Tier10 スウェーデン 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 40/30/30 | 本体価格(シルバー) | 6,100,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 50.0 {10.0} | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 45.0 {10.0} | 派生元車輌 | Strv 103-0 | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 283.45 | ||||
移動時 | 348.23 | |||||
射撃モードに切り替え(秒) | 1.0 | 移動モードに切り替え(秒) | 1.0 |
※通常表示は移動モード、{}内は射撃モード、以下同一
パッケージ
Strv 103B E:240,800 S:6,100,000 |
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E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Strv 103B | Motoraggregat 9 | 10,5 cm kan strv 103 L/62 | Strv 103B | Strv 103B | 1,800 | Ra 421 | |
730 | 33 / [29.33] | --/--/-- | 850 | ||||
18.11 | 0.8/0.9/1.6 | 16 | 360 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
10,5 cm kan strv 103 L/62 | APCR APCR HE | 1,160 12G 810 | 308 350 53 | 390 390 480 | --- --- 1.91 | 1,500 1,450 680 | 720 720 720 | 7.89 | 3,077 | 3.00 {1.00} | 0.30 {0.25} | 50 | +4/-2 {+15/-13} |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 10のスウェーデン駆逐戦車。
スウェーデンが運用していた第2世代主力戦車である。
別名「Strv S」から、諸外国では「S Tank」と呼ばれる事も多い。 - 火力
- 10,5 cm kan strv 103 L/62
Strv 103の史実砲。
通常弾のAPCRは貫通力308mmと非常に高く、同格駆逐戦車の通常弾ではFV4005 Stage IIやFV215b (183)に次ぐ高貫通である。
課金弾のAPCRは貫通力350mmと十分な数値があるが、弾速がごく僅かに低下する。
単発火力390はTier 10駆逐戦車最下位だが、その他の諸性能はStrv 103-0から順当に強化されている。
単発火力の低さを補いつつ、いかにその砲性能を活かせるかが重要だ。
HEは履帯切りや対紙装甲に加え、同じStrv 103Bに対して一定の効力があるが、他の砲弾と比べて弾速がかなり遅く、汎用性は低め。
なお、総弾数50発は決して余裕がある訳ではなく、弾種配分には気を使う必要がある。- 移動モード
このモードでの射撃は接射に近い状態でなければ、命中は見込めないだろう。 - 射撃モード
俯角は-13°と優秀であり、積極的にハルダウンしていこう。
このモードでは旋回中の照準拡散がほぼ0に近く、それでいて照準時間は驚異の1秒。
さらに精度は全車両中第1位、弾速は第3位をそれぞれ誇る。
総じて単発火力以外はTier 10駆逐戦車屈指の凄まじい性能である。
- 移動モード
- 10,5 cm kan strv 103 L/62
- 装甲
装甲厚が部分的に増厚されたのに加え、新たに車体前方に対HEAT用防護柵が搭載されている。
この防護柵は、他車両の課金弾に多いHEATをほぼ非貫通にする高い防御性能を誇る。*1
正面装甲は上部・下部ともに鋭い傾斜で守られている上に、空間装甲が各所に設けられている事でHEATに対しても圧倒的な防御力を発揮する。
Strv 103-0の弱点であったHEATを克服したことで、装甲により優位に立つことができる相手がより増えている。- 正面上部
Strv 103-0から順当に強化された。
大部分に10mmの増加装甲が装備されて実質50mmとなり、さらに予備履帯の部分は60mmにまで増強されている。
50mm部分は口径150mm以下、60mm部分なら口径180mm以下のAP・APCRを強制跳弾する。
ただし、砲身に沿った中央付近・車体先端は40mmのままの弱点となっている。
加えて前傾気味になると角度が緩やかになる為、貫通の容易な部位が著しく拡大してしまう。
対HEAT防護柵は10mmの空間装甲となっている。HEAT防御力の目安としては、予備履帯の60mmより前まではHEATの減衰は20%程度で柵を超えて貫通の可能性があるが、それより上はHEATをほぼ無効化でき、砲身より上は100%減衰する為にいかなるHEATも貫通することは無い。 - 正面下部
車体下部は一見傾斜が緩く見えるが、これは追加装備された空間装甲扱いの排土板*2である。
その奥にある本装甲には非常にきつい傾斜がつけられている。
とはいえ装甲厚が40mmのままであるため、大口径APには三倍ルールによってほぼ貫通されてしまう。
また排土板から本装甲まではあまり距離が無いため、HEATの減衰は20%~30%程度であり、高貫通HEATには貫通を許してしまう。 - 弱点
明確な弱点は、僅か20mmしかないキューポラである。
もっとも防護柵などで見えづらい事もあり、遠距離で狙うのは容易ではない。
一方、車体先端部分にHEやHEATを撃たれる事は本車両にとって苦手となる。
装甲厚自体は40mmしかないので口径120mm級のHEでもそれなりのダメージが入り、空間装甲の距離が少ないためにHEATも貫通しやすい。
車体正面が被弾するとエンジンが損傷しやすく、時には火災が発生する事もある。
エンジンの損傷は機動力低下だけでなく、油気圧サスペンションの切換時間も倍加させるのでかなり致命的だ。
また、側面は空間装甲があるとは言え30mmしかなく、僅かな露出であっても殆どの攻撃を防ぐことができない。
傾斜に頼った装甲や横に広い車体は、自走砲の砲撃で甚大な被害を受けやすい。
- 正面上部
- 機動性
射撃モードへの移行時間は1.0秒、移動モードへの解除時間は1.0秒となっている。- 移動モード
前進は最高速度50km/h、後進は最高速度45km/h。
履帯性能が少々低いが、強力なエンジンが搭載されている。
出力重量比は良好であり、Strv 103-0から加速力が強化されている。 - 射撃モード
最高速度は10km/hとなる。
移動には全く使えないが、ハルダウン時に必要とされる一定の瞬発力は有している。
旋回性能はそれなりだが、駆逐戦車らしく軽・中戦車との接近戦は不得手。
無砲塔ゆえに一度取り付かれると自力での対処が難しい。
- 移動モード
- その他
視認範囲が360mしかなく、言うまでもなくTier 10最下位である。
隠蔽率は高いが、偵察には向いていない。
逆に言えば、たった一人の負傷でも性能低下が激しいという事でもある。
特に操縦手と無線手は車体中央左側*3に密集しており、同時に負傷すると車長以外の全能力が低下してしまう。
余裕があれば車長スキルの「なんでも屋」を取得すると有事の際に役立つ。 - 総論
Strv 103-0を順当に強化した駆逐戦車である。
射撃モードにおける単発火力以外の砲性能はゲーム内でトップクラスであり、Tier 10駆逐戦車としては申し分無い。
防御面も前身の欠点であった口径120mm超の主砲やHEATへの回答として、部分的な追加装甲や防護柵などが追加され、重駆逐戦車にも劣らない堅牢さを手に入れた。
機動性もエンジンの更新により加速力が強化され、迅速な展開や陣地転換が一層やりやすくなった。
しかし、油気圧サスペンション特有の「攻勢時や撤退時にワンテンポの遅れが生じる」という欠点は改善されておらず、とりわけ自分から攻撃を仕掛けに行くのは苦手のままだ。
また、防御を傾斜装甲と空間装甲に頼っている為、被弾箇所や彼我の位置関係、砲弾の性能によって大きく変動するので過信はできない。
全体的に似た性能へ集約されていくTier 10戦車の中にありながら、独特の操作感による面白さと一定の強さを兼ね備えており、「迎撃」という目的に特化したスウェーデン駆逐戦車の集大成として相応しい車両と言える。
史実
Strv 103 の近代化型として 1969 年から 1971 年にかけて開発されました。
この Strv 103B では、前型である Strv 103A よりも強力なガスタービン・エンジンが搭載され、レーザー測距計や赤外線デバイスが新たに装備された他、水上浮航装置も追加装備されました。
本型は、1970 年に 220 両が部隊配備されました。
これと併せて、前型も順次 Strv 103B へと改修され、1971 年までに合計 290 両が部隊配備されました。
コメント
- グリレの上位互換だな -- 2020-06-01 (月) 19:36:32
- 確かに違いがあるとしたら砲ダメと射撃モードの有無やな。使い易いのはこっち。 -- 2020-09-13 (日) 08:04:40
- CSの茂みは薄く、環境が適して居ない。トゥルービジョン実装が実現した日にはさらに逆風が吹く。一度でもバレたら自走砲に粘着される為、俯角を活かし前線横から支援といった真似も出来ない。必然、選択肢が少なくなる場面が多く、枚数不利のラインを最後方から支援など消極的ポジショニングせざるを得ない為、車両特性も相まって押せ押せの勝ち試合では稼げず、絶望的な負け試合では稼げる特徴が乗ると気になってしまう。一級品の砲性能だが、活躍するには相当な戦況の読みが必要。 -- 2020-10-18 (日) 01:16:02
- 自走砲の砲撃で即爆散のリスクが大きいけど、前線で戦い抜く動きもできる。特に起伏のある場所での撃ち合いでは高いDPMを生かしてより有利に立ち回れる。 -- 2021-12-12 (日) 10:42:39
- 149mm以下の弾すべて跳弾するようになった? -- 2023-12-21 (木) 12:36:50