大本営

Last-modified: 2021-03-28 (日) 09:30:14

特定の球団の提灯記事に定評がある新聞のこと。機関紙ともいう。

概要

プロ野球とメディアの関係は切っても切り離せないほど密接でかつては鉄道会社と並ぶ球団親会社の代表格だった。また21世紀に入ってからは各球団が地域密着を推し進めるようになり、それに呼応する形で地元メディアが地元球団との関係を深めていくのが盛んになっていく。
それ故下記のスポーツ紙ではそれぞれ贔屓する球団の話題が一面に来ることが多く、優勝などビッグニュースがあったとしても一面は全く関係ない贔屓球団ということも多い(特にデイリーやブロック紙)。
なおここでは日刊スポーツやスポーツニッポンといった特定の球団に肩入れしない全国紙については割愛する。

新聞別の贔屓球団

紙名力を入れている球団備考
スポーツ報知読売ジャイアンツ読売新聞社系列の報知新聞社発行。地方版では稀に他球団が一面を飾ることがあるがそれでもジャイアンツが中心である。
デイリースポーツ阪神タイガースほか神戸新聞社発行。自らブレないデイリーと称するほどの言わずと知れた阪神の機関紙。そのインパクトからか「大本営の象徴的存在」として他の大本営的な報道機関が○○のデイリーに例えられることがある。ただし飛ばし記事も多数あり。広島版は広島東洋カープの、関東版は事実上、横浜DeNAベイスターズの大本営ともされている。
サンケイスポーツ東京ヤクルトスワローズほか産経新聞社発行。地方色豊かであり、例えば大阪版では阪神タイガースの報道に力を入れており、「虎将」「虎総帥」のワードを初めて使い、デイリーが追随する展開となるなどデイリーを脅かす存在になっている。関東版では横浜DeNAベイスターズを特集する「BAY☆スタ」の発行などを行うためデイリーに次ぐ大本営扱いをされる。
中日スポーツ・東京中日スポーツ中日ドラゴンズ中日新聞社発行。中日新聞スポーツ欄の補完としての役割を果たしているため中日新聞と併読する人が多いのが特徴。
西日本スポーツ福岡ソフトバンクホークス西日本新聞社発行。宮崎と大分を除く九州5県で販売されているローカル紙。ソフトバンクフロントと懇親であり、飛ばし記事が極めて少ないことが特徴。またその歴史的経緯*1から、現在でも埼玉西武ライオンズ関連の報道がソフトバンクと並行して行われており、その信頼性からニッカンと並び西武の準大本営扱いとされている。
道新スポーツ北海道日本ハムファイターズ北海道新聞子会社の北海道新聞Hotmedia発行。前述のサンケイスポーツと提携しているが紙面の殆どがサンスポと同じものになっており、道スポオリジナル記事は基本的に2-3ページで実質的にはサンケイスポーツ北海道版。それ故関東版サンスポと一面が同じなこともしばしばあり「ブレなさ」は上記より少し劣るが基本的に一面は日本ハム関連が大半を占める。
中国新聞広島東洋カープ中国新聞社発行の一般紙。かつては中国スポーツというスポーツ紙があったが僅か1年余りで廃刊。そのためかデイリースポーツ社との関係も深い。
河北新報東北楽天ゴールデンイーグルス河北新報社発行の一般紙*2
千葉日報千葉ロッテマリーンズ千葉日報発行の一般紙*3

余談

かつての神奈川新聞は「ベイスターズの大本営」としての地位を築いていたが球団のTBSへの身売り以降関係が悪化、飛ばし記事を増えるようになりDeNAになってからはさらに顕著になりオフシーズンになるとほぼ毎年監督の批判記事を掲載するなどするためかファンからは最早大本営扱いは受けていない*4



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*1 元々西日本新聞はセリーグ球団として西日本パイレーツを保有していたが、読売とモメた末、パリーグへ鞍替えして西鉄クリッパーズに吸収合併されて西鉄ライオンズが誕生した事、それまではデイリースポーツを販売していたが、長らく野球不毛の地である九州へ向けてライオンズを支える為に(本当の意味での大本営として)創刊された経緯がある。
*2 楽天のみ「東北楽天」と地域名を必ず入れる。逆に他球団は地域名を入れない。
*3 上の河北新報同様、ロッテのみ「千葉ロッテ」と地域名を必ず入れる。
*4 批判記事はソース不明の推論なども含まれることも多く不評を買うことが多い。