Tier 4 ドイツ 重戦車
スペック
車体装甲厚(mm) | 50/50/50 | 本体価格(シルバー) | 170,000 | |||
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最高速度(km/h) | 前進 | 35 | マッチング範囲(戦闘Tier) | 4~5 | ||
後退 | 12 | 派生元車輌 | Pz. III E | |||
隠蔽率 | 静止時 | 0.21 | ||||
移動時 | 0.10 |
パッケージ
┏ | ━ | ━ | VK 30.01 H E:13,600 S:410,000 | ||||||
D.W. 2 E:5,020 S:170,000 | ━ | D.W. II Versuchsturm E:1,910 S:14,070 | ━ | D.W. II L/24 E:3,220 S:19,300 | ┻ | D.W. II L/60 E:4,570 S:29,270 |
E:必要経験値
S:購入シルバー
詳細
パッケージ名 | エンジン | 主砲 | 履帯 | 砲塔 | HP | 通信機 | |
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出力 | 下記参照 | 車体旋回速度 | 砲塔装甲 | 通信範囲 | |||
出力重量比 | 地形抵抗 | 旋回速度 | 視認範囲 | ||||
D.W. 2 | Maybach HL 108 TR R | 7,5 cm Kw.K. 37 L/24 | D.W. | D.W.-Versuchsturm | 390 | FuG 5 | |
250 | 30 | 50/50/50 | 310 | ||||
8.35 | 1.1/1.2/2.1 | 42 | 330 | ||||
D.W. II Versuchsturm | Maybach HL 120 TR R | 7,5 cm Kw.K. 37 L/24 | D.W. 2 | D.W.-Versuchsturm | 390 | FuG 7 | |
265 | 32 | 50/50/50 | 415 | ||||
8.83 | 1.0/1.1/1.9 | 42 | 330 | ||||
D.W. II L/24 | Maybach HL 116 | 7,5 cm Kw.K. 37 L/24 | D.W. 2 | VK 30.01 (H) 0-Serie | 440 | FuG 12 | |
300 | 32 | 50/50/50 | 710 | ||||
9.94 | 1.0/1.1/1.9 | 42 | 330 | ||||
D.W. II L/60 | Maybach HL 116 | 5 cm Kw.K. 39 L/60 | D.W. 2 | VK 30.01 (H) 0-Serie | 440 | FuG 12 | |
300 | 32 | 50/50/50 | 710 | ||||
9.97 | 1.0/1.1/1.9 | 42 | 330 |
主砲性能 | |||||||||||
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名称 | 弾種 | 弾代 | 貫通 | ダメージ | 発射速度 | AP弾 DPM | 照準時間 | 精度 | 総弾数 | 最高角 最伏角 | |
7,5 cm Kw.K. 37 L/24 | AP HEAT HE | 30 5G 38 | 43 87 38 | 110 110 175 | 15.38 | 1,692 | 2.30 | 0.55 3.85 3.70 | 90 | +20 -8 | |
0.55 3.47 3.70 | |||||||||||
14.63 | 1,609 | 2.30 | 0.55 3.47 3.23 | 90 | +20 -8 | ||||||
5 cm Kw.K. 39 L/60 | AP APCR HE | 30 5G 18 | 67 130 25 | 70 70 90 | 25.00 | 1,750 | 2.20 | 0.39 2.46 2.29 | 120 | +20 -10 |
※先頭のセルの色は対応するパッケージの色となります。
解説
- 概要
Tier4ドイツ重戦車
他国に先んじて登場する重戦車。
性能が玄人志向で初心者には扱いにくく、重戦車の名に騙されて憧れを抱いて乗ってしまった多くの初心者を教育する罪な車輌である。
そういった背景からか、略称のD.W.2にちなんで「デスワゴン先生」などと呼ばれることがある。*1
- 火力
HE主体の7,5cm砲とAPCR主体の5cm砲の二択。
前者はクレジット収支にが優れ、後者は攻撃性能に優れるが、どちらの砲もAPの貫通力が非常に頼りない為、何かしらの不便さがある。
ちなみに砲塔旋回はかなり速く、機動力の高い戦車の対応にはそれほど苦労しない。- 7,5 cm Kw.K. 37 L/24
榴弾砲。
発射速度・貫通力・精度に乏しいが、HEの175ダメージはそこそこの火力。
しかしAPは貫通力43mmと実用性が皆無であり、金弾のHEATも空間装甲や傾斜装甲に弱い特性やこの砲の精度を考えるとと貫通力87mmは頼りにならない。
従って非貫通でもダメージが期待できるHEをメインに使う事になるが、HEの非貫通ダメージは大まかな計算で「175/2-装甲厚」程度なので80以下が大半。
まともにダメージの出ないような重装甲車両には、履帯切りなどのサポートに徹する事になる。
本砲は下記の5cm砲の金弾運用が厳しい場合に搭載するとよい。 - 5 cm Kw.K. 39 L/60
同格ドイツ戦車の多くが装備する砲。
単発火力70はそこそこだが、発射速度が良好で単発火力・DPM共にMatildaより高い。
更に、APCRの貫通力は130mmとTier5重戦車にも通用する程。
精度は少し低めだが、その分照準時間が短く、そこまで気にならないだろう。
また、弾速が速く*2偏差射撃も当てやすい。
総弾数が多く弾の配分に困らなかったり、装填時間が短く相手に合わせて弾種を変えやすかったりと細かいところが優れているのもポイント。
金弾を多用してこその砲なのである。
- 7,5 cm Kw.K. 37 L/24
- 装甲
重戦車に分類されるが、装甲はTier4車輌の中でも中程度。
うかつに前に出ると簡単に抜かれて撃破されてしまう。
しかし、ハルダウンや豚飯など防御姿勢との相性は良く、HPは重戦車らしい高さを持っているため、周りの地形に適した姿勢をとることで粘り強く戦えるだろう。- 車体
全周50mm。
前面50mmというのは同格中戦車のPz. III Jよりも薄い*3。
側背面も同様に50mmでこれは他戦車よりは厚いが、車体を45度傾けても疑似装甲厚は70mmほどにしかならない。
そして、同格には例外的な鈍足戦車ではあるがValentine、AMX 40といったこの車両よりも全周で装甲が厚い「軽戦車」すら存在する。
更に言うと、より例外的な鈍足車輌ではあるが、格下にもこの車輌より全周で装甲が厚い軽戦車も存在する。
大概の機関砲は安定して弾けるが、戦車砲ともなると格下であるTier3の軽戦車でも最終砲はAP貫通力が50mmを超えるものが多く、角度を付けなければ弾く事はほぼ不可能。
砲を履帯の内側に向ける角度で豚飯をすると、こちらの攻撃時に少しだけ前面装甲をさらしてしまうものの、側面に当たればこのTier帯では榴弾以外全て跳弾する*4 - 砲塔
スペック値は車体と同じく全周50mm。
しかし、前面は50mmの防盾が大部分を守っており、格下相手であればかなり安定して弾を防ぐことができる。
砲の俯角も悪くないのでハルダウンしやすい。
- 車体
- 機動性
最高速はそこそこ。
出力重量比が最終パッケージでも10を切っており加速は鈍い。
しかし、地形抵抗が重戦車としては優秀で、出力重量比の数字ほど鈍さは感じない。
また、車体旋回も速く、キビキビと動くので移動時のストレスは意外と少ない。
- 総論
先生と呼ばれるだけあって、良くも悪くも「教習車」である。- 薄めの正面装甲
- 貧弱なAP貫通力
これらのテクニックはTiger Iなどドイツはもちろん、他国の重戦車にも通ずるテクニックであり、重戦車の腕を上げてくれる良い車輌である。
たとえTier5戦場に入れられたとしても、「一歩引いた位置」を意識し、支援射撃で着実にダメージを与えていけば戦果を挙げる事は可能だ。
むしろ、豚飯やハルダウンなどのテクニックが磨かれている状態で5cm砲の金弾運用をすると、Tier4屈指の強戦車に変貌する。
そして、それだけの熟練者にはほとんど使用されることがないという少々不遇な立ち位置に存在する車両である。
史実
1935年のドイツ陸軍はハインツ・グデーリアン大佐の主導により乗員育成用のPz.Kpfw. I、Pz.Kpfw. IIの両軽戦車に加え、主力戦車となる15t級戦車?、そして歩兵支援用の18t級戦車?といった多岐に渡る各種車両開発の真っ最中であったが、陸軍兵器局長クルト・リーゼ将軍は更に強力な30t級戦車の開発を提案した。
この車両は「攻撃防御戦車」(Offensive Abwehr von Panzerwagen)と呼ばれ、仮想敵国たるフランスが保有するシャール2C重戦車の撃破を目的とするものだった。
戦車開発担当の兵器局第六課は1936年中にマイバッハ発動機製作所社長カール・マイバッハと搭載エンジンについて2度に渡り検討会を開き、出力600hpの12気筒ガソリン・エンジンを搭載することになった。
更に同年11月にクルップ社に対して7.5cm砲搭載砲塔の開発を求め、翌年1月にはヘンシェル社に対して車体の開発を要求した。
本車には当初「BW」の秘匿名称が与えられていたが、Pz.Kpfw. IVの試作車にも同じ名称が与えられたため、「IW」(Infanteriewagen:歩兵車)に変更され、さらに最終的には「DW」(Durchbruchwagen:突破車)に再変更された。
1937年10月1日にヘンシェル社はDWの計画書を提出。この計画書によるとクリーブランド式履帯走行装置型のDWと多段階走行装置型のDWを1938年後半までに完成させることになっており、後に前者には「DW1」、後者には「DW2」の名称が付与された。
一方、クルップ社は1937年2月22日に兵器局第六課に砲塔図面を提出した。
初期型のPz.Kpfw. IVと同じく24口径7.5cm戦車砲KwK37を装備しており、装甲厚は前/側/後面50mm、上面15mm、防盾部20mmとPz.Kpfw. IVよりはるかに強力であった。ヘンシェル社は1938年8月頃に最初の試作車体であるDW1を完成させた。
DW1の車体装甲厚は前/側/後面50mm、上/下面20mmとIV号戦車より格段に強力であった。
エンジンについてはマイバッハの新型エンジンが間に合わなかったため、Pz.Kpfw. III、IV用のHL120TR V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力280hp)が搭載された。
DW1は1938年9月9日から走行試験に供されたが完成度が低く、兵器局第六課はDW2製作を求めた。
DW2は基本的なデザインはDW1とさほど変わらなかったが、DW1で圧板技術の低さから前後に分割されていた車体は一体式に改められ、エンジンはマイバッハ社製のHL116 直列6気筒液冷ガソリン・エンジンが搭載された。
その後、兵器局第六課はそれまでヘンシェル社のみで進めていた30t級戦車の開発を「VK30.01」の名称でより本格的に行うよう方針変更し、1939年10月にポルシェ社とダイムラー・ベンツ社にもVK.30.01の開発を要請した。
これに伴いヘンシェル社のDWシリーズはVK 30.01 (H)に名称が変更された。
この30t級戦車の計画は後に36t級戦車の計画を経て45t級戦車の開発計画にまで発展する。
コメント
- その名の通りプレイヤーにとっての死の棺桶。(´・ω・`) -- 2019-03-23 (土) 19:19:09
- 久々に使ったけど昼飯豚飯頭出し飛び出し撃ちを駆使して5cm砲で課金弾を惜しみ無く使えば結構強い。問題は収支が結構な赤字になること。 -- 2023-12-18 (月) 22:51:32