T-34-88

Last-modified: 2020-08-31 (月) 20:14:58

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Tier 6 ソビエト連邦 中戦車 (課金戦車)

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※画像はYouTube動画より転載

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公式ニュース

スペック

耐久値720
車体装甲厚(mm)45/45/40
最高速度(km/h)54
重量/最大積載量(t)33.75/35.6
本体価格(ゴールド)3,750
修理費(シルバー)

パッケージ

T-34-88
(3,750G)

詳細

パッケージ名エンジン武装履帯砲塔
出力弾種貫通力ダメージ総弾数弾代発射速度
照準時間
精度
旋回速度砲塔装甲旋回速度視認範囲HP通信範囲
T-34-85V-54K8.8cm KwK 36 L/56T-34-85-60T-34-85 extended720525
600AP
APCR
HE
132
171
44
220
220
270
38252
8G
252
9.52
2.30
0.38
3890/75/5246360

※パッケージ詳細画面では「T-34-85」と表示されています。

解説

入手方法

この戦車は、期間限定発売の Masterful Medium(6,500G・2014/12/29-2015/01/05) を購入することで入手できる。
バンドルパックには、ガレージ2個・プレミアムアカウント30日がセットになっている。

 

特徴

FreedomRipperに続くXbox版オリジナル戦車の第3弾。
以前の2つの戦車は、PC版にも実装されている戦車の特殊塗装バージョンに過ぎないが、この戦車はXbox版初のXbox版限定オリジナル戦車である。
PlayStation4 Founder's PacksでPS4版にも実装され、コンソール版オリジナルとなった。
(過去にあったPC版とは性能違いのT1E6-Xや、PC版の改造MODなどを除外した場合です。)
(同じような時期にPC版で発売された T-34-85M とは全く別の物です。)

 

砲塔にはドイツの国籍マーク(黒十字)が、車体にはソ連の国籍マーク(赤い星)が付いているが、車輌の国籍はソ連になっている。
しかし、搭乗員はソ連・ドイツ両方の国籍の搭乗員を乗せることも可能となっている。
(購入時に搭乗しているのはソ連の搭乗員。)
2つの国籍の搭乗員を乗せることが出来るのは、実装時点(2014年12月)では、この戦車のみであったが、後に実装されたF224 AMX Chaffeeも同様に可能である。
課金戦車は、搭乗員を無料で乗せ換えることが可能であり、2つの国籍の搭乗員の乗せ換えが可能なこの戦車は、搭乗員の育成にも有用であろう。

 

なお、マッチング優遇は無いので、通常のTier6中戦車と同様に、Tier8までの戦場にマッチングされる。
ちなみに、迷彩は車輌の国籍がソ連なので、ソ連の迷彩が適用される。

アップデート1.11で、再び車体のソ連の国籍マーク(赤い星)が復活した。
それにより、カスタマイズで施される徽章も、ソ連の国籍マーク(赤い星)が、変更対象になった。

国籍マークの変遷

実装当時、砲塔に付いているドイツの国籍マーク(黒十字)は、カスタマイズでは変更できなかった。
車体に付いているソ連の国籍マーク(赤い星)が、カスタマイズで変更対象になっていた。

アップデート1.7より、車体のソ連の国籍マークが無くなったため、砲塔のドイツの国籍マークがカスタマイズの変更対象になった。
砲塔のドイツの国籍マークは、他の戦車の国籍マークと比較して大きいため、カスタマイズで施される徽章も、通常よりも大きく表示されるようになっていた。

砲身には、「nicht kleckern sondern klotzen!(戦場で勝利するには、常に最大の利用可能な力と火力を行使するべきであると言うことを説いたもの)」と書かれており、ハインツ・グデーリアン上級大将の残した言葉といわれています。
また、この車輌は他のプレミアム車輌と異なり、シルバーボーナスを得ることが出来ない。
ただし、プレミアム車輌の経験値ボーナスを得ることは出来る。

 

性能的には、ソ連Tire6中戦車T-34-85の T-34-85 M1946Mパッケージ の車体をベースに、ドイツの戦車砲 8.8cm KwK 36 L/56 を搭載した形になっている。
8.8cm KwK 36 L/56 は、ドイツTier6中戦車VK 30.01 (P)、Tier6重戦車VK 36.01 (H)、Tier7中戦車VK 30.02 (D)などで搭載されているものと同じである。

2種類の車輌を組み合わせた結果、防御面ではT-34-85と同じため、ドイツのVKシリーズと比較して装甲に劣る。
機動性では、T-34-85がベースのため、VKシリーズより格段に優れる
火力では、VKシリーズと同等であるため、T-34-85 の 85 mm D5T-85BM に対して貫通力でやや劣るが、一発のダメージはT-34-85より優れる。
総弾数は少ないが、貫通力不足対策として、課金弾も搭載しておくと、万一の時には役に立つ。
また、砲の発射速度もVKシリーズより優れている。

このように、両方の戦車の特性が合わさった結果、T-34-85譲りの優れた機動性を生かして敵の側背面を狙うなどと言った中戦車本来の立ち回りをすれば、戦果を期待できる。
さらに、T-34-85ベースの車体は、ドイツ中戦車VKシリーズの車体よりも隠蔽効果が期待できる。

 

一般的にプレミアム戦車は通常戦車より何らかの点で劣っていることが多いが、この戦車の場合、総弾数が少ないという点以外は、通常戦車と比較して見劣りする部分は少ない。
その代わり、プレミアム車輌の特徴であるシルバーボーナスを得ることが出来ないという点がある。

ベースとなっている T-34-85 の欠点である装甲が薄いという事や 8.8cm KwK 36 L/56 の貫通力不足以外に、あえて欠点を上げるとすれば、プレミアム戦車であるが故に、武装を変更できないという点ぐらいしかない。
T-34-85 の 122 mm U-11(10榴) や、VK 36.01 (H) の 7.5cm KwK 41 L/58 Konisch(ゲルリッヒ砲) や、VK 30.01 (P) の 7.5 cm KwK 42 L/70 を装備する事が出来ないことぐらいである。
この戦車は、Tier6のVKシリーズの機動力不足を解消し、貫通力でやや劣る8.8cm砲を中戦車らしく運用できる車輌と言えるだろう。

 

史実

ドイツを震撼させたT-34ショックが東部戦線で起きたころ、頼みの綱の主力であるIII号戦車はおろか、次期主力であるパンター?まで工場の生産が追いつかず、納期が延び延びになっていたため、ドイツ軍では慢性的な戦車不足に陥っていました。 
主力とされていたIII号戦車はスターリングラード攻防戦で大量に鹵獲されてしまって、ソ連軍で自走砲に改造されていると言うこともありましたが、とにかく戦車が欲しいドイツ国防軍は、ソ連赤軍が駐留していた村などを襲った際に鹵獲したり、軽微な損傷で放棄されたT-34(76/85)やKV-1/2を接収して修理・改造するなどして、まとめて部隊配備して使っていました。 中には、戦車と共に赤軍から逃亡/亡命してきた者もおり、残忍で悪業の名高い特別懲罰武装SS部隊、第36SS武装擲弾兵師団麾下のSS旅団ディルレヴァンガー第36ヴァッフェンSS戦車大隊には多くのロシア人とソ連戦車が所属していました。
鹵獲後はPz.Kpfw.T-34 747(r)と改名していました。
本車はティーガーに搭載されていた、8.8cmKwk 36L/56砲に乗せ換えたのものです。(ただし、実存の有無は諸説解っていませんが、IV号戦車の7.5cm砲を取り付けた物などはあるそうです。)
空軍の誤爆や、見方の同士討ちがないように大きく鉄十字が入れられていましたが、遠間からのシルエットだけでは見分けがつかず狙われることもあったそうです。 
パンターが投入された当時は、双方共に見分けがつかずに誤射が少なからずあったそうで、T-34と間違えてIV号戦車にパンターが撃破されたり、パンターと間違えられて、T-34が味方のKV-1に撃たれるなどあったそうです。
また、ソ連軍は、砲塔に横方向へ白線を入れたり、上面に白十字を入れて味方識別にしていましたが、ドイツ軍も真似たために双方の味方の混乱はあったようです。
皮肉なもので、T-34がドイツ軍にそこそこ人気だったのに対して、その影響を受けたパンターはソ連軍には高級外車を手に入れるぐらいの大好評で、我先にと欲しがったと言う記録があるほどです。
理由は、オーバークオリティーで乗りやすく、気泡だらけのソ連製ガラスにないクリアな視界、扱いやすい砲(特に装填手に人気)等が、視界の差等でパンターに一方的にやられていたこともあって、人気だったようです。
ドイツ軍はこのほかにも、KV-1やKV-2などを鹵獲して、そのまま、もしくはキューポラや無線機等を追加する改造をして運用していたそうですが、レニングラード戦などで鹵獲した軽戦車T-60/70シリーズには戦車としての使い道がなく、砲塔を撤去して運搬用や牽引用にしていました。

鹵獲で多い物の1つに、152mmZIS-3対戦車砲を始めとする、ロシアンPak(ソ連対戦車砲)がドイツ軍でも多く使われ、駆逐戦車にも改造・搭載されていました。
57mm対戦車砲ZIS-2は、発射音よりも早く目標に当たるため、ドイツ軍から「ラチュ・バム(ガシャーン(という被弾した擬音)・バーン(という発射音の擬音))」と呼ばれ、かのミハエル・ヴィットマンをして「戦車を見つけるのは簡単だが、対戦車砲はバムと音がして始めて判る」と言わしめたほどでした。

砲身には、「nicht kleckern sondern klotzen!(戦場で勝利するには、常に最大の利用可能な力と火力を行使するべきであると言うことを説いたもの)」と書かれており、ハインツ・グデーリアン上級大将の残した言葉といわれています。

搭載された8.8cm戦車砲の元になった8.8cm高射砲はT-34の登場で、ソ連戦車に対して対戦車砲撃も常用となり、オットー・カリウスから「私たちから時折、お愛想笑いを受けていただけの高射砲部隊は、こうして最高の敬意を払う様になった」と言わしめました。

ドイツ軍が鹵獲したT-34-85は、フランスのオーバールーン国立博物館に展示されています。
また、1944年11月、ソ連側が鹵獲したIV号戦車、パンター、ティーガーの搭載砲をソ連製のものに換装し、赤軍戦車として再使用しようという計画が第43設計局によりまとめられます。この計画では、SU-100自走砲の搭載砲と略同型の53.5口径 100mm D-10T戦車砲をティーガーIに搭載、IV号戦車にはT-34の搭載砲76.2mm F-34、又は駆逐戦車型T-34に用いられた57mm ZIS-4、あるいはKV-1の76.2mm ZIS-5を、パンターにはT-34-85と同じ85mm ZIS-S-53を搭載する予定でした。併せて光学機器や同軸機銃も自国製に変更を計画中だったそうです。

コメント

  • 史実のとこ実在したみたいに書かれてるけど、架空だからな? -- 2016-08-08 (月) 03:44:07
    • でも、プラモには8.8cm改造キットもあるんだよね… -- 2016-08-08 (月) 16:02:18
      • あながち架空とは言えないので、それなりに成形し直してみた。 -- 2016-08-08 (月) 16:19:06
    • 史実のドイツの車輌不足を補うために鹵獲したソ連戦車を流用していたのは事実だからね。 -- 2016-08-09 (火) 00:18:26
      • ただT-34の車体を使ってドイツの88mm砲を載せた車輌は本来ならドイツ車として使うのが筋でしょうね。その辺はドイツ搭乗員も乗せられるという所でゲーム的に妥協してるんでしょうけど。T-34-88で経験積んだ搭乗員をMLに乗せて新たに搭乗員を選択する時にはソ連とドイツの両方の搭乗員がズラ~っと並んだからね。まあTier6のドイツMTは数が多いのでソ連MT運用で良いんだけどね (^^; -- 2016-08-09 (火) 00:22:19
      • 史実では、鹵獲した戦車をさらに鹵獲仕返して使うことがあったらしいです。 そう言う関係性もあってソ連側にあるというのも一興ではないかと… -- 2016-08-09 (火) 01:47:27
      • 砲は弾の供給を考えて鹵獲した国の物を積むのがセオリーですよね。ドイツがKV-1に4号の砲積んで運用したりもしてたみたいですし。そういう意味でコイツは割と異色。 -- 2016-08-10 (水) 20:15:13
      • 砲身口径と砲弾の差がどれぐらいまでならOKかに拠るだろうけど、ドイツの88mmとソ連の85mmでそこそこ互換性があったなら使えたのかもしれないね。でもそれだとKwk36 88mmの砲塔載せてる意味が無いか (OO; -- 2016-08-11 (木) 16:40:17
      • ↑でも砲弾重量が変わると放物線の特性が変わる(なんていえばいいんだっけ)から普通はやらないはずだけど… -- 2016-08-11 (木) 16:47:35
      • ↑↑わざわざ動作不良を起こすような真似をする意味が判らない。 -- 2016-08-11 (木) 18:49:40
      • ソ連がどれくらいの88mm砲弾を確保出来、それを供給出来たかっていう意味で書いたまでで実際にどうか知らないからね。何を食って掛かってきてるのか分からんけど (^^; -- 2016-08-13 (土) 17:30:12
  • ↑口径の違う砲弾に互換性なんてないからな。 -- 2016-08-14 (日) 17:26:42
    • だから互換性が無い以上、ソ連が88mm砲を自前で生産していない以上どうやって供給したのかって話で、本来なら鹵獲したソ連のT-34(-85)の車体の上にドイツの砲塔を載せて運用というのが正しいんだろうよ。ただこの砲塔形状を見るにドイツには似たものが無いからT-34-85の砲塔に無理やり88mmの砲身を付けた感じだから外観は砲身以外まんまT-34-85なんだよね。ドイツ軍が使うなら砲弾の供給に問題ないが、ソ連軍が鹵獲したドイツ軍の88mm砲wo -- 2016-08-15 (月) 08:02:54
      • ↑続きドイツ軍の88mm砲身に載せ替えて使っていたとしたら一体どうやって88mm砲弾を確保したのかっていう素朴な疑問が出て来るよねって事。 -- 2016-08-15 (月) 08:04:55
      • これは本来、ソ連のT-34をドイツが鹵獲して8.8cmに載せ替えた代物だから、ドイツの実包体系で8.8cm砲弾を使用しているわけだね。 WoTの場合、使用国が変わっている事もままあるし、そこは大目に見ようよ。 -- 2016-08-15 (月) 09:29:06
      • ちなみに開戦前にソ連でドイツの対戦車砲などを作っていた事もあったはず、その関係でソ連にドイツ側の実包体系に関する資料があってもおかしくないかと… -- 2016-08-15 (月) 09:31:27
      • 砲弾は鹵獲や接収して確保したり、大量に火砲があり、かつ自軍で使用する場合に弾薬工場で小ロット生産もしていたらしいです。 -- 2016-08-15 (月) 12:08:19
      • たとえ口径が近くても砲や砲身長が違えば同じAPだったとしても弾体の形状はもとより薬莢の長さや形状(火薬の量)も変わります。例えば同じ75mmでもシャーマンと4号とパンターでは弾の形状が全く異なります。同じように8.8cmKwk 36L/56にはT-34-85やSU-85などで使用されるソ連の85mm砲弾は使えません。もしこの車両が実在してソ連が運用していたとすれば、↑の方の書いたような方法で弾薬を確保していたんでしょう。 -- 2016-08-16 (火) 01:45:03
      • 歩兵だと自分の銃の弾が切れた場合、敵の銃を奪って敵の弾で戦うとかは普通だけどね。銃があっても弾が無ければただの鉄クズ、戦車は正に産廃だからね (^^; -- 2016-08-16 (火) 10:07:05
  • このコの貫通はbuffされないのかな… -- 2017-02-01 (水) 14:21:55
    • 残念ながらドイツ車両の88mm L/56のみbuff(AP弾貫通 132mm⇒145mm)されたようですな。 -- 2017-02-03 (金) 00:01:28
  • 完全な架空戦車とはたまげたなぁ -- 2017-05-14 (日) 09:44:09
  • 優遇無いとはいえ13戦やってティアトップ1回ボトム7回…マッチングひどない? -- 2020-08-31 (月) 20:14:58