり、ヴェントゥスの心を揺さぶるには、テラだ。
 
まずテラを孤立させる必要がある。
そしてその不安感をヴェントゥスに植えつけるのだ。
そうすれば、弱き光は闇に向かって進む兄を追うだろう。
 
強き闇は光を強くし、強き光は闇を強くする。
これですべてが交差し、伝説が再来するのだ。