アメリカ RankVI 重戦車 T34
概要
T29の主砲を120mm砲に換装した車両。ソ連のT-34とは何ら関係がない。
必要経費
| 必要研究値(RP) | *** |
|---|---|
| 車輌購入費(SL) | 229,000 |
| レベルMAX(GE) | *** |
| プレミアム化(GE) | 2,220 |
報酬・修理
| SL/RP倍率 | 1.9 |
|---|---|
| 修理費用 | 6 |
車両性能
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 砲塔旋回速度(°/s) | 18.0⇒25.7 |
| 俯角/仰角(°) | -10/15 |
| リロード速度(秒) | 19.4⇒14.9 |
| スタビライザー / 維持速度(km/h) | 無し / - |
| 車体装甲厚 (前/側/後)(mm) | 102 / 76 / 51 |
| 砲塔装甲厚 (前/側/後)(mm) | 203 / 158 / 203 |
| 重量(t) | 65.8 |
| エンジン出力(hp) | 810 |
| 2,800rpm | |
| 最高速度(km/h) | 39/-15 |
| 視界(%) | 107 |
| 乗員数(人) | 6 |
武装
| 名称 | 搭載数 | 弾薬数 | |
|---|---|---|---|
| 主砲 | 120 mm T53 cannon | 1 | 34 |
| 機銃 | 12.7 mm M2HB machine gun | 3 | 3400 |
弾薬*1
| 名称 | 砲弾名 | 弾種 | 弾頭 重量 (kg) | 爆薬量 (kg) | 初速 (m/s) | 貫徹力(mm) | |||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10m | 100m | 500m | 1000m | 1500m | 2000m | ||||||
| 120 mm T53 | T14E3 | APCBC | 22.6 | - | 960 | 283 | 279 | 263 | 243 | 225 | 209 |
| T17E1 | APCR | 16.3 | - | 1,082 | 306 | 301 | 281 | 258 | 237 | 218 | |
| M73 | HE | 22.5 | 2.38 | 944 | 31 | 31 | 30 | 29 | 29 | 29 | |
研究ツリー
| 前車両 | M4A3E2 (76) W |
|---|---|
| 次車両 | M103 |
解説
特徴
【火力】
主砲はM1 120mm高射砲をベースにした、T53 120mm戦車砲である。弾種はAPCBC・APCR・HEの三種類あるが、なんとAPCBCには炸薬が入っていない。しかし流石に120mmともなるとAP弾でも加害は非常に高く、重戦車ですら一撃で葬り去る事もできる。このランクⅥの戦車としては貫徹力が非常に高く、APCBCは283mm、APCRは306mmあり、これは格上戦車のMausやT-54 (1949)の砲塔正面を容易に貫徹可能である。
しかし、分離装薬式のため装填速度は約15秒と早いとは言えず、1発を外すと距離を詰められる可能性がある。
【防御】
アメリカの戦車らしく、車体より砲塔の方が硬い。砲塔は前横後全て100mmを越しており、中々耐える。防楯は基本的に200mmの装甲があり、中央の出っ張りは187mm、キューポラは152mm、防楯の周りは跳弾するので意味は薄いが300mm程。
車体装甲も中々頼りになり、昼飯の角度を取れば抜かれる確率はグッと下がる。車体下部の装甲は、外側(履帯側)が薄く、車体中央に寄れば寄る程厚くなる。ただし同格にはJagdtigerやIS-2などの高貫徹の大口径持ちが多くいるため、過信は禁物である。
また機銃口や車体下部は容易に抜かれる弱点であり、車体下部は撃たれたらほぼ死ぬため、撃たれない運用が必要である。
なお、10発以上砲弾を積むと分離装薬の一部が砲塔側面に搭載されるため、ここを攻撃されると一撃で死にかねない。
ちなみに本車は後述にもあるが後退速度が-14km/h出るため、俯角を活かしてエンジンガード等をすることで、撃破される確率を減らすことが出来る。
【機動性】
最高速度は低いが、加速は良い。超信地旋回もできるので、重戦車の機動力としては申し分ないだろう。また先述のように後退速度が-14km/hなので飛び出し撃ちなどもしやすい。
【総評】
高火力・高装甲・重戦車の中では高機動力となっている。
貫徹力こそ高いものの炸薬がなく、また装填速度が遅いため単騎での運用は向いてない。必ず味方との連携が必要となる。
史実
アメリカ陸軍兵器局は、1944年半ばから西部戦線に登場したドイツ陸軍の新型重戦車ティーガーⅡに対抗するために、1944年9月より105mm高射砲M1を原型とする65口径105mm戦車砲T5を搭載した新型重戦車T29の開発に着手したが、さらなる火力の強化を図って1945年初めより、120mm高射砲M1を戦車に搭載する研究を開始した。
この研究から開発されたのが60口径120mm戦車砲T53で、重量23kgの軽量型高速徹甲弾を砲口初速1,230m/秒で射撃できるものと試算されて開発が進められた。
兵器局は1945年5月31日にT29重戦車と共通の車体と砲塔を用い、120mm戦車砲T53を搭載する試作車2両の製作を「T34」の試作名称でミシガン州のデトロイト工廠に発注した。
当初、T34重戦車はT29重戦車と同じフォード自動車製のGAC V型12気筒液冷ガソリン・エンジン(出力770hp)を搭載することになっていた。
しかしT29重戦車の火力支援型として開発されていたT30重戦車のエンジンが、第2次世界大戦終了後にコンティネンタル発動機製作所製のAV-1790-3 V型12気筒空冷ガソリン・エンジン(出力810hp)に変更されたことを受けて、1946年11月7日にT34重戦車のエンジンもAV-1790-3に換装されることが決まった。
T34重戦車の車体と砲塔は基本的にT30重戦車と同一であったが、主砲の120mm戦車砲T53の左側には、T29重戦車と同様に同軸機関銃として12.7mm重機関銃M2が上下に装備されていた。
加えて主砲の砲身が長いため前方に荷重が掛かり過ぎてバランスが狂うため、砲塔後部に4インチ(101.6mm)厚の装甲板がカウンター・ウェイトとして溶接された。
また120mm戦車砲T53は原型の120mm高射砲M1と同様に分離式弾薬を用い、弾頭と装薬の重量はいずれも約22.5kgと重かったため装填手2名を必要とし、弾薬搭載数はT30重戦車と同じく34発とされた。
T34重戦車の試作車がいつ完成したのかは明らかにされていないが、恐らく1948年末もしくは1949年初めと推測される。
完成した試作車はメリーランド州のアバディーンと、ケンタッキー州のフォート・ノックスに運ばれて試験が実施されたが、この際120mm戦車砲T53の試射を行ったところ、数発射撃すると射撃時に大量の煙とガスが砲塔内に放出されるという問題が判明した。
この試験では乗員2名が病院に運ばれており、直ちに原因の調査が開始された。
そして砲身内に未燃焼のパウダー・ガスが残留し、これが薬莢排出の際に開いた開口部から後方に流れて砲塔内に排出され、砲塔内の酸素と混合することで有毒なガスが発生することが突き止められた。
この対処としてまず射撃後に砲身内に圧搾空気を吹き出して、ガスを砲口から車外に排出する吹き出し装置が開発されT34重戦車の砲口に装着されたが、さらなる研究の結果砲身に円形のガス溜めを装着し、一旦ガスをこの円筒形の部分に収めて、その後砲身内部と外部の気圧差によりガスが砲口から車外に排出されるという簡単な機構が考えられた。
これが現在「排煙機」(Bore evacuator)と呼ばれているもので、これに従い砲口直後の砲身に排煙機が設けられ、併せて砲口に装着されていたガス排出装置は単作動式の砲口制退機に換装された。
結局T34重戦車は試作車2両のみの製作に終わったが、主砲として装備された120mm戦車砲はその後も改良が続けられ、アメリカ陸軍最後の制式重戦車となったM103戦車の主砲として採用されることになる。
小ネタ
外部リンク
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