ポーシャ【ぽーしゃ】(NPC)
Portia
- G15「ベルファストの商人」の登場人物の一人。
※現在、G15主要人物の各項目でバサーニオの人物像の解釈を巡って意見が対立しています。
加筆・修正は慎重に行って下さい。
作中での活躍
- 裕福な家庭に生まれ育ち、父を亡くした現在は莫大な遺産を相続している。
父の遺言で、父の出したクイズに正解した人と結婚しないといけない運命にある。
これは父の生前から決められたことのようで、その運命が嫌になって家を飛び出し、ロンガ砂漠南東の海岸でバサーニオと出会った*1。
憔悴していたバサーニオを連れ帰って看病し、後に恋人になったが、当時、まだ健在だった父には結婚を激しく反対されたらしい。また、周囲の人々も一様に反対を口にしていたという。
「あんな奴と結婚するくらいならジャイアントと結婚しろ!」とまで言われたらしい。
- 当のポーシャ本人はバサーニオを心底愛しており、周囲の反対を押し切っても結ばれたいと願っている。遺言に縛られるのもばかばかしいとも思っている。しかし、亡父は結婚に際して課した難問を解けない相手と結ばれようとしたならば、フィリアから追放しろと言い残している。
ポーシャのお父さんは人を見る目はあったようだが、娘の教育はうまく行かなかったらしいことが伺える。 - あまりの恋しさゆえか、フィリアから一歩も出ようともしないポーシャのためにバサーニオからの連絡を届けにいけば遅い、酷いと咎められ、さらに半狂乱になってカバンを漁るなど異常行動も見せる。こんな姿を見せられたら結婚に賛成しろというほうが無理がある。
- 実は原作でも自分は無一文だと告白してきたバサーニオに「私のお金はあなたのお金」と言い切るなどのぶっとんだ一面を見せていたり…。
- コンヌースエルフであるためか、記憶をなくしてしまうことがある。
プレイヤーと会った当初も恋人であるバサーニオのことを忘れてしまっており、その記憶を取り戻させてあげる手伝いをすることになる。- ZEROアップデートによりメモリアルタワー関連の設定が解消されたため、現在の設定ではコンヌースエルフは記憶を失わないので不整合が起きている。
- しかし彼女はフィリアから出ない典型的なエルフなのに記憶を失っていたのはなぜだろう……?
- 彼女は父の遺した金・銀・鉛の箱に、それぞれ骸骨・ピエロ人形・彼女の肖像を入れ、彼女の肖像を当てた人との求婚を受けることにする。バサーニオであればその真意を読み取れると信じ、またフィリアの住人に認めさせるためでもあった。
- バサーニオと結婚する前からプレイヤーに思わせぶりな態度を見せる。
初対面のプレイヤーに抱きついたり、手をとって自分の胸に当てたり、果ては「バサーニオがいなかったらあなたと結婚していた」と言ってみたり…。- 相手がジャイアントだろうが女性キャラクターだろうがおかまいなく同様。誰にでも分け隔てなく接する…というにしてはややスキンシップ過剰かも。
- 一部のプレイヤーは百合展開を想像するとかしないとか。
- プレイヤーキャラクターの性別によって台詞の細部が変わり、女性キャラクターの場合ですらやや百合っぽい空気になるが、男性キャラクターだとさらに意味ありげな態度を多々見ることができる。
- 相手がジャイアントだろうが女性キャラクターだろうがおかまいなく同様。誰にでも分け隔てなく接する…というにしてはややスキンシップ過剰かも。
- こうして二人が結ばれている一方、その命を失わんとしていたアントーニオを救うべくバサーニオとベルファスト島へ向かう。
- バサーニオ、アントーニオと共にフィリアに戻った後は、そのまま「誰も知らないあの青い海の向こう」へと旅立っていった。
- 旅立つ前に、プレイヤーにお礼としてマンドリン演奏を聴いて欲しいと願い出るが、体調不良のようで楽器を落としてしまう。彼女の身を案じてバサーニオは休むよう諭したことで、それはかなわなかった。
それ以前にも顔色が優れなかったり眩暈などを起こしており、もしかたしたら身体の何処かが悪いのかも知れない。
- 旅立つ前に、プレイヤーにお礼としてマンドリン演奏を聴いて欲しいと願い出るが、体調不良のようで楽器を落としてしまう。彼女の身を案じてバサーニオは休むよう諭したことで、それはかなわなかった。
- マスターピースボウは彼女のためにその父が作らせた名弓。G15メインストリーム序盤にある彼女のRPで、その真価の一端に触れることができる。
- 彼女の家はフィリアの真ん中*2にあり、G15では何度も訪れることになる。
ジャイアントでもお構いなく行かされることになるため、異常な難易度になっていたが、現在(12/09/09)時点では、エルフガードが異種族および異種族支援キャラを攻撃しないように修正されたので心配ない。
原典におけるポーシャ
- 原作「ヴェニスの商人」に登場する彼女は芯が強い女性で、男装してアントーニオの弁護士になりすまし、シャイロックをうまく罠にはめる。
- ちなみに、当時の劇では彼女に限らず女性が男装するシーンが多かった。
これは、当時の劇の役は全て男性が演じており、女性役は少年が演じることが多かったためであると言われている。 - 英語でPortiaと言えば「女性弁護士」という意味になるが、これも原作における彼女の役回りに由来する。
- ちなみに、当時の劇では彼女に限らず女性が男装するシーンが多かった。
- ヴェニスの商人で有名な「契約にない血は一滴も流してはならない」のフレーズは弁護士に扮したポーシャのものであるが、ベルファストの商人では残念ながら出てこない。
- 裁判で無実を勝ち取った後、報酬として(正体を隠したままで)バサーニオの結婚指輪を要求するシーンがある。実は彼の愛情を確かめる目的であったが、バサーニオは逡巡したうえで指輪をあえて手放してしまう。ポーシャは後にこのことを責めるが、バサーニオは「アントーニオを救ってくれたことは何にも代えがたく、ポーシャへの愛は指輪がなくとも変わらない」と弁明した。
- このあたりのエピソードがごっそり削られてしまったため、マビノギでのポーシャは「とんでもないワルに騙された残念なお嬢様」のような描写になってしまっている。
- 裕福な家庭に育ったせいか、ネズミが大嫌い。見ただけでも鳥肌が立つとのこと。
- 実際に向かわされるダンジョンで、後半には大量のタゲ数無制限のネズミがお出迎えしてくれる。
ポーシャでなくても、一斉にタゲられたら誰でも鳥肌が立つ。 - ただし一斉にタゲられても実際に攻撃してくるのはごく一部なので、冷静に対処すればどうにかなる。高ランクのミル両手剣で一掃する事も可能。
- 実際に向かわされるダンジョンで、後半には大量のタゲ数無制限のネズミがお出迎えしてくれる。
- ランダムボックスから出現する「ポーシャの衣装」を着用すると彼女のそわそわモーションが再現される。また、女性が着用可能な衣装で唯一交易の移動速度アップの細工で最大数値が付く(可能性がある)。期間限定ランダムボックスから高ランク細工済みのものも出現したため、一時価格が大暴騰していたが、その後も定期的にランダムボックスの出現アイテムに入っていたため徐々に下落。現在では衣装そのものはそれなりの価格に落ち着いている。現在ではアルパカやウィングブーツの出現によって交易移動速度アップに関しては充実しつつある。
- 交易移動速度アップ細工の影に隠れがちだが、実はゾロの衣装やスカアハの衣装と並ぶ、すさまじいまでの爆乳服でもある。そのため低年齢の体型ではバランスがとりづらく、またゆったりしたロングスカートのため、なるべく高めの年齢で着こなすと良いだろう。シースルー袖とスカートの前面がシースルーになっているため、上手に染めるのがなかなか難しいが、個性が映える衣装である。
♪BGM「NPC_Portia(正式曲名なし)」