キャラクター/【ルシュ】

Last-modified: 2024-02-05 (月) 18:45:33

マスター・オブ・マスターの6人の弟子の一人。
名前のアルファベットでの綴りは「Luxu」。

少年のような声と性格。

  • 野村氏曰く若干達観しているタイプで、言ってみれば「おもしろ成分を抜いたマスター」。

劇中では、XIII機関と同様の黒コート姿で登場。素顔は不明。

  • 師匠といい弟子達といい、素顔が分からない者だらけである(アセッドはあるセリフからある程度予想できるが)。
  • 真XIII機関より前にキャラモデル変更後の黒コートを披露している。

 
CVは津田健次郎。

  • 氏の代表的なキャラと違う声で演じているので初見では氏だとはわからなかった人も多いだろう。
  • ルシュの秘密を踏まえ、癖のある人を探していると野村氏が音響監督に相談したところ、推薦があったのが津田氏だった。

北米版における声優はマックス・ミッテルマン。


他の5と違い、マスター・オブ・マスターから予知書(の写し)を授かってはおらず、ユニオンを率いてもいないため予知者には含まれない。
その代わり、マスターからは別の使命を授けられており、その使命に従ってデイブレイクタウンから姿を消し、いずこかで独自に動いていた。
また、グウラしか知らないはずの予知書の欠落した一片「ロストページ」の内容を知っている。


χ

プレイヤースクルドは、物語終盤でマスター・グウラチリシィが言及するまでその存在を知らなかった。
おそらく同様に、各ユニオンに属する他のキーブレード使い達も、ルシュの存在はほとんど知らされていないと思われる。
チリシィはルシュの所在について、「マスターが消えてすぐ、後を追うように消えた」と語っている。


物語の終盤、予知書に記された結末が迫りデイブレイクタウンに緊迫した空気が漂っている時に、町が見渡せる丘に現れ、そこにやって来たマスター・アヴァと会話を交わす。
アヴァから今まで何をしていたのか問われると、ただ見ていたこととそれが自分の使命であることを告げる。
ルシュは予知書の欠落した一片の内容を知っており、それを「マスターの意思」だとアヴァに言う。さらにマスターから、予知書の結末に記された世界の終末を見届けて、その先の世界に進み、秘密を受け継ぐ使命を与えられたと告げ、「そのためには欠落した一片どおりにこの世界を進ませないといけない」と語る。
アヴァから、一連の騒動を引き起こした「裏切り者」ではないかと問われ、それに応えるように、後のマスター・ゼアノートノーハートのものと同じキーブレードを出現させ、アヴァに「裏切り者」の正体を明かす。

  • 劇中では肝心の部分が時間が飛んで描写がカットされ、かつ場面が戻ってその会話のシーンが映った際は台詞が消されているため、プレイヤー視点での真実は不明。

アヴァに真実を告げた後、「だから運命に従い戦うしかない」「もしも別の答えがあるとしても、それは戦いの果てにある」「マスターは世界の行く末より、我ら弟子が鍵にどう導かれていくかを知りたいんじゃないかな?」と発言し、アヴァは「世界より私たち? そんなはずない!」「あなたはマスターの意思を利用している」「マスターがそんなことを望むはずない!」と激昂してキーブレードを構え、ルシュに向かって振り下ろす。

  • このアヴァの行動が、ロストページの一文にある通りの、最後の戦いを引き起こす契機となったかのように描写されている。
    • 打ち合ったキーブレードから波紋のようなものが広がり、それに反応して時計塔の鐘が鳴り出している。

上記の会話から、χ本編の時間軸ではロストページの内容を実現させるために行動していた模様。

  • ルシュがロストページの内容を実現するために自ら起こした行動は、アヴァと交戦すること(「そしてその一振りが~」)だけだと考えられる。それ以外は、本人が言うように、ただ「見ていた」のであろう。
  • 後述のように、マスターはルシュが未来を知ることがないように予知書を授けなかった筈である。にも拘らずルシュがロストページの内容を知っていた理由は不明。
    • 予めマスターから内容を聞いていたのだろうか。χBCでは、予知者5人がどうなるのかを知らない様子だったが、マスターの意思であることや裏切り者の正体を聞いていたのだろうか。それとも、5人の行動を観察した結果、自分で導き出したということなのだろうか。
    • ルシュが知ってはいけない未来というのはキーブレード戦争が起こった後の時代のことなのかもしれないが、KHIIIのシークレットレポートによると、キーブレード戦争以降のユニオンリーダーについてや、マレフィセントについても知っていたと思しき様子もうかがえる。
      • レポートの文面的には、ユニオンリーダーの人選やマレフィセントについては計画としては聞かされていても、それ以上のことは知らなかったようにも読み取れる。

その後のルシュの詳しい動向は不明だが、姿と名前を変えながら長い時間を生き、後の時代のキーブレード使い達を見守っていたようだ。

χBC

6人の弟子の中で、最初に使命を与えられた。マスター・オブ・マスターから、自身の片目を埋め込んだ件のキーブレードと黒い巨大な箱を授かる。加えてそれらを持って姿を隠し、他の5人の予知者と異なり世界の終わりを見届けて先の時代に進み、キーブレードを継承していくという使命も与えられた。

  • あくまでここで言われた使命は「弟子に受け継ぐこと」であり、「ルシュ自身が(器を変え)生き続けること」は含まれていない。ただしKHIIIのシークレットレポートではそれも使命であるとルシュは記しており、実際Uχでもマスター・オブ・マスターはそれが前提の計画を立てている。
  • ルシュが予知書を与えられなかった理由は、未来で起こることを知ってしまうとパラドックスが起きるから。
  • ルシュが姿を消す事は他の予知者も事前に知っていたようだ。また、自分がいなくなるかは未定だとしていたマスター・オブ・マスターも、ルシュがいなくなることについては全く否定していない。
  • こちらではルシュは弟子全員が使命を与えられた後姿を消し、その後マスター・オブ・マスターもいなくなったということになっている。

箱は絶対に開けてはならず、中身を他言するのも禁止とのこと。マスター・オブ・マスター曰く「サプライズ」らしいが、一体何が入っているのだろうか…。

  • その中身を教えられたルシュの反応を見る限りルシュにとっても予想外の物らしい。

なお使命については予知書が存在していることから既に達成が約束されており、事実キーブレードは後の時代においてマスター・ゼアノートに受け継がれている。しかし黒い箱の行方については不明。マレフィセントがこの箱を捜していることから既に旅立ちの地からは離れてしまっているともとれるが…?

  • ファミ通のインタビューによるとエラクゥスは旅立ちの地、ゼアノートは「見つめる目」のキーブレードをそれぞれ正統後継者として分割相続されていた模様。

キーブレード墓場にキーブレードと黒い箱を持って現れ、「鍵が導く心のままに」と呟くシーンが描かれている。

Uχ本編の約5年前、時計塔の管理室にてマスター・オブ・マスターと会話しているシーンが描かれている。
また、χBCで描かれたシーンの続きが描写されており、キーブレード戦争の目的を伝えられる。
マスターの計画に対しては、犠牲が多すぎるため許されないと反発しているが、犠牲が前提ではなく助かる手段も用意していると伝えられてその場を去る。
マスターはルシュがいなくなった後、「お前が全ての鍵になる」「期待しているぞ。裏切り者のルシュ」と呟いている。

  • ロストページに記述された内容からすると、ルシュだけを指しているとは考えにくいが、ルシュが含まれていることは確定したとみていいのだろうか。
  • このように、今作ではルシュがマスター・オブ・マスターと会話したり質問したりすることで、隠された真実がプレイヤーに分かるようになっている。

マスター・オブ・マスターによって、ルシュを含めた弟子6人は始祖の闇を宿す器として育てたことが語られており、χの時点でマスター・オブ・マスターを含めた7人は13の始祖の闇のうち強力な7体を宿していることが判明した。
また、ルシュはマスターが未来に時間移動した際に復活するための、記憶する者としての役割を担っていることも判明している。


箱舟の起動によりデイブレイクタウンの崩壊が始まった頃、現実世界の箱舟が設置された部屋に白装束を抱えて現れる。
そして、白装束を箱舟に乗せて未来に時間移動させている。
から誰を乗せたのか聞かれると、「未来に撒く光の種、真のダンデライオン」と答えている。

  • この行動はマスター・オブ・マスターから見守るのはいいが、手出しは禁止と言われた意味を考えた末の行動らしい。
  • その数日前にはエルレナのチリシィが丘の方から街に向かって黒コートの人物とストレリチアらしき白装束の人物が共に歩いている姿を目撃している。これがルシュであるかは不明だが、その可能性が高いだろう。また、白装束のストレリチアはラーリアムの幻影の中にも出てくる。憶測に過ぎないが、この「真のダンデライオン」は、本来ユニオンリーダーになるべきだったストレリチアなのかもしれない。これなら恐らくは予知書を裏切ることもないだろう。
    • データ世界と現実世界は分断されている筈だが、ルシュは箱舟を使用したのだろうか。それとも他に移動方法があるのだろうか。
      • マスター・オブ・マスターは回廊を使えと言っているので、実は回廊を使った脱出手段があったのかもしれない。

その後、闇と交戦しているが顛末は描かれていない。

  • 肉体を持たない闇は倒せないため、逃げられたか自身に封じ込めた可能性がある。

ブレインに対しては優秀であると評しており、人生を一度で終わらせるのはおしいと語っている。
その後、エフェメラとスクルドが部屋に到着した際には既にルシュとブレインの姿はなく、本作においてはその後の動向は描かれていない。

  • KHIIIシークレットレポートで記述されたキーブレードの継承の場面は描かれなかった。
    • その他にもウイルスについてなど本作のストーリー展開とシークレットレポートではいくつかの相違点が見られる。

EDにてキーブレード墓場でキーブレードと黒い箱を携えた黒コートの人物が現れ、「鍵が導く心のままに」と呟くシーンが描かれている。
その人物がフードを取ると、ブレインと同じ顔であった。

  • 上記のようにχBCにてこれと酷似したシーンが描かれているが、このシーンの時系列及び黒コートの人物とブレイン、ルシュの関係についての詳細は不明。
    • ルシュ本人、ブレイン本人、ブレインの肉体を乗っ取ったルシュのいずれかといったところだろうか。

KH0.2

オープニングで終戦後のキーブレード墓場に佇んでいる姿が映し出される。

KHIII

エピローグにて、XIII機関のメンバーにして、光の守護者たちと戦っていたシグバールこそが、このルシュであったことが判明する。あまりの性格(そして姿と声)の違いから、シグバールが正体を明かした直後にインヴィが「本当にルシュなの?」と念を押して質問しているが、本人曰く「中身は変わってない」との事。
見た目が違うのは、「色々あって」ルシュだった頃の体を捨て、その後も姿を何度か変えた為。マスター・ゼアノートと同じようにキーブレードマスターの術で他人の体に自分の心を移し替えていったと思われるが、マスター・ゼアノートが記憶を失うまではキーブレードを扱えていたのに対して、ルシュは当初の記憶を完全に保持しているにもかかわらず、心を移し替える過程でキーブレードを使わなくなっている。

  • 敢えて使っていなかっただけかもしれないが。
  • シークレットレポート#12で「キーブレードを失った自分も、最後の使命を果たすためにこの地を去る。この体を捨て、心を他の器へと移しつづけるのだ。」という記述があり、ルシュ及びシグバールがキーブレードを使えないのはほぼ間違いないはず。
    • ただし、自分のキーブレードを継承した結果「失った」訳で、キーブレードを使う能力に関してはシグバール自身が「キーブレードを扱う資格はある」と発言していることから、能力そのものは残っているものの、自身が使っているキーブレードは継承により譲渡してしまったため手元にない、と捉えるのが妥当かもしれない。実際DRではキーブレードを使っている。
      • ムービーの冒頭でそのキーブレードがどこかから落ちてきて、シグバールがこれを手に取り「やっとこの手に戻ったか」と呟く演出がある。少なくともこのキーブレードについては継承した時点からこの瞬間まで使えなかったと考えるのが妥当であろう。
  • なお、シグバールは真XIII機関の中では唯一消滅の瞬間を見せなかったメンバーである(壁の上に転移してソラたちには見えない壁の向こうに落下しており、消滅したのを確認できるのは武器だけ)。とはいえ、最終決戦を前にしてそれどころではないため、初見では見逃したプレイヤーも多いと思われる。姿を見るに、消滅を免れてシグバールのままあの場所に現れたのだろうが、ブライグに戻らなかった理由は謎。レイディアントガーデンに戻ってしまう可能性があったからか?
  • また、まだ武器として振るう描写こそないものの、この時点でキーブレードを持つノーバディの2例目となった。

しかも、この通りの順番であれば当初からキーブレードを使わずに他人の体に自分の心を移し替えている。

  • 一度、元の体から心を取り出してしまえば、他人の体に心を移すのにキーブレードを使わなくてもいいのかもしれない。
  • エラクゥスもキーブレードを使わず、ゼアノートが「やりおる」と言うほどの手際でテラの中に自分の心を隠しているので、やりようはあるのかも知れない。
  • カイリもまだキーブレード使いとして目覚める前にKHIで自力でソラの中に心を移している。セブンプリンセスの能力かもしれないが。

マスター・オブ・マスターから「見つめる目」のキーブレードを継承していく使命を授かったルシュだが、BbSの時点で何故キーブレードマスター(あるいはイェン・シッドのようなキーブレードマスターの指導者)ではなく、キーブレードとは程遠い賢者アンセムの弟子という立場で活動していたのかは現時点では不明。

  • ゼアノートに近づく為に弟子の立場を利用したのだろうか。それとも、賢者アンセムの心の研究に目をつけたからなのであろうか。
    • KHIIIにおいて「継承したキーブレードの行く末を見守る」という使命があることが判明したため、そのキーブレードを持つゼアノートを見守る必要があり、尚更賢者アンセムの弟子になったのかが分からなくなる。BbSの最後でレイディアントガーデンにゼアノートが来ることを見越してだったのか?
  • ブライグ(inルシュ)がシグバールになる時に彼のハートレスも発生しているはずだが、3Dの冒頭で一度ブライグに戻っているので彼のハートレスもキーブレード使いに倒されているはずである。ゼアノートのハートレスが意思を持ち強大な力を有していた事を考えるとルシュのハートレスも相当な力を持っていてもおかしくないが、一体誰が倒したのだろうか。ブライグがハートレスになって以降に存在していたキーブレード使いは王様、ソラ、リクしか今のところ登場していないが。
    • 単にゼアノートが例外なだけで、ブライグ(=ルシュ)がなったのも一般的なハートレスであり、他の旧機関員達が恐らくそうであるようにソラ達が成り行き上で倒してきたハートレスの中にいた、という可能性もある。
      • ただこれはこれで結局ルシュではない所謂本来の「ブライグ」は一体どこ行ったんだ、という部分は謎のままになる。あり得そうなのは終わりの世界だろうが。

余談も余談なのだが、このシグバール=ルシュだと判明する一連のシーンは大塚芳忠氏の特徴的な声質もあり、登場後まもなくシグバール(かブライグ)だとわかる。
しかし某動画サイトに寄せられた海外ファンの反応の多くは、ルシュが数セリフ言ってもピンと来ないが、フードが取られシグバールとわかった瞬間大いにぶったまげるというものである。英語版だと声からの判断が難しいのだろうか?


シークレットレポートの記述から、マスター・オブ・マスターから与えられていた使命は、「キーブレードを継承する」ことだけではないことが判明。その詳細は不明だが、シークレットレポートやエピローグから判明したことは、「体を入れ替えながら継承したキーブレードの行く末を見守る」こと、「ロストマスターを呼び戻す」ことである。

  • χBCでキーブレードを継承した時点では、自分以外の弟子がどうなるのかを把握していない様子だった。そのことから、ロストマスターを呼び戻すことに関しては、マスターから託された黒い箱の中身が関係しているのではないかと推測できる。

χ及びχBCにおいてマスター・オブ・マスターからキーブレードを授かった後は、ロストページに書かれた通りに起こるキーブレード戦争を見届けている。その後、ダンデライオンが移動したUχの世界でマスターの指示通りにユニオンリーダーの一人にキーブレードを継承しようとするが、選出メンバーに入れ替えが起こっていることを知る。

  • ルシュはこの事をマスターの書いたプログラムにウイルスが侵入したようなものだと記述している。
  • メンバーについてマスターから聞かされていたのか、あるいは自分で推測しているのかについての明言はない。

また、そのウイルスが5人を別の世界線に移動させようとしていることも知る。
その世界線の移動に関しては未来から誘い込んだ魔女が鍵を握っていることを推測、これらの出来事もマスターの意志なのかと疑問を抱く。

  • ルシュは未来を知ることがないように予知書を渡されていないが、ロストページの内容やユニオンリーダーの計画、マレフィセントについてもマスターから教えられていたということがわかる。

その後、闇の台頭によってUχ世界が終焉を迎えようとしている中、ユニオンリーダーの一人にキーブレードを継承し、その地を離れた。

  • ルシュが接触していたとはっきり描かれているユニオンリーダーはブレイン(ストレリチアとも接触していた可能性はある)のみであること、その時点でブレインは自分のキーブレードをエフェメラに渡しており、自身のキーブレードを持っていなかったことなどを考えると、継承されたのはブレインの可能性がある。

その後は体を入れ替え続け、遠くからキーブレードを監視していたようだが、闇に傾倒したキーブレ―ドマスターが現れると、キーブレードを欲する愚者を演じて彼に近づき協力者としてその傍らでキーブレードを見守っている。
KHIIIのキーブレード戦争終結後のキーブレード墓場にて自身の手にキーブレードが戻ってくると、ロストマスターの内4人を呼び戻している。


KHIIでのシグバールのソラに対するセリフに「さすがはキーブレードに選ばれし者と呼ばれるだけはある。今までのやつらに比べれば、随分とお粗末だがな」というものがある。
キーブレード使いの黎明期から存在し、キーブレード戦争を見届け、数多のキーブレードマスターを見守ってきた彼の軌跡を思うと、これはとても重い意味の込められた言葉だったのだろう。

  • 「今までのやつら」というのはBbSの3人ヴァニタスのことと考えられていたが、一時期の前例で「今まで」と言うのは少し微妙な表現なので、これがキーブレード戦争から現代までに多くのキーブレード使いを見てきたのであれば納得の表現である。
  • この時点でのソラは変形フラグメントといったキーブレードに秘められた特殊な能力を全く活用せずに我流の剣術で戦っていたため、ルシュの視点から見れば粗末に見えてしまうのもむべなるかな。

それにしても、技術面はともかくソラの成したこと、見本無しからの成長に対してはもっと評価しても良いものだが、他のキーブレード使いたちに比べて妙に評価が厳しくされている気がしないでもない。

  • それとも、世界はKHIと同レベルの危機に何度も見舞われており、そこから救ったキーブレード使いが何人もいたのだろうか?
  • そもそもソラは(「普通の少年である」ということを念頭においても)シグバール(ルシュ)だけでなくゼアノート達にも異様に低く見積もられている節があるようには思う。
    • ゼムナスはDaysの時点で既にソラを評価し脅威になるだろうと警戒しているがこの差は一体。
    • KHII時点(と言うか正式な修行とは言い難く、更に力を失った3D以降も)でのソラは「キーブレード使いとしての修行」を全く積んでいない(3Dでもイェン・シッドに「我流」と評されている)ので、指導者であるキーブレードマスター視点だと正式なキーブレード使いとは認めにくいのかもしれない。
      • それ以前にソラはキーブレード使いとなった当初はキーブレードのことすら全く知らなかった。
    • ゼアノートは少年時代の頃から中々自分の負けを認めようとしない性格だったのに加え、天才と評され、歴代のマスターの中でも最強との称賛を受けているので、正式な修行を積んでいない普通の少年では、どうしても見下してしまうのだろう。
      • そういった「相手を低く見て本質を見失い侮る」という姿勢もまた負けに繋がったとも言える。若ノートもソラを侮っている様子がうかがえるが、このままではやり直しても未来の自分と似た様な結末を辿るのも想像に難くない。
      • 一応補足すると、シグバールはソラのキーブレード使いとしての力を軽んじてはいるが、ソラが何度も計画を潰していることに関してはある程度警戒しているようである。
  • 逆にヴェントゥスには関心があるように見えるが、これはUχに関連してくるのかもしれない。

DR

本編での事件終了後、予想通りの形で登場。
この時はキーブレードが使え、事件の犯人を軽くあしらっていた。

  • ただし色々思惑があるため敢えて消滅したことにした。流石に墓まで作られればこの姿では活動しづらいと頭を抱えたが。
    • KHIIIのシークレットレポートでルシュは闇に傾倒したキーブレードマスターの誕生を待っている。バルドルにその可能性があったため、敢えて見逃したのだろう。

ゼアノートとエラクゥスを見て、バルドルが「選ばれし者」ではなかったと思いながらもゼアノートには見込みがあると考えていた。

  • 形は異なるがおそらくゼアノートとの最初の接触だろう。そこからしばらく間を空けてキーブレードを欲する賢者アンセムの弟子ブライグとしてマスター・ゼアノートと出会うところから真XIII機関までの付き合いになるものと思われる。
    • 仮にも勘が鋭いゼアノート相手に完全に欺いたあたり、改めて彼の演技力の高さを感じざるを得ない。
  • ゼアノートがシークレットレポートに記載された"キーブレード戦争を再現する選ばれし者"である可能性を感じたのではないだろうか。実際、この後ゼアノートは闇に傾倒したキーブレードマスターとなり見つめる目のキーブレードを継承している。