点が入らないのはわかっていた

Last-modified: 2024-02-08 (木) 19:45:29

山本由伸がチームのムエンゴを皮肉った…とされているコメントの一節。
似たようなコメントが度々出ているため、本稿では類例についても紹介する。

点が入らないのはわかっていた

概要

2020年9月22日・ソフトバンク対オリックス19回戦(PayPayドーム)の試合後に山本由伸が残したコメントの一節。

山本は周知のとおり深刻なムエンゴに悩まされており、この日の試合もソフトバンク相手に7回を無失点という好投を見せながら打線は相手先発・千賀滉大の前に苦戦、援護は2回の吉田正尚の本塁打の僅か1点だった。8回以降もオリックスに得点は入らずも後続がリードを守りきり、1-0で見事勝利を手にした山本だが、試合後のヒーローインタビューでは「相手投手が千賀さんで、点が入らないのは分かっていたので、とにかく厳しく投げていきました。」とコメント。

普通に受け取れば相手先発に「容易に点を奪えるような相手ではない」と敬意を払ったコメント*1なのだが、チーム得点がダントツでリーグ最低のオリックスの貧打っぷりもあって「味方打線にははなから期待していない」とも受け取られ、「山本と吉田VSソフトバンク・オリックス連合軍」などとネタにされてしまった。

動画(当該発言は0:50~辺りから)

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類似発言:もうちょっと点欲しいな

概要

2021年11月10日 クライマックスシリーズ ファイナルステージ オリックス対ロッテ第1戦の試合後に残したコメントの一節。

2021年のペナントレースで投手5冠を達成した山本はCSFinal第1戦で先発登板。シーズン援護率は2019年度の2.36、2020年度の3.07から3.84と向上していたが、それでも相変わらずムエンゴ気味で、この日の試合も初回に2四球からT-岡田のタイムリーで1点を奪うも、満塁の好機に凡退、守備率リーグ上位常連であるロッテの守備の固さに阻まれるなど、追加点を得ることができなかったが、山本が9回4安打10奪三振無失点とロッテ打線を封じ込め、オリックスは1点を守り抜き1-0で勝利した。

試合後のヒーローインタビューは決勝点となるタイムリーを放ったT-岡田と共にお立ち台に上がり、「途中から、もうちょっと点欲しいなあ……って思いながら、勝ち切れて本当に良かったです。」とコメントし、隣で聞いていたT-岡田は苦笑。今までも遠回しに援護の少なさを言及する場面が多かったが、今回は直接不満を吐露した。

動画(山本の発言は0:29から)

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関連項目


*1 山本の発言を言い替えるとすれば「ロースコアゲームになるのはわかっていた」といった表現に近いと思われる。