Hotchkiss H35

Last-modified: 2018-06-07 (木) 13:41:56

france-hotchkiss_h35.png

Tier 2 フランス 軽戦車

公式紹介ページ

スペック

HP140
車体装甲厚(mm)40/40/40
最高速度(km/h)27
重量/最大積載量(t)9.37/9.6
本体価格(シルバー)4,200
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
Somua S35
(1,260/41,000)
H35
(115/4,200)
H35 modifié 38
(255/2,930)
H35(25) modifié 38
(330/3,360)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
Hotchkiss H35Hotchkiss 3537 mm APX SA18H35APX R140300
75AP
APCR
HE
29
46
18
30
30
36
1000
2G
6
24
2
0.54
4040/40/4037300
H35 modifié 38Renault V437 mm SA38H39APX R140360
82AP
APCR
HE
34
67
24
40
40
45
10014
2G
10
23.08
2
0.47
4240/40/4037300
H35 (25) modifié 38Renault V425 mm Raccourci mle. 1934H39APX R140360
82AP
APCR
46
68
27
27
1605
2G
35.29
1.50
0.43
4240/40/4037300

解説

Tier不相応に硬い装甲を持つTier2フランス軽戦車
Tier2の為Tier3までとしかマッチングされないオマケ付き

長所
・非常に硬い
40mmという下手なTier3中戦車より硬い装甲のため駆逐戦車や自走砲にさえ気を付ければまず抜かれない

短所
・遅い
最高速度27kmとあるがそれすらも常に出せる訳ではない
・火力が低い
37mmは貫通と精度に不安が残る
25mmは貫通力は高いものの単発火力と射程に難がある

なので仲間の壁になりつつ火力支援をするのが基本的な闘い方になる
が、前述の通り遅いので低Tierに多いレミングスに置いていかれやすく活躍の機会に恵まれない事も多い
いくら硬いとはいえ、孤立したところを囲まれればタダではすまないだろう

余談だがドイツのプレミアム戦車に37mm砲の貫通と機動力強化した本車が存在する

史実

オチキス(フランスではHの発音はしないため、Hoはオと発音されます)社は、ガス圧動作空冷式機関銃で有名な、フランスを代表する軍需メーカーの1つでもあります。(主に第一次大戦の航空機に多数使用されて、その名を馳せています)
1926年に制定された防衛計画により、フランスは歩兵師団に対する支援任務のために独立戦車大隊を創設しその大隊には安価な軽歩兵戦車を配備する事を決定、軍の要求は47mm対戦車砲と機銃2挺を装備して、車重を12tに収めるという要求に、ルノーがNC戦車をベースに作ったD1戦車ですが、完成した試作車は重量の増加と、コスト高が災いする事となります。
これに変わるものとして、1933年に立てられた新型軽戦車整備計画に沿って、オチキス社が歩兵部隊向け軽戦車として開発に着手しました。 ルノーR35との競作になりましたが、出力の問題や機動性の悪さが問題となり、ルノーに軍配が上がりました、これには、走行性能が非常に悪く凹凸の激しい所では車体が安定しない為、随伴している歩兵に危害を加えると判断した歩兵科から、採用を拒否されてしまったことに起因します。
これらを改良すると言う条件で、路上での行動が多い騎兵科で使用する騎兵戦車として、採用を得ることに成功します。
1934年に試作車が完成、翌35年には正式にH35として採用されて、1936年4月には200両の受注を受けて生産を開始しました。
3分割された鋳造車体は、対弾性を強化するために34mmの最大装甲厚を得ることになりましたが、その反動で10tを超える重量から、最大速度は30km未満に落ち込んでしまいました。 速度を重視する騎兵戦車としては、この性能は疑問でしかありませんでしたが、それまでの騎兵戦車が装甲に問題があったことと、騎兵科と歩兵科の確執があったことが原因であると言われています。
なお、鋳造の製造を示すように車体前部の下面にHotchkissと自社名が堂々と型付けられています。

主砲は21口径37mm砲SA1918に7.5mm機銃M31が同軸装備されていて、それを納める砲塔は新開発のプトー工廠製APX-R鋳造砲塔が搭載されていました。

1939年4月までに635両が完成、その前年に並行生産に入ったエンジン性能向上型のH38も1,080両生産されました。 H38は車体を縦方向に延長でエンジンの大型化に対応、車体前部からわずかに傾斜された形になっているので識別が容易となっています。
1939年には、主砲を33口径の37mm砲M1938へ換装したH39の生産がスタートしますが、ドイツ軍の侵攻により77両生産されただけに終わりました。
戦線投入された大半はドイツ軍に撃破されてしまいましたが、残った車両は鹵獲・接収されドイツ軍により改造されて運用、自走砲へのベース車両にされるなどしましたが、居住性や整備性の悪さと性能的にドイツ軍の運用に適わなかった為に、訓練用や後方警備用として殆どがフランス国内での使用に留まったそうです。
一部は余剰装備として、ルーマニアなどの衛星国に輸出していましたが、戦争末期に都市防衛に掻き集められていましたが、殆どが隔世の差のあるソ連T-34中戦車に撃破されてしまいました。
ゲーム中に登場する、ドイツ課金戦車のPz.Kpfw. 38H 735 (f)は、この鹵獲・接収されたものとなっています。

必要時に装着する尾橇は、肉抜き孔のある軽量型を使用していました。

コメント

  • 間違え等ありましたら解説の訂正よろしくお願いします -- 2014-10-28 (火) 19:46:34
    • リンク貼って下さった方 ありがとうございます -- 2014-11-04 (火) 19:37:30