1934年 フランス共和国 重巡洋艦 アルジェリー
Ver.2.00.031のアップデートにてフランス技術ツリーに追加された高ティア重巡洋艦。
ザラ級への対抗として建造された条約型巡洋艦であり、同型艦はない。
レーダースキルと観測機を共に保有しており主砲性能も良好、装備数は少ないながら魚雷も積めるなど隙の少ない重巡である。
Ver.2.00.032以前の母港画像。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
年代 | 1934 | 国家 | フランス共和国 | ||||
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艦種 | 重巡洋艦 | 対潜 | △ | ||||
耐久値 | 28371(27020) | 戦闘成績(BR) | 270 | ||||
無装甲排水量(t) | 5004 | 無装甲速力(kt/h) | 38.3(36.4) | ||||
最大排水量(t) | 13461 | 最大速力(kt/h) | 26.3(25.0) | ||||
基準速力(kt/h) | 31.0(29.5) | 最大舵角 | 45.4(42.0) | ||||
可視距離(km) | 21.6(20.5) | 絶対視認距離(km) | - | ||||
アンロック費 | -S | 購入費用 | 1000S | ||||
1250G |
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
※史実準拠の場合。購入時は無装甲状態
防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
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甲板部 | 3.0 | 3.0 | 3.0 | 25 | ||
舷側部 | 4.7 | 4.7 | 4.7 | 20 |
搭載武装
※購入時は非武装状態
主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
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1~4 | 1931年型 50口径 20.3cm 連装砲 | 800 | 31.4 | 12 | 6 | 260 | 84 | 100/100 | ||
副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
1~6 | 1930年型 50口径 100mm 連装高角砲 | 410 | 15.8 | 3.5 | 11 | 53 | 78 | 500(AA)/500 | ||
1926年型 50口径 89mm 連装砲 | 350 | 15.4 | 4.0 | 7 | 28 | 65 | 180(AA)/180 | |||
魚雷 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 雷速(kt) | 基本弾数 | ||
1,2 | 54.5cm 三連装魚雷 Type 23DT | 4500 | 13.0 | 60.0 | 10 | 117 | 39 | 9 | ||
54.5cm 連装魚雷 Type 19DT | 3650 | 6.0 | 60.0 | 10 | 96 | 55 | 6 |
艦載機
※購入時は未搭載
※最大搭載数4機、パイロット数3名。
機種 | 名称 | 耐久 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 海面視界 (km) | 空中視界 (km) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
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水偵 | Loire 130C | 680 | 50/680 | 930 | 220 | 12.3 | 12.5 | 2 | 100 | 200kg 対潜爆弾 Mark.Ⅶ | 480×2 | 191×2 |
部品改修
改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
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Ⅰ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+8%) | 電波探信儀(理想発見距離+6%) | ボイラー(速度+5%) | 側面装甲帯(被雷ダメージ-5%) | ||
Ⅱ | 照準システム(主砲射撃精度+5%) | 精密探信儀(強制発見距離+5%) | ビルジキール(安定速+5%) | 排水ポンプ(自艦浸水継続時間-13%) | ||
Ⅲ | 主砲装填装置(主砲装填時間-5%) | 警戒管制機(スキル『広域探知』アンロック) | 新型艦首(旋回抵抗-6%) | 対空自動計算(自動距離計算) | ||
Ⅳ | 魚雷動力装置(魚雷速度+10%) | 水中聴音機(水中聴音機アンロック+2.5km) | 変速機(加速性能+4%) | 傾斜装甲(装甲HP+5%) | ||
Ⅴ | × | × | 舵輪(最大舵角+8%) | 船体強化(HP+5%) |
立ち回り
優れた偵察能力に高い主砲火力と雷装、そこそこの装甲が貼れるなど汎用性の高い巡洋艦だが、それ故に戦闘における決め手に欠けている。
単独行動や一騎当千を狙わず、味方との連携を視野に入れた作戦行動を取ると本艦はその秘めたポテンシャルを解放し勝利に貢献することができるだろう。
主砲
貫通力84、旋回速度6°/s、装填速度12秒と8インチ砲の中でもかなりの高性能である。最大射程も30kmオーバーと長く、戦艦の長距離砲撃に対しても完全な無防備とはなりにくい。
散布界も狭すぎず、広すぎずと中~近距離戦では命中弾を出しやすい程よい調整がなされている。
部品開発では貫通力を強化できないため、そこを乗組員の選定で補うことができれば砲戦能力に磨きをかけることが可能。
副砲・対空
先述の主砲の発射間隔が短い上に副砲ゆえに精度が低く砲撃戦ではあまり出番はないが、再装填時のわずかな時間に牽制や補助として射撃しても良い。
主砲が対空射撃に対応していないため、対空砲火の主役は本装備になる。機銃による自動対空は全く当てにならないので、砲戦で使わないからと外してしまうのは考えもの。
徹甲弾を使う必要性はほぼないので、基本的に榴弾(対空弾)のみの運用の方が良いだろう。
アルジェリーは高ティア巡洋艦としては対空能力が低いため、味方のエアカバーから外れすぎないように動くことも肝要。
魚雷
中速で中射程の三連装魚雷と、高速だが短射程の連装魚雷の2種類から選ぶことができる。
雷速については部品でバフをかけることができるので、重量にこだわりがなければ三連装の方が扱いやすい。
いずれにせよ片舷一基ずつしか積めないのでメイン火力としては運用しづらいが、牽制用としては必要充分。
航空兵装
ロワール130Cを3機搭載可能。画像からわかるようにカタパルトは左舷側に一基しか装備されていないため、一度に運用できるのは1機のみ。
Ver.2.00.034のアップデートで対潜爆弾が搭載できるようになったが、アルジェリーのパッシブソナーの範囲は2.5km。この距離では潜水艦の射程に入ってしまっている。使い所は威嚇や牽制くらいに限られる。
装甲
装甲は購入時では貼られていない。
集中的に装甲を施した場合は戦艦に匹敵する装甲厚を得ることも可能だが、基本的な速力があまり速い方ではないため貼り過ぎてしまうと速度低下が著しく、満足な立ち回りができなくなってしまう。
耐久値や強度もあまり高くないので、排水量一杯まで積み増しするよりは最低限の装甲を施して機動性を高めた方が扱いやすいだろう。
攻撃空母搭載機のロケット弾対策として、甲板装甲にも多少は回しておくことを心がけよう。
なお、基礎体力値そのものは米国のボルチモアすら上回って高ティア重巡中堂々のトップなので、装甲さえ破壊されなければ粘り強い戦いができる。
機動性
旋回性能は低めだが、舵の反応は良好。加速力も良好で、最高速に達すると直進では安定した速度で航行することが可能。
速力は29~30ノット前後で、巡洋艦としては平均的か遅い部類に入る。
総評
本艦は史実でザラ級に対抗して建造された艦であるためか、基本性能が似通っている。決定的な違いは魚雷の有無だろう。
装甲防御も考慮すると、魚雷の届かない中距離以上では砲戦特化型であるボルチモアやザラなどと比較して攻防性能でやや劣る。戦闘艦よりは偵察巡洋艦に近い性質を持っているとも言えるが、対空能力以外は特に器用貧乏というわけでもないので扱いやすい部類に入る。
改装を進めるとレーダーによる広域探知も可能になり、偵察機と合わせて運用することで高い偵察能力を持つことができるため、艦隊の眼としても強力な戦力になり得るポテンシャルを秘めている。
また、高ティア重巡洋艦としては戦闘成績がダントツで低いのも長所であり、同格相手との戦場では味方に強力な艦艇を引きやすい。
乾舷が低い設計であるため、艦橋などの構造物以外では比較的被弾しにくいのも隠れた特徴といえるだろう。