幽閉

Last-modified: 2022-03-01 (火) 20:22:39
  1. 特定の選手を正当な理由なく二軍に放置し続け、飼い殺し状態にすること*1*2
  2. 元東京ヤクルトスワローズ・雄平(高井雄平)のこと。
    元々の由来は2011年にイースタンリーグトップの打率.330を記録しながら一軍に呼ばれず*3二軍に閉じ込められていたことから。
     
    当項は後者について説明する。


経緯

東北高時代*4、豪速球左腕そして強打者として騒がれた高井は2002年ドラフトで大阪近鉄バファローズ(現・オリックス・バファローズ)とヤクルトスワローズ(現・東京ヤクルトスワローズ)から1位指名を受け抽選の末ヤクルトに入団*5。「石井一久二世*6」として期待されルーキーイヤーの2003年から一軍戦で起用されていたものの死球暴投の多さに代表されるように制球難がなかなか改善されずに伸び悩んだ*7一方、打撃面では本塁打を放つなど非凡な才能を見せていた。2009年オフ、高い身体能力と打撃センスを活かすために野手に転向し2010年から二軍で結果を残す。2012年、高井は登録名を雄平とした上で「ポスト青木宣親」を期待され一軍で起用され始めた。

シーズン終盤には故障者続出の中でも定位置を確保していたが、読売ジャイアンツのリーグ優勝を最終回二死からの走塁死という形でアシスト。それにより映像編集をしているメディアや急遽地上波生中継を入れた日本テレビサイドを白けさせる結果となり

  • 大松並み(もしくはそれ以上)のKYキャラ、ゴリラ
  • どうしようもないやり方で優勝を分かち合うシーンを妨害
  • 最高の嫌がらせ

などと評された事から、この蔑称が生まれた。

 

なお、雄平はカウントを勘違いして打席の田中浩康が三振したものだと思い込んでいたようで、仮に田中が三振で倒れていたとすれば守備側の巨人サイドはその時点でマウンドに集まって歓喜の輪を作っていると考えられるだけに、胴上げ投手となった西村健太朗がこの結末に納得がいかなかったと語るなど、何とも後味の悪い優勝決定となってしまった。


巨人の優勝が決定してしまった時の動画


記事

一走雄平ポカ カウント間違え飛び出して終戦http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/09/22/kiji/K20120922004165800.html

セ・リーグ ヤクルト4-6巨人 (9月21日 東京D)

 何ともあっけない幕切れだった。ヤクルトが2点を追う9回2死一塁2ボール1ストライクから田中が空振りすると、一塁走者の雄平が飛び出してタッチアウトとなり、連勝は6で止まった。

 「(三振と)カウントを間違えたのか?」との質問に、雄平は「はい」と答えるだけ。2年ぶりの2桁勝利を狙った村中は3回を2安打5四球3失点で降板。「四球が多かった。慎重に投げすぎたかもしれない」と下を向いた。


その後

その後雄平は外野のレギュラーに定着、度々怪我に泣かされながらも規定3割2回、2015年の優勝の時には優勝を決めるサヨナラヒットを放つなど、左の豪速球先発投手として期待されながらも期待に応えられず終わろうかという所から野手転向を経てヤクルトの主力選手に成長した。
しかしそれでも2016年のエリック・コーディエとの対戦では全球ボール球にもかかわらず空振り三振などゴリラらしさを披露する場面は残っていた。

2020年は衰えや不振からレギュラーの座を若手に譲り、2021年は9月中旬時点で一軍昇格がなく再び幽閉され*8、同年で引退することになった。

関連項目


*1 広島東洋カープの選手に対しては広島二軍の本拠地・由宇にかけて「由宇閉」と言われることもある。
*2 もっとも「正当な理由」とは試合を見ていない野球ファンが成績だけを見て「調子が良いから上げろ」と主張する事である。技術的な課題に取り組むなどしている選手は無理に一軍へ呼ばない方がよく、注意が必要である
*3 1度は昇格したが、出場機会のないまま二軍へ降格している。それどころか、首位打者のタイトルも例外規定適用によって楽天の銀次に横取りされてしまった
*4 ちなみにダルビッシュ有は高校の2学年後輩である。
*5 ちなみに3位は館山昌平。抽選を外した近鉄は外れ1位で後にヤクルトでチームメイトとなる坂口智隆を指名。
*6 最初の背番号は石井が2001年まで着けていた16番。石井がヤクルト復帰した2006年に22番へ変更。しかし、2007年に高津臣吾へ22番を譲り41番に再変更され現役最終年の2021年まで着用した。
*7 投手時代の成績は2003年からの7年間通算で18勝19敗1S17H・防御率4.96。
*8 ただし二軍でも打率2割前後と不振に喘いでいたこと、雄平が守るポジションのセンターとライトには塩見泰隆とドミンゴ・サンタナがおり両名とも好成績でレギュラーを堅守していたため若手時代の頃と違って一応昇格させない理由は存在する。