種族専用システム――共鳴システム(ヴァサーリ)

「フェイズ共鳴器」という軌道施設を建設すると「共鳴ポイント」が増加する。このポイントを「機動」、「戦闘」、「補助」の三分野に割り振って「フェイズ共鳴」の効果を強化するシステム。フェイズ共鳴はフェイズジャンプを終えてからしばらくの間ヴァサーリ艦にバフ(強化効果)として付く。
画面上部メニューの右側にある、陣営専用システムボタンをクリックして共鳴管理タブを開く。
共鳴ポイント
共鳴ポイントは自国のフェイズ共鳴器1基につき1ポイント増加する。フェイズ共鳴タブで「機動」、「戦闘」、「補助」のいずれかにポイントを割り振ると、その分野のレベルが上昇する。TECの交易ポイントとは異なり、割り振ったポイントは他の分野に移せない。*1
敵に破壊される、または解体するなどで共鳴器の数が減ると共鳴ポイントもその分減少する。保有するポイントが割り振り済みポイントの合計を下回ると各分野のレベルが下がり、フェイズ共鳴効果も消滅または弱体化する。共鳴器を建て直してポイントを手動で割り振るまで効果は戻らない。
割振可能な共鳴ポイントは共鳴タブで確認できる。陣営専用システムボタン内側の数値は割振前ポイントと割振済みポイントの合計。
フェイズ共鳴器
共鳴ポイントを増やす民間施設。各天体には最大数が設定されており、民間施設スロットが空いていてもその数以上には増やせない。最大数は天体の種類とは関係無く恒星に近い天体ほど多い傾向がある。この近さは試合開始時の位置を基準にしているようで、恒星との距離が公転で変化しても増減しない。
フェイズ共鳴器以外にも脱出派限定で共鳴ポイントを増やす「移動型共鳴キャパシター」(民間レベル5)という艦艇アイテムがあり、搭載した艦を天体に10秒ほど留まらせると共鳴ポイントが1増加する。ただし一つの天体から集められる共鳴ポイントには限りがある(フェイズ共鳴器の建造可能数と同じ)。アイテムを外す、または搭載艦が消滅してアイテムが消えると集めたポイントは無くなる。
専用システムボタンにカーソルを合わせると、どの惑星またはユニットから共鳴ポイントが発生しているかが分かる。
共鳴効果
フェイズジャンプを終える度、開放した全分野の共鳴効果が艦艇に付く。資源や反物質は消費しない。効果時間中に繰り返しジャンプしても残り効果時間が初期状態に戻るだけで効果は重複しない。
共鳴効果はジャンプ開始と同時に有効になるが、効果時間のカウントダウンはジャンプが完了後に始まるので、機動分野のジャンプ加速効果は一回目のジャンプから有効。
初期の持続時間は120秒。「フェイズ奇襲戦法」(民間研究レベル3)、「共鳴制御技術」(民間研究レベル4)の研究でそれぞれ120秒延びる。また艦艇アイテム「共鳴増幅システム」を搭載した艦は持続時間が200%伸びる(=3倍)。

発動中の共鳴効果は、他のバフ、デバフと同様、ユニット選択中に画面下メニューの強化効果、弱体化効果アイコンにカーソルを合わせて確認する。
機動分野
| レベル | 消費ポイント | フェイズジャンプ速度 | 最高速度 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | +12% | - |
| 2 | 2 | +18% | - |
| 3 | 3 | +24% | +6% |
| 4 | 4 | +30% | +12% |
| 5 | 5 | +36% | +18% |
フェイズジャンプ速度はジャンプ航法の速度でジャンプのチャージ時間のことではない。最高速度は通常空間の航行速度。
戦闘分野
| レベル | 消費ポイント | 兵器装填速度 | 兵器ダメージ | フェイズミサイル・シールド無視確率 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | -3% | - | - |
| 2 | 2 | -6% | - | - |
| 3 | 3 | -9% | +3% | - |
| 4 | 4 | -12% | +6% | +6% |
| 5 | 5 | -15% | +9% | +12% |
補助分野
| レベル | 消費ポイント | アビリティ反物質消費 | アビリティ・クールダウン時間 |
|---|---|---|---|
| 1 | 1 | -12% | - |
| 2 | 2 | -18% | - |
| 3 | 3 | -24% | +12% |
| 4 | 4 | -30% | +24% |
| 5 | 5 | -36% | +36% |
