アメリカ RankVIII 中戦車 M60A1(AOS)
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車両情報(v2.*)
必要経費
必要小隊レベル | 0 |
---|---|
車両購入費(SL) | 1,545,950 |
報酬
SL倍率 | 2.2 |
---|
車両性能
項目 | 数値 |
---|---|
砲塔旋回速度(°/s) | 23.0 |
俯角/仰角(°) | -10/20 |
リロード速度(秒) | 6.7 |
スタビライザー/維持速度(km/h) | 二軸 / 75 |
車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 108 / 76 / 41 |
砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 230 / 49 / 57 |
重量(t) | 48.0 |
エンジン出力(hp) | 1,431 |
2,400rpm | |
最高速度(km/h) | 54 |
実測前進~後退速度(km/h) | *** ~ -*** |
視界(%) | 152 |
乗員数(人) | 4 |
武装
名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
---|---|---|---|
主砲 | 105 mm M68 cannon | 1 | 63 |
機銃 | 12.7 mm M85 machine gun | 1 | 900 |
機銃 | 7.62 mm M73 machine gun | 1 | 5,950 |
弾薬*1
名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
105 mm M68 | M728 | APDS | 4.53 | - | 1,426 | 265 | 263 | 252 | 240 | 228 | 216 |
M393A2 | HESH | 11.2 | 4.31 | 732 | 127 | ||||||
M456 | HEATFS | 10.5 | 1.27 | 1174 | 400 |
発煙弾
砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (g) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | |||||
M416 | Smoke | 11.6 | 0.050 | 732 | - |
装備
設置場所 | 装備名 | 説明 |
---|---|---|
主砲 | 二軸スタビライザー | 移動中の砲の垂直と水平方向への揺れを軽減 |
搭乗員
搭乗員名 | 説明 |
---|---|
車長 | 砲手が気絶した際に砲手の役割を代行する |
車両改良
Level | 名称 | 購入費(SL) |
---|---|---|
15 | 迫撃砲 | *** |
曳光弾ベルト | ||
リロードシステム | ||
20 | 大口径 | *** |
装甲貫通ベルト | ||
濃煙 | ||
25 | 発煙弾 | *** |
ステルスベルト |
迷彩
小隊ツリー
前車両 | - |
---|---|
次車両 | M60A2 |
解説
特徴
【火力】
M48パットンが装備していた90mm砲から代わり、105mm M68を装備している。この砲は51口径と長砲身で高初速となっている。初期弾のM728はAPDSとしては貫徹力が低いが、傾斜による貫徹力の減滅が少ないので高い貫徹力を誇る。しかし殆どの戦車がAPFSDSを撃てる戦場において、それが出来ないというのは大きな弱点である。
一応、HEATFS弾は貫徹力が90mm砲の320mmから80mm程増えているほか、威力が2倍近くになっているが、それでも加害範囲は安定せず、弾薬庫を撃っても誘爆しない事もあるので、遠距離射撃やAPDSでは貫徹出来ない戦車用に数発程度持っていくのが良いだろう。
(ちなみにソ連のT-55Aが搭載している100mm D-10T2SのHEATFSよりは炸薬が340gほど少ないので、若干威力で劣っている)。
また砲身長はそのままで口径を大きくした為、若干初速が遅くなっていて、偏差し辛くなっている。
新たに使用することのできるM393は、HESH弾(粘着榴弾)という特殊な弾で、傾斜装甲に関わりなく実装甲厚の装甲を貫徹することができる。威力こそ105mmのHE弾程だが、130mmとHEとしては高い貫徹力を誇っており、マウスやIS-4Mといった恐ろしい程硬い戦車の車体・砲塔天板を撃てばオーバープレッシャーで正面から撃破することができる。
【防御】
M48に比べ大きく向上している。砲塔はM48パットンから避弾経始を意識した形へと変わっている。砲塔横の実装装甲厚は320~400mmあり、並のAPDS程度なら弾くことが出来る。しかし防盾は140~250mmしかない弱点となっている。
車体下部は255~290mmで上部は220mmと薄いように思えるが、非常にきつい傾斜がかかっておりT-10AやIS-4Mなどの通常弾で車体や主砲塔や車体正面を貫徹することは困難である。然し副砲塔の装甲は無きに等しく、ここは先程のT-10AやIS-4Mでも貫徹できる弱点となっていて、ここを撃たれた際は破片が砲塔に飛散してそのまま撃破されてしまうので、あまり立ち止まらないようにしよう。あとはターレットリングは135~150mmしかないのでここも格下に抜かれる弱点となっている。正面は重戦車並の装甲を誇るが、側面装甲は薄いので側面を曝さない様な立ち回りを心がけよう。
【機動性】
53km/hまで出すことができるが、T-54同様27km/h辺りから加速が鈍くなる。後進速度は-9km/hと少し遅い。
【総評】
独ソのレオパルト IとT-54 1949年型の砲火力、機動力、装甲を平均化したような性能である。良好な俯角も合わさり非常に使いやすい車両であるものの、機動力と装甲に関しては特化しているわけではないので中途半端と言えなくもなく、押し際と引き際の見極めが大事である。
副砲塔とターレットリングは格下にも抜かれる大きな弱点となっているので狙わせないようにしよう。
史実
M60A1戦車はM60戦車の量産改良型であり、M60戦車の試作車が完成した4年後の1962年に早くも大量生産が行われている。
これはライバルの旧ソ連軍が、T-55中戦車の100mmライフル砲よりもさらに大口径の115mm滑腔砲を備えたT-62中戦車を1961年から配備し始めたからで、対抗策としてやむなく泥縄式の改良をM60戦車に施し生産を始めたのが真相といえよう。
もちろんアメリカ陸軍はパットン戦車シリーズの後継となる新型MBTも「T95」の試作呼称で開発を続けていたが、実戦化するにはまだまだ時間が掛かる上に失敗に終わるリスクも大きかった(実際にT95戦車は途中で開発中止になった)。
こうしてM60戦車シリーズはソ連軍とアメリカ軍の戦車ギャップ(数と質の格差)を埋める標準型MBTとして量産され、戦後第2世代MBTとしては驚異的な約2万両もの生産数を記録する大ベストセラー戦車となったのである。
しかしM60A1戦車はベストセラーに相応しい、実に理に適った戦車らしい戦車であった。
M60A1戦車の戦闘重量は約48tで、この重量に相応しい充分な厚みの装甲防御力を有していた。
ライバルである旧ソ連軍のT-55中戦車やT-62中戦車は戦闘重量が40t以下であり、当時はまだ複合装甲が実用化されておらず戦車の防御力が重量に比例していた時代だったため、当然M60A1戦車の方が装甲防御力で上回っていた。
イギリス陸軍の戦後第2世代MBTであるチーフテン戦車は1960年代に登場したMBTとしては最強の火力と防御力を誇っていたものの、55tの戦闘重量に対してエンジン出力が750hpとアンダーパワーだったため機動力不足という欠陥があったが、M60A1戦車はそれより軽量でよりパワーのあるエンジンを積んでいたために機動性も良好で、攻・走・守の3つの要素でバランスが取れた優秀な戦車であった。
M60A1戦車の車体はパットン戦車シリーズの血統を受け継ぎ、分厚い防弾鋳鋼と圧延防弾鋼板を組み合わせて溶接されていた。
車体の装甲厚は部位の重要度に応じて大きな幅が付けられており、一番厚い前面下部では5.63インチ(143mm)あったのに対し一番薄い下面では0.5インチ(12.7mm)しかなかった。
操縦手席は車体前部の中央で、右に旋回して開くスライド式の操縦手用ハッチには3基のM27ペリスコープが取り付けられていた。
夜間に操縦する時には、中央の1基を赤外線タイプと交換できた。
砲塔はM60戦車の特徴になっていた丸いお椀のような亀甲型の鋳造鋼タイプを捨て、避弾経始に優れた細長い鼻のような鋳造/溶接式の新型砲塔が採用された。
実際正面から見ると暴露面積は亀甲型より少なくでき、形が細長いため砲塔内の容積を広げられた。
その証拠にM60A1戦車の主砲弾薬搭載数は63発であったが、これは亀甲型砲塔のM60戦車より6発多かった。
砲塔の装甲厚は一番厚い前面で10インチ(254mm)もあり、T-55中戦車が装備する100mmライフル砲では貫徹することが困難であった。
足周りは、エンジンがコンティネンタル発動機製のAVDS-1790-2A V型12気筒空冷ターボチャージド・ディーゼル・エンジン(出力750hp)に強化され、変速・操向機もアリソン変速機製のCD-850-6Aクロスドライブ式自動変速・操向機(前進2段/後進1段)に変更されている。
この足周りによってM60A1戦車は、30マイル(48.28km)/hという当時としては実用的なレベルの路上最大速度を得ていた。
M60A1戦車の量産が開始された直後の1963年から、アメリカ陸軍は1970年代に運用する新型MBTの開発を「MBT70」(Main Battle Tank 70)の試作呼称で旧西ドイツ陸軍と共同で進めたが、諸事情により1970年にMBT70戦車の開発中止が決定し、その代替として開発が進められた新型MBT「XM1」の実用化にはまだ時間が必要だったため、引き続き70年代もM60A1戦車をアメリカ陸軍の主力MBTとして使用することになった。
そこでM60A1戦車を、70年代の使用に耐えるように近代化改修することが計画された。
これがM60A1戦車の「RISE」(Reliability Improvements for Selected Equipment:実用性向上/装備近代化)改修で、1971~79年にかけて約5,000両のM60A1戦車がRISE化されている。
RISE化改修の内容はエアクリーナーの能力向上、ジェネラル・エレクトリック社製の電気式主砲安定化装置の導入、新型のT142履帯への換装、コンパクトな新型のAN/VSS3Aサーチライトへの換装、同軸機関銃をベルギーのFN社製の7.62mm機関銃M240へ換装、イギリス式のM239発煙弾発射機の導入等である。
小ネタ
外部リンク
コメント
【注意事項】
- 荒らし行為に対してはスルーしてください。不用意に荒らし行為に反応し、荒らしを助長した場合は、荒らし共々BANされる可能性もあります。
- このティアでAPFSDS使えないのがなぁ... -- 2024-03-24 (日) 21:03:07
- こいつの弾薬何持っていくか迷うな。APDSは近距離で貫徹260mmだからちょっと物足りないし、いっそのことHESHでキューポラ・車体下部狙うのもありなんだけど...東側戦車はキューポラ小さいしやっぱり安定しないんだよね。だからと言ってHEATFSは使いたくないし -- 2024-04-03 (水) 10:59:45