Tier 2 イギリス 軽戦車
スペック
パッケージ
┏ | ━ | ━ | Cruiser II E:1,400 S:31,000 | ||||
Cruiser I E:220 S:3,000 | ━ | Cruiser Mk IA E:1,090 S:20,600 | ╋ | Cruiser Mk IA* E:1,270 S:22,300 | |||
┗ | Cruiser Mk IA** E:270 S:2,300 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Cruiser I | Rolls-Royce Phantom | QF 2-pdr Mk. IX | A9 Mk. I | Cruiser Mk. I | 155 | WS No. 11 | |
120 | 39 / [30.64] | 14/12/14 | 350 | ||||
9.41 | 1.1/1.4/2.0 | 46 | 300 | ||||
Cruiser Mk IA | Rolls-Royce Phantom | 40 mm Pom-Pom | A9 Mk. II | Cruiser Mk. I | 155 | WS No. 11 | |
120 | 42 / [34.93] | 14/12/14 | 350 | ||||
9.39 | 1.0/1.2/1.8 | 46 | 300 | ||||
Cruiser Mk IA* | AEC Type 179 | 40 mm Pom-Pom | A9 Mk. II | Cruiser Mk. III | 175 | WS No. 11 | |
150 | 42 / [42.74] | 14/14/14 | 350 | ||||
11.49 | 1.0/1.2/1.8 | 48 | 320 | ||||
Cruiser Mk IA** | AEC Type 179 | QF 2-pdr Mk. IX | A9 Mk. II | Cruiser Mk. III | 175 | WS No. 11 | |
150 | 42 / [42.85] | 14/14/14 | 350 | ||||
11.52 | 1.0/1.2/1.8 | 48 | 320 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
QF 2-pdr Mk. IX | AP APCR HE | 25 3G 15 | 64 121 23 | 45 45 60 | 25.00 | 1,125 | 2.10 | 0.40 4.48 1.84 | 100 | +20 -15 | |
25.00 | 1,125 | 1.90 | 0.40 ? ? | 100 | +20 -15 | ||||||
40 mm Pom-Pom | AP APCR HE | 30 2G 15 | 49 71 23 | 45 45 60 | 24.30 連射[0.63] 弾倉[8.00] | 1,094 | 2.10 | 0.45 ? ? | 160 [4×40] | +20 -15 | |
24.30 連射[0.63] 弾倉[8.00] | 1,094 | 1.90 | 0.45 ? ? | 160 [4×40] | +20 -15 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 火力
4連射する40mmポンポン砲の2種類が搭載できる。
いずれも優秀な砲なので、どちらを装備しても困ることは少ない。- QF 2-pdr Mk. IX
貫通力に優れた2ポンド砲。口径は40mm。
瞬間火力はポンポン砲に劣るが、DPMはこちらの方が上。
格上との戦闘や射程距離や精度も良好で遠距離からの狙撃もこなせる。 - 40 mm Pom-Pom
貫通力は2ポンド砲に劣るが4発の弾倉を持つ自動砲となっており、瞬間火力が高い。
1発ずつ発射出来るため、精度が欲しい時には単発、瞬間火力が欲しい時には連発と選べるのが強み。
貫通力の低さもこのTier帯では装甲の薄い戦車が多いので、さほど問題にはならないだろう。
機関砲扱いであるため、400m付近で砲弾が消えるため遠距離戦が不可能なのが弱点。
- QF 2-pdr Mk. IX
- 装甲
前身であるMedium Iより2倍~2.5倍に増量したが、紙。
全周6mmが前面16mm側/後面12mmになったところで大差なく、機関砲どころか機銃弾にもたやすく貫通される。
地形を生かしたハルダウンや、建物を使って身を隠すなどの運用が大事。
- 機動性
最高速度と車体旋回速度はTier2戦車として標準的だが、出力重量比が低く、加速力は良くない。
- 総論
史実通り機動力を重視した巡航戦車というには鈍い性能。
火力は高いので決して弱くはないが、装甲が薄く、味方との連携は必須。
史実
巡航戦車Mk.IはMk.III中戦車?に替わる機動性を重視した戦車として、1930年初頭から開発に着手された中戦車です。
当初はMk.VI中戦車と呼ばれていましたが、戦車区分の変更によりスピードと火力を求めた戦車を巡航戦車として位置づけたため、巡航戦車Mk.I(A9)となりました。
設計を手がけたのはイギリス戦車界の雄ジョン・カーデンで、2ポンド砲と7.7mmヴィッカース水冷機銃を主砲塔に備え、車体前部操縦室の左右に7.7mm機銃を備える小砲塔といかにも古めかしい設計でした。
足回りに使用されたスローモーションサスペンションは高速走行に向かず、エンジンも当初ロールスロイス製エンジンを予定していましたが、急遽使えなくなったために150馬力の市販されているAEC製バスのエンジンが使用されており、巡航戦車と呼ぶには速度面でも少々抵抗のあるものでした。
1936年7月にテストが開始され、翌年までに約125両を生産、1940年のフランス戦や北アフリカ戦の初期に投入されました。
なお、パッケージCruiser Mk IAとCruiser Mk IA*で装備するポンポン砲(Pom-Pom Gun)とは20世紀前半にイギリスのヴィッカーズ・アームストロング社が開発したヴィッカース QF 2ポンド高射機関砲(Vickers QF 2 pounder gun)の通称で、発射音からこう呼ばれるようになりました。
頭文字の“QF”とは「Quick Firing」の略語で、速射を意味します。
イギリス陸軍にもオードナンス QF 2ポンド砲(Ordnance QF 2-pounder:陸軍2ポンド速射砲)という対戦車砲が存在しますが、本砲はビッカース社製の対空砲であり、ポンポン砲は区別のために「QF 2ポンド海軍砲(QF 2-pounder naval gun)」とも呼称されます。
砲身はニッケル・クローム鋼製の水冷式で、フラッシュハイダーを装備、作動は反動利用式内砲身後退方式で、射撃すると砲身が76mm後退、それに押されて発火装置が350mm下がり、排莢・装填や撃発準備が行われますが、致命的な機関系の故障や弾詰まりを頻発する不具合を抱えていました。
しかし、強力な対空火力を持ち、濃密な弾幕展開ができたため、各国とも同型を採用し、日本でも輸入して使用していました。
本来は海軍仕様の対空砲であり、対戦車用に塔載して使われたという記録がありませんが、タイが採用した6t戦車の対空自走砲型は40mmポンポン砲を積を積んでいたというつながりで、採用されたのではないかと思われます。