■■■■(元西武→巨人→オリックス)が巨人から受けた(とされる)仕打ちを表した言葉。
概要 
由来は巨人から戦力外通告を受けたことへの恨み節を綴った著書の一節である。
西武でFA宣言をした頃、ある球団の人から「富士山は遠くから見るから綺麗なんや」と言われたことがある。
憧れは憧れとして遠くから眺めていた方が幸せだと言うのだろう。その時はその意味が分からなかった。
ジャイアンツの一員になって、その人が何を言いたかったかを理解した。
野球選手の夢の戦場だと思っていた場所は、裏から見れば大人の論理と
冷徹な計算が支配する寒々しい場所だった。僕は血の通った同じ人間ではなく
単なる使い捨て商品のように扱われた(中略)
彼らは高校時代に僕を刺したナイフ*1、錆びてボロボロになったナイフを持ち出して
最後の最後で僕の腹や心臓をまたグサグサ刺したのだ。
昔のことは水に流して、巨人軍のために戦ってくれないかと頭を下げたくせに
今はまた手の平を返したように、労いの言葉ひとつも無く放り出す。
自分たちにとって利用価値が無くなればただのゴミだと言わんばかりだった。(■■■■著書『男道』(2009年発売)より)
しかし実際には度重なる怪我により十分なパフォーマンスができなくなっていた *2にもかかわらず四番・一塁手で聖域化しており*3、また
- 子分の元木大介や後藤孝志らと共に派閥を結成(いわゆる■■軍団)、チームの雰囲気を悪くする*4。
- 打順を七番に下げられた意趣返しとばかりに、ホームランを放った際にベンチ前で出迎えた堀内恒夫監督らをスルーする(いわゆるハイタッチ拒否事件)。
・・・等、やりたい放題の限りを尽くしていた。
こうした事情もあってファン(特に巨人ファン)からはかえって「十分優遇されてたくせになにいってだこいつ」「自分の素行や成績を棚に上げて」「結果を残せなかった選手が切られるのは当然」「男道なんて本を出しておきながら女々しい」「■■自身が錆びたナイフ」等の熱い罵声が上がり*5、現在でも定期的になんJにおいて晒し上げられており未だに巨人ファンからは絶許扱いを受けている。
また後年■■が覚せい剤所持で逮捕された際にはこの自著の一件も蒸し返され「注射針で腕をグサグサ刺した」「薬の影響で刺される幻覚でも見てたんじゃないのか」等と散々な言われようだった。