Tier 8 スウェーデン 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 20/20/20 | 本体価格(シルバー) | 2,620,000 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 70.0 {10.0} | マッチング範囲(戦闘Tier) | 8~10 | ||
後退 | 50.0 {10.0} | 派生元車輌 | Ikv 90 B | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 264.09 | ||||
移動時 | 336.38 | |||||
射撃モードに切り替え(秒) | 1.6 | 移動モードに切り替え(秒) | 1.6 |
※通常表示は移動モード、{}内は射撃モード、以下同一
パッケージ
初期 | Lv.1 | Lv.2 | Lv.3 | Lv.4 | Lv.5 | Lv.6 | |||
UDES 03 E:104,500 S:2,620,000 | ━ | 無線 E:? S:44,200 | エンジン E:? S:52,000 | 履帯 E:? S:35,900 | 無線 E:? S:57,200 | 主砲 E:? S:230,000 | ━ | Strv 103-0 E:154,900 S:3,600,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 UDES 03 | Saab-Scania DS14 | 9 cm kan m/F | Projekt 2013A | UDES 03 | 1,000 | Ra 146 | |
500 | 26 / [24.27] | ---/---/--- | 615 | ||||
24.96 | 1.4/1.5/2.6 | 16 | 350 | ||||
Lv.1 無線 | Saab-Scania DS14 | 9 cm kan m/F | Projekt 2013A | UDES 03 | 1,000 | Ra 400 | |
500 | 26 / [24.23] | ---/---/--- | 710 | ||||
24.92 | 1.4/1.5/2.6 | 16 | 350 | ||||
Lv.2 エンジン | Leyland L60 | 9 cm kan m/F | Projekt 2013A | UDES 03 | 1,000 | Ra 400 | |
550 | 26 / [26.43] | ---/---/--- | 710 | ||||
27.18 | 1.4/1.5/2.6 | 16 | 350 | ||||
Lv.3 履帯 | Leyland L60 | 9 cm kan m/F | UDES 03 | UDES 03 | 1,000 | Ra 400 | |
550 | 28 / [28.31] | ---/---/--- | 710 | ||||
27.18 | 1.3/1.4/2.4 | 16 | 350 | ||||
Lv.4 無線 | Leyland L60 | 9 cm kan m/F | UDES 03 | UDES 03 | 1,000 | Ra 421 | |
550 | 28 / [28.33] | ---/---/--- | 850 | ||||
27.20 | 1.3/1.4/2.4 | 16 | 350 | ||||
Lv.5 主砲 | Leyland L60 | 10,5 cm kan UDES 03 | UDES 03 | UDES 03 | 1,000 | Ra 421 | |
550 | 28 / [27.47] | ---/---/--- | 850 | ||||
26.37 | 1.3/1.4/2.4 | 16 | 350 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
9 cm kan m/F | AP HEAT HE | 390 11G 210 | 225 270 45 | 240 240 320 | --- --- 1.46 | 1,275 950 750 | 720 720 720 | 10.53 | 2,527 | 3.00 {1.20} | 0.35 {0.30} | 50 | +20/-1 {+20/-15} | |
10,5 cm kan UDES 03 | APCR APCR HE | 1,160 12G 810 | 288 330 53 | 390 390 480 | --- --- 1.91 | 1,385 1,560 640 | 720 720 720 | 6.00 | 2,340 | 3.00 {1.50} | 0.35 {0.25} | 40 | +20/-1 {+20/-15} |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 8スウェーデン駆逐戦車。
1970年代に試作された軽量版Strv 103である。
Type 64やWZ-132と並び、ゲーム中の車両では最も史実での開発時期が新しい車両の一つである。この車両以降のスウェーデン駆逐戦車には、油気圧サスペンションという独特かつ癖の強いシステムが搭載される。
このシステムを搭載した車両は、射撃モードと移動モードの2つの形態を駆使して戦う事になる。車体ロック/射撃モードボタンで切り替える事ができ、切り替え及び解除時間は車両ごとに異なっている。
なお、サスペンションを制御しているモジュールはエンジンであり、エンジンが損傷すると切り替え時間が倍化し、大破すると切り替え不能になる。- 移動モード
スペック通りの機動性を発揮できるモード。
このモードでは砲が殆ど可動せず、ほぼ密着に近い状態でなければ命中は期待できない。
戦うのは非常に難しく、基本的に移動のみのモードだと考えよう。 - 射撃モード
射撃性能が向上するモード。旋回してもカモネットや蟹眼鏡の効果が消失しない。
射界は0/0のままだが砲を動かすと車体が追従して動き向きを調整する。射界の制限を意識せずに自由な射撃ができるが、実際に砲塔がある訳ではないので砲を横に向けたまま前後移動したりといった動きはできない。
また、車両の投影面積や傾斜角を調整でき、状況や相手によっては高い回避・防御効果を期待できる。
ただし、このモードでは機動性が大幅に悪化し、どの車両も5~10km/hの最高速度しか出せなくなる。
もちろん履帯を切られると一切動けなくなる。
- 移動モード
- 火力
この車両は油気圧サスペンション搭載車両でありながら、移動モードでも唯一仰角が取れる車両である。
その為、移動モードでも多少は狙い撃つ事も可能であり、地形を駆使すれば強引に俯角も作れる。
とはいえ、移動モードでは俯角を全く取れず、発射速度、精度、照準速度も下がってしまう。あくまで緊急時などに限った用法だろう。- 9 cm kan m/F
Ikv 90 Typ Bから引き継いだ9cm砲。
Tier8駆逐戦車の砲としては全体的に力不足。 - 10,5 cm kan UDES 03
UDES 03の史実砲。*1
弾種は通常弾、課金弾共にAPCRで、弾速が速く扱いやすい。*2
通常弾の貫通力は288mmを誇り、これは同格駆逐戦車の中ではトップの数値である。課金弾の貫通力も第3位なので貫通力に不満を覚えることはないだろう。
一方、平凡な単発火力の割に装填時間は長く、DPMは同格駆逐戦車と比べて低い部類に入る。
- 9 cm kan m/F
- 装甲
正面装甲には極めて鋭利な傾斜が付けられているが、そもそもの装甲厚が20~30mmしかないため、3倍ルールと貫通力の関係により遭遇する敵のAP/APCR弾を跳弾するのはまず不可能。防ぐ可能性があるとすれば、榴弾砲の低貫通HEATと、口径57mm以下のAP/APCRのみであろう。
素の装甲厚が低いためHE弾に対しても分が悪く、更にこの傾斜部分はエンジンルームの天板であるため、(エンジンの発火率はバランス調整のためかかなり抑えられてはいるものの)損傷による火災の危険性が高い。
そもそも車体下部は上部のような傾斜はついておらず、上手く隠さなければ小口径砲のHE弾でさえ容易く貫通してしまう。
側面の履帯上にはみ出た部分は15mmの空間装甲扱いとなっており、HEAT弾などを防いでくれることがある。 - 機動性
- 移動モード
なんと前進70km/h、後退50km/h、そのうえ出力重量比26.37という駆逐戦車にあるまじき機動性をもつ。
後退が非常に素早く、射撃モードを解除した後にすぐ遮蔽物や稜線に隠れることができる。
ただし履帯性能がかなり悪いので旋回性は悪い。180度旋回して移動したい場合、一度旋回してから前進ではなく、旋回せず後進で移動し始めるときが良いこともある(長時間移動するときはこの限りではない)。
また、不整地での速度低下などが激しい点には要注意。 - 射撃モード
最高速度は5km/hへと低下し、全車両中最低の機動性になる。
非常に無防備な状態であり、敵に発見されるととても危険。
移動モードへの切り替え時間も2sとやや長く、第六感が発動する前にも見つかったと思ったらすぐさま解除→退避しなければ、あっさり撃破されてしまうことも珍しくない。
- 移動モード
- 総論
油気圧サスペンションの入門編的な駆逐戦車である。
2つのモードを切り替える独特な戦闘スタイルにより、攻勢よりも迎撃を得意としている。
高貫通・高機動・高隠蔽を活かし、常に有利な狙撃ポジションを確保しながら前線への火力支援や侵攻する敵に対し迎撃を行っていこう。
一方でこの車両の欠点は、攻勢時にも退避時にもモード切り替えを挟む為、一刻を争うタイミングでワンテンポの遅れが発生する事だ。
特に射撃モード中に敵に発見されると、最低レベルの機動性で紙装甲を晒す事になり、最悪一瞬で撃破される事も有り得る。
また、遅い旋回速度や控えめの単発火力・DPMから、敵に接近を許してしまうと単独での対処は非常に難しい。
総じてモード切り替えの癖を理解しつつ、あらゆる要素を柔軟に使いこなせる上級者向けの車両である。
史実
1970年代前半にUDES 研究グループ、ボフォース社、ヘグルント社によって新型車輌が開発されていました。
そして1972年にボフォース社によってこの案が提案されました。
その後、旋回砲塔式のコンセプトに戻ることが決定され、UDES 14プロジェクトとして開発が継続されました。
ボフォース社の案は試作されることはありませんでした。
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