Tier 10 イギリス 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 76/50/38 | 本体価格(シルバー) | 4,380,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 38.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 10~11 | ||
後退 | 14.0 | 派生元車輌 | Conway | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 435.52 | ||||
移動時 | 439.08 |
パッケージ
FV4005 E:195,000 S:6,100,000 |
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E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
FV4005 | Rolls-Royce Griffon | 183 mm L4 | FV4005 Stage II | FV4005 Stage II | 1,950 | SR C45 | |
950 | 30 / [23.08] | 14/14/14 | 750 | ||||
18.62 | 1.0/1.3/1.9 | 16 | 390 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | |
183 mm L4 | AP HESH HE | 2,250 20G 1,900 | 310 240 92 | 1,150 1,450 1,450 | --- 5.05 5.05 | 830 830 830 | 720 720 720 | 2.00 | 2,300 | 2.70 | 0.38 | 20 | +8 90< >90 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 10イギリス駆逐戦車。
Centurionの車体に183mm砲と大型砲塔を搭載した試作対戦車自走砲である。
ここまで順当に少しずつ火力をあげてきた車両達から凄まじいほどの向上(特にHESH)ぶりを見せたが、装甲は依然変化がない…というよりむしろ劣化しているのにも関わらず巨体+隠蔽性皆無という致命的弱点をかかえている。 - 火力
俯角-10°と優秀。とはいえ車高が高い上に紙装甲なので防御力の上昇は期待できないが、それでも起伏の影響を受けにくいのは利点と言える。
逆に仰角は+8°と劣悪となっており、撃ち上げがし辛いどころかちょっと斜めになるだけで前が撃てなくなるという点には注意が必要だ。
射界は左右90°の限定旋回だが、FV215b (183)の倍の可動範囲を誇る。- 183 mm L4
FV4005 Stage I / IIの史実砲。
砲弾ごとに性能が異なるため、単発火力・貫通力は後述。
超高単発ゆえに発射速度は非常に遅く、30秒(装填棒込みで約26秒、最大まで早めても22秒)に1発しか撃てない。1発のミスがかなり響いてしまうため、確実に命中させていきたい。
精度は悪いわけではないが、細かい弱点に当てるというような芸当は難易度が高い。また照準時間・照準拡散も劣悪であり、ある程度は距離を詰めて撃ちにいく方が良い。
FV215b (183)と同じ183mm砲だが、照準時間・精度・俯角・射界でこちらが優れており、総合的な扱いやすさではFV4005に軍配が上がる。
また総弾数も20発と少なめだがよほどの長期戦にならない限り撃ちきることはないだろう。- AP
単発火力は1,150ダメージと威力に関してはまさに圧巻の一言に尽きる。
貫通力310mmは通常弾としては十分な数値だが、課金弾を含めるとTier10駆逐戦車として物足りない数値である。
しかしMausやE 100、IS系に対しては、正面であればHESHより有効となる。
ある程度乗員が育っているのなら、HESHオンリーを卒業してもいいかもしれない。
他にも、大口径APゆえに標準化の恩恵*1を受けやすく、薄い装甲に対して弾かれにくく特に約60mm以下の装甲には跳弾されないといった利点がある。
またHESHとは違い空間装甲を貫けるので、側面を撃つ際にも有利となる。下記説明を見ても上手く行かない場合はこちらを使おう。 - HESH
HESH*2が課金弾であり、高貫通HEといった性能。
HESHとHEがナーフされはしたがまだまだ現役。ナーフ前のオーバーキルダメージ1,750からキルダメージ1,450に下がったようなもの。
貫通力は240mmとAPよりも70mmも低いが、貫通時のダメージは1,450とこれまた圧巻。
よく狙ってなるべく貫通を狙いたいのはAPと同じだが、非貫通時も600前後のダメージは出るので貫通できないと分かっている相手に対して撃つという選択肢も生まれてくる。
残りHPの少ない相手に、確実にトドメを刺すことができる。
また、当たれば複数の搭乗員やモジュールを負傷・破壊しやすいといった利点もある。
HEの特性上、空間装甲に対しては弱いので、敵車輌の装甲配置は入念に把握しておこう。上記の通り、HESHはあくまでHEであるが故に空間装甲,履帯を貫通できない。
そのため 撃つ相手がどんなに装甲の薄い車両であっても自動照準を使用するべきではない。
Leopard 1やBat.-Chatillon 25 t等であっても車体に当たるようにしっかり狙うべきだ。
113等と言った下部が極端に薄い車両は ダメージ交換する気持ちで一発もらった後でも下部をじっくり狙うことで貫通確率が上がる。
本砲の特性上、しっかり絞り切らなければせっかくの悪くない精度を生かせない。そして一番重要なのが側面を撃つときだ。自動照準を使用して敵の側面に放った場合、車種問わず大抵の相手には履帯吸収されてしまう。
理由は当然、履帯に当たっているか履帯カバーなどの空間装甲に阻まれているからである。
側面を撃つときは必ず、側面に存在する車体がむき出しな部分を狙うことが重要だ。当然、砲塔の側面が見えている場合はそちらを撃つ方が早い。
しかし砲塔が抜ける状態(相手)ではない場合はやはり車体を狙うべきなのだ。
例えばIS-7。
あの車両は側面上部に空間装甲、下部に履帯があるため貫通しにくい。しかしその間にある狭い垂直部分がわずかだが見えるはずだ。
可能な範囲でじっくりその中央付近を狙うことで貫通する確率はぐっと上がる。同じ系統の車両全体に試してみてほしい。
Mausルートの車両は上部、T110E5等のアメリカ装甲型車両は砲塔と履帯のちょうど真ん中あたりを狙うことで貫通可能だ。
ただし、E 100に関しては車体側面からのHESH貫通はほぼ不可能だ。この場合もそうだが貫通が不可能だと判断した相手には履帯に放ちアシスト狙いに変更しよう。最後に、本車両は当たらずに外すことが一番合ってはいけないので履帯が切れている相手であっても超近距離以外はキューポラ等を狙わず素直に車体を撃とう。
ヘイトの高さによって敵は自身がダメージを受けるとわかっていてもこちらの装填中の隙を使って撃破しにかかってくる。
時には早い判断で背面を見せて逃げ、ただ生き残ることに全力を注ぐことも重要。敵にとって本車は、最後まで残られることがもっとも怖いことなのだ。
ワンパン可能である車両であることを生かそう。 - HE
貫通力92mmの通常の榴弾も用意されている。
総弾数を考えるとHEを積むという選択肢は考えづらく、更にHESHを使っていれば貫通が望めたという状況が生まれることもあるため、こちらを使用するくらいならHESHを使った方が明らかに良いだろう。
- AP
- 183 mm L4
- 装甲
中戦車のCenturionの車体に極薄の大型砲塔を載せており、装甲は全く頼れない。
圧倒的な単発火力からヘイトが非常に高く、見つかれば優先的に攻撃を受やすい。(特に自走砲からの直撃に要注意)
HPもTier10駆逐戦車でGrille 15とStrv 103Bに次いで低く、非常に打たれ弱い。- 砲塔
KV-2を彷彿とさせる重厚な形状をしているが、装甲厚はたった14mmとTier1もビックリの極薄である。
小口径のHEでさえ余裕で貫通してしまうレベルであり、特に自走砲の大口径HEが直撃するともれなく大ダメージを受けてしまう。
正面・側面共に投影面積がかなり大きく、遠距離からでもかなり被弾しやすい点に注意。
遮蔽物で隠れたつもりで一部が見えていたり、砲塔を旋回すると遮蔽物からはみ出てしまう事もあるだろう。
攻撃時には必ず晒す部位である為、致命的な弱点であるのは言うまでもない。
また、車体に反して乗員やモジュールがゴテゴテと詰め込まれており、AP弾ではもちろん、特に榴弾の貫通によって複数のモジュール・乗員をやられたり、
弾薬庫大破による逆ワンパンもあり得るため、出来る限り射撃時以外は隠すことを徹底する必要がある。 - 車体
Centurion Mk. Iとほぼ同一の装甲。
Tier8でも頼りなかった車体は、このTierでは被弾=ダメージとなり、自走砲の至近弾でも大きな被害を受ける。
一応豚飯の角度で履帯カバー等による防御は可能であるが、そもそも巨大で薄すぎる砲塔を狙われる以上、基本は飛び出し撃ちに限る。
ただし始めから相手の履帯に榴弾を放つ時などには豚飯をする方がリスクが低い。
- 砲塔
- 機動性
中戦車のCenturionをベースにしている為、機動性はFV215b (183)よりも多少優れる。
しかし、増加した重量によって加速力は低下し、最高速度も35km/hと低めに設定されている。
履帯の性能は良いが、大胆な陣地転換は苦手である。
また、砲塔の旋回速度は30°/sと遅めで、敵に向き直る時は車体ごと旋回させることも頭に入れよう。 - 隠蔽率
Maus並の劣悪な隠蔽率のため、車輌の隠蔽率に乗算する搭乗員スキルは意味をなさない。
ヘイトの高い本車にとってこれは致命的な欠点で、低い隠蔽率でも発見されないポジションか、自走砲を含めた敵の射線から退避できるポジションを心掛けよう。
固定値で強化される迷彩・カモネットは駆逐戦車の特性として効果が大きいが、元が劣悪なため駆逐戦車らしい良好な隠蔽率を手に入れることはできない。
カモネットを装備するくらいなら砲性能を高める拡張パーツを優先したい。
カモネットを装備しない場合、静止時・移動時の隠蔽率に違いはないに等しいので、他の駆逐戦車で培った"動くと見つかる"という基本は忘れて行動しよう。
また、相手に見つからないようにするために初めから15mルールを活用した位置で構えることも選択肢に入る。
狙いづらくはなるが、本車が遮蔽物のない場所で自分で見て撃つのは避けるべきであるため、運用方法の一つとして頭に入れておきたい。 - 総論
装甲を皆無にして砲以外の性能を捨て去った、通称アルティメットロマン砲を搭載した駆逐戦車である。
約23~30秒の長い装填の間、いかに劣悪な隠蔽と紙装甲を併せ持った巨体を隠すかが大きな課題となる。
特に自走砲にとっては数少ない榴弾貫通を期待できる車輛であり、火力の高さから発見次第優先的に狙われる的であるため、とにかく予測できない動きと遮蔽物を挟んだ立ち回りで被弾を回避したい。
史実
この駆逐戦車は、センチュリオン (Centurion) Mk3 戦車をベースとして 1950 年代前半に開発されました。
当初は機械化された弾薬庫を搭載して試験されましたが、この弾薬庫は砲塔にうまく適合しなかったため、断念されました。試作車両が 1 両のみ製造されて試験されましたが、量産には至りませんでした。
コメント
- パーツは定番の装填棒・射撃装置、薄膜レンズを選択したけど他の人はカニ目積んでる人もいた。 -- 2020-05-17 (日) 14:04:26
- 2020/6/2にHESHの貫通力が270→240、ダメージが1750→1450、HEのダメージが1750→1450にナーフされ、総弾数が12→20に変更されました。 -- 2020-06-12 (金) 17:46:36
- 主力をAPにしていままでガン積みだったHESHを減らしたら良い金策車両になった。 -- 2020-06-12 (金) 17:47:59
- 現状、APメインの運用が安定する。元々ヘッシュは、貫通判定がシビアで履帯や空間装甲に干渉される(バッチャに撃って非貫通等)為安定しなかった。@ダメージが低下した現在、非貫通で前は800前後取れた所を現在は500前後のダメージになるので、悪精度をカバーする為フルヘッシュ連発しても以前程の驚異度は発揮出来ない。重戦車の後ろから飛び出しAPでコンスタントに4ケタダメージを取る方が結果を出しやすい車両になった。無論、予め背後や側面をじっくり撃てるのが判っている状況なら、ヘッシュを込めながら回り込むべし。 -- 2020-10-17 (土) 17:13:01
- パーツはラマー・弾種切替・カモネット推奨。換気扇を積みたくなるが、カモネットの有無で射撃機会が格段に変わるので我慢すべき。HEダメージが1650になったので、非貫通ダメージならHESHを積むよりもダメージが出せるようになった。あのシュトゥルムのHEと50ダメージしか変わらない(爆発半径の違いでダメージは低くなりやすい)。切替の手間はあるが、HESHの場合と比べて、一回で100~150ダメージ、マッチ全体で500ダメージ以上は変わってきたりするので、HEは地雷という考えはもう古いということは周知したい。 -- 2024-04-15 (月) 10:49:52