バラエティ番組『夢対決!とんねるずのスポーツ王は俺だ!スペシャル』(テレビ朝日系列)内の企画の一つ。
基本的に正月と夏の2回放送される。
『リアル野球盤』ではないため注意されたし。
概要 
戦前から現在まで愛されているボードゲーム・野球盤を、現実の野球場で再現してプロ野球選手等ととんねるずチームが対決するという企画。
なんJ民はもちろんプロ野球ファンにも強い人気があり、特に正月は野球ネタのオアシスとして重宝されている。
なおとんねるずチームと名乗っているが、出場するのは帝京高校野球部OBである石橋貴明のみである。
解説 
初期は対戦相手は選手1人で、石橋側のみチームという形だったが、現在は双方4 - 5人のチームで対戦する。
石橋チームは「石橋JAPAN」「チーム帝京」のいずれかで固定。対戦するプロチームは正月の場合「侍JAPAN」となる場合が多いが、プロ野球でも同じチームの選手だけでチームを組んだ場合はそのチーム名になる。
石橋およびレギュラーメンバーのゴルゴ松本(TIM)が元野球部員であり現在もこの企画のためにトレーニングを積んでいること、「フェンス直撃の痛烈な打球なのにアウトや ダブルプレー」「ボテボテの打球なのにツーベースやスリーベース」となるなどの予測不能な展開を生む巧妙なルールも相まって名勝負が多く生まれている。
基本的なルール 
- 5イニング勝負。延長戦・10点差コールドあり。
- 使用バットはチームを問わず現役プロ選手は木製、元プロ選手・アマチュアは金属製となる。
- 安全のため投球はピッチングマシーン(キンキクレスコ製)で行い、両チームの選手でない人物が担当する捕手が装着しているイヤホン越しに球種を伝える。ハンデとして石橋チームは5球種、対戦チームは3球種が使用可能で、プロ側チームの攻撃中はストレートの球速が20km/h速くなる。
- グラウンドや外野フェンスには「1BH」「2BH」「3BH」「FINE PLAY」「ダブルプレー」と書かれたゾーンが点在しており、グラウンド上の打球が止まった部分、もしくはフェンスの打球が当たった(ゴロ到達も含む)部分に書かれている指示に従う。
- ピッチングマシーンに当たる・内野の各所にあるネットに掛かる・外野フェンスの「FINE PLAY」*1に当たる・グラウンド上の何も書かれていないゾーンに止まるとアウト。
- 「ダブルプレー」のネットやフェンスに当たった場合、最も先の塁にいるランナーから順番にアウトになる。なお、無走者の時は「ダブルプレー」に当たっても当然ワンアウトのみだが成績には「ダブルプレー」と書かれる。
- ランナーは人形に置き換えられ、進塁出来るのは打者が安打を打った時の塁打数分のみ。
- ファウル・三振・四死球・本塁打は通常の野球と同様。なおファウルゾーンには前述のアウトになるギミックがなく、捕手は投球を受けるのみのため、ファウルフライは無い。
- 敬遠はピッチングマシーンの横から敬遠を宣告し、捕手に直接1球投げることで成立。
実際にはルール違反もしばしば起こる*2ものの、バラエティなのでツッコミを受けつつも気にせず進行される。
主な出演者 
出演者 | 概要 |
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石橋貴明 | とんねるずの野球をする方。帝京高校OBで、山崎康晃(DeNA)、杉谷拳士(日本ハム)、原口文仁(阪神)*3らの先輩にあたる。 相手がどんなレジェンドでも物怖じせずにイジる凄い人。2016年にはリアル野球BAN通算100安打達成の金字塔を打ち立てる。 他のスポーツよりガチな事もあってかズル技やネタ成分は少なめだが、初打席の「ぐわらきーん」「花は桜木、男は石橋」の名乗り口上や「デレク・ジーター打法」と言ったネタはほぼ毎回披露している。大事な場面で自らを鼓舞するときに使う「かかってきなさい!」「ガルルル・・・」もこの番組の象徴としてよく使われる。 メジャーリーグ経験者の挑発に対しては「俺だってメジャーに出たことあるんだぞ!」*4と返すことがある。また、ビハインド時にはルール外の球種を選択という反則行為に手を染め出すなど、負けず嫌いである。しかし近年はさすがに衰えを隠せず、2019年11月では7打数1安打、2020年正月では無安打に終わっていた。2020年12月には21年の放送に先駆けて『プロ野球スピリッツA』にてコラボイベント「対決!石橋貴明のプロスピ王は俺だ!」で異例のプロ以外の選手として実装され、期間限定で他のプロ選手と対戦することができた。*5 |
ゴルゴ松本 | レギュラー。熊谷商業高校時代に春の甲子園に控え選手としてだが出場した経験を持つ。毎回カーブに苦戦させられる*6と弄られるが、放送回や打席を重ねるごとに改善傾向にあり、カーブを攻略しての殊勲打も多い*7。 定番のネタに鼻にバットを当てて飛ばす「秩父名物、天狗打法」がある。叫ぶだけでフォームの変更等はないのだが、集中力が強化されるのか天狗打法を披露する際の成績はかなり良い。2019年は「こじんまり打法」を初披露した。2020年正月回ではサヨナラ打を放ちMVPを獲得。 |
吉岡雄二 | レギュラー。元巨人→近鉄→楽天。元北海道日本ハムファイターズ2軍コーチ。1989年夏の甲子園優勝時の4番エース。 長打力も含めた打撃センスは相変わらずな上に、元プロ野球選手の扱いであるため金属バットが使え、毎回のように打ちまくる*8ため、延長後に石橋チーム逆転、サヨナラのチャンスで打席が回って来ると当然のように敬遠させられてしまう。 他の石橋チームの面々とは違ってネタと挑発には参加せず、現役選手はNPBの大先輩であるこの人を弄れず、石橋も真面目な性格の吉岡を弄らないため、他の石橋チームの面々に比べると台詞数は非常に少ないが、ここぞという場面で打ってくれる為、大抵は石橋ジャパンが勝つ。 |
松坂大輔 | 侍JAPAN陣営で登場。記念すべき第1回の放送での対戦相手でもある。投手ながらホームランを打つことも多く、石橋との対戦成績は3勝1分1敗と勝ち越している。なお、リアル野球BAN史上唯一の引き分けは、収録後に松坂の家族旅行の予定が入っていたことによるもの。 |
中島宏之 | 侍JAPAN陣営で登場。延長戦で1人で3アウトになる、金属バットを使いホームランを打つインチキを行うなどの珍プレーを見せる。 |
松井秀喜 | 夏版準レギュラー。かつてはこの枠が■■だった。毎回豪華な助っ人を引き連れて石橋に勝負を挑んでくる。 |
杉谷拳士 | 2015年正月回から登場。以降、前年に壊滅的な成績を叩き出さない限りは毎年登場*9している正月版準レギュラー。オフの三冠王。現役プロ野球選手だが帝京OBなので基本石橋陣営。 言動が下手な芸人よりも面白く、「野球の上手い芸人*10」とネタにされることも。 中田翔をはじめとする相手陣営の選手を煽るのはこのコーナーの名物であり、杉谷の知名度が全国レベルまでに上がるきっかけになった。 なお実力面も申し分なく、2019年度ではMVP賞を獲得した*11。 |
中田翔 | 正月版準レギュラーで侍JAPAN陣営で登場。よく杉谷に煽られる。そして凄む。 負けると泣きの1回の為にいつも土下座させられている。 |
山田哲人 | 侍JAPAN陣営で登場。 後輩の癖にやたら杉谷を挑発する。そして杉谷も乗る。名言は「ヒダリデウテヤ」 杉谷との絡みで鍛えられているのか年々芸人度が上がっている。 2021年は不参加も代わりに参加した後輩・村上宗隆に挑発の極意を伝授、実行させた。 |
前田健太 | 侍陣営として4度(2015年、2017年、2019年、2021年)、石橋側の助っ人で1度(2018年)登場。 ジエンゴには定評があるものの、投手故に元々打力が味方のプロ選手より低いことも相まって、リアル野球BANと非常に相性が悪く、戦犯率が高い*12。 が、2018年正月版はヤフオクドームスタンド上段にHRを叩き込んだ。なお石。 近年はバットに塩をかけて打つ「塩バット」を使用することも*13。上述のHRも塩バットによる。2019年、侍ジャパン側で登場した際も塩バットでヒットを放っている。なお侍。 2020年は出演しなかったが、打ちまくる侍ジャパンに対して杉谷が「マエケンさんいないんですか今日?*14」とぼやくなど不名誉な形で名前が出されてしまった。 |
その他の出演者多数。