Tier 3 ドイツ 軽戦車
スペック
パッケージ
┏ | ━ | ━ | Pz. IV A E:1,250 S:4,100 | ||||||
┣ | ━ | ━ | D.W. 2 E:5,020 S:170,000 | ||||||
Pz. III E E:1,500 S:35,000 | ┳ | PzKpfw IIIE (2cm) E:1,120 S:144,000 | ━ | PzKpfw IIIE (5cm) E:2,775 S:32,520 | ╋ | PzKpfw IIIG III E:2,435 S:27,110 | |||
┗ | PzKpfw IIIG II E:35 S:1,920 | ┗ | ━ | ━ | Pz. III J E:3,800 S:138,000 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
Pz. III E | Maybach HL 108 TR | 3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5 | Pz.Kpfw. III Ausf. D | Pz.Kpfw. III Ausf. A | 210 | FuG 5 | |
320 | 40 / [29.33] | 16/15/15 | 310 | ||||
21.84 | 1.1/1.5/2.5 | 44 | 320 | ||||
PzKpfw IIIG II | Maybach HL 108 TR | 2 cm Kw.K. 38 | Pz.Kpfw. III Ausf. D | Pz.Kpfw. III Ausf. A | 210 | FuG 5 | |
320 | 40 / [29.40] | 16/15/15 | 310 | ||||
21.89 | 1.1/1.5/2.5 | 44 | 320 | ||||
PzKpfw IIIE (2cm) | Maybach HL 120 TR | 2 cm Kw.K. 38 | Pz.Kpfw. III Ausf. E | Pz.Kpfw. III Ausf. A | 210 | FuG 7 | |
350 | 44 / [40.59] | 16/15/15 | 415 | ||||
23.81 | 1.1/1.3/2.3 | 44 | 320 | ||||
PzKpfw IIIE (5cm) | Maybach HL 120 TRM | 5 cm Kw.K. 38 L/42 | Pz.Kpfw. III Ausf. E | Pz.Kpfw. III Ausf. E | 250 | FuG Spr. 1 | |
440 | 44 / [44.61] | 30/30/30 | 455 | ||||
26.17 | 1.1/1.3/2.3 | 35 | 320 | ||||
PzKpfw IIIG III | Maybach HL 120 TRM | 2 cm Flak 38 | Pz.Kpfw. III Ausf. E | Pz.Kpfw. III Ausf. E | 250 | FuG Spr. 1 | |
440 | 44 / [46.15] | 30/30/30 | 455 | ||||
27.13 | 1.1/1.3/2.3 | 35 | 320 |
※車体旋回速度の実質値は通常地形、操縦手熟練度100%で計算。スキル及び超信地旋回の可否は考慮していません。
※青字:オートローダー砲・機関砲
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 連射[間隔] 弾倉[交換時間] | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
3,7 cm Kw.K. 36 L/46.5 | AP APCR HE | 0 2G 6 | 40 74 18 | 36 36 42 | 26.09 | 939 | 1.70 | 0.46 8.76 3.24 | 156 | +20 -10 | |
2 cm Kw.K. 38 | AP APCR | 3 1G | 23 46 | 11 11 | 125.00 連射[0.10] 弾倉[3.90] | 1,375 | 1.60 | 0.57 ? ? | 400 [(2×5)×40] | +20 -10 | |
0.57 ? ? | |||||||||||
5 cm Kw.K. 38 L/42 | AP APCR HE | 30 5G 18 | 60 96 25 | 70 70 90 | 24.00 | 1,680 | 2.30 | 0.48 ? ? | 76 | +20 -10 | |
2 cm Flak 38 | AP APCR | 3 1G | 39 51 | 11 11 | 139.53 連射[0.10] 弾倉[3.40] | 1,535 | 1.40 | 0.45 ? ? | 400 [(2×5)×40] | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier3ドイツ軽戦車。
大戦初期、ドイツ機甲師団を支えた3号戦車の初期生産型である。
当初はPz.Kpfw. III Ausf. A(3号戦車A型)として実装されたが、現在ではE型に名称が変更されている。
- 火力
武装はTier3としては平均的なラインナップが揃っている。
俯角はいずれの砲も-10°と優秀。- 5 cm Kw.K. 38 L/42
単発威力70とソ連の45mm砲を大きく上回る攻撃力を持ち、火力面を堅実に支えてくれる。
金弾を使えばさらに高い貫通力で格上に対抗する事も可能だが、防御面が不安なので正面からの撃ち合いは避けよう。
ただし、精度は決して良い方ではなく、遠距離狙撃や弱点狙撃は苦手。
弱点を狙う必要がない側面を撃つか、敵との交戦距離を縮める覚悟が要る。 - 2 cm Flak 38
格下戦車に対しては十分な貫通力を持ち、近距離の接近戦を中心に戦うなら使い勝手のよいダメージ源になるだろう。
ただし、交戦距離から危険度が上がる事は勿論、マッチングの関係で格下と対戦する機会はあまり多くない上に格上戦場での立ち回りが一層厳しくなる事に注意。
- 5 cm Kw.K. 38 L/42
- 装甲
車輌の名称がA型だった頃は全周が14mmしかなかったが、E型への名称変更に合わせ車体装甲が強化され、機関砲で容易に貫通されることはなくなった。- 車体
車体前面・側面装甲は14mmから30mm。
格下の機関砲程度なら角度をつけることで防げる程度ではあるが、格上車輌が装備する75mm超級の砲の榴弾には貫通される恐れが十分にあるので注意。 - 砲塔
改良砲塔は全周30mm。
加えて、前面は25mmの防盾を備えており、合計55mm相当の装甲を持ち、同格の砲も弾ける場合がある。
側面はTier相応の堅さ。
徹甲弾を防ぐ事は難しく、低貫通の機関砲程度しか防げないだろう。
- 車体
- 機動性
本車最大の特徴はその高い機動力にある。
II号戦車?から一転、車体が軽いことに加え、440馬力の高出力エンジンが生む加速力・最高速は良好。
陣地転換はもちろん飛び出し撃ちにも高い適性を持つ。
装甲を当てにできない分、居場所を定期的に変えて相手の目をくらませることで被弾を避ける運用が重要となる。
ただし、車体サイズが大きいせいか、走りながら敵の弾を避けるのは苦手。
- 偵察性能
視認範囲は初期・改良砲塔ともに320mと同格では凡庸。
隠蔽は軽戦車としては十分だが、そのでかい図体が遮蔽物や草木からはみ出ないよう注意しよう。
- 総論
装甲は平均的だが、軽戦車であることを考えると上位戦車に限らず敵を真正面から迎撃するのは好ましくない。
機動性や良好な俯角を活かし、遮蔽や地形を利用して極力被弾を避ける様に行動したい。
同格軽戦車に比べ単発威力に恵まれているため、敵の側背面に回り込み撃ったらすぐ隠れることを徹底すれば思わぬダメージソースになり、その走行性能はCAP阻止や別方面への急行に役立つだろう。
史実
第一次大戦後の再軍備計画で装甲部隊の創設者ハインツ・グデーリアン上級大将(当時は中佐)は対戦車用戦闘車と支援戦闘車の二種類を提案した。
その内、対戦車用戦闘車として開発されたのがPz.Kpfw.III。支援戦闘車として開発されたのがPz.Kpfw.IVである。
1935年後半、兵器局はMAN社、ダイムラー・ベンツ社、ラインメタル社、クルップ社の4社に対し開発を指示、ヴェルサイユ条約により軍備に様々な制限を受けていたドイツは主力戦車であるPz.Kpfw.IIIに秘匿名としてZW(Zugfuhrerwagen-小隊指揮官車)と命名した。
車輌開発には訓練用の戦車による演習やスペイン内戦での実戦によってもたらされた戦訓により先進的な技術等が取り入れられた。
- 歩兵部隊が既に対戦車砲として37mm Pak 35/36 L/45を装備していたので主砲には対戦車能力を更に重視した3.7cm KwK 36 L/46.5を装備した上で、将来5cm砲の搭載も考慮したターレットリング径を確保。
- 高速を発揮できるサスペンションとしてトーションバー式を装備。
- 送受信可能な無線装置を全車に装備し、戦車間の連携を確保。(これは第一次世界大戦ではコプレンツ第3電信大隊に勤務していたグデーリアンが無線を重要視した為と言われる)
- 砲塔内に砲手、装填手、戦車長の3名。車体前部に操縦手、無線手の2名での運用。これによりそれぞれの役割が明確化し、以降の戦車の搭乗者の人数の基本となった。
最終的にダイムラー・ベンツ社案が採用され量産が開始された。
1937年に10両のプロトタイプ(15両説もある)が完成。その内の8両が第1~第3装甲師団に配備された。
1939年9月1日、第二次世界大戦の引き金となったドイツによるポーランド侵攻へ運用されたものの、能力不足を理由に1940年2月には実戦部隊から引き上げられた。
プロトタイプの特徴として足回りに試行錯誤が見られ、A型ではコイルスプリング式を採用。
転輪が片側5輪、上部転輪が後方2輪のみとなっておりB型以降と比べても見分け易い。