ワールド/【スカラ・アド・カエルム】

Last-modified: 2020-02-23 (日) 17:03:16
原作オリジナル
仲間キャラなし
通常BGM(名称不明)、(名称不明)
戦闘BGM(名称不明)
登場作品KHIII

KHIIIで初登場したワールド。
海の上にそびえる複数の山を切り開いて巨大な街を作ったような構造をしている。また、山同士はケーブルカーのようなもので繋がれている模様。

  • 白い建物・風車・海などから、デザイン上のモデルはサントリーニ島やミコノス島などの地中海沿岸の街並みと思われる。
  • 少年時代のゼアノートエラクゥスがチェスのようなゲームをしていたのもここの建物の一室だと思われる。この部屋には後にゼアノートが手にする「見つめる目」のキーブレードが飾られている。

 
ゼアノート曰く、「かつてのキーブレード使いの都」。

  • 代々キーブレード使い達が守り続けてきたという旅立ちの地とも何らかの関係があるという予測ができるが、詳細については一切不明。

水中をよく見ると、デイブレイクタウンの時計台が逆さになって生えている事が確認できる。
ディレクターによればここはデイブレイクタウンの跡地に造られたものであり、時計台に関しては普通に水没しているパターンと海面から逆さに生えているパターンの2つから選んだとのこと。

  • 余談だが、このワールドのモデルとなったと予想されるサントリーニ島は、ゼウスの怒りにふれて一夜にして海中に沈んだというアトランティス伝説の元になったのではないかと言われている。

「スカラ・アド・カエルム」(Scala ad Caelum)とはラテン語で「天(国)へ続く階段」の意味。

開発時の仮称は「風と塔の街」。


このワールドが一般に公開されたのは2018年12月のファイナルトレーラーだが、実は遡ること4年前の2014年12月に北米で行われたKH2.5発売記念イベントの会場限定の映像が初出。
このことから開発のかなり初期の段階からここが最終ワールドと決まっていたようである。

  • 映像では街の外観以外に本編中でゼアノートとエラクゥスがボードゲームをしている部屋にも立ち入ることができた。
    • この映像は一般公開されることがなかったため、ファンの間でもこのワールドの存在は長らく忘れ去られていた。そのためファイナルトレーラーで実に4年越しに正体が判明したことに驚いたファンも多かった。
  • このイベントの映像を見たというファンのレポートに「建物には『Cable Town』と書いてあった」とあったことから当時はケーブルタウンと呼ばれていたが、実際にイベントへ行った人間からそのような単語はなかったとの証言が複数あり、現在ではガセ認定されている。

場所 Edit

天へ続く階段 Edit

島の真正面に位置する、玄関部分にあたるエリア。
KHIIIではマスター・ゼアノートのポータルからここに辿り着く。


ここで最初に戦うレプリカ・ゼアノートは「出現→ある程度行動→姿を消す→出現」を繰り返すため、意外に探索する余裕がある。屋外に置かれたテーブルとイス、ポスターなど、割と生活感に溢れている。

  • これらのオブジェクトは敵や自分の攻撃によって破壊することができる。
  • 破壊した壁等の断面はガラスのような質感になっている。

ワールドそのものがラスボスのために用意された舞台であるためあまり探索はできず、その割にオブジェクトはかなり作り込まれており、「普通に探索したかった」という声も上がっていた。

  • 前述のレプリカ・ゼアノートとの戦闘の合間を縫ってあちこち調べて回った猛者も複数いる模様。また、この戦闘中にできるバグ技で戦闘用のフィールドを抜け出し、マップの外を探検したプレイヤーもいる。
  • KHIIIRMでは追加シナリオでバトルが発生しない状態のマップを自由に探索できるようになった。

ワールド内のあちこちにあるオブジェクトに確認できる文字は、実際に使われていそうなものである(かなり書きにくそうだが)。
これらの文字をよく見てみると、なぜか文字の数だけ鏡文字があるのに気づいた人も多いのではないか。

  • KHシリーズで鏡というとBbS・KH0.2でのドワーフ・ウッドランドとKHIIIのチュートリアルの演出が思い浮かぶところだが…。
    • 実はこの文字、KH2.8が初出である。KH3DHDのイェン・シッド様の部屋の本に書かれているのが確認できる(ちなみにKH3Dの頃には書かれていなかった)。
  • よくよく探さないと気づけないが、文字の中には何故かアンヴァースのシンボルマークが確認できる。

文字の解読を進めていくと、星が描かれたマンホール(のようなもの)にDAY BREAKと書かれているのが見つかる。製作陣の遊び心が垣間見える。

  • マンホールはバトルフィールドに入ってすぐの場所にある。戦闘中も破壊されないオブジェクトなので余裕があれば探してみよう。

風の通る街 Edit

KHIIIRMで追加されたエリア。天へ続く階段の左奥にあるゲートが開いて進めるようになる。
天へ続く階段と比べると入り組んでおり、憩いのための公園や巨大な地下水路など、住居系エリアとしての色が濃い。
街中にはいくつも謎の機械があり、それを△ボタンで調べると機械と機械と結ぶ光のレールが出現し、レールスライドで移動できるようになる。


入り口から右奥側にある巨大なモニュメントは、攻撃を当てて装置を作動させるとデイブレイクタウンがスカラ・アド・カエルムに変わる様子が仕掛け絵本のように動く。

KHIII Edit

物語最終盤、マスター・ゼアノートとの最終決戦にて訪れる。

  • この時、過去にポータルになったことのあるマスター・ゼアノート自身をポータルに利用してこの世界に飛ばしている。
    • 彼をポータルにして移動した先がこの世界であった理由は不明。
  • 余談だが、一応ワールドとしてはキーブレード墓場とまとめられているため、エリアセレクトで移動可能。勿論ポータルで移動もできる。

最初は街中でなぞの敵と戦闘、その後地形が変化する中アーマー・ゼアノート、最後に最も高い塔の上でχブレードを装備したマスター・ゼアノートと戦う。
アーマー・ゼアノートとの戦闘時は、ゼアノートが何らかの能力によって街そのものをグルグル回転させる。水中に落とされたり空中戦を余儀なくされたりとやりたい放題。

  • 戦闘中にフィールドをよく見ると、鏡の境界線のようなものが見える。四角い空間の対角線を見ていただきたい。
    • もしかしたら街を変形する能力は鏡由来なのかもしれない。

連戦の合間にゼアノートはχブレードを出現させて再びキングダムハーツを呼び出すが、ソラがゼアノートに勝利すると、ソラとの心のつながりを辿った守護者達も駆けつけ、エンディングへと向かう。


KH歴代作は総じてラスボスとの戦闘は連戦になっているが、そのラスボスの連戦においてのすべてがこのワールド一つに収め込まれている。このワールドの地海空全てが戦いの舞台であり、つまるところラスボス戦の為だけに用意されたワールドという恐ろしく贅沢な使い方がされている。
ディレクターはラストステージについて発売前に「ずっとやってみたいと思っていた」、「どこまで実現するか、どう動くか楽しみ」と話していた。おそらくはワールド丸ごとラストバトルの舞台となっていることや、街を回転させながら様々な場所で戦うことを指していると思われるが、ディレクターの念願叶っての実現でありこの力の入れようも納得である。


この街は見たところ無人のようだが、先述のテーブルセットが整然と並んでいたり、枯れる気配のない植木があったりと、やたらと整備が行き届いている。

  • 「かつての」というゼアノートの言葉と、場所や時間を超越してゼアノートを世界から引き離した結果に辿り着いた場所という状況から、スカラ・アド・カエルムは現在の時間軸では既に消滅した世界であると思われる。時間が止まっているのかもしれない。
    • かつてという言葉は、単純に昔はキーブレード使いが住んでいたが現在はいなくなり無人になっている事を指しているだけとも考えられる(それにしては随分小奇麗に見えるのがやはり気になるが)。
  • ゼアノートは「世界はこの街を起点に繋がる」と語っており、真のキングダムハーツを開いた後にこの世界を起点として世界が一つになるのではないかと予想できる。

少なくともゼアノートやエラクゥスはこの地でキーブレード使いとして修行をしていた少年時代を過ごしていたようだが、その後ここで何があったのかは劇中(およびアルティマニア)では語られていない。

  • アルティマニアのインタビューによると、次回作でゼアノートの過去について触れるつもりだったが、それだとダークシーカー編が完結しなくなってしまうため一旦お蔵入りになった。このエピソードはUχのアップデートによりKHDRとして語られることとなる。

KHIIIRM Edit

追加シナリオ「Re Mind」において、エンディング後のソラが本編の時間軸に戻り、カイリの心の欠片を見つけてカイリを取り戻すために再度このワールドを探索する。


KHIII本編にも登場した「天へ続く階段」では、謎の赤いシャドウを倒すイベント戦闘が行われる。
戦闘中は通常のシャドウやダスクがいくら倒しても無限に湧き続ける。また赤いシャドウのHPを一定値まで減らす度に、増援の上級ノーバディが出現する。

  • 地面が白っぽい場所では、全身が白いダスクは風景に溶け込んでいて非常に見えにくくなる。

この場所で雑魚戦を楽しめる唯一の機会。戦闘終了以降は自由に散策はできるが、この場所で雑魚敵が出現することはなくなる。
赤いシャドウを倒すと、左手側の門が開き、新たなエリア「風の通る街」と行き来できるようになる。


新エリア「風の通る街」は、探索重視の広大で複雑なマップ。
各所の仕掛けを解除して、カイリの心の欠片を集めることが目的となる。
雑魚敵としてハートレスやノーバディが出現する。また、あちこちに宝箱も設置されている。
 
「Re Mind」の最終セーブポイントがある地点でもあり、「Re Mind」をクリアしたセーブデータをロードすると、この場所にてカイリの心の欠片を4/5個集めた時点からゲームを再開できる。
一度リミットカットエピソードに進んでしまうとそのセーブデータでは二度と「Re Mind」をプレイできず、このワールドを再訪することもできなくなる。
設置されている宝箱も開ける事が不可能になる。

  • かなり広い上に複雑なマップで、かつ宝箱が大抵隅の方に隠れているため、すべて見つけるのは結構骨が折れる。