T-34-85

Last-modified: 2018-04-27 (金) 16:38:50

ussr.t-34-85.png

Tier 6 ソビエト連邦 中戦車

公式紹介ページ

スペック

車体

HP670
車体装甲厚(mm)45/45/40
最高速度(km/h)54
重量/最大積載量(t)32.29/35.0
本体価格(シルバー)915,000
修理費(シルバー)

戦車パッケージ

パッケージ名
(必要経験値/購入シルバー)
T-43
(53,000/1,355,000)
KV-13
(65,300/1,375,500)
T-34-85
(27,825/915,000)
T-34-122
(7,745/55,420)
T-34-85 M1944
(16,015/87,050)
T-34-85 M1946
(32,915/128,150)
T-34-85 M1946M
(45,715/156,650)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
T-34-85V-2-3476 mm S-54T-34-85T-34-85670325
500AP
APCR
HE
125
156
39
115
110
165
6880
6G
48
14.63
2.90
0.41
3690/75/5246350
T-34-122V-2-34122 mm U-11T-34-85-60T-34-85670525
500HE
HEAT
61
140
450
370
36257
12G
5.08
2.90
0.56
3890/75/5246350
T-34-85 M1944V-2-3485 mm ZiS S-53T-34-85-60T-34-85 extended720525
500AP
APCR
HE
120
161
43
160
160
280
60109
7G
98
12
2.29
0.41
3890/75/5246360
T-34-85 M1946V-2-34M85 mm D5T-85BMT-34-85-60T-34-85 extended720525
520AP
APCR
HE
144
194
44
180
180
300
48175
8G
139
10
2.29
0.37
3890/75/5246360
T-34-85 M1946MV-54K85 mm D5T-85BMT-34-85-60T-34-85 extended720525
600AP
APCR
HE
144
194
44
180
180
300
48175
8G
139
10
2.29
0.37
3890/75/5246360

解説

T-34-76より攻撃力と、砲塔の装甲が強化されて心強くなったが、車体の防御力は据え置きなので狙われないようにしたい。
特に燃料系の破損が多くなりがちで、炎上することもあるので消火器と消火スキルは持っておこう。
攻撃面は、ついに122mm榴弾砲を手に入れ、無慈悲な一撃が与えられることが出来るようになった。
85mmも優秀であるが、Tier7相手で少々貫通に不満が出ることもあるので、確実に弱点を狙えるようにしたい。
照準が、砲撃や少々の移動で広がるために、スムーズな走行や速射スキルや改良射撃装置と、装填速度の補強にラマー(装填棒)、視界を補うためにレンズ皮膜かカニ目、もしくは全体底上げで換気扇が欲しいところ。

前後移動の素早さは相変わらずで、自走砲の攻撃も避けられるのは強みだろう。

史実

T-34-85は第二次大戦末までに 21,048両が量産され、戦後も生産が継続されました。
T-34全体では戦中、約55,000両作られましたが、45,000両以上が戦闘で破壊されました。
T-34-76の登場で、これを撃破することに血道をあげて作られたドイツ戦車のティーガーパンター等に対して、 T-34-76では歯が立たなくなってきたために、より強力なD-5 85mm砲を積み、2人乗り砲塔を3人乗り砲塔に変更したのがT-34-85です。
1942年7月のクルスクの戦いでさらにフェルディナントなどが投入されると、優位性を失いつつあるT-34-76に代わるべく8月より開発が開始されました、並行でT-43も開発されていましたが、ドイツの8.8cm砲には装甲強化程度では無駄と判断されたために、T-34に武装強化をする計画にシフトしました。
当初、搭載する85mm砲はZiS-53になる予定でしたが、開発が遅れてしまい、K-52 85mm高射砲を改造したD-5 85mm戦車砲に変更して搭載することになりましたが、今度はD-5が量産に手間取ったために、つなぎとして逆にZiS-53を搭載するという紆余曲折がありました。

しかし、既存の76mm砲搭載の砲塔では、砲の本体である尾栓などが収まりきらないため、苦肉の策でターレットリング経を125mm拡張し、新規に大型の砲塔を新設計しました。
この砲塔には、ヴィッカース戦車用ペリスコープをコピーしたものと、キューポラを備えており、車長は装填手との兼任から指揮のみに専念できるよう、車長・砲手・装填手の3人乗り砲塔となり、T-34-76では装備がマチマチだった無線も標準装備となりました。
主砲はD-5のサブタイプのD-5T戦車砲になって、これを搭載した型は1943年タイプと呼ばれ、43年末に量産が開始されました、当初の砲塔はZiS-53を想定せず、先に出来上がったD-5を基準にしていたために、そのままでは搭載できないことから、砲塔を再設計することになりますが、このためのつなぎとして、適合するようにしたZiS-S-53を搭載した1944年型の量産は1944年1月から開始されました。 3月からは、新砲塔を搭載したものに切り替わり終戦まで戦い抜きました。

後に行われた試験では、500m前後まで接近しないとドイツ戦車の装甲を撃ちぬけないとされ、85mm戦車砲の威力は元となった高射砲より劣っていることが判明しました。 
このため、新たに122mm対戦車砲が開発されることになったのでした。

戦後、ポーランドやチェコ・スロバキアなどでも生産され、バルカンの戦いに姿を見せていました。 また、中国や北朝鮮、中東諸国など輸出されており、現役で使われている国もあったりします。 その他、チェコなど元衛星国では払い下げで個人所持(武装は撤去や溶接封印される)を趣味で整備しつつ色々なイベントなどで走らせたりするのを見ることが出来ます。

車体の周りには、随伴する歩兵が乗るため把手がたくさん付いていますが、末期になると戦車兵が足りなくなり、4人や3人しか乗ってないT-34の周りに歩兵が満載ということもあったそうで、生産工場から部隊へ回送する際に、志願した女性工員も完成したT-34を工場から操縦していき、そのまま操縦手として動員されたという記録もあります。(志願ではなく強制的に行かされたというデマ説もある)

なお、砲塔は手動で稼動させるのですが、実際に旋回ハンドルを回してみると、重すぎず軽すぎずの手応えであったものの、旋回速度が非常に緩くなかなか回らないものでありました。 回転は補助動力を外されて手動になった四号戦車J型と大差無いぐらいだそうです。

コメント

  • スピードが抜群な上に、後退速度も速いので、SPGの榴弾を避けることも可能。 砲塔正面はそこそこの石頭で、地形を生かした視界取りもできなくはない(要カニ目ほか装備)。 -- 2014-08-20 (水) 00:34:27
  • 一発の重さが魅力。CromwellをLTっぽいMTとするとコイツはMTらしいMTと言えるだろう。どちらも実に面白い -- 2014-10-20 (月) 21:54:40
  • 同格MTの戦車砲の中で唯一単発火力重視の戦車砲85mmD5T-85BMを持っているのが強み。榴弾砲の122mmU-11もイマイチ安定感に欠けるモノの魅力的な火力を持つ。足周りは同格のクロムウェルやVK3001Dほど速くないし旋回性もないが極端な機動戦志向でなければ充分な性能。また前述の2両と違い砲塔が堅いのである程度は頭出しでの運用も可能。以上のように前線で活躍するために必要なスペックは高いバランスで揃っている。敢えて弱点を挙げるとすれば俯角の小ささで地形対応に劣る点と砲精度と視界の関係で遠距離戦に向かない点くらいか? -- 2014-10-25 (土) 15:30:02
    • 新しく追加されたドイツポルシェルートのティアⅥMTのVK3001Pが同等の速度を持ち、同格HT並の8.8cmL56を積める。実際触ってみたが大柄で隠蔽率が低いので総合的には互角だと思われる。 -- 2014-11-29 (土) 02:19:43
  • T-54の赤字を補うのに重宝しています -- 2016-03-31 (木) 18:50:09
  • 車体装甲は頼りないが、脚も砲もある良い戦車。どんな場所でも活躍してくれる安定した性能が自慢。 -- 2016-04-17 (日) 14:27:54