T29

Last-modified: 2024-05-18 (土) 11:52:55

アメリカ RankIV 重戦車 T29

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概要

イベント「ジャングルストライク」で入手できたアメリカ陸ランクⅥのイベント限定車両。特徴として90mm砲のM26E1、120mm砲のT34のちょうど中間の105mm砲を搭載している。

車両情報(v.1.57)

報酬

SL倍率4.1

車両性能

項目数値
砲塔旋回速度(°/s)18.0
俯角/仰角(°)-10/15
リロード速度(秒)
12.5
スタビライザー/維持速度(km/h)無し/ -
車体装甲厚
(前/側/後)(mm)
102 / 76 / 51
砲塔装甲厚
(前/側/後)(mm)
203 / 158 / 102
船体崩壊
重量(t)64.2
エンジン出力(hp)770
2,800rpm
最高速度(km/h)37
実測前進~後退速度(km/h)*** ~ -***
視界(%)214
乗員数(人)6

武装

名称搭載数弾薬数
主砲105 mm T5E2 cannon163
機銃12.7 mm M2HB machine gun33400

弾薬*1

名称砲弾名弾種弾頭
重量
(kg)
爆薬量
(g)
初速
(m/s)
貫徹力(mm)
10m100m500m1000m1500m2000m
105 mm T5E2T32APCBC17.7-914256253238221205190
T13APCBC18.59177.38899253250236219204190
T29E3APCR11.2-1128315310285251223196
T30E1HE15.21550.0945272725232120

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解説

特徴

 

【火力】
主砲はT5E2 105mm砲である(T95M6A2E1のT5E1とゲーム内で砲弾性能は同じ)。
本車は120mm砲を積んでいるのに炸薬がないどこぞのアメリカ戦車とは違い、メインで使う炸薬入りAPCBC(T13)の貫徹力は至近距離で253mmと宿敵ティーガーIIより高い。また炸薬量も多く過圧を生じさせることができるため、貫徹した際のワンパン率は非常に高い。また半固定式弾薬ではあるが、装填速度が12.5秒と何故か同じ105mm砲を搭載している二両より装填速度が速い。その為ティーガーⅡ以外の重戦車相手なら装填速度勝負で勝つことが出来る。ちなみに砲塔旋回速度も中々優秀である。

なおM2 12.7mm機銃を3挺装備している。配置は、同軸に2挺、砲塔上に1挺。このランク帯には軽戦車も多いため有効活用しよう。

 

【防御】
アメリカの戦車らしく、車体より砲塔の方が硬い。砲塔は前横後全て100mmを越しており、中々耐える。防楯は基本的に200mmの装甲があり、中央の出っ張りは187mm、キューポラは152mm、防楯の周りは跳弾するので意味は薄いが300mm程。
車体装甲も中々頼りになり、昼飯の角度を取れば抜かれる確率はグッと下がる。車体下部の装甲は、外側(履帯側)が薄く、車体中央に寄れば寄る程厚くなる。ただし、機銃口や車体下部は容易に抜かれることは変わりないため撃たれない運用が必要である。

 

【機動力】
重戦車として相応の機動力を持っている。鈍いながら前後の動きは追随するのに苦労しない程度。また後退速度が-14km/hも出せるため、飛び出しても迅速に後退が可能。

 

史実

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アメリカ陸軍は、1942年11月から北アフリカ戦線に登場したドイツ陸軍のティーガーI重戦車に対抗するために、1943年半ばから新型重戦車T26(後のM26パーシング重戦車)の開発を進めていたが、1944年半ばにドイツ陸軍の新型重戦車ティーガーIIに関する情報がヨーロッパから届けられた。
このティーガーII重戦車は、ティーガーI重戦車の主砲よりはるかに強力な71口径8.8cm戦車砲KwK43を搭載し、装甲厚も砲塔前面で180mmという重装甲で、ティーガーI重戦車への対処を目的に開発されたM26重戦車では分が悪いことは明白であった。
しかも1944年6月のノルマンディー上陸後、少数ではあるがすでにティーガーII重戦車が実戦に投入されており、まだ戦場に到着しない前にM26重戦車が旧式化してしまった感さえあった。
このため1944年9月14日、M26重戦車のさらなる強化を図った新型重戦車の開発要求が出された。
この新型重戦車は65口径105mm戦車砲T5E1を搭載するT29重戦車と、40口径155mm戦車砲T7を備える火力支援型のT30重戦車の2本立てで開発が進められることになり、それぞれ2両の試作車が発注された。
1945年3月にはまだ試作車の完成も見ないまま1,200両の生産も要求されており、アメリカ陸軍当局がティーガーII重戦車の脅威を痛感していたことを感じさせる。

開発期間の短縮とコストの削減を図るため、T29重戦車は履帯など一部のコンポーネントがM26重戦車から流用されており、そのこともあってT29重戦車の外観はM26重戦車の拡大版ともいうべきものであった。
T29重戦車の車体はM26重戦車と同様に防弾鋳鋼と圧延防弾鋼板が用いられ、前面上部の装甲厚もM26重戦車と同じ4インチ(101.6mm)とされていたが、避弾経始を考慮して54度の傾斜が与えられていた。

前面下部の装甲厚は2.75インチ(69.85mm)/58度、側面は前部が3インチ(76.2mm)、後部が2インチ(50.8mm)、後面は上部が2インチ、下部が0.75インチ(19.05mm)で、上面は1インチ(25.4mm)と装甲厚ではティーガーII重戦車に水を開けられていた。
車体前部は操縦室となっており、前部左側に操縦手、前部右側に車体前面のボールマウント式銃架に装備された7.62mm機関銃M1919A4を操作する機関銃手が配された。
それぞれの頭上には、M13ペリスコープ1基を備えるハッチが設けられていた。
T29重戦車の砲塔はM26重戦車と同じく防弾鋼の鋳造であったが、M26重戦車の砲塔よりも大きく砲塔リングの直径は80インチ(2,032mm)に拡大されていた。
装甲厚は前面が7インチ(177.8mm)、側面が5インチ(127mm)、後面が4インチ、上面が1.5インチ(38.1mm)、防盾が8インチ(203.2mm)~11インチ(279.4mm)と、砲塔の装甲厚ではティーガーII重戦車を上回っていた。

砲塔内には4名の乗員が位置し後部中央に車長が、右側前部に砲手がそれぞれ収まり、車長と砲手の間には主砲を挟む形で装填手2名が配されていた。
装填手2名の頭上にはそれぞれハッチが設けられており、車長には防弾ガラスを内蔵したM15ペリスコープをハッチに備えたキューポラが用意されていた。
砲手の前方にはT143E1直接照準機が設けられており、頭上にはM10E5照準ペリスコープが装備されていた。
砲塔の右側面には円形の射撃用ハッチが設けられており、空薬莢を外に排出する際にも用いられた。
主砲の65口径105mm戦車砲T5E1は、沿岸防空部隊用の60口径105mm高射砲M1を車載用に改造したもので、T32徹甲弾を使用した場合砲口初速3,000フィート(914m)/秒、射距離1,000ヤード(914m)で135mm、2,000ヤードで119mmの均質圧延装甲板(傾斜角30度)を貫徹することが可能であった。
この砲は先に開発されていたT28重戦車にも用いられたが、T28重戦車では固定式戦闘室にT40砲架を介して限定旋回式に搭載していたのに対し、T29重戦車では全周旋回式砲塔に搭載されたため戦闘能力は大きく向上していた。
砲塔搭載ということで砲架はT123が用いられ、105mm砲弾は砲塔内と車内合わせて63発が収容された。
主砲の後座量が大きいため、M26重戦車に比べて砲塔後部は大きく延長されていた。

主砲の左側には同軸機関銃として上下に12.7mm重機関銃M2が装着されており、左側の装填手用ハッチの前にも対空用の12.7mm重機関銃M2を装着するマウントが設けられていた。
左側の装填手用ハッチ後方と、操縦室中央部上面にはヴェンチレイターがそれぞれ設けられており、主砲や機関銃の発射ガスを速やかに車外に排出するようになっていた。

T29重戦車のエンジンにはフォード自動車製のGAC V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力770hp)が用いられ、これにGM(ジェネラル・モータース)社が開発した新型のクロスドライブ式変速機EX-120が組み合わされた。
M26重戦車と同じくエンジンと変速機、操向機、ブレーキはパワーパックとして一体化されていた。
T29重戦車には新たに開発された電気式操縦装置が備えられており、通常はこれを用いて操縦を行うようになっていたが、緊急時を考慮して手動式操縦レバーも設けられていた。
しかしこの電気式操縦装置は信頼性が低く、このため後に機械式操縦装置に変更された。
また操縦装置は操縦手だけでなく機関銃手にも用意されており、それぞれ独立して操縦を行うことができた。
T29重戦車はM26重戦車に比べて車体が延長されたため、転輪はM26重戦車より2個増えて片側8個とされ、上部支持輪も2個増えて片側7個となった。
車体後部の機関室にパワーパックを搭載する関係から、起動輪はM26重戦車と同じ後方配置とされた。

T29重戦車の試作第1号車は、1945年4月12日にニュージャージー州のPSC社(Pressed Steel Car:圧延鋼板・自動車製作所)に製作が発注されたが、すでに戦争も先が見えていたため生産型の発注数は1,152両に減らされた。
4月末までにさらに4両の試作車が追加発注されたが、その後2両は主砲を60口径120mm戦車砲T53に強化したT34重戦車に切り替えられている。
しかし第2次世界大戦が終了したことを受けて、1945年8月23日にPSC社で完成状態にあった試作第1号車と、製作がほぼ終了していた第2号車、および全ての資材はミシガン州のデトロイト工廠に引き渡すよう通達が出され、同工廠で戦後の戦車開発のベースとするために試作車10両を完成することが決定された。
1947年7月10日にはこの試作車は8両に減らされ、同年10月に試作第1号車がメリーランド州のアバディーン車両試験場に送られた。
この車両は変速機がCD-850-1クロスドライブ式変速機に換装されており、トルク・コンヴァーターを介して前進2速/後進1速を選択できた。
しかしすでにアメリカ陸軍はT29重戦車に対する興味を失っており、研究を目的として様々な機関系の試験に供されることが決まり、1948年4月と5月にそれぞれ1両ずつの試作車が試験に加わった。
その後試作第1号車はGM社に送られて、アリソン社製の航空機用エンジンを車載用に改修したV-1710-E32 V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力850hp)に換装され、呼称も1947年12月に「T29E1」と改められた。
このV-1710エンジンはP-40ウォーホーク、P-39エアラコブラ、P-38ライトニングなどのアメリカ軍戦闘機に用いられていたものである。
またこのエンジン換装に併せて、T29E1重戦車は車体長が30mmほど延長された。
一方試作第2号車には、新たに重戦車用に開発されたT5砲塔が搭載された。
この砲塔にはマサチューセッツ工科大学の手になる油圧式砲塔旋回・俯仰装置と、コンピューターを用いたFCS(射撃統制システム)が備えられており、主砲はこれに併せて105mm戦車砲T5E2に変更され、砲架もT123E2に替わった。

105mm戦車砲T5E1では砲架の上部に3本の駐退復座機が設けられていたが、T5E2では2本に減り配置も上下1本ずつに改められていた。
この改良を受けた後、試作第2号車の呼称は「T29E2」に変更され、製作が進められていたT29重戦車の試作第3、4、5、6、7号車は105mm戦車砲T5E2とT123E1砲架が用いられることになった。
また時期は不明だが、試験中に変速機は改良型のCD-850-2に換装されている。
また試作第8号車は、第1号車と同様に105mm戦車砲T5E1とT123砲架の組み合わせが用いられ、T31E1測遠機とT93E2望遠照準機が装備された。
さらに砲手のペリスコープはT141とT144パノラマ式ペリスコープに変更され、砲塔上面にはM10E5照準ペリスコープに替えてT145パノラマ式望遠ペリスコープが装着された。
これらはより効果的な射撃を可能とするFCSに関する研究を目的としたもので、T25E1中戦車で用いられたものを一部改良して使用したものである。
試作第8号車の呼称は「T29E3」と改められたが、砲塔の左右側面に測遠機のレンズを収める大きなフェアリングが突出していたので他の試作車とは容易に識別できる。
なおフェアリングの前面には内開き式の装甲カバーが設けられており、射撃時のみに開くことで不用意な破損を避けていた。
T29E3重戦車に装備されたT31E1測遠機は基線長2.7mのステレオ式で、FCSと連動されてはいないが砲手の照準機とフレキシブル・シャフトで結合されており、目標までの距離を表示することができ、アバディーンでの試験では射距離1,000ヤード以上で初弾を命中させている。

小ネタ

半固定弾薬ってなんだ?

薬莢(装薬入り)を使うが、弾丸(徹甲弾など)とは別の場所に置いて置き、使う時には一緒に送り込むものである。中口径砲によく使われる。

外部リンク

 

WarThunder公式英語Wiki

 

公式Devログ

 

インターネット百科事典ウィキペディア

 

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*1 爆薬量はTNT換算