Montana

Last-modified: 2021-04-04 (日) 16:52:12

1945年 アメリカ合衆国 戦艦 モンタナ級

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日本の大和型に対抗して計画された、アメリカ戦艦ツリーの最終幕を飾る未成の巨大戦艦。
Ver.2.00.030のアップデートにて大幅にリモデリングされ、圧巻の貫禄を手にした。眺めているだけでも楽しい
かつては勲章12000と交換でアンロック可能であり、その際に一隻無料で貰えた。今は勲章では買えなくなってしまったが、代わりにシルバー艦として通常ツリーに追加されている。
モンタナが欲しいプレイヤー諸君は頑張ってアメリカの国家年度を1945年まで上げよう。

最強最後のアメリカ戦艦に相応しい性能を持ち、高い耐久力と16インチ三連装砲4基12門から繰り出される火力は圧巻である。ただし船体が長く舵も効きにくいのが弱点なので、相手からしたら狙いやすいだろう。

他画像

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火災継続時間短縮効果のある史実(?)迷彩。何処と無くアメコミヒーローチックなカラーリングと砲塔上の星条旗がステキ。USA! USA!


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主砲斉射場面。12門の16インチ主砲は圧倒的な制圧力を誇る。


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Ver.2.00.032以前の母港画面。
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Ver.2.00.029以前のグラフィック。

基本性能

※括弧がある欄は【改修後の数値(初期値)】

年代1945国家アメリカ合衆国
艦種戦艦対潜×
耐久値38985(33900)戦闘成績(BR)500
無装甲排水量(t)39260無装甲速力(kt/h)42.6(38.4)
基準排水量(t)66046最大速力(kt/h)27.2(24.5)
最大排水量(t)72104最大舵角35.8(32.0)
可視距離(km)12.9(11.9)絶対視認距離(km)-
アンロック費1863000S購入費用18630S
3200G

装甲防御

※単位はインチ(in)表示
※史実/技術ツリースペック準拠の場合。購入時は無装甲状態

防御区画前部中部後部装甲重量(t/0.1in)
甲板部7.57.57.538
舷側部16.016.016.038

搭載武装

主砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
50口径 40.6cm Mark 7 三連装砲160042.345304193091180/180
45口径 40.6cm Mark 6 三連装砲160036.74304227983360/360
50口径 35.6cm Mark 4 三連装砲140022.86344112555180/180
副砲名称火力射程
距離
(km)
装填
速度(s)
旋回
速度(°/s)
重量(t)貫通力基本弾数(HE/AP)
54口径 12.7cm MK38 連装高角砲50023.694307050200/200
38口径 12.7cm MK16 連装高角砲50016.074258330600(AA)/600
38口径 12.7cm MK12 単装高角砲50015.55251860120(AA)/120
38口径 12.7cm MK21 単装高角砲50016.074.5252067120(AA)/120
38口径 12.7cm MK30 単装高角砲50016.075.2252070120(AA)/120

艦載機

機種名称耐久攻/防航続時間
(sec.)
巡航速度
(km/h)
海面視界
(km)
空中視界
(km)
機体重量
(t)
格納庫容量装備火力装備重量
(kg)
水偵OS2U-368050/600129626411.56.42100100lb爆弾450×245×2
SC-1635150/4308955047.53.33125100lb爆弾450×245×2

※最大搭載数4機、パイロット数3名。

部品改修

改修段階火力索敵速度装甲
主砲装填装置(主砲装填時間-13%)新型望遠レンズ(望遠鏡拡大倍率+20%)ビルジキール(安定速+20%)高品質装甲(徹甲弾被弾ダメージ-13%)
射撃管制装置(主砲射程距離+11%)電波探信儀(理想発見距離+4%)スクリュー(エネルギー交換率-14%)傾斜装甲(装甲HP+12%)
新式徹甲榴弾(徹甲弾ダメージ+13%)電波探信儀(理想発見距離+5%)変速機(加速性能+10%)船体強化(HP+15%)
強化弾頭(装甲貫徹力+13%)×舵輪(最大舵角+12%)ダメージコントロールシステム(スキル『応急修理』アンロック)
××ボイラー(巡航速度+11%)×

立ち回り方

大和と並ぶ大艦巨砲主義の権化、その頂点に立つ軍艦として設計されただけあり、真っ当な戦艦らしい戦い方こそが本艦を最も輝かせてくれるだろう。
即ち、砲門数にものを言わせた敵戦艦との真っ向勝負である。
手数の多さ、貫通力の高さ、破壊力の高さ、相応の防御力を全て兼ね備えており、デフォルト状態でもない限りは単純な撃ち合いで敗北を喫することはほぼ無い。
一方で巨大な艦体と旋回性能の低さが相まって航空攻撃や近距離雷撃には滅法弱い。砲戦に集中し過ぎて隙を晒さないように動こう。

主砲

史実で搭載予定だった主砲はアイオワと同じ16インチ(40.6cm)Mk.7三連装砲。
アイオワと比較して一基増えているため、総合火力はゲーム中トップクラスである。ライバルのバケモノ戦艦と比べると砲直径で下回るので、それに伴い単発の火力や打撃力は見劣りするものの、手数の多さで充分に対抗できる。
このMk.7は装填速度も速く貫通力も全戦艦中トップクラスの数値を誇るので、基本的にこれを積んでおけば問題ないだろう。散布界がやや広めだが、遠距離でも命中させやすい。
一方、重量面ではMk.6に軍配が上がる(同じ弾数を搭載した場合)ので、防御重視ならばMk.6を搭載する選択肢もなくはない。
どちらの主砲も状況の変化や小型艦艇の強襲にもすぐに対応できる万能性がウリである。

副砲・対空

貫通力と射程に優れる5インチ(12.7cm)Mk.38連装高角砲に加え、他の高ティアアメリカ艦お馴染みの5インチMk.16連装高角砲を積める。搭載数は片舷5基ずつで射角も広い。
特に火力面に問題もなくクセがある訳でもない扱いやすい副砲。また、弾道が高めということもあって、モンタナが砲戦を行いやすい中距離戦闘では大落角で敵艦の甲板に着弾する。Mk.38で徹甲弾を撃っていると意外と敵の甲板装甲を撃ち抜いてダメージソースになってくれることもある。
ただし副砲ゆえの精度の低さはどうしようもないため、基本的には無いよりマシな補助武装と考えておこう。また、Mk.38は高角砲なのに手動対空砲火が出来ない点にも注意。
航空機の脅威度が高い現環境では、手動対空に対応しているMk.16を積む方が無難だろう。

対空面ではアメリカ艦だけあり、近距離での自動機銃の弾幕はかなり重厚である。突っ込みすぎた雷撃機や上空を通過する編隊に対してはそこそこ有効に機能するだろう。Mk.16による手動対空も射程内に踏み込んできた観測機を撃墜するには充分。
ただし、戦艦の常として単艦での敵攻撃隊への対処は不可能。相手に空母がいる場合は、極力、味方空母の航空支援を受けられる位置から離れないようにしよう。

航空兵装

他のアメリカ戦艦同様、OS2U、SC-1の2種類の観測機を搭載可能。最大搭載数は4機。
基本的には速度が速く敵観測機の迎撃も可能なSC-1の方が取り回しが良いが、視界が狭いという問題点を抱えている。
周辺警戒をさせるならOS2Uの方が便利な場合もある。

装甲

大和と比べると薄いが装甲耐久も高く、ソコソコの厚さまで積める。とはいっても複数隻の戦艦からの集中砲火を相手にいつまでも耐え抜ける程頑丈でもないので、相手の戦艦の動向には十分に注意すること。
モンタナは攻撃力が非常に高いので、しっかり配分を考えて装甲を積んでおけば1vs1の戦艦同士の戦いで後れを取ることはまず無いと言って良いだろう。

機動

なかなか曲がらない。舵角そのものは他の戦艦と大差ないのだが、舵の反応時間が長いせいか感覚的には数値以下である。近くで魚雷を撃たれたらたまったものではないので、魚雷を装備した艦や雷撃機の所在には常に気を配るよう心がけたい。また、中近距離戦で装甲を破壊された時に無傷の装甲を相手に向けにくいので注意。
速力は満載時では大和と大差ないが、装甲を薄く設定しボイラーを積むと40ノットを超える快速を誇る(駆逐艦……?)ので、防御力は下がるが高速戦艦として運用することもできる。

総評

多少装甲に不安はあるが、それを補って余りある圧倒的な総合火力と精度を誇り、何でもソツなくこなせる万能艦。
戦況の変化にも柔軟に対応可能であり、戦場の主役として活躍できるだろう。
演習モードでは空母の標的艦


歴史背景

モンタナ級戦艦はアメリカ海軍の戦艦の艦級である。完成すれば日本海軍の大和型戦艦に匹敵する排水量の戦艦であった。1940年に5隻の建造が承認されたが、戦局の推移、艦船運用思想の変化から1943年に全艦建造が取りやめとなった。アメリカ合衆国において設計された最後の戦艦の艦級である。
1942年6月の設計基準でモンタナ級の排水量は基準63,221トン、満載70,965トンであり、就役した場合フォレスタル級航空母艦が就役するまでアメリカ海軍最大の艦となるはずであった。主砲は50口径40.64cm(16インチ)3連装砲塔を4基12門、両用砲は新型の54口径12.7cm(5インチ)連装砲を10基20門とされた。各部の装甲は自らが搭載する砲に充分対抗できる装甲を持たなかったノースカロライナ級、サウスダコタ級、アイオワ級と比べて増強され、対応防御はMk.6 16インチ45口径砲(AP Mark 8、砲口初速701m、重量1,225kg)では18,000~31,000yd(16.5~28.3km)、Mk.5 16インチ45口径砲(AP Mark 5、砲口初速768m、重量1,016kg)では16,500~34,500yd(15.1~31.5km)であった[10]。そして水中防御として艦底は三重底とした。機関部の配置はノースカロライナ級からアイオワ級までのシフト配置を改め、コロラド級などと類似する機械室の両舷に罐室を並べる方式が採用された。水面下の艦尾の形状は以前の戦艦と同様にツインスケグであった。機関出力は4軸合計172,000馬力で重量増加や艦形の都合からも最高速力はアイオワ級よりも5ノット低下したが、サウスダコタ級よりは0.5ノット上がった28ノットを確保した。上部構造物はアイオワ級を基としたものとなり、3番艦のメインに艦隊旗艦設備、他の4艦には戦隊旗艦設備が設けられる予定であった。
本級の全幅はパナマックスの33mを超える約37mで、パナマ運河の通航はできなかったが、本級建造の認可に合わせてパナマ運河に新閘門が建設される予定であった。新閘門完成後はモンタナ級の通行が可能になり太平洋と大西洋双方で運用が可能となるはずであったが、運河の拡張は戦後キャンセルされ、その後2016年6月26日にようやく実現した。
モンタナ級は完成こそしなかったものの、機関配置はミッドウェイ級航空母艦の設計に役立つこととなった。


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