Maus

Last-modified: 2023-05-05 (金) 12:25:14

G42_Maus.png

Tier 10 ドイツ 重戦車

公式紹介ページ

スペック

車体装甲厚(mm)200/185/160本体価格(シルバー)6,100,000
最高速度(km/h)前進25.0マッチング範囲(戦闘Tier)10~11
後退15.0派生元車輌Mäuschen
発見可能範囲(m)静止時435.12
移動時440.26

パッケージ

Maus
E:219,660
S:6,100,000

E:必要経験値
S:購入シルバー

詳細

パッケージ名エンジン主砲履帯砲塔HP通信機
出力下記参照車体旋回速度砲塔装甲通信範囲
出力重量比地形抵抗旋回速度視認範囲
MausDB 603 A212,8 cm Kw.K. 44 L/55MausMaus3,00010WSc
1,75015 / [14.73]260/210/210720
9.261.1/1.3/2.116400

※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。

砲性能

主砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程発射速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
12,8 cm Kw.K. 44 L/55AP
APCR
HE
1,070
12G
935
246
311
65
490
490
630
---
---
2.71
920
1,150
920
720
720
720
4.142,0282.300.3868+24
-8
副砲性能
名称弾種弾代貫通ダメージ攻撃半径砲弾速度砲弾射程砲弾速度AP弾
DPM
照準時間精度総弾数最高角
最伏角
75 mm Kw.K. 44 L/36AP
APCR
HE
70
7G
38
94
130
38
110
110
175
---
---
1.06
740
925
740
720
720
720
13.331,4662.300.38100+24
-8

※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。

解説

  • 概要
    Tier10ドイツ重戦車
    第二次大戦後期に試作された有名な超重戦車である。
     
  • 火力
    俯角は-8°と悪くない数値だが、車高が非常に高いので低車高の戦車に張り付かれると何もできなくなる可能性がある。
    孤立=死となりやすいので張り付かせない工夫はもちろん、集団行動を心掛けよう。
    • 12,8 cm Kw.K. 44 L/55
      Mausの史実砲。
      単発火力は490とそこそこ高めで、良好な精度と照準時間も併せ持つ。
      また砲塔旋回時の照準拡散がかなり低めに設定されており、よそ見からの射撃もしやすい。
      総合性能で見るとそこそこの高火力を持っていると言え、タイマンでの撃ち合いでは圧倒的な耐久力と相まってかなりの強さを発揮する。
      一方で通常弾のAPは貫通力246mmと心許なく、貫通力311mmのAPCRを多用することになる。
      敵の正面装甲しか攻撃できない事が殆どである都合上、重装甲車両には課金弾を用いつつ、弱点を正確に撃ち抜く必要がある。
      ただし前述した通り車高が高いこともあり、同高度の車高の低い傾斜装甲持ちの車両に対して若干傾斜を殺せる。が、やはり課金弾をしっかり積んで行くことに越したことはない。
      状況によっては被弾を引き受けつつ、履帯切りなどで味方が高火力を存分に発揮できるようお膳立てする事も大切だ。
       
  • 副砲火力
    • 75 mm Kw.K. 44 L/36
      主砲連動型副砲。
      この砲を搭載した車輌は存在しないが、Pz. IV Hの初期砲が一番近いと思われる。
      砲自体はTier4相当となっており、E 100の副砲と比べて貫通力は上昇しているが発射速度は落ちている。
      主砲の装填時間が長いため、装填時間を狙った敵車輌の対応用と位置づけるのが妥当と思われる。
      もしくは、前線での主砲発砲後の読み合いに副砲発砲を混ぜ、敵が車体を晒したところを主砲に切り替えて発砲などもできなくもない。
  • その他
    • 体当たり
      接近戦における最終攻撃手段。
      もっとも機動力が低いので自分からぶつかるのではなく、相手の進路を予測し割り込む形でぶつかられに行くと当てやすい。
      約190トンもあるMausに最高速で衝突すれば、重量差のある戦車なら一撃爆散も有り得る。
      また、相手の側面にこすり付けるように当て続けると2桁以上のダメージが連続で入ったりもする。
      接近戦に持ち込まれた際の防御手段ともなるので覚えておいて損はない。
       
  • 装甲
    他国の重戦車とは一線を画す圧倒的な数値の装甲厚を持ち、格下重戦車の通常弾や150mm未満の榴弾程度ではほとんど損害を与えられないだろう。
    自走砲の砲撃に対しても耐性を持っており、特にフランス等の口径150mm級の攻撃であれば、その殆どを3桁未満のダメージに抑えることが可能。
    一方車体側面は傾斜が無く、カタログスペック通りの厚さしかない。
    形状よりも単純な装甲厚で耐えるコンセプトであり、既存の車両と同じく昼飯・豚飯が必須なのは同じだ。
    逆に敵車両に対する適切な角度を意識さえすれば、格下の通常弾をほぼ全て無効化することも難しくない。
    耐久力は3,000と非常に豊満。一部同格重戦車に1,000近い差をつけており、単発750の貫通弾でも乱数次第では4発まで耐えることが出来る。
     

    maus_01.PNG
    弱点を隠しつつ車体と砲塔を適正な角度に向けていれば課金弾をもってしても貫通は容易でない。
    しかし、格下でさえ弱点狙撃と課金弾を併用すれば撃ち抜ける箇所があり、油断はできない。
    また、Tier10駆逐戦車には貫通力375-420mmの課金弾を持つ車両もおり、昼飯の角度をとっても車体、砲塔ともに正面か側面のどちらかを抜かれてしまう危険がある。
    30°に近い豚飯の側面(約370mm)でも一部の車両には抜かれる事があり、この戦車は重装甲であるがゆえに課金弾を撃たれる可能性が高いので過信は禁物である。

     
    • 砲塔
      Mäuschenと同じく、後部に砲塔が配置されているので豚飯の姿勢をとりやすい。
      しかし、砲塔正面の防盾の左右には260mm程度しかない部分が広がっており、射撃時には必ず敵に曝け出す事になる。
      ほっぺ』等と呼ばれているMausの有名な弱点であり、射撃時以外は砲塔を『よそ見』させて装甲厚を増やすテクニックが必須である。
      砲塔側面は210mmという厚さに加え大半が傾斜しており、『よそ見』をした際に強固な防御力を発揮する。
      砲塔後部は以前は150mmの弱点があったが、現在は210mmの一枚板となっている。
       
  • 車体
    正面上部は傾斜55°の200mmで実質320mm程、
    正面下部は傾斜35°の200mmで実質250mm程となる。
    上部はTier9までの戦車なら課金弾であっても殆ど弾いていけるが、下部は標準化も加味すれば通常弾でも抜かれる危険性がある。
    これは上述の『ほっぺ』に並ぶ弱点であり、地形や障害物、豚飯などで車体下部を隠さなくてはならない。
    側面装甲は185mmあり、30°の角度で370mm、25°で437mm、20°で540mmとなり、更に履帯部分はカバー105mm+履帯50mm+裏装甲140mmと異常なほどに強靭なため、豚飯が非常に有効。
    おまけに本車は砲塔が車体後部にあるため弱点の下部を隠しながら射撃できる。
    背面は160mm厚に緩い傾斜が付いている。少しでも角度が付くと重戦車以下の通常弾では確実な貫通は望めなくなるので、出来るだけ中段の垂直部を撃ち抜こう。
     
  • 機動力
    エンジンは1,750馬力という全戦車中ぶっちぎりでトップの大出力を誇るが総重量に対して非力であり、最高速度は20km/hと鈍足。
    加速力はそこまで悪くないが、砲塔・車体の旋回速度は遅い。
    味方の進軍に付いて行くことはほぼ不可能であり、戦闘には遅れて参加する事になる。
    急な陣地転換はできず、他所から支援を要請されても間に合わなかったり、自陣の占領を阻止できなかったり、主戦場から置いていかれたりと足枷になる場面が少なくない。
    事前に戦闘の展開を読んで動く必要がある。
    ただし、後退速度は15km/hと他の重戦車と比べて悪くない数値であり、砲塔の位置的に飛び出し撃ちは難しいにしろ、後退が遅くて困るような場面は少ない。
     
  • その他
    • 視界・隠蔽
      400mとTier10戦車として十分な視認範囲を有する。
      ただし、その巨体ゆえに隠蔽性能は壊滅的であり、敵車両の視認範囲に入れば即発見される。
      開けた場所で発見されると集中砲火で瞬殺されかねないので、移動ルートの選定は慎重に行おう。
       
    • 拡張パーツ
      自走砲に狙われやすい本車は、大口径榴弾は貫通しなくても数百のダメージを受ける危険があり、至近弾によるダメージも侮れない。
      FV215b (183)のように強力なHESHを撃ってくる車両もいるため、内張り装甲(特大)は候補の一つ。
      内張り装甲(特大)を装備することで低下する機動力は誤差程度でしかない。
      他にも照準拡散を抑制する砲垂直安定装置や、DPMをさらに強化できる装填棒が有力な候補だろう。
      敵の攻撃を最前線で受け止める本車はとにかく履帯を切られまくるため、工具箱もアリ。
       
  • 総論
    高火力・重装甲・鈍足という典型的な超重戦車である。
    よく比較対象となるE 100に比べると、あちらより単発火力と機動力が落ちる代わりに主砲の取り回しと防御力で勝る性能となっている。
    高い車高によって張り付かれると単独では何も出来なくなる危険性があり、味方の高火力車両を守りきり、その火力をいかに活かせるかが重要だ。
    また、その機動性の低さから早めの決断と行動が大事になる。
     

史実

1942 年 6 月から 1944 年 7 月に開発され、2 両のプロトタイプが作られた。砲塔と装甲が取り付けられたのはそのうちの 1 両だけである。

 

コメント

  • 主戦場到着まで味方が前線構築、合流を待ってくれたなら高耐久を活かし殴り合い、突破をキャリー出来るタフネスは他に追随を許さない。搭乗にあたり、超重戦車への憧れだけでは乗りこなせない、判断力と忍耐が試される車両である。要は鈍足とどう付き合うかで、前進の際は自走砲のフォーカス、クロスファイアを受けないか、狙撃手が何枚かなど把握しつつ味方の壁になって前線押上るのが望ましい。脳死で前に出ればさしもの高耐久も一瞬で溶ける。自走砲有りでプロホロフカなど開けたMapを引いたら、内張り特大を信じて自走被害を一身に受けるのも役目。足が無い、自走砲が怖いからと役割を放棄するのは論外で、苦手Mapはサンドバッグに徹し、市街Mapであれば悪くない砲性能でダメージを稼ごう。 -- 2020-11-12 (木) 18:24:16
  • 2021/8/3のメンテナンスで強化されました。最大速度: 20 km/h –> 25 km/h シャーシ 車輌移動時の射撃散布界: 100 mで22 –> 100 mで0.18 m 車輌旋回時の射撃散布界: 100 mで22 –> 100 mで0.18 m 装填時間:4 –> 14.5秒 -- まうまう? 2021-08-07 (土) 15:49:06
  • すみません↑訂正。装填時間は 15.4秒→14.5秒の間違いです。 -- まうまう? 2021-08-07 (土) 15:50:32
  • 避けてたけど、なぜか意外に乗ってて楽しい。周囲からの当て(生贄)にされてる感がすごいところも意外に楽しい・・・。 -- 2023-05-05 (金) 12:25:14