M3ブラッドレー

Last-modified: 2024-05-29 (水) 23:33:26

アメリカ RankVIII 軽戦車 M3 ブラッドレー

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概要

車両情報(v2.*)

必要経費

必要小隊レベル10

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)112.9
俯角/仰角(°)-9/59
リロード速度(秒)
0.3
スタビライザー/維持速度(km/h)二軸 / 75
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
38 / 44 / 44
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
25 / 25 / 25
重量(t)22.3
エンジン出力(hp)967
2,600rpm
最高速度(km/h)73
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)117
乗員数(人)3

武装

名称搭載数弾薬数
主砲25 mm M242 machine gun11,500
ATGMBGM-71A TOW ATGM112
機銃7.62 mm M240 machine gun14,400

弾薬

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
25 mm
M242
規定APDS/HEI-T0.1954.41,345818074676156
M792HEI-T/HEI-T/HEI-T/APDS0.1954.41,345818074676156
M791APDS/APDS/APDS/HEI-T0.1954.41,345818074676156

弾種

名称弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
APDS0.13-1345818074676156
HEI-T0.1954.411003

ATGM*1

名称砲弾名弾種弾頭重量
(kg)
弾速
(m/s)
誘導
システム
射程
(km)
爆薬量
(kg)
リロード貫徹力(mm)
距離10~2000m
BGM-71ATOWATGM18.82299半自動*23.003.75430

装備

設置場所装備名説明
車体外部装甲上部に15mmの履帯装甲
側面に9mmの均質圧延鋼装甲
正面と側背面に6.35mmの均質圧延鋼装甲
側面と6.35mmの均質圧延鋼装甲の間に5.3mmの均質圧延鋼装甲
砲塔発煙弾発射機視界前方に煙幕を張る
所持数8個 消費4個
外部装甲背面に6.35mmのの均質圧延鋼装甲
側面に5.3mmのの均質圧延鋼装甲
主砲二軸スタビライザー移動中の砲の垂直と水平方向への揺れを軽減

搭乗員

搭乗員名説明
車長砲手が気絶した際に砲手の役割を代行する

小隊ツリー

前車両M60A2
次車両M247

解説

特徴

 

【火力】
武装は25mm M242ブッシュマスター、BGM-71B TOW 連装発射筒が一基、同軸機関銃に7.62mm M240軽機関銃を搭載している。ちなみにTOWは日本のAH-1Sヘリコプターにも搭載されている。
ブッシュマスターは25mmという米陸車両ではあまり馴染みのない口径、垂直面に10mで81mmの貫徹力を有している。西側MBTならば正面弱点や側背面なら貫通可能であるが戦中戦車やソ連MBTは側背面でもほぼ貫通不可能で、毎分の発射速度が200発と控えめであるため、履帯切り、砲身破壊なども得意ではない。弾薬の搭載数は最大で1500発あるので対空攻撃や障害物の破壊に使っても弾切れの心配はない。
TOWミサイルは最大貫徹430mmとシレイラとほぼ同じ性能(炸薬量が1kgほど少ない、速度と射程はほぼ同じ)でATGMとしては最低レベルの性能だが予備弾薬数が12発と機関砲+連装ATGMの組み合わせの車両では本家を含めてもトップの搭載数である。空間装甲やERAを装備した相手には連装ATGMの暴力で叩き潰せることもあるが、出来ない場合もあるので標的を慎重に見定める必要がある。また本車両は砲塔左側にTOW発射筒ついている為、左側に遮蔽物があった場合それに当たってしまう可能性がある。加えて一定の速度を超えて走行している状態だと発射筒を収納してしまうので真正面からでは機関砲で抜けないMBT等とばったり鉢合わせた場合にミサイルを撃つことが出来ずに撃破されてしまう。ガンランチャーにはない制約を乗りながら理解していこう。

 

【防御】
ほぼ無いに等しい。アルミニウム合板5083と7039を多用しているため大抵の部分は実際の装甲厚よりも柔らかい。アルミニウム合金5083の係数は0.32で、正面装甲は実質44mm×0.32+6.35mm÷cos(60°の合計24mm程度しかないためM2ブローニングにすら貫通されてしまう。
砲塔は後部の6.35~5.3mmの均質圧延鋼装甲が重なった部分と砲塔横を除いて全周が25.4mmのアルミニウム合板7039で構成、車体は正面が38mmのアルミニウム合板5083、側背面が44mmのアルミニウム合板7039と6.35mmの防弾鋼板で構成されている。正面は傾斜がついており、側面は防弾鋼板が重なっている部分が多いため車載機銃程度(AMXは除く)では抜かれないが無論機関砲や戦車砲は全く防げないので敵に捕捉されない立ち回りが求められる。
車内配置は若干窮屈、フロントエンジンなので真正面から撃たれた場合には確実に走行不能と炎上に陥る。厄介なのが搭載されているTOWの予備弾薬で車体後方右側にみっちりと置かれている、これは砲弾や機関砲の弾薬のように出撃前に減らすことが出来ないので注意すべきなのと、機関砲に装填されているが弾薬庫として扱われるのでここに被弾すると誘爆を起こして撃破されるのでハルダウンでも気が抜けない。

 

【機動性】
軽戦車としては非常に低い
動き出しが滑らかだが加速が鈍い。最高速度73km/hは下り坂、あるいは直線でもなければ出せず、直接的な戦闘速度は中戦車と同等。超信地旋回は出来るので位置調整や小回りが効く。
また25km/h以内の速度ならミサイルを収納せずに移動出来るので覚えておいて損はないだろう。

 

【総評】
加速力は軽戦車としては低く装甲も薄いため、機動力を持って敵を撹乱すると言うよりは152mmガンランチャーを標的まで迅速に輸送するという感覚に近い。
また軽装甲車なので航空機の機銃掃射の被害に会いやすい。

 

史実

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アメリカ陸軍は1965年から「歩兵戦闘車」という新しいカテゴリーの車両の開発を開始していたが、その間のヴェトナム戦争やソ連のBMP歩兵戦闘車の出現等を踏まえて、1974年にFMC社(Food Machinery and Chemical Corporation:食品・機械・化学企業)で「XM723」という試作車が製作された。
このXM723は、基本の防弾アルミ装甲の上に中空式のラミネイト装甲を張った車体に、25mm機関砲M242ブッシュマスターを装備した1名用砲塔を搭載し、車長、操縦手、砲手の他に9名の歩兵を収容する車両であった。

同車は各種の試験に供されたが変速機のトラブルが続き、さらに1名用砲塔のため車長の視界が悪いことや、コストの上昇といった問題のため結局採用には至らなかった。
これを受けて1976年10月にXM723を下敷きとして、「FVS」(Fighting Vehicle System:戦闘車両システム)と呼ばれる新たな車両の開発が始められた。
この車両はTOW対戦車ミサイルの発射機と25mm機関砲を装備する2名用砲塔を備え、浮航性を有し防御力はXM723と同等というもので、この要求に従って1977年6月に、XM2歩兵戦闘車とXM3騎兵戦闘車の2本立てで開発を進めることが決定した。
1978年に試作車が完成し、翌79年12月にM2歩兵戦闘車/M3騎兵戦闘車としてアメリカ陸軍に制式採用された。
同時に、第2次世界大戦でアメリカ第1軍司令官を務めたオマール・N・ブラッドリー将軍に因んで、「ジェネラル・ブラッドリー」の愛称が与えられている。
1980年代から1995年にかけて数次に渡って改良・改修されながら、M2歩兵戦闘車シリーズが約4,600両、M3騎兵戦闘車シリーズが約2,800両生産され、M1エイブラムズ戦車と共にアメリカ陸軍の機甲・機械化歩兵部隊の主要装備として第一線で使われ続けている。

M2 IFV(Infantry Fighting Vehicle:歩兵戦闘車)と、M3 CFV(Cavalry Fighting Vehicle:騎兵戦闘車)は同一車体を用い、どちらも砲塔前面にヒューズ社(現ボーイング社)製の87口径25mm機関砲M242ブッシュマスターと、7.62mm機関銃M240を同軸に装備し、砲塔左側面にはTOW対戦車ミサイルの連装発射機を装備しており、敵の同様なIFV、機械化歩兵と自力で交戦できる他、敵MBTに遭遇した場合にもTOW対戦車ミサイルで自衛戦闘を行うことが可能である。
搭載弾薬数はM2 IFVの場合、戦闘員が乗車することもあり25mm機関砲弾が900発、7.62mm機関銃弾が2,200発、TOW対戦車ミサイルが7発(内2発は装填)となっている。
これがM3 CFVの場合25mm機関砲弾が1,500発、7.62mm機関銃弾が4,400発、TOW対戦車ミサイルが12発となる。
乗員数はM2 IFVの場合、車長、砲手、操縦手の3名の他に完全装備の1個分隊(6名)の歩兵を収容できる。
●M3騎兵戦闘車

M3 CFVでは2名の偵察員を加えて5名となっており、空いたスペースには各種弾薬類や偵察・連絡用のオフロード・バイク等を収めている。
歩兵戦闘車というと「乗車戦闘が可能」という思想がはびこっていた時代に開発が進められたため、車体左右側面後部と車体後面にはそれぞれ2基ずつのガンポートが設けられ、それぞれに独立したペリスコープが装着されているので車内からの射撃が可能である。
しかし、その後の装甲強化によりこのガンポートは無用の存在となり、乗員数が少ないM3 CFVでは鋼板で塞がれてしまい、ペリスコープも廃止されている。
M2 IFVとM3 CFVの車体は防弾アルミ板の溶接構造で、主に5083防弾アルミ板が用いられているが、車体側面の傾斜している部分のみ7039防弾アルミ板が使われている。
砲塔は車体と同じく溶接構造だが、5083防弾アルミ板と防弾鋼板が混用されている。
車体前部左側に操縦手が位置し、その反対側にカミンズ社製のVTA903 V型8気筒液冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力500hp)と、ジェネラル・ダイナミクス・ディフェンス・システムズ社製のHMPT-500自動変速機(前進3段/後進1段)などを一体化したパワーパックが置かれている。
その後方は車長と砲手を収める全周旋回式砲塔が搭載され、車体後部に兵員室を配するというオーソドックスなレイアウトにまとめられている。
また車体側面には中空式のラミネイト装甲がボルト止めされており、浮航スクリーンを展張することで水上航行も可能である。
M2A1/M3A1はTOW2対戦車ミサイルの運用能力を付加し、NBC防護装置の改良などを行ったものである。

M2A2/M3A2はM2/M3シリーズの既存の生産車に各種の改修を施したもので、現役の第一線部隊に主力として配備されている。
車体と砲塔の全周に1インチ(25.4mm)厚の追加装甲が装着されている他、必要に応じてその表面にさらにERA(爆発反応装甲)、またはパッシブ装甲のタイルを取り付けることが可能で、戦闘重量はA0、A1の約23tから30t台に増大している。
ただし、これに伴ってエンジンの出力も500hpから600hpに強化され、路上、路外双方でのM1戦車への追随能力を確保している他、固有の水上浮航能力も維持されている。
M2A3/M3A3はシリーズの最新型であり、現在既存のM2/M3の生産車に改修を加える形で生産されており、1998年には第1号車が引き渡されている。

アメリカ陸軍は今後8~10年間に、1,000両以上のM2/M3シリーズをA3仕様に改修する計画を立てている。
A3は1991年の湾岸戦争の戦訓から導き出された数多くの改良・改修点が盛り込まれており、車内に新型のコンピューターとディジタル情報表示装置、MIL-STD1553データ・バス等から成る最新のヴェトロニクスが導入されて、車内の戦闘情報処理能力が格段に向上している。
また攻撃力の面でも、FCS(射撃統制システム)の新型化で目標への自動追尾機能を実現し、複数の目標に対する連続攻撃が可能になっている。
この他、部隊の指揮・統制と地上航法用の新しいソフトウェアの導入、上面装甲板の強化、操縦手用視察ブロックの改良などで、M2A3/M3A3の運用・戦闘効率は世界的に見て最高度の水準にまで高められており、IFVまたはCFVとしての完成度についても最も高い車種になっている。

小ネタ

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

DMM公式紹介ページ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

コメント

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    • こいつ走るとミサイル発射機閉じるから停止→ミサイル発射までにめちゃくちゃラグ出来て直ぐやられる -- 2024-04-06 (土) 08:03:56

*1 爆薬量はTNT換算
*2 視点移動による移動