大松尚逸(元ロッテ→ヤクルト→BCリーグ・福井)に空気の読めない発言をさせるネタのこと。
語尾は「だぞ」となることが多い。
概要
千葉ロッテマリーンズ時代の2009年7月10日、北海道日本ハムファイターズ戦で多田野数人のノーヒットノーランを9回二死の場面から大松が阻止したこと、さらにその直後はチームが敗戦した*1にも関わらずベンチではしゃぎ回っていたことから「大松=KY」の図式が定着。
これを由来として「大松、唐揚げに勝手にレモン汁をかける」というスレッドが立ち、以降はなんJでありとあらゆる空気の読めない発言を繰り返すことになる。
なお鍵カッコの中には「大松のKY発言」が入るのが本来の用法だが、最近では単純な間違いやネタにマジレス、絶許狙いのレスへ率直且つ正論のツッコミを入れるパターンが多く「本来の用法と異なる」などと議論になる場合も多い。
大松ネタをこのように使う者は大松使いと呼ばれる。
また、大松以外の人物がKY発言を行う場合には、その人物の名前に松を付けた「○○松」というキャラクターが使われる。
ロッテ時代におけるその他のKY行動
ロッテ時代には以下の逸話も有名である。
- 2009年の広島戦で1イニング3打席、同じイニングにチームが達成した1イニング打者20人15得点のプロ野球記録を持つが、得点・進塁に絡まないアウトを1人で2つ稼ぐ*2。
- 金泰均と井口資仁の2者連続弾で迎えた打席で二塁打を打ち、さらに次打者のサブローが本塁打を打つ。そしてさらに次打席から大松が2打席連続本塁打。
KYキャラ認定
2015年、MLB専門誌・スラッガー(日本スポーツ企画出版社)発売のプロ野球選手名鑑では「数々の空気読めない伝説で知られ、一部のファンからカルト的人気を誇る」と紹介されるなど、ネット以外でもKYキャラ認定されてしまった。
ヤクルト時代にも
ヤクルト移籍後、2017年9月16日の対広島戦では8回表に薮田和樹から同点タイムリーを放ち逆転勝ちの口火を切ったが、その結果
- 広島の26年ぶり地元優勝がお預け
- マツダスタジアムで初*3となるリーグ優勝もお預け*4
- 59年ぶりのセ・パ同日優勝を阻止
- 最多勝争いをする薮田和樹の勝ちを消す
- 地元優勝が懸かった翌日の試合は台風18号接近のため中止
というKYぶりを発揮。広島の優勝は18日の甲子園まで持ち越されることになった。
さらに10月2日掲載の日刊スポーツ記事内で、大松本人がネットでの扱いを知っていたことが判明している。
V阻止打ヤクルト大松、空気読んで広島ファンに謝罪
https://www.nikkansports.com/baseball/column/bankisha/news/201709290000494.html
本人はネット上で騒がれることをどう思っているのか。直撃してみた。
大松 知ってるよ。僕は(ネットを)見ないけど、周りが知らせてくれる(笑い)。良くも悪くも名前が挙がるというのはいいこと。たくさんの人が、この世界に長くいられるわけじゃない。そうやってネタにされるだけでもありがたいと思わないと。プラス思考かな(笑い)。
反応を好意的にとらえ、自らのモチベーションへと変えていた。
大松で打線
1 中 チームが1イニング15得点した裏でアウトを二つ稼ぐ
代走 そのイニングで自分だけ1イニング3打席の日本新記録を樹立*5
2 二 2009年の打撃成績が.269 19本 79点でなんとなく気持ち悪い
3 指 地元優勝を目指す広島戦で同点タイムリーを打ち、59年ぶりのセパ同時優勝を阻止
4 一 9回2アウトまでノーヒットノーランしてる多田野からヒットを打ち、チームが敗戦したのに1人はしゃぐ
5 左 井口HR・金泰均HR・大松二塁打・サブローHR。結果的に四者連続HRを阻止
代打 その次の打席から二打席連続でHR。さっき打てよ
6 三 ヤクルトが10-0で負けていた状況から追いついた試合でサヨナラホームランを打ってしまう
7 右 家族が観戦しにきた試合でのヒーローインタビュー、「今日は家族来てるんですか?」の質問に「もう帰りました!」 と即答
8 遊 2009年日本ハム自力優勝がかかった一打サヨナラの場面、別の球場でマジック対象チームから決勝のホームを踏む
9 捕 クビのかかった2016年、2軍戦で靭帯断裂*6して今季絶望
投 引退しようとしたが、自分の心の中の大松に「続けろ」と言われ現役を続行してしまう