太田椋(オリックス)の別称。活躍次第で蔑称・尊称の両方の意味に変化する。
略して「全オリ」「全オ人」とも。
概要
太田椋の父親・暁は、近鉄バファローズの選手*1およびスタッフを経てオリックスの打撃投手を務めており*2、椋自身も幼少期からオリックスファンであった。
椋の経歴から、「オリックスからの金*3で育てられた全身オリックス人間だ」として本呼称が誕生。当初は単純な別称としての意味合いが強かった。
蔑称として
プロ3年目の2021年は開幕スタメンを掴むも、二塁守備でエラーを連発(シーズン5失策)し打率も1割台に落ち込むなど攻守に精彩を欠く。
不調にも関わらずスタメン起用される*4様子から、シーズン序盤に低迷していたチーム(4月17~18日に最下位の日ハムとゲーム差無しの5位)の象徴として、本呼称が蔑称の意味合いを持って使用された。本人は5月半ばに二軍落ち。
尊称として
同年シーズン終盤に一軍復帰。ロッテとの首位攻防戦での同点弾や、1勝3敗と後がない状況で臨んだ日本シリーズ第5戦での勝ち越しタイムリーなど時折光る打撃を見せ、本呼称が尊称として用いられた。
翌2022年の日本シリーズ第7戦ではシリーズ史上初の初球先頭打者ホームランを放ち、チームの勝利および日本一に貢献。同様に尊称の意味合いで多用された。
2024年にはついにその才能が開花し主に二塁手のレギュラーとして定着。故障離脱もあったものの、年間通して安定した成績を収めた。