Tier 5 ソ連 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 75/60/60 | 本体価格(シルバー) | 410,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 43.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 5~7 | ||
後退 | 11.0 | 派生元車輌 | T-28 | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 390.49 | ||||
移動時 | 417.75 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | LVL5 | LVL6 | LVL7 | LVL8 | |||
KV-1S E:10,650 S:410,000 | ━ | 主砲 E:4,000 S:49,200 | 無線 E:1,000 S:3,660 | エンジン E:2,400 S:36,000 | 砲塔 E:3,800 S:10,500 | 無線 E:1,400 S:18,600 | 履帯 E:4,300 S:10,390 | 主砲 E:7,400 S:45,200 | ━ | 戦車 KV-85 E:28,800 S:900,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 KV-1S | V-2K | 76 mm ZiS-5 | KV-1S mod. 1942 | KV-1S mod. 1942 | 620 | 9R | |
500 | 28 / [24.27] | 82/75/75 | 325 | ||||
11.61 | 1.3/1.5/2.5 | 28 | 320 | ||||
LVL.1 主砲 | V-2K | 85 mm S-31 | KV-1S mod. 1942 | KV-1S mod. 1942 | 620 | 9R | |
500 | 28 / [24.06] | 82/75/75 | 325 | ||||
11.51 | 1.3/1.5/2.5 | 28 | 320 | ||||
LVL.2 無線 | V-2K | 85 mm S-31 | KV-1S mod. 1942 | KV-1S mod. 1942 | 620 | 10R | |
500 | 28 / [24.06] | 82/75/75 | 360 | ||||
11.51 | 1.3/1.5/2.5 | 28 | 320 | ||||
LVL.3 エンジン | V-2K | 85 mm S-31 | KV-1S mod. 1942 | KV-1S mod. 1942 | 620 | 10R | |
600 | 28 / [28.87] | 82/75/75 | 360 | ||||
13.81 | 1.3/1.5/2.5 | 28 | 320 | ||||
LVL.4 砲塔 | V-2K | 85 mm S-31 | KV-1S mod. 1942 | KV-85 | 660 | 10R | |
600 | 28 / [28.47] | 82/82/82 | 360 | ||||
13.62 | 1.3/1.5/2.5 | 28 | 340 | ||||
LVL.5 無線 | V-2K | 85 mm S-31 | KV-1S mod. 1942 | KV-85 | 660 | 10RK | |
600 | 28 / [28.47] | 82/82/82 | 440 | ||||
13.62 | 1.3/1.5/2.5 | 28 | 340 | ||||
LVL.6 履帯 | V-2K | 85 mm S-31 | KV-1S Bis | KV-85 | 660 | 10RK | |
600 | 30 / [32.49] | 82/82/82 | 440 | ||||
13.62 | 1.2/1.3/2.3 | 28 | 340 | ||||
LVL.7 主砲 | V-2K | 122 mm Howitzer S-41 | KV-1S Bis | KV-85 | 660 | 10RK | |
600 | 30 / [32.42] | 82/82/82 | 440 | ||||
13.59 | 1.2/1.3/2.3 | 28 | 340 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
76 mm ZiS-5 | AP APCR HE | 56 6G 56 | 86 102 38 | 110 110 156 | --- --- 1.09 | 680 850 680 | 720 720 720 | 14.29 | 1,572 | 2.30 | 0.46 | 114 | +25 -5 | |
15.00 | 1,650 | 2.30 | 0.46 | 114 | ||||||||||
85 mm S-31 | AP APCR HE | 109 7G 98 | 119 159 43 | 160 160 280 | --- --- 1.32 | 800 1,000 800 | 720 720 720 | 11.54 | 1,846 | 2.70 | 0.42 | 55 | +15 -4 | |
12.00 | 1,920 | 2.50 | 0.42 | 55 | ||||||||||
122 mm Howitzer S-41 | HE HEAT | 257 12G | 61 140 | 450 370 | 2.49 --- | 515 412 | 720 720 | 5.17 | 1,913 (HEAT) | 2.90 | 0.58 | 60 | +20 -5 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
※緑字:改良砲塔
解説
- 概要
Tier 5ソ連重戦車
KV-1の装甲を削って機動性を向上した車両。
KV-1と比較して、装甲では劣るが、機動性や視認範囲ではこちらが優れており、ある意味中戦車的な運用が可能な重戦車となっている。
ただし、全体的に俯角が減少しており、地形に対する適応力がなくなっているので注意が必要。 - 火力
- 76mm ZiS-5
初期砲。
少々貫通力が不足しているが、開発Lv.1で中間砲に換装出来るのでそれまでの辛抱。
もしくはフリー経験値で飛ばしてしまっても良いだろう。 - 85mm S-31
中間砲。
KV-1の 85mm F-30と比較して貫通力で僅かに劣るが、照準時間ではこちらが優れており、かなり汎用性が高い。
こちらはバランス型なので、KV-1で57mm砲や85mm砲を愛用していたならこちらを使うのがいいだろう。
致命的な弱点として俯角が4°しかない事があげられる。ハルダウンは基本的に出来ないものと考えよう。 - 122 mm Howitzer S-41
最終砲。
いわゆる12榴であり、専用砲。
KV-1の122 mm U-11と比較して発射速度や精度でやや劣るが、KV-1より機動力が良いので一撃離脱等がやりやすいのは大きな利点。
弱点はやはり装填速度で、手数が少ないので複数の相手は少々苦手。
- 76mm ZiS-5
- 装甲
- 車体
正面装甲こそ75mmと同じだが、側面・背面は60mmと10~15mm薄くなっている。
正面下部も薄めになっているので、できるだけ地形で隠しておきたい。 - 砲塔
車体以上に薄くなっているのが砲塔。
KV-1では正面95mm側背面75mm、改良砲塔で全周110mmという厚みを誇っていたが、KV-1Sでは正面82mm、側背面75mmと結構薄くなってしまった。
一応改良砲塔で全周82mmになり、丸みを帯びているので数値以上には弾いてくれるが油断は禁物。
…と、ここまで薄さを強調してきたが、KV-1と比較して薄いだけでTier5重戦車としては十分な装甲を持っている。
昼飯の角度を使って上手く戦っていこう。
- 車体
- 機動性
装甲を削った分大きく改善され、出力重量比は最大で13.62と中戦車にかなり近い感覚で運用できる。
障害物を使っての一撃離脱は勿論、状況に応じた戦場の変更や味方本拠地の防衛等、KV-1では難しかったことが可能。 - 総評
KV-1より多少打たれ弱くなったが、重戦車とは思えない機動性を持つバランスの良い戦車。
状況に応じた運用が可能なため、中戦車・重戦車双方の立ち回りに慣れた乗り手にうってつけ。
史実
KV-1の登場でティーガーが登場し、T-34の登場でパンターが戦場に投入されるようになると、機動性、装甲、火力の面で従来のKV-1では歯が立たなくなってきました。
かねてより、新型戦車の開発を進めてきたものの、実戦投入には時間がかかりすぎると判断したソ連軍は、その穴埋めとして、KVー1の強化案に取り掛かることになりました。
その間、KV-1自体も防御強化型のKV-1Cや、追加装甲を施したKV-1E(Eはエークラナミ(装甲強化型)の略)など進化を遂げたものの、
重装甲化にエンジン出力が追いつかず機動性はますます悪化し、最高速度も時速30km/hを下回るという結果に陥ってしまったのです。
あまつさえ、泥濘にはまって行動不能、橋を渡るにも重過ぎて橋ごと落下するなど、重量増加の悪影響は深刻となってしまいました。
対して、KV-1Sは機動性の向上を図る研究の結果、装甲厚を75mmに戻し装甲を薄くした軽量化と、エンジン出力をパワーアップさせ、砲塔を小型化して重量軽減を狙った新型砲塔に換装することで、
時速40km/hにアップすることに成功しましたが、試験的に生産されたものとあわせ、1,232両のわずか一部が実戦で使用されるにとどまりました。
Sはスカラツノイ(機動力向上型)の略で、KV-1EがT-34と武装が同じでありながらT-34よりも速度が遅く、協同作戦では役に立たなかったため、機動力を改善させる目的で開発したのが狙いでした。
それまで、装填手を兼ねていた車長は、装填任務を外れて車長任務に専念と後方機銃操作を行うこととなり、砲塔上面左には車長の視察用キューポラが付けられましたが、何故か外部視察用ハッチがそこに無いという訳の分からない配置になっていました。
1942年夏に引き渡しが開始され、1943年春までに1,370両が生産されましたが、ドイツ軍の対戦車火力が強化された時期に装甲の薄いKV-1Sに存在意義は無く、ティーガーⅠに対抗できる後にIS戦車シリーズとなる新型戦車の開発が急がれることとなります。
派生型には、
KV-1S-85:KV-1SにSU-85の主砲であるS-18の改良型、S-31戦車砲を搭載したものです。 砲塔が狭くて乗員の搭乗に無理があり、採用されませんでした。
KV-1S(122mm砲搭載型):KV-85の主砲を1938年式122mm榴弾砲の改造型としたもので、試作のみに終わっています。
あるドイツ駆逐戦車の車長の手記によると、「ソ連軍の戦車の砲撃は1発目は必ず外れ、2発目で誤差修正して当てようとする。
しかし装填の為に主砲を少し下げ気味にしてから、また狙いをつけるので時間が掛かることが周知されていて、我々ドイツ戦車兵は慌てずに1発で仕留めることが出来る。
ドイツ戦車兵は、必ず1発目で当てて仕留めることを教え込まれているので、相手が多数でも撃退できた。」
と、記していました。