Tier 6 ドイツ 駆逐戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 80/40/22 | 本体価格(シルバー) | 910,500 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
最高速度(km/h) | 前進 | 40.0 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 6~8 | ||
後退 | 14.0 | 派生元車輌 | StuG III G | |||
発見可能範囲(m) | 静止時 | 280.29 | ||||
移動時 | 346.25 |
パッケージ
初期 | LVL1 | LVL2 | LVL3 | LVL4 | LVL5 | LVL6 | LVL7 | LVL8 | |||
Jg.Pz. IV E:31,100 S:910,500 | ━ | 履帯 E:? S:12,860 | 主砲 E:? S:28,000 | エンジン E:? S:10,430 | 無線 E:? S:8,160 | 主砲 E:? S:53,000 | エンジン E:? S:19,900 | 主砲 E:? S:66,000 | ━ | 戦車 JPanther E:60,500 S:1,345,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
初期 Jg.Pz. IV | Maybach HL 108 TR | 7.5 cm PaK 39 L/48 | Jagdpanzer IV 0-Serie | JagdPz IV | 710 | FuG 5 | |
320 | 32 / [25.14] | ---/---/--- | 310 | ||||
13.25 | 1.1/1.4/2.5 | 44 | 350 | ||||
Lv.1 履帯 | Maybach HL 108 TR | 7.5 cm PaK 39 L/48 | Jagdpanzer IV | JagdPz IV | 710 | FuG 5 | |
320 | 35 / [29.62] | ---/---/--- | 310 | ||||
13.25 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 350 | ||||
Lv.2 主砲 | Maybach HL 108 TR | 10,5 cm Stu.H. 42 L/28 | Jagdpanzer IV | JagdPz IV | 710 | FuG 5 | |
320 | 35 / [28.92] | ---/---/--- | 310 | ||||
12.94 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 350 | ||||
Lv.3 エンジン | Maybach HL 120 TR | 10,5 cm Stu.H. 42 L/28 | Jagdpanzer IV | JagdPz IV | 710 | FuG 5 | |
350 | 35 / [31.56] | ---/---/--- | 310 | ||||
14.12 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 350 | ||||
Lv.4 無線 | Maybach HL 120 TR | 10,5 cm Stu.H. 42 L/28 | Jagdpanzer IV | JagdPz IV | 710 | FuG 7 | |
350 | 35 / [31.54] | ---/---/--- | 415 | ||||
14.11 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 350 | ||||
Lv.5 主砲 | Maybach HL 120 TR | 7,5 cm Pak 42 L/70 | Jagdpanzer IV | JagdPz IV | 710 | FuG 7 | |
350 | 35 / [32.01] | ---/---/--- | 415 | ||||
14.32 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 350 | ||||
Lv.6 エンジン | Maybach HL 120 TRM | 7,5 cm Pak 42 L/70 | Jagdpanzer IV | JagdPz IV | 710 | FuG 7 | |
440 | 35 / [40.23] | ---/---/--- | 415 | ||||
18.00 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 350 | ||||
Lv.7 主砲 | Maybach HL 120 TRM | 8,8 cm PaK L/56 | Jagdpanzer IV | JagdPz IV | 710 | FuG 7 | |
440 | 35 / [39.72] | ---/---/--- | 415 | ||||
17.77 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 350 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
砲性能
主砲性能 | ||||||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 攻撃半径 | 砲弾速度 | 砲弾射程 | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 左<射界>右 最伏角 | |
7.5 cm PaK 39 L/48 | AP APCR HE | 70 7G 38 | 110 158 38 | 110 110 175 | --- --- 1.06 | 790 988 790 | 720 720 720 | 20.00 | 2,200 | 1.70 | 0.35 | 79 | +15 12< >15 -8 | |
10,5 cm Stu.H. 42 L/28 | AP HEAT HE | 120 10G 128 | 64 104 53 | 350 350 410 | --- --- 1.91 | 470 376 470 | 720 720 720 | 8.33 | 2,916 | 1.70 | 0.53 | 62 | +15 12< >12 -6 | |
7,5 cm Pak 42 L/70 | AP APCR HE | 109 7G 98 | 150 194 38 | 135 135 175 | --- --- 1.06 | 925 1,156 925 | 720 720 720 | 17.14 | 2,342 | 1.70 | 0.33 | 62 | +15 12< >12 -6 | |
8,8 cm PaK L/56 | AP APCR HE | 252 8G 252 | 160 220 44 | 220 220 270 | --- --- 1.40 | 773 966 773 | 720 720 720 | 11.11 | 2,444 | 1.70 | 0.35 | 50 | +15 12< >12 -6 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier 6ドイツ駆逐戦車。
大戦後期、フォマーク社がPz.Kpfw. IVの車体をベースに開発・量産した駆逐戦車である。
通称は「IV駆*1」あるいは「ラング」。たまに間違われる「IV突」はStuG IVの事であり、全く別の車輛である。
本車両の大きな利点は大部分のパーツをStuG III Gから引き継げる事である。 - 火力
StuG III Gから引き継ぐ砲に加え、8,8 cm Pak L/56が搭載可能になる。
しかしいずれの砲も同格中戦車程度の貫通力しかない難点を抱えており、重装甲に対しての打撃力は乏しいと言わざるを得ない。この欠点は発射速度と発見可能範囲と生かした立ち回りで補う必要がある。- 7.5 cm PaK 39 L/48
初期砲。
StuG III Gの最終砲。
装填速度・照準速度と精度に優れバランスが良い主砲だが、Tier 6帯では貫通力・単発ダメージともに低い。
開発Lv.2に中近距離向けだが10榴砲があるため物足りなく感じるならフリー経験値等で開発してしまうのもありだろう。 - 10,5 cm Stu.H. 42 L/28
中間砲①。
おなじみの10榴砲。
流石に重装甲戦車が増えてくるこのTier帯にあっては、有用性も限定的。 - 7,5 cm Pak 42 L/70
中間砲②
後述の8,8cmより貫通力が有り発射速度も早いが単発ダメージに欠ける。
StuG III Gからの引継ぎだが発射速度が上がっている。
貫通力が8,8cm砲と同等になったことにより、実質8,8cm砲までの繋ぎとしての存在となったかもしれない。 - 8,8 cm Pak L/56
最終砲。
単発火力が7,5cm砲から上がり、分間ダメージはTier 6車両中最高の2,444となるが、主砲精度がやや低下する。
貫通力に関しては、中間砲②と同等まで引き上げられたが同格駆逐戦車に比べるとまだ物足りない。
しかし以前に比べれば、この砲の弱点だった貫通力不足は相当解消されており、あえて7,5cm砲を使うといったこともなくなると思われる。
- 7.5 cm PaK 39 L/48
- 装甲
装甲厚そのものはStuG III Gとほぼ同じだが、傾斜装甲が採用された事に加え、HPも倍近くに増加している。
正面は上部下部ともに貫通110mm前後までなら防御を期待でき、防盾(80mm)付近はさらに傾斜が強かったり裏装甲があったりで貫通150mm程度まで防ぐこともある。
とはいえ、あくまで格下の車両の砲を多少防げる程度でしかなく、同格以上の車両との殴り合いを期待できるようなものでもない。駆逐戦車のセオリーどおり紙だと思っておこう。 - 機動性
重量の増加からStuG III Ausf. Gに比べやや動作が重くなり旋回性も多少落ちているものの、駆逐戦車としては高く軽快に動くことが出来る。
最高速度40km/hには十分到達するので、陣地転換もさほど困ることはない。
旋回の速さから回り込んでくる軽戦車等への対応力も高く、駆逐戦車として不満はないであろう。 - 無線・隠蔽率
当車輌最大の特徴は、静止時の発見可能範囲が280.29mと非常に優秀な点である。
ドイツ戦車では軽戦車をも上回りトップクラスであり、移動中の隠蔽性能ですらTier 2~3の軽戦車並みになっている。
拡張パーツ:新型迷彩・車長:迷彩の専門知識・車輌迷彩・茂み等を組み合わせればよほど接近されない限りまず見つからない。
「15mルール*2」を使うことで発見されずに一方的に発砲し続けることも可能だ。
高い隠蔽率から押され気味な状況では偵察を請け負うこともできるが、視認範囲は350mと広くは無い事に注意。
なお、無線範囲は415mとTier 6にしては貧弱であるため、突出すれば味方からの無線情報(≒視界)を受けられなくなることにも注意が必要である。 - 総論
非常に高い隠蔽率と軽快な操縦性を持ち、低い車高を利用して小さな茂みにも隠れ潜むことが出来るのは大きな利点。
隠蔽率や視界のルールとMAP(射線)を理解すれば他車両以上に相手に見つからないまま一方的に射撃を繰り返す事も可能である。
しかし主砲を同Tier駆逐と比較すると貫通力が特に不足気味で砲の左右可動範囲も狭く1発のダメージもやや低い。無砲塔故に市街地の乱戦や至近距離の撃ち合いは不得手。
この車両で苦戦する人は『どうやったら隠蔽率を生かして敵に見つからないまま撃てるか?』『どう動けば相手に見つからないまま敵の側背面へ移動できるか?』を考えると良い。
味方に視界を取ってもらえている間は茂みに頭を突っ込んだまま撃つような真似をせずに15mルールを活用してすこしでも被発見を防ごう。
生き残っている敵の位置がほぼ把握できれば、その速度を活かして側背面を狙える立ち回りも視野にいれていきたい。
本車の最大の強みである隠蔽率と分間ダメージをどうか腐らせないよう工夫してみよう。
史実
1944 年 1 月から 1945 年 3 月にかけ、計 1,699 両が製造された駆逐戦車。
この JagdPz IV はあらゆる戦線で幅広く使用された。