Grille 15

Last-modified: 2020-07-30 (木) 03:31:31

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Tier 10 ドイツ 駆逐戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)30/16/20本体価格(シルバー)6,100,000
最高速度(km/h)前進60マッチング範囲(戦闘Tier)10~11
後退15派生元車輌WT auf Pz. IV
隠蔽率静止時0.14
移動時0.08

パッケージ

Grille 15
E:205,000
S:6,100,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
Grille 15Maybach HL 23415 cm Pak L/63Grille 15Grille 151,80010WSc
85024 / [22.00]--/--/--720
21.251.1/1.2/2.024390

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

 

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
15 cm Pak L/63AP
HEAT
HE
1,680
15G
1,140
279
334
75
750
750
950
3.642,7301.500.27
4.21
1.73
30+15
-8

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier10ドイツ駆逐戦車
    クルップ社が提案した、Pantherの車体を用いた対戦車自走砲の計画案である。
    高い単発火力・機動性を併せ持ち、火力支援においては優秀な駆逐戦車に仕上がっている。
     
  • 火力
    後部砲塔かつ左右50°づつの限定旋回となっている。俯角は-7°と平均的。
    • 15 cm Pak L/63
      Waffenträger auf Pz. IVの15 cm Pak L/38を順当に強化した長砲身15cm砲。
      通常弾のAPは貫通力279mm、課金弾のHEATは貫通力334mmとTier10駆逐戦車内ではかなり悪いものの、しっかりと弱点狙撃をしていけば通用する。
      幸い精度・弾速・照準時間は極めて優秀であり、特に精度は射撃モード中のUDES 03Strv 103Bに次いでゲーム内第3位の数値を誇る。
      しかし、前身と比べ2倍以上も照準拡散が悪いという致命的な弱点がある。
      中距離ですら動いている敵に対して照準を動かしていると非常に大きく拡散し、まるで命中しない。置きエイムを徹底する必要があるだろう。
       
  • 装甲
    全体的に紙装甲で防御力には期待できない。
    車体はPantherを減厚・軽量化したものとなっており、装甲厚は上部でも僅か30mmにまで劣化している。
    さらに耐久力はStrv 103Bと並び、軽戦車と自走砲を除くTier10戦車の中で最も低い。
    薄い装甲に背の高い限定旋回の砲塔の組み合わせから回避の初動がどうしても遅くなる性質上、発見されれば一気に重傷・即死の危険が高い。
    発見されないことが最善であるが、後述の通り隠蔽が悪化しており、敵の射線を遮れる遮蔽物や地形の確保および迅速な退避が重要である。
     
  • 機動性
    駆逐戦車としては良好な最高速度・加速力を有しており、狙撃ポジションへの移動や陣地転換には困らない。
    しかし、旋回速度は遅く、限定旋回の砲塔である事も相俟って、機動力の高い相手には接近戦で後れを取る可能性もある。
    必要な時には自発的に攻勢に出られるものの、基本的に位置取りの為の足回りと考えておこう。
     
  • その他
    • 視界・隠蔽
      視認範囲は390mと駆逐戦車としては優秀な部類。
      一方で軽快な機動力と引き換えに隠蔽性能は大幅に悪化しており、これはベースのPantherよりもさらに悪く、隠蔽を活かした単純な狙撃運用は難しくなっている。
      一応、塗装・カモネット・カモスキル・茂みを駆使する事である程度は補う事もできる。
      また、ある程度の交戦距離を維持しつつ、逃走経路を事前に決めておけば、機動力を活かして被弾率を下げられるだろう。
       
  • 総論
    高火力・高精度・高機動・低隠蔽・紙装甲を特徴とした強力な支援型駆逐戦車である。
    15 cm Pak L/63の大火力を迅速かつ的確に広範囲へ送り出せるのが本車最大の強みであり、定点射撃ばかりでは全く持ち味を活かせない。
    状況によっては、主戦場の裏取りやワンパン可能な相手にダメージ交換覚悟で強行するなど、柔軟な動きが求められる。
    一方このルート共通の問題だが、高火力・紙装甲ゆえに敵からのヘイトが非常に高く、優先的に集中砲火を浴びかねない。
    大幅に劣化した隠蔽と限定旋回の砲塔という欠点を考慮し、不用意な前進や身晒しは慎み、運用には細心の注意を払っていこう。
    戦局を覆すポテンシャルは十分に持っており、ドイツ第2駆逐戦車ルートの集大成に相応しい車両である。
     

史実

1942 年の夏、ドイツ陸軍兵器局は、クルップ社およびラインメタル社と、パンター (Panther) 戦車の車台をベースとした駆逐戦車を設計するための契約を締結しました。
主砲としては 128 mm K 43 砲および 150 mm sFH 43 榴弾砲の採用を検討していました。
これらの開発計画は グリレ (Grille) 12 およびグリレ 15 と呼称されましたが、どちらも戦闘室を後部に配置しており、違いは兵装システムのみでした。
後にグリレ 15 には 63 口径 150 mm 砲の採用が検討されましたが、その貫通力は 4,000 m の距離から 200 mm の装甲板を撃ち抜くほどのものでした。
しかしその開発は遅く、本計画は設計案の段階に終わりました。

 

コメント

  • HEATの貫通が低弾速かつtire10なのたに低い。 -- 2020-05-07 (木) 18:28:30