1941年 アメリカ合衆国 戦艦 サウスダコタ級

アメリカツリーの高ティア戦艦。
ノースカロライナを更に発展させたアメリカ海軍艦隊型戦艦の決定版。速度ではアイオワに一歩譲るものの、防御力で勝り、視界が少しだけ広い。あらゆる面でバランスが取れた優秀艦である。
ちなみにチュートリアルで僚艦役として登場する。
アップデートVer.2.00.033における武装モデルの修正に伴い、グラフィックが微妙に変化した。

Ver.2.00.032以前のグラフィック。副砲の形状が異なる。
基本性能
※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】
| 年代 | 1941 | 国家 | アメリカ合衆国 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 対潜 | × | ||||
| 耐久値 | 43575(41500) | 戦闘成績(BR) | 455 | ||||
| 最低排水量(t) | 11857 | 最大排水量(t) | 45223 | ||||
| 最大速力(kt/h) | 00.0(38.5) | 満載時速力(kt/h) | 00.0(23.1) | ||||
| 最大舵角(°) | 43.7(39.0) | 可視距離(km) | 13.8(12.5) | ||||
| アンロック費 | 1450000S | 購入費用 | 1000S | ||||
| 2500G | |||||||
装甲防御
※単位はインチ(in)表示
| 防御区画 | 前部 | 中部 | 後部 | 装甲重量(t/0.1in) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 甲板部 | 6.1 | 6.1 | 6.1 | 30 | ||
| 舷側部 | 12.2 | 12.2 | 12.2 | 30 | ||
| 装甲性能諸元 | 強化前 | 強化後 | ||||
| 装甲硬度 | - | 105% | ||||
| 装甲HP | - | 84% | ||||
搭載武装
| 主砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 45口径 40.6センチ Mk.6 三連装砲 | 1600 | 36.74 | 30 | 4 | 2279 | 83 | 360/360 | |||
| 50口径 35.6センチ Mk.4 三連装砲 | 1400 | 22.86 | 30 | 4 | 1277 | 68 | 300/300 | |||
| 50口径 30.5センチ Mk.3 連装砲 | 1200 | 19.00 | 30 | 5 | 750 | 69 | 100/100 | |||
| 50口径 25.4センチ Mk.3 連装砲 | 1000 | 12.0 | 20 | 6 | 750 | 65 | 100/100 | |||
| 50口径 20.3センチ Mk.9 三連装砲 | 800 | 30.2 | 15 | 3.5 | 274 | 83 | 90/90 | |||
| 55口径 20.3インチ Mk.9 連装砲 | 800 | 31.8 | 15 | 3.5 | 207 | 83 | 100/100 | |||
| 副砲 | 名称 | 火力 | 射程 距離 (km) | 装填 速度(s) | 旋回 速度(°/s) | 重量(t) | 貫通力 | 基本弾数(HE/AP) | ||
| 38口径 12.7センチ Mk.16 連装高角砲 | 500 | 16.07 | 4 | 25 | 83 | 30 | 600(AA)/600 | |||
| 38口径 12.7センチ Mk.24 高角砲 | 500 | 16.07 | 4 | 28.75 | 51 | 50 | 120(AA)/120 | |||
艦載機
| 機種 | 名称 | 耐久 | 攻/防 | 航続時間 (sec.) | 巡航速度 (km/h) | 海面視界 (km) | 空中視界 (km) | 機体重量 (t) | 格納庫容量 | 装備 | 火力 | 装備重量 (kg) | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 水偵 | OS2U-3 | 680 | 50/650 | 1296 | 297 | 5.9 | 5.9 | 2 | 100 | 100lb爆弾 | 495×2 | 45×2 | ||
| 対潜爆弾 Mk-6 191キロ | 2079×2 | 191×2 | ||||||||||||
| SC-1 | 635 | 150/430 | 455 | 504 | 3.8 | 2.9 | 3 | 125 | 100lb爆弾 | 495×2 | 45×2 | |||
※最大搭載数4機、パイロット数3名。
部品改修
| 改修段階 | 火力 | 索敵 | 速度 | 装甲 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| Ⅰ | 副砲装填装置(副砲再装填時間-5%) | 敵射撃感知(大口径砲から攻撃を受けた際、敵の座標を割り出し、一定範囲内の友軍に情報を共有する。+5km) | ビルジキール(安定速+15%) | 大型艦応急班(スキル「応急修理」アンロック) | ||
| Ⅱ | 砲塔旋回装置(主砲旋回速度+15%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 新型艦首(旋回抵抗+11%) | 傾斜装甲(装甲HP+5%) | ||
| Ⅲ | 新型の防空火薬(対空砲弾火力+5%) | 新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%) | 変速機(加速度+12%) | 船体強化(船体HP+5%) | ||
| Ⅳ | 主砲装填装置(主砲再装填時間-5%) | 電波探信儀(理想発見距離+5%) | 舵輪(最大舵角+12%) | 強化装甲(装甲硬度+5%) | ||
| Ⅴ | 射撃管制装置(主砲射程距離+10%) | 水中聴音機(パッシヴソナーを使用可能。水中目標探知半径 1.75km) | ボイラー(巡航速度+5%) | 大落角弾抵抗(遠距離砲戦において甲板装甲・船体へのダメージ、敵弾貫徹力を減衰する。爆撃へのダメージ抵抗も持つ。減衰率:-10%) | ||
立ち回り方
高威力・高貫通の主砲、耐久力の高い装甲と攻防揃って隙が無く、どの戦艦相手でも有利に戦いを進めることが出来る。
また、モンタナや大和に比べあまり警戒されない為、周りの援護などもオールマイティーにこなしつつ活躍することが可能。
ノースカロライナと比較すると、それぞれ装備可能な部品の種類差もあり、ややこちらの方が防御寄りと言える。
主砲
高精度・高貫通力を誇る16インチ三連装砲Mk.7が搭載できるため、基本的にはそれを装備するのが良いだろう。
ノースカロライナと同様にMk-7は没収されてしまった。
だが、デフォルトのMk-6も負けず劣らずの高性能砲なので寧ろ軽量化が可能である。
3番主砲がアイオワ、ノースカロライナよりも射角が狭い為、少し癖がある。
副砲
アトランタの主砲でもある5インチ連装高角砲が装備されている。
速射性が高く使いやすいが縦のバラツキが大きいため、纏まって当たることは期待しにくい。
対空
やはりアメリカ戦艦。大量の対空機銃が装備されており、接近する航空機があればそれなりの量を撃墜してくれる。
ただし、それでも単艦では航空攻撃に抗しきるのは困難である。味方と一緒に行動して防空能力を底上げするか、味方航空機がすぐに駆け付けられる距離で戦闘することを心がけよう。
航空兵装

高ティアアメリカ戦艦の例に漏れず、OS2UとSC-1の2種類の水上機を搭載可能。最大搭載機数は4機。
装甲
初期値では12インチ程度だが、耐久値が高いのか並大抵の砲ではなかなか抜けない硬さを誇る(それでいてノースカロライナより小さいのでそもそもの被弾もあまり多くない)。1~2インチ程度の強化にとどめておいて排水量を速力や機動性に回した方が良いかも知れない。
一方で、アメリカ戦艦の中で1番装甲を厚く張ることができるという長所をひたすら伸ばし、ガチガチの重装甲型にも出来る。ちょっとやそっとではダメージを喰らわない堅牢さを見せつけてくれるが、速度が遅くなるのが難点だろうか。
装甲に関しては自分のプレイスタイルに合わせて調節しよう。
機動性
アメリカ戦艦の中ではマトモな方である。最大舵角では同格中ビリだが、他の米戦艦とは違い旋回時の速力低下が小さく、わりと小回りが利くのが特徴。
ただし、排水量ギリギリまで装甲などを載せてしまうとボイラーを積んでも21knotしか出ない。遅い……流石にこれは改善の必要ありと判断されたか、Ver.2.00.23のアップデートで満載23ノットまで上昇。相変わらずアメリカ艦の中では遅い部類だが、かなり使い勝手は良くなった。
総評
総合的に見ると、ノースカロライナと並び米戦艦の中では極めて使いやすい艦である。
基本的なバランスの良さもさることながら、自分の好みのプレイスタイルに合わせることも出来るので使い手次第でバリエーションも多く、大きく化ける事が可能な戦艦だろう。
歴史背景
第二次ロンドン海軍軍縮会議の結果次第で14インチ砲と16インチ砲のどちらでも搭載できるように設計されたノースカロライナ級は、このコンパチブル設計のせいで16インチ砲搭載艦としては防御力がやや脆弱だった。また、高速航行時の振動の問題などもあり、こういった点の是正が求められた。そこで、1938年度計画を1年遅らせて1939年度計画艦とし、条約明けの新戦艦第二弾の位置付けで設計されたのが本級である。当時、アメリカは仮想敵国日本の長門型が改装によって26ノットに増速したという情報を得ており、また、空母機動部隊に随伴するうえでも戦艦の高速化は必須だった。さらに、防御力の強化も求められたが、パナマ運河の通過を可能とするために艦の全幅を33m以内に抑えねばならないという制約があった。そこで乗組員区画の狭小化などで余剰重量の捻出が行われたが、その結果、アメリカの新戦艦中もっとも居住性が劣悪な級になってしまった。反面、戦艦としての性能は秀でており、ネームシップのサウスダコタ以下、同型艦4隻が建造されて各艦とも第二次大戦で活躍した。戦後、1、2番艦は最終的にスクラップにされたが、3番艦マサチューセッツと4番艦アラバマは記念艦として保存されている。
【同型艦(全4隻)】
●ネームシップ:サウスダコタ
1942年3月竣工
1947年1月退役 スクラップ
●2番艦:インディアナ
1941年11月竣工
1947年9月退役 スクラップ
●3番艦:マサチューセッツ
1942年5月竣工
1947年3月退役 博物館船として公開
●4番艦:アラバマ
1942年8月竣工
1947年1月退役 博物館船として公開
